スパコンならではの高い演算性能を活用した大規模な解析・シミュレーション・CGレンダリングなどを提供するサービス
サービス開始日:2011.06.17
フォーラムエイトでは、HPC(High‐Performance Computing)を利用した大規模な解析・シミュレーション・CGレンダリングなどのソリューションを提供しています。
スパコンクラウド®概要/スパコン研究室紹介
HPC(High Performance Computer/Computing)は単位時間内の莫大な計算処理を指す用語で、大規模な気象・災害の予測、分子・材料の研究、ゲノム情報解析などの医療・生命科学、騒音・音響・流体(水・風・熱など)などの解析、各種衝突実験・物理実験などの事前実験化や宇宙科学の分野など、主にシミュレーション・可視化の目的で用いられています。
フォーラムエイトでは、スーパーコンピュータと隣接して建設された「高度計算科学研究支援センター(公財)計算科学振興財団(FOCUS)」内に、スパコンクラウド研究室を開設し、22テラFLOPS(=1秒間に22兆回の計算性能)以上のスパコンを利用したサービスを提供しています。スーパーコンピュータと大規模ストレージ環境を有効活用できるソフトウェア・サービスの高度化を目指して、研究・開発を進めています。
FORUM8・スパコンクラウド神戸研究室 ■所在地 : 〒650-0047 神戸市中央区港島南町7-1-28 計算科学センタービル2F 研究室1 ■TEL : 078-304-4885 ■FAX : 078-304-4884 ■E-Mail : f8kobe@forum8.co.jp |
LuxRenderレンダリングサービス
最初に、受領するシーンがLuxRenderでレンダリング可能か調査を行います(ステップ1)。
レンダリング可能であることが判明すれば見積もりに進みます(ステップ2)。
見積もり作業後にレンダリングサンプル作成となります(ステップ3)。
このステップでは実際に受領シーンをLuxRenderでレンダリングしますが、まだいわゆるプレビューの様な段階です。マテリアル変換も簡単で、レンダリング画像も短時間で作成可能な小さなものとなります。ここで完成品のイメージを依頼者に掴んでもらいます。作成したサンプルにおいて依頼者の了解を得られたら、契約に進みます(ステップ4)。
契約完了後にレンダリング品質の決定を行います(ステップ5)。
ステップ3で作成したイメージをもとに、手動変換を含めたマテリアルの設定や、ライティング調整といったシーン全体の微調整等、詳細なシーンの修正内容を決定します。加えてレンダリング時間の決定も行います。レンダリング品質が決定したら、品質内容に沿って受領シーンの修正を行った後に本番のレンダリングを実施します(ステップ6)。
この本レンダリングで得られた画像をもとにレビューを行います(ステップ7)。
レビューにおいて依頼者が更なる品質向上を求めた場合は契約の更新を行い、シーンの再修正内容・追加のレンダリング時間を決定します。シーンを再修正後、再びレンダリングと結果のレビューを行います。依頼者が満足する品質になるまで、契約~レンダリング~レビューを繰り返します。依頼者が品質に納得すれば納品となります。
▲サービスの流れ
▲変換プロセス
UC-win/Road・CGムービーサービス
▲POV-Rayを利用したレンダリングの例
■ムービー掲載
東京ゲームショウ2011出展▲POV-Rayを利用した大気設定(霧の効果)
▲POV-Rayを利用したレンダリングの例。中国北運河生態修復VRモデル
▲UC-win/Roadから出力されたモデル(左)と、スパコンで「POV-Ray」によってレンダリングしたCG(右)
3dsMax・CGムービーサービス
京のトライアルユース採択 採択日:2013/5/17
FOCUS(計算科学振興財団)のスパコンを用いて、現実の物理方程式に基づいた膨大な演算を行うことで生成することができる、限りなく精密で写真と見紛うようなフォトリアリスティックな画像を提供するサービスです。建築におけるBIMモデルやインテリアコーディネートのデザイン検討の他、自動車や部品等の企画、設計段階でのレビュー、プレゼンテーション、広報、マーケティングなど、様々な用途に活用することができます。
風・熱流体解析スパコン解析・シミュレーションサービス
汎用流体解析ツール「OpenFOAM」を用いた解析・シミュレーション支援サービスとなります。「OpenFOAM」は、OpenCFD社が開発しGNUのGeneral_Public_Licenseのもとでフリーかつオープンソースとして配布されているものです。乱流・熱伝達を含む複雑な流体の流れをシミュレートすることが可能です。本サービスでは、フォーラムエイトが中間でスパコンとアクセスすることで、利用環境を持たない多くのユーザーにとって、より身近にスパコンを用いた高度な解析環境をご利用頂けます。
▲中目黒GTタワーによる風解析
▲渋谷モデルによる風解析
▲OpenFOAMによる解析例
▲圧力コンタ図。Timeを変更することで各時間の圧力、各時間毎の流線の確認が可能
騒音音響スパコン解析・シミュレーションサービス
1. プリプロセス
音の経路を設定し、地表面やモデル面などでの反射と透過とを考慮。解析処理では、音源や音の経路などの相互間でデータの独立処理が可能。 |
さまざまな視点からシミュレーション結果を捉えることが可能。コンタ図やコンタラインに加え、格子形状または球体形状によって音圧レベルを可視化するなどのユニークな機能も搭載。
■ 騒音測定シミュレーションサービス(オプション) |
