現在イ教授が運営している研究室であるintelligence and interaction labからは、多くの優秀な修士・博士を業界に輩出しています。
UC-win/Road活用及び装備現況
本サークルでは、マシンラーニングベースで、高速道路上のドライバーの走行意図予測システムを研究しており、ドライビングシミュレーターとアイトラッキング、ヘッドモーショントラッキングセンサーなどを活用しています。
特にシミュレーターに搭載したUC-win/Roadを利用することで、実験の詳細な状況シナリオを簡単に再現することができます。下の図は構築された実験装置の様子です。
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1,2:UC-win/Roadを活用したシミュレータ実験 /3:実車部品適用車両シミュレータ |
また、2020年には UC-win/Roadを用いた実験の研究内容の論文が海外学術誌(Journal of Computational Design and Engineering)に掲載。ステアリングホイールに手が重なっている時のジェスチャーとHUD(Head Up Display)を基盤とした使用者インターフェースを開発しました。運転中に中央コンソールのオーディオおよびラジオシステムを操作しながら視覚的散漫を最小限にするためのアイデアです。
CPWCグランプリ受賞
KaAIサークルのKAADチームは、チーム長のソン スンヒョン氏(オートモーティブIT融合学科3年生)を含め9人で構成され、2022年の第10回CPWCに参加しました。
国民大学校は2017年の第5回大会より毎年作品を応募しており、これまでに2度のワールドカップ賞(最優秀賞)と、3度の審査員特別賞を受賞しています。2022年はTAP(Traffic Accident Prediction)という作品で、見事3度目のワールドカップ賞を受賞しました。
本作品は運転中の異常検知をテーマとしており、走行状況で異常値を規定して、これを探知することを目的に研究・開発を行いました。最終的に走行中に得られたセンサーデータを処理し、ディープラーニングを通じて車両周辺の異常要素を検出し、ドライバーに警告を伝えるシステムを構築しました。
学生や教授からは、「毎年CPWC大会を開催するFORUM8に感謝します。 学生たちが好きな大会であり、これからも持続的に参加したいです。 自動車分野のソフトウェアとの互換性を高め、レンダリング品質が向上すれば、UC-win/Roadがさらにに発展すると思います」と、今後のCPWC参加への意気込みと、フォーラムエイトのソフトウェアへのさらなる期待が寄せられています。
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ラジオおよびオーディオ デバイスを制御するためのオンホイール ジェスチャー |
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HUDを基盤としたインターフェースの流れ |
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1 中央コンソールの触覚インターフェイスを
使用する既存のインターフェイス |
2 オンホイールジェスチャーとHUDを
使用する新しいインターフェース |
第10回CPWCグランプリ受賞
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左:イ・サンホン教授(右)とKaAIの学生たち / 右:第10回CPWCでプレゼンテーションをするKaAI |
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