たて込み簡易土留設計施工指針に基づいた設計計算プログラム
初版リリース:2009.06.18/最新Ver.リリース:2018.11.02
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本プログラムは、「たて込み簡易土留設計施工指針-2018年改訂版-(平成30年4月) たて込み簡易土留協会」・「たて込み簡易土留設計施工指針(平成20年9月) たて込み簡易土留協会」に基づき、たて込み簡易土留の設計計算を行うものです。
「たて込み簡易土留設計施工指針(平成30年4月)」では特殊条件下の設計施工として「腹起し・切ばり方式」・「スイング方式」に対応しています。
「たて込み簡易土留設計施工指針(平成20年9月)」では旧たて込み簡易土留設計施工指針(H18年)に特殊施工例として記載されている「長尺管吊り下し区間の検討」に対応しています。
特長
「たて込み簡易土留設計施工指針(平成30年)」
「たて込み簡易土留設計施工指針(平成20年)」
対応工法
スライドレール方式
2本以上の切ばりをスライドレールに取り付け梯子状にしたものを2組組み立てます。あらかじめ掘削した溝にこれらを設置し、次にパネル2枚を左右のスライドレールにはめ込み、箱状になった内側を掘削しパネル、スライドレールの順に押し込み、この作業を繰り返して所定の深さに沈設する工法です。
縦梁プレート方式
プレートの両端部の縦梁に切ばり4本を取り付けあらかじめ掘削された溝に設置し、箱状の内側を掘削して縦梁を押込み、この作業を繰り返して所定の深さに沈設する土留めです。
▲スライドレール方式
▲縦梁プレート方式
※スライドレール方式と縦梁プレート方式の両方式の施工が可能な兼用方式機材があります。
兼用方式の設計計算は施工時に実際に採用される方式で行って下さい。
主な計算機能
捨ばり施工時の検討
捨ばり施工時、パネル/プレート、スライドレール/縦梁、最下段切ばり、捨梁の検討を行います。
特殊施工区間(長尺管吊り下し区間)の検討
標準区間(通常の設計時)、並びに、特殊施工区間(長尺管吊り下し区間)の検討時に対応。
◇「たて込み簡易土留設計施工指針(平成30年)」
特殊施工区間の検討では、
の2通りの設計手法を用意しています。
「腹起し・切ばり方式」では通常の設計における切ばりの設計に代わり、腹起し、切ばりの検討を行います。
「スイング方式」ではレール・縦ばりの設計において、切ばり(フレーム計算の支点)を一つずつ撤去して、計算を行っています。
◇「たて込み簡易土留設計施工指針(平成20年)」
長尺管吊り下し区間の検討では、通常の設計における切ばりの設計に代わり、腹起し、切ばりの検討を行います。長尺管吊り下し区間の検討では、スライドレール(縦梁)部の切ばりを飛ばずためH形鋼を腹起しとして使用します。
パネル(プレート)の受ける荷重は中間部のスライドレールを介して腹起しに伝達され、両端のスライドレールに設ける切梁に軸力が作用するものと考えて設計します。中間部スライドレールの検討方法は、支点となる切梁に相当するものが腹起しであると考える以外は標準区間の設計方法と同じであると考えます。
本区間を指定した場合は、捨ばり施工時の検討は行えません。(H20時のみ)
縦梁連結部(シュー)の検討(H20時のみ)
縦梁プレート方式の場合、縦梁連結部(シュー)の検討が可能です。
応力照査項
曲げ応力度 | せん断応力度 | 合成応力度 (曲げ+せん断) |
圧縮応力度 | |||
スライドレール方式 | パネル | 短手方向 | ○ | - | - | - |
長手方向 | - | - | - | - | ||
スライドレール | ○ | ○ | ○ | - | ||
縦梁プレート方式 | プレート | 短手方向 | ○ | - | - | - |
長手方向 | ○ | - | - | - | ||
縦梁 | ○ | ○ | ○ | - | ||
縦梁連結部(シュー) | ○ | ○ | - | - | ||
切ばり | ○ | - | - | ○ | ||
捨ばり | - | - | - | ○ |
適用範囲
項目 | 適用範囲 |
土質 | ヒービングおよびボイリングの恐れのない土質 |
掘削深さ | 原則として6m以下とする |
掘削幅 | 原則として4.7m以下とする |
地下埋設物 | 横断管が30m区間に4か所以下、または切回し可能な場合 |
架空線 | 架空線(高圧線、電話線)が施工区間直上6m以下に架線されていないこと |
湧水 | 周辺地盤に影響を及ぼさない排水量 |
