地盤改良の設計計算 Ver.9 バージョン更新内容

2023年 03月 16日 更新

Ver.9.00.00更新日:'22.05.31

変更内容

【機能追加・改善】

[建築基準:深層混合処理工法]

  • 2018年版指針の擁壁下の改良のとき、仮想ケーソンとしての照査を可能としました。配置タイプは、両方向ラップ、全面改良、櫛型配置です。
  • 液状化対策でない場合も、液状化の影響を考慮した改良地盤の検討を可能としました。
  • 液状化の影響を考慮する検討を行う場合に、低減係数を自動で算出できるようにしました。
  • 偏土圧の検討時における下部地盤の許容鉛直支持力度の算出過程を計算書に出力するようにしました。
  • 鉛直支持力の算定において、下部地盤が粘性土の場合でも先端N値を出力するようにしました。
  • 64bitに対応しました。※x64版のみ

[土木基準:深層混合処理工法]

  • 荷重状態の名称を任意に指定できるようにしました。

[土木基準、液状化対策基準:深層混合処理工法]

  • 改良体の内部摩擦角φが計算に不要な場合は、入力画面に表示しないようにしました。

[浅層混合処理工法]

  • 偏心を考慮した設計用荷重を指定できるようにしました。
  • 支持力係数算定の内部摩擦角度の上限値について、計算書およびヘルプに説明を追加しました。

[液状化の判定]

  • 液状化判定の結果一覧を1頁にまとめて出力できるよう書式を改善しました。

[共通:深層混合処理工法]

  • 基礎底面の水平荷重を集中荷重として載荷するようにしました。

【仕様の変更】

[建築基準:深層混合処理工法]

  • 大地震時の水平抵抗の検討において、「仮想底面に伝達する鉛直荷重Nse」算定時の面積の考え方を変更しました。
    ブロック単位、櫛型配置の場合は、改良体の面積ではなく、改良地盤の面積を使用します。
    規定では、改訂版(P88)、2018年版(P85)ともに「改良体の面積」と記載されていますが、下記、設計例では改良地盤の面積を使用しています。
    ブロック配置、櫛型配置の場合は、改良体全体を一つの構造物とみなすため、設計例に準じて改良地盤の面積を使用するように変更しました。
    「改訂版 建築物のための改良地盤の設計及び品質管理指針」P140~設計例「10.3 建築物構造3」
    「2018版 建築物のための改良地盤の設計及び品質管理指針」P216~設計例「12.6.2 設計例題-1(液状化地盤)」
    ※本修正により、旧バージョンと結果が異なる場合がございます。

【不具合修正】

  • 基礎スラブ(改良仕様)を複数登録した場合に鉛直支持力の計算書にてDf’の表示がすべて同じ値になるのを修正しました。
    ※出力のみの不具合で計算には影響ありません。

【土木基準:深層混合処理工法】

  • 「荷重ケース」画面「主動側土圧・水圧」タブの[w, αの計算]ボタンによる基礎底面荷重wが正しくない場合があるのを修正しました。

ヘルプの追加・修正

  • 「概要」-「バージョン及び改良点」-「Ver.9.0.0」
  • 「概要」-「必要システム及びプロテクト」-「必要システム」
  • 「操作方法」-「メニューの操作」-「入力」-「深層混合処理工法(建築基準)」-「計算条件」
  • 「操作方法」-「メニューの操作」-「入力」-「深層混合処理工法(建築基準)」-「地層」
  • 「操作方法」-「メニューの操作」-「入力」-「深層混合処理工法(建築基準)」-「地層」-「N値データ」
  • 「操作方法」-「メニューの操作」-「入力」-「深層混合処理工法(建築基準)」-「改良仕様」
  • 「操作方法」-「メニューの操作」-「入力」-「深層混合処理工法(建築基準)」-「考え方」
  • 「操作方法」-「メニューの操作」-「入力」-「浅層混合処理工法」-「計算条件」
  • 「操作方法」-「メニューの操作」-「入力」-「浅層混合処理工法」-「荷重」
  • 「計算理論及び照査の方法」-「深層混合処理工法(建築基準)」-「鉛直支持力の検討」-「改良体の鉛直応力度」
  • 「計算理論及び照査の方法」-「深層混合処理工法(建築基準)」-「水平抵抗の検討」-「常時・中地震時の検討」
  • 「計算理論及び照査の方法」-「深層混合処理工法(建築基準)」-「水平抵抗の検討」-「大地震時の検討」
  • 「計算理論及び照査の方法」-「浅層混合処理工法」-「改良地盤の鉛直支持力」
  • 「計算理論及び照査の方法」-「浅層混合処理工法」-「下部地盤の鉛直支持力」
  • 「計算理論及び照査の方法」-「浅層混合処理工法」-「パンチング破壊の検討」

