「水道施設設計指針2000年版 日本水道協会」に準拠した
管網計算・図面作成プログラム
初版リリース:2007.12.14/最新Ver.リリース:2020.05.01
CAD統合
電子納品
「水道施設設計指針2000年版 日本水道協会」に定められている配水施設の水圧に関する規定を照査するために、最も一般的な上水道を対象とした配水システムについて管路網の解析を行います。管路網の解析とは、節点を結ぶ管路の集まりとしてモデル化した管網(管路網)を作成し、管の内径、管路長さ、節点における消費量などを入力条件として、節点ごとの全水頭と管路ごとの流量を算出するもので、本システムでは、管網を地区単位で扱い、同時に複数の地区を対象とした解析を行うことができます。
管路網は、ある特定の管で水がよどむことなく、全ての管路に水が流れるように設計しなければなりません。ちなみに、水道施設設計指針では、配水施設の水圧について、下記の規定を設けています。
また、補修や事故が発生した場合でも供給が途絶えることがないように、ある配水地点に対して、複数の経路を計画する必要があります。
処理の流れ
処理の流れは下図のようになります。
まず初めに、(1)基本条件として、計算精度、動水圧、動水頭などの判定基準値を確認した上で、(2)管種テーブルで管種データ(内径、流速係数)の入力を行います。次に、管網モデル(節点、管路データ)の入力を行なうことになります。
入力機能
※ サンプルデータに使用している「基図」について
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)を複製したものである。
(承認番号 平19総複、第619号)
計算機能
解析方法は節点水頭法です。本計算法では、管網配管だけでなく樹枝状配管にも対応できます。
流量計算はハーゼンウィリアムズ式、ウェストン式、マニング式から選択できます。
ハーゼンウィリアムズ式は精度の高い解析結果となります。ウェストン式は管径50mm以下の細い管路の計算に有用です。
マニングの公式は、内面が粗い管の乱流域に適用されることがあります。(本製品のマニング式は満管時の上水道の計算にのみ対応しています。)
計算ケースは、平常時と火災時の2ケースを同時に行います。
解析規模
1地区あたり最大1流入点(固定節点)999流出点とし、同時に20地区を解析することができます。
データ作成
結果確認/図面作成
解析結果は、画面表示、計算書作成で確認することができます。画面表示では、判定基準を超過する箇所については、赤表示したり、超過する箇所のみを抽出して、別途、表示できるようにしています。さらに、管網平面図(CAD出力)の作成、3D描画を用意しております。
図面機能
図面は、以下の項目について作図有無・タイプ・属性(文字サイズ・色)等を設定することが可能です。
本製品では、出力後の修正負担を軽減するために重なり回避処理(節点情報・管路情報)と避け処理(管路と管路・管路と節点No.)を行っています。
■重なり回避処理
・節点情報
本処理では、あらかじめ決定した作図位置において他の要素と重なる場合、その周辺で重ならない領域を探して作図します。
領域が見つからない場合、あらかじめ決定しておいた作図位置にそのまま作図します。
・管路情報
本処理では、あらかじめ決定した作図位置において他の要素と重なる場合、「管路を挟んだ逆側」や「文字列の2段化」によって重ならない領域を探し作図します。
領域が見つからない場合、管路に対して上側(管路が鉛直の場合は左側)に2段作図します。
■避け処理
・管路と管路
本処理では、管路と管路が交差している場合、円弧を用いて「またぎ作図」を行います。
「先に登録した管路情報(青)」と「後で登録した管路情報(紫)」が交差する場合、「後で登録した管路情報(紫)」に対して「またぎ作図」を行います。
管路と管路と節点No.