たて込み簡易土留め設計施工指針 | たて込み簡易土留協会(サポートパネル協会) 平成30年4月 -2018年改訂版- たて込み簡易土留協会(サポートパネル協会) 平成20年9月 たて込み簡易土留協会(サポートパネル協会) 平成18年9月 |
様々な断面形状を持つ鉄筋コンクリート断面の応力度計算、必要鉄筋量、最小鉄筋量、抵抗モーメント、終局モーメント、初降伏モーメントの計算と、限界状態設計法による断面照査を行うプログラムです。
適用断面は、定形パターンとして9種類、任意形パターンとしてブロック(一軸曲げ)、任意二軸、小判二軸、矩形二軸の4種類に対応しています。最小鉄筋量は定形パターンおよびブロック(一軸曲げ)の断面に限り、「建設省標準設計」または「道路橋示方書」に基づき計算します。
特長
断面形 パターン |
応力度 | 必要鉄筋量 | 抵抗 モーメント |
同N-M図 | 終局 モーメント |
同N-M図 | 最小鉄筋量 | 降伏 モーメント |
矩形* | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
円形* | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
小判横* | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
小判縦* | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
I 桁 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
T 桁 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
ダブルT | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
箱桁* | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
円孔ホロー* | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
ブロック* | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
任意二軸* | ◎ | - | - | - | - | - | - | - |
小判二軸* | ◎ | - | - | - | - | - | - | - |
矩形二軸 | ◎ | - | - | - | ◎ | - | - | - |
*:中空断面可 ◎:計算可 -:計算不可
限界状態設計法の照査は、矩形(ハンチなし・中空部なし)、円形・円環、I形、T形、箱形(1室、ハンチなし)に限定されます。また、鉄筋以外の材料及び、ねじりに対する疲労限界状態の照査は行なっていません。
また、矩形ではハンチの設置の仕方により下図のような断面を取り扱えます。
鋼材有効応力度σpe | PC鋼材と鉄筋が混在するPRC断面の照査に使用します。 |
有効高さd | せん断計算用の有効高さ入力。(0.0の場合、内部計算) |
τaの準拠基準 | 道示III、道示IV、土工指針から選択できます。 |
Asminの準拠基準 | 道示III、道示IV、建設省標準設計、bd(有効断面積)、Ac(コンクリート断面積)から選択します。 |
σc~εc曲線の種類 | 終局、降伏モーメント計算時のσc~εc曲線を道示III、道示V(タイプ1、2)、コンクリート充填橋脚、設計要領H9(タイプ1、2)、設計要領H18(タイプ1、2)、標準示方書(2007)の10種類の中から選択から選択できます。 |
εcu発生位置 | 終局モーメント計算時に、コンクリートの剥離を考慮します。 |
τmax算出方法 | 初等はり理論(全断面有効、引張無視)かτ=S/(bjd)かを選択できます。 |
円、小判のτm算出式 | τm=S/Acかτm=S/bdかを選択できます。 |
せん断耐力の準拠基準 | 道示IV、道示V(タイプ1、タイプ2)から選択できます。 |
RC断面計算データ活用
登録断面、FRAMEデータの利用が可能。面倒な動的解析データ作成に役立ちます。
SaaS(サース)とは、Software as a Serviceの略で、ソフトウェアをネットワーク(インターネット)経由のサービスとして提供する形態を示し、クラウドコンピューティングサービスの一形態とも言われています。