Ver.9.00.01更新日:'22.06.27

変更内容

【不具合修正】

【建築基準:深層混合処理工法】

  • 複数の地盤データが登録されている場合に地層の切り替えでエラーが発生する場合がある不具合を修正しました。
  • SWS試験のデータから多層地盤のデータを作成する場合にqu値が正しく算定されない不具合を修正しました。
  • 多層地盤の入力において、カット&ペーストで表を編集した際にEo、Φ、quの自動計算値が更新されない不具合を修正しました。
    ※(2)(3)の不具合に該当する旧データは、ファイル読込時に正しい値に更新する処理を行っています。
    本修正により、旧バージョンと結果が異なる場合がございます。

【共通】

  • 基礎連動ファイルの読込でエラーが発生する不具合を修正しました。

ヘルプの追加・修正

  • 「概要」-「バージョン及び改良点」-「Ver.9.0.0~Ver.9.0.1」

Ver.9.00.02更新日:'22.09.08

変更内容

【不具合修正】

【建築基準:深層混合処理工法】

  • 偏心配置を行った場合にせん断力検討における基礎スラブ内の改良体の面積が正しく算定されない場合がある不具合を修正しました。
    下記条件のデータが該当します。
    ・偏心配置が行われている
    ・1体として扱う改良体本数が複数ある
    ※本修正により、旧バージョンと結果が異なる場合がございます。

【液状化対策基準:深層混合処理工法】

  • 液状化対策基準において、全ての結果がOKなのにアイコンがNGとなる場合がある不具合を修正しました。
    ※表示上の不具合であり、結果に影響はございません。

ヘルプの追加・修正

  • 「概要」-「バージョン及び改良点」-「Ver.9.0.0~Ver.9.0.2」

Ver.9.00.03更新日:'23.01.26

変更内容

【機能改善】

【建築基準:深層混合処理工法】

  • せん断力の検討において、形状係数の算定に圧縮作用範囲を考慮しない場合も算定に用いた改良体の本数を計算書に出力するようにしました。
  • 改良体の極限鉛直支持力Ruを直接指定した際も、計算書で計算式による数値を併せて出力するようにしました。

【土木基準:深層混合処理工法】

  • 計算前のデータチェックを強化しました。

【不具合修正】

【建築基準:深層混合処理工法】

  • 「櫛型配置」で前面側の改良体が全て基礎スラブの外に配置されている場合に水平力の検討が行えない不具合を修正しました。
  • 「考え方|水平抵抗」画面の「せん断照査|形状および面積|圧縮力作用範囲の改良体のみ考慮する」の設定変更が反映されない不具合を修正しました。
    ※Ver.9.0.0~9.0.2で設定の変更が反映されません。

ヘルプの追加・修正

  • 「概要」-「バージョン及び改良点」-「Ver.9.0.0~Ver.9.0.3」

Ver.9.00.04更新日:'23.03.16

変更内容

【機能改善】

【建築基準:深層混合処理工法】

  • 計算書の結果一覧に、改良体の長さを出力するようにしました。
  • 水平力の検討にて、櫛型配置においても常時の引張縁応力度が生じた場合の再検討が行えるようにしました。

【共通】

  • データチェックのメッセージを改善しました。

【不具合修正】

【建築基準:深層混合処理工法】

  • 2層地盤の検討を行った場合の計算書にて、γ1の説明が誤っている不具合を修正しました。

【浅層混合処理工法】

  • 改良厚の指定方法が自動計算で作用力の指定をV,Mにしているとき、改良地盤の許容支持力度の照査において、設計用荷重度に誤りがあったのを修正しました。※本修正により、旧バージョンと結果が異なる場合がございます。
  • 改良厚の指定方法が自動計算のときに、計算前のデータチェックが正しく動作せず、計算実行できない場合があったのを修正しました。

ヘルプの追加・修正

  • 「概要」-「バージョン及び改良点」-「Ver.9.0.0~Ver.9.0.4」

更新履歴バックナンバー

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