本処理では、管路と節点No.が交差している場合、節点No.を避けて管路を作図します。
※2021年4月からの消費税総額表示義務化に伴い、価格表記を「税抜」から「税込」へ移行いたします。
本体価格
価格は税込表示です
■本体価格
製品名 | 価格 |
---|---|
管網の設計・CAD Ver.2 | ¥394,900(税抜¥359,000) |
■フローティングライセンス価格
本体価格の40%を追加いただくことで、誰でも、どこでも、どのPCでも製品の利用が可能となります。
製品名 | 価格 |
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管網の設計・CAD Ver.2 | ¥157,960(税抜¥143,600) |
サブスクリプションサービス 契約価格
■サポート内容
・バージョンアップ無償提供 ・電話問合せテクニカルサポート
・問合せサポート(電子メール、FAX) ・ダウンロードサービス ・保守情報配信サービス
※ライセンス管理コスト削減、製品ご利用形態ニーズ多様化への対応を充実させることを目的として、従来の保守・サポート形態からより便利な、「サブスクリプションサービス」へ順次移行いたします(2016年4月1日~)。
価格は税込表示です
対象製品 | 初年度 | 1年 |
---|---|---|
サブスクリプション(管網の設計・CAD Ver.2) | 無償 | ¥157,960(税抜¥143,600) |
サブスクリプション(管網の設計・CAD Ver.2 フローティング) | ¥221,144(税抜¥201,040) |
■レンタルライセンス:短期間での利用により、低廉な価格でのライセンス利用が可能
■レンタルフローティングライセンス:ライセンスの認証をWeb経由で受ければ、誰でも、どこでも、どのPCでも製品の利用が可能
■レンタルアクセス:既に購入済みの製品の利用ライセンス数を増やす事が可能です。事前契約により、レンタルライセンス期間(1ヵ月~3ヵ月)の単位で自動的にライセンスが付与されます。利用実績に応じて後日請求いたします。事前申込価格として、レンタルライセンス価格の15%引きとなります。ユーザ情報ページにてお申込みいただけます。
※サービス強化、利便性向上を図る目的で「レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス」を2007年9月3日より提供を開始しました。
※レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス開始後の期間変更は出来ません。期間延長の場合は再申込となります。
レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス
価格は税込表示です
■レンタルライセンス
対象製品 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 |
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管網の設計・CAD Ver.2 | ¥177,705 | ¥209,297 | ¥256,685 |
■レンタルフローティングライセンス
対象製品 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 |
---|---|---|---|
管網の設計・CAD Ver.2 | ¥296,175 | ¥351,461 | ¥434,390 |
製品名 | アカデミー価格 |
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管網の設計・CAD Ver.2 | ¥315,920(税抜¥287,200) |
バージョンアップ開発履歴
■バージョンアップ、リビジョンアップ(無償保守)の主な内容を一覧にしています。
旧版改訂、リバイバル版リリース時などの場合にご参考ください。
管網の設計・CAD Ver.2 | ||
バージョン | リリース日 | 主なバージョンアップ内容 |
2.0.0 | 20/05/01 |
|
動作環境
OS | Windows 10 / 11 | |
CPU | OSのシステム要件を満たし、問題なく動作する環境 | |
必要メモリ(OSも含む) | OSのシステム要件を満たし、問題なく動作する環境 | |
必要ディスク容量 | 約400MB以上(インストール時及び実行時含む) | |
ディスプレイ(画面解像度) | 1024×768以上 | |
入力データ拡張子 | F7Q | |
ファイル出力 | F8出力編集ツール対応:TXT、HTM、 PPF、DOC、 DOCX、PDF、 JTD、JTDC 画像:3DS 図面:SXF、DWG、DXF |
|
他製品との連動 | <読込> 地区エディタ(FAE) 画像(TIFF、JPEG) <保存> UC-win/Road(3DS) |
製品購入/お問い合わせ窓口
■FORUM8 オーダーページで購入
製品購入 - オーダーページ にて、バージョンアップ・新規製品・各種サービスの御見積作成・申込・決済ができます。
クレジット利用や、分割払いシステムでの購入も可能です。
ご質問は、バージョンアップセンタ(vc@forum8.co.jp)までお気軽にお問い合わせ下さい。
▼Sample-2地区(管網図なし).f7q.pdf. ( 8P, 60KB ) 基図なし 表入力にて管網を作成したデータ |
▼Sample-ABC地区.f7q.pdf ( 12P, 85KB ) 基図より管網を作成したデータ |
▼Sample-A区.f7q.pdf ( 9P, 81KB ) 基図より管網を作成したデータ |
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▼Sample-B区.f7q.pdf ( 9P, 72KB ) 基図より管網を作成したデータ |
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1データで複数地区が扱えますが、地区を分けて固定節点として指定することや、流出節点の流出量を負値で入力することも可能です。
日本水道協会発行の「水道施設設計指針2000年版」に準拠しています。
一般的な上水道を対象とした配水システムについて管路網の解析を行います。管路網の解析とは、節点を結ぶ管路の集まりとしてモデル化した管網(管路網)を作成し、管の内径、管路長さ、節点における消費量を入力条件として、節点ごとの全水頭と管路ごとの流量を算出するもので、本製品では、管網を地区単位で扱い、同時に複数の地区を対象とした解析を行うことができます。
1箇所を固定節点としていただき、ほかの箇所について流入量を負値として入力いただくことで計算は可能です。
可能です。本製品では水理計算附図の図面を作成する機能を有しております。
本製品では始端節点と終端節点を設定し、その両点を結んだものを管路と呼んでおりますが、始端節点および終端節点に対して、固定節点(流入点)であるか流出点であるかを指定することが可能となっております。よって、管路を分けて入力することで対処が可能です。
可能です。
直接の入力項目はありませんが、地区を分けることで検討が可能です。
動水頭が負値、つまり動水圧が負値ということは水が流れない現象を示しています。
SXF、DXF、DWG、JWW、JWC形式で出力できます。
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