従来から主流となっているソフトウェア流通形態では、ユーザはソフトウェアベンダからアプリケーションソフトをパッケージ購入ないしダウンロードし、ユーザ側のコンピュータにインストールして利用するのに対し、SaaSではプログラムはソフトウェアベンダの管理するサーバ上に設置し、ユーザはWebブラウザなどを利用してネットワーク上からこのプログラムに入出力アクセスして利用する形態となります。
▲UC-1 for SaaS アプリケーション接続概念図
特長
UC-1 for SaaS RC断面計算は新たにWebサーバアプリケーション化を行った鉄筋コンクリート断面の応力度計算、断面照査システムで、許容応力度法による断面照査、限界状態設計法による断面照査等、ベース製品と同等の機能をサポートしています。
▲従来製品と同等の断面形状、照査結果出力をサポート
対応機能 | UC-1 RC断面計算 |
UC-1 for SaaS RC断面 |
|
---|---|---|---|
旧データ形式(.rcd)読込 | ◎ | ◎ | |
登録断面ファイル読込、編集 | ◎ | ◎ | |
基準値データファイル保存 | ◎ | ◎ | |
断面諸量計算 | ◎ | ◎ | |
許容応力度法 | 曲げ応力度/せん断照査/終局モーメント/終局NM図/抵抗モーメント/抵抗NM図/最少鉄筋量/必要鉄筋量/初降伏モーメント/面内マイナス(終局・NM図・初降伏)/面外(終局・NM図・初降伏) | ◎ | ◎ |
限界状態設計法 | 曲げ・軸方向耐力(終局)/せん断耐力(終局)/ねじり耐力(終局)/曲げひびわれ(終局)/せん断ひびわれ(使用)/ねじりひびわれ(使用)/曲げ疲労(疲労)/せん断疲労(疲労) | ◎ | ◎ |
計算設定一覧・断面寸法一覧入力・断面力一覧入力 | ◎ | ◎ | |
基準値入力 | ◎ | ◎ | |
計算書ファイル出力(テキストファイル/PPFファイル/Wordファイル) | ◎ | ◎ | |
計算書印刷プレビュー機能 | ◎ | ◎ | |
サンプルデータ | ◎ | ◎ | |
ヘルプの利用 | ◎ | ◎ | |
Internet利用による問い合わせサポート | ◎ | ◎ |
▲従来製品との機能比較表
※ 2021年4月からの消費税総額表示義務化に伴い、価格表記を「税抜」から「税込」へ移行いたします。
本体価格
価格は税込表示です
■本体価格
製品名 | 価格 |
---|---|
たて込み簡易土留めの設計計算 Ver.3 | ¥129,800(税抜 ¥118,000) |
■フローティングライセンス価格
本体価格の40%を追加いただくことで、誰でも、どこでも、どのPCでも製品の利用が可能となります。
製品名 | 価格 |
---|---|
たて込み簡易土留めの設計計算 Ver.3 | ¥51,920 (税抜 ¥47,200) |
サブスクリプションサービス 契約価格
■サポート内容
・バージョンアップ無償提供 ・電話問合せテクニカルサポート
・問合せサポート(電子メール、FAX) ・ダウンロードサービス ・保守情報配信サービス
※ライセンス管理コスト削減、製品ご利用形態ニーズ多様化への対応を充実させることを目的として、従来の保守・サポート形態からより便利な、「サブスクリプションサービス」へ順次移行いたします(2016年4月1日~)。
価格は税込表示です
対象製品 | 初年度 | 1年 |
---|---|---|
サブスクリプション(たて込み簡易土留めの設計計算 Ver.3) | 無償 | ¥51,920(税抜 ¥47,200) |
サブスクリプション(たて込み簡易土留めの設計計算 Ver.3 フローティング) | ¥72,688(税抜 ¥66,080) |
■レンタルライセンス:短期間での利用により、低廉な価格でのライセンス利用が可能
■レンタルフローティングライセンス:ライセンスの認証をWeb経由で受ければ、誰でも、どこでも、どのPCでも製品の利用が可能
■レンタルアクセス:既に購入済みの製品の利用ライセンス数を増やす事が可能です。事前契約により、レンタルライセンス期間(1ヵ月~3ヵ月)の単位で自動的にライセンスが付与されます。利用実績に応じて後日請求いたします。事前申込価格として、レンタルライセンス価格の15%引きとなります。ユーザ情報ページにてお申込みいただけます。
※サービス強化、利便性向上を図る目的で「レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス」を2007年9月3日より提供を開始しました。
※レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス開始後の期間変更は出来ません。期間延長の場合は再申込となります。
レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス
価格は税込表示です
■レンタルライセンス
対象製品 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 |
---|---|---|---|
たて込み簡易土留めの設計計算 Ver.3 | ¥58,410 | ¥68,794 | ¥84,370 |
■レンタルフローティングライセンス
対象製品 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 |
---|---|---|---|
たて込み簡易土留めの設計計算 Ver.3 | ¥97,350 | ¥115,522 | ¥142,780 |
製品名 | アカデミー価格 |
---|---|
たて込み簡易土留めの設計計算 Ver.3 | ¥103,840(税抜 ¥94,400) |
「フォーラムエイト・ポイント・バンク(FPB)」は、ご購入時に購入金額に応じたポイントを登録ユーザ情報のポイントバンクに加算し、次回以降の購入時にポイントに応じた割引または、随時特別景品に交換するユーザ向けの優待サービスです。
フォーラムエイト・ポイント・バンク(FPB) 交換ポイント
製品名 | 交換ポイント数 |
---|---|
たて込み簡易土留めの設計計算 Ver.3 | 70,800ポイント |
バージョンアップ開発履歴
■バージョンアップ、リビジョンアップ(無償保守)の主な内容を一覧にしています。
旧版改訂、リバイバル版リリース時などの場合にご参考ください。
たて込み簡易土留めの設計計算 Ver.3 | ||
バージョン | リリース日 | 主なバージョンアップ内容 |
3.0.0 | 18/11/02 |
|
動作環境
OS | Windows 10 / 11 |
---|---|
CPU | OSのシステム要件を満たし、問題なく動作する環境 |
必要メモリ(OSも含む) | OSのシステム要件を満たし、問題なく動作する環境 |
必要ディスク容量 | 製品構成、使用する機能によって1~数GB以上必要(インストール時及び実行時含む) |
ディスプレイ(画面解像度) | 1024×768以上 |
入力データ拡張子 | F6L |
ファイル出力 | F8出力編集ツール対応:TXT、HTM、 PPF、DOC、 DOCX、PDF、 JTD、JTDC 画像:3DS |
他製品との連動 | <保存>UC-win/Road(3DS) |
製品購入/お問い合わせ窓口
■FORUM8 オーダーページで購入
製品購入 - オーダーページ にて、バージョンアップ・新規製品・各種サービスの御見積作成・申込・決済ができます。
クレジット利用や、分割払いシステムでの購入も可能です。
ご質問は、バージョンアップセンタ(vc@forum8.co.jp)までお気軽にお問い合わせ下さい。
「たて込み簡易土留設計施工指針(平成20年9月)、たて込み簡易土留協会」に基づき、たて込み簡易土留の設計計算を行うものです。「旧たて込み簡易土留設計施工指針(H18年)」に特殊施工例として記載されている「長尺管吊り下し区間の検討」、以下の二つの方式の工法の設計計算に対応しています。
▲シングルレール
▲ダブルレール
主な機能は以下の通りです。
■捨ばり施工時の検討
パネル/プレート、スライドレール/縦梁、最下段切ばり、捨梁の検討。
■長尺管吊り下し区間の検討
標準区間(通常の設計時)、並びに、長尺管吊り下し区間(腹起し、切ばり)の検討時に対応。後者は、スライドレール(縦梁)部の切ばりを飛ばずためH形鋼を腹起しとして使用。パネル(プレート)の受ける荷重は中間部のスライドレールを介して腹起しに伝達され、両端のスライドレールに設ける切梁に軸力が作用するものと考えて設計します。中間部スライドレールの検討方法は、支点となる切梁に相当するものが腹起しであると考える以外は標準区間の設計方法と同じであると考えます。本区間を指定した場合は、捨ばり施工時の検討は行えません。
■縦梁連結部(シュー)の検討
縦梁プレート方式の場合、縦梁連結部(シュー)の検討が可能です。
■応力照査項目
曲げ応力度/せん断応力度/合成応力度/圧縮応力度
■底面安定の検討
ヒービング
適用基準は下記の通りです。
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