「騒音音響スパコン解析・シミュレーションサービス」に加えて選択可能なオプションで、現場での建設工事・交通等の騒音測定(任意計測)とその結果を提供します。測定現場のVRモデリングおよび騒音解析シミュレーション結果の可視化と併せて実際の測定結果をご利用いただくことで、解析結果の確認や比較検討に役立ちます。
騒音測定シミュレーションサービスの提供フロー |
サービスの詳細 |
騒音測定を大別すると下記がありますが、本サービスでは「任意計測」をサポートします。 |
以下の騒音の種類について、評価および測定のためのマニュアルが整備されており、( )内はそれぞれの予測モデルの名称を示します。 |
本サービスでは、これらの騒音のうち、道路交通騒音と建設工事騒音に着目します。 |
■ 騒音測定シミュレーションサービス |
建設騒音事例 |
騒音解析(建設騒音)の現場状況としては、解析領域内の上方に一つの音源があり、音源脇を通り右上から左下にかけて長さ約20mの壁を設置しました。条件は以下のとおりです。 |
騒音測定(建設騒音)の現場状況としては、建設機械(対象音源)の周囲に測定用騒音計4台、図中の下方に通日測定用騒音計1台を設置し、測定するケースを想定しました。
▲騒音測定(建設騒音)
▲騒音解析(建設騒音)
道路騒音事例 |
2枚のコンター図それぞれの下端中央に音源となる車両を配置しました。条件は以下のとおりです。 |
騒音測定(道路騒音)の現場状況としては、選択した道路断面(2ヶ所)の両側に測定用騒音計各1台設置し、断面を車両が通過する瞬間の音圧レベル分布を測定するケースを想定しました。
▲騒音測定(道路騒音)
▲騒音解析(道路騒音)
道路騒音(Build Live Tokyo 2010)解析事例 |
開発中の住宅地の道路騒音のシミュレートです。鉛直面、水平面を各1面設定し、面の中央付近を車両が通過する瞬間の音圧レベルを計算しました。条件は以下のとおりです。 |
海洋津波解析サービス
▲図1 インド洋津波(2004年)の解析アニメーション(東北大学津波工学研究室)
▲図3 宮崎での解析例
▲図4 UC-win/Road津波シミュレーション
平成25年度 HPCIシステム利用研究課題 利用報告 「スパコン京におけるレンダリングエンジンの構築」
▲図B 分割数に対する S/pixel
▲図C サンプルシーンのレンダリング高速化率
▲図E MPI 通信による並列度における全作業時間
▲図F I/O 並列化後の並列度におけるレンダリング量 |
▲図G I/O 並列化後の並列度における作業時間 |
※ 2021年4月からの消費税総額表示義務化に伴い、価格表記を「税抜」から「税込」へ移行いたします。
スパコン解析使用料
累計解析時間 | 使用料 |
~1時間まで | ¥200/分 |
~5時間まで | ¥180/分 |
5時間を超える場合 | ¥150/分 |
Engineer's Studio® スパコンクラウド®オプション
価格は税込表示です
サービス名 | 価 格 |
Engineer's Studio®スパコンクラウド®オプション使用料 | ¥19,800(税込¥18,000)/月 |
解析支援サービス “スパコンオプション”
通常のEngineer's Studio®解析支援+解析時間に応じたスパコン使用料。 データの作成は、通常のEngineer's Studio®解析支援と同様。スパコンを利用した解析時に、別途スパコン利用料がかかります。解析時間はモデルに応じて異なります。
UC-win/Road・CGムービーサービス
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ポリゴン数 | 低 | 中 | 高 | |||
価格 | ¥314,545 (税抜¥285,950) |
¥943,635 (税抜¥857,850) |
¥2,364,725 (税抜¥2,149,750) |
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最短納期 ※ | 11日(5ノード使用) | 24日(10ノード使用) | 40日(20ノード使用) | |||
価格内訳 | 動画1分間のレンダリング費 | ¥158,400 (税抜¥144,000) |
¥475,200 (税抜¥432,000) |
¥1,584,000 (税抜¥1,440,000) |
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レンダリング準備作業費 | ¥156,145 (税抜¥141,950) |
¥468,435 (税抜¥425,850) |
¥780,725 (税抜¥709,750) |
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※ 1ノードの場合のレンダリング時間 | 30日 | 90日 | 300日 |
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ポリゴン数 | 低 | 中 | 高 | |||
価格 | ¥188,045 (税抜¥170,950) |
¥254,045 (税抜¥230,950) |
¥629,090 (税抜¥571,900) |
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最短納期 ※ | 6日(5ノード使用) | 7日(10ノード使用) | 13日(20ノード使用) | |||
価格内訳 | 動画1分間のレンダリング費 | ¥31,900 (税抜¥29,000) |
¥97,900 (税抜¥89,000) |
¥316,800 (税抜¥288,000) |
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レンダリング準備作業費 | ¥156,145 (税抜¥141,950) |
¥156,145 (税抜¥141,950) |
¥312,290 (税抜¥283,900) |
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※ 1ノードの場合のレンダリング時間 | 6日 | 18日 | 60日 |
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ポリゴン数 | 低 | 中 | 高 | |||
価格 | ¥172,645 (税抜¥156,950) |
¥204,545 (税抜¥185,950) |
¥314,545 (税抜¥285,950) |
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最短納期 ※ | 6日(5ノード使用) | 6日(10ノード使用) | 7日(20ノード使用) | |||
価格内訳 | 動画1分間のレンダリング費 | ¥15,000 (税抜¥29,000) |
¥48,400 (税抜¥44,000) |
¥158,400 (税抜¥144,000) |
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レンダリング準備作業費 | ¥156,145 (税抜¥141,950) |
¥156,145 (税抜¥141,950) |
¥312,290 (税抜¥283,900) |
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※ 1ノードの場合のレンダリング時間 | 3日 | 9日 | 30日 |
※ UC-win/Road技術者単価 : ¥31,229(税抜28,390)/日
※ 点光源の追加 : + 0.05人日/点、ローカルフォグの追加 : + 0.05人日/点
■6KデジタルサイネージCGムービー作成 6K対応マルチクラスタ・デジタルサイネージシステム向け |
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ポリゴン数 | 中 | |||
価格 | ■通常価格 ¥4,337,300(税抜¥3,943,000) | |||
最短納期 ※ | 10日間(レンダリング時間=25時間17分 60ノード使用) | |||
価格内訳 | 動画1分間のレンダリング費 | ¥3,168,000(税抜¥2,880,000) | ||
レンダリング準備作業費 | ¥1,169,300(税抜¥1,063,000) | |||
※ 1ノードの場合のレンダリング時間 | 90日 |
※ UC-win/Road技術者単価 : ¥28,390(税込)/日
※ 点光源の追加 : + 0.05人日/点、ローカルフォグの追加 : + 0.05人日/点
風・熱流体スパコン解析・シミュレーションサービス
価格は税込表示です
サービス名 | 価 格 |
定常解析 (約2日(2880分間)スパコン使用) | ¥432,000(税抜¥432,000) |
非定常解析 (約16日(23040分間)スパコン使用) | ¥3,801,600(税抜¥3,456,000) |
騒音音響スパコン解析・シミュレーションサービス
価格は税込表示です
サービス名 | 価 格 |
騒音シミュレーションスパコンクラウド®オプション使用料 | ¥19,800(税込¥18,000)/月 |
製品購入/お問い合わせ窓口
3次元汎用解析ツールとして、2次元モデルから3次元立体フレームモデルまで作成可能です。
また、板要素を使用したFEMモデルも作成可能で、部材は線形要素から非線形要素まで、荷重も静的荷重から動的荷重まで対応可能となります。
橋梁の静的解析や動的解析、河川構造物の耐震計算や水道施設の耐震診断、建築構造物の計算に活用できます。
また、他社にない機能としまして弊社のUC-1設計シリーズの橋台・橋脚・基礎・震度と連携して、保耐法の計算データから動的解析が可能なデータを自動生成可能です。
もちろん可能です。ただし対象を桁橋や直線橋などに限定していませんので、出せるものは計算書レベルの出力となります。
Excelへのカット&ペーストが可能ですので報告書のひな形へ貼り付けながら結果をとりまとめることが可能です。
橋梁設計で使用される道路橋示方書のH14年版、H24年版、H29年版に対応しています。
また、断面照査ではコンクリート標準示方書の限界状態設計法にも対応しており、構造物の照査まで可能です。
線形解析、静的解析メインの方はLite版、フレーム解析で非線形解析、動的解析まで必要な方はadvanced版、非線形のFEM解析が必要な方はultimate版をご購入下さい。
製品ヘルプもしくはHPに電子マニュアルに製品詳細と操作法を準備しております。その他、定期的に開催される有償セミナーでは静的解析モデル、動的解析モデル、FEMモデルの3つのモデル化の講習が受講でき講師と質疑応答も可能です。また有償となりますが、計算モデルを作成する解析支援サービスもあり年間100件を超える実績がございます。
解析支援サービス:https://www.forum8.co.jp/product/ucwin/ES/ESkaiseki.htm
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