防災調節池および大規模宅地開発に伴う調整池の設計を支援するプログラム

調節池・調整池の計算 Ver.9

初版リリース:2007.01.15/最新Ver.リリース:2020.04.03

¥279,400(税抜¥254,000)

関連製品
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プログラム概要

本製品は、防災調節池および大規模宅地開発に伴う調整池の設計を支援するプログラムです。

「防災調節池等技術基準(案) 解説と設計実例」を主たる適用基準とし、「防災調節池技術基準(案)」(調節池)と「大規模宅地開発に伴う調整池技術基準(案)」(調整池)について、貯留施設(最終貯留施設)の調節池・調整池の容量計算が可能です。

「林地開発基準」については、「愛知県 林地開発許可基準」を主たる適用基準して、流域毎(排水施設)に調節池・調整池の設置の検討を行い、必要な場合は設置する調節池・調整池の容量計算が可能です。

「流域貯留施設等 技術指針(案)」については、貯留施設・浸透施設併用型、貯留部(U型側溝を設ける場合)の必要調節容量の計算(簡便法)、簡昜式による湛水時間の計算が可能です。

浸透施設においては、「雨水浸透施設の設備促進に関する手引き(案)」H22.4に記載している「雨水浸透効果の概算方法(簡便法) 流出抑制効果」について照査することができます。

▲メイン画面

▲施設設置の入力画面

▲貯留施設の入力画面

▲ハイドログラフ

▲洪水吐き計算結果

▲排水施設-降雨強度曲線結果確認画面(林地開発基準)

関連情報

◆新製品情報
調節池・調整池の計算 Ver.9(Up&Coming '20 春の号掲載)

Ver.9.0.0 改訂内容<2020年 4月 3日リリース>

  1. 1.簡便法計算に限定した入力モード追加
  2. 2.複数降雨強度式の合成方法に平均化追加
  3. 3.洪水吐きの複数降雨強度式合計時の複数式対応
  4. 4.貯留施設:調節池の容量表の入力に同水深の面積指定対応
  5. 5.貯留施設:オリフィス寸法自動計算時の可変条件入力改善
  6. 6.林地開発基準以外でのピーク流量の計算

プログラムの機能と特長

「防災調節池技術基準(案)」モデル

「防災調節池等技術基準(案)解説と設計実例(社)日本河川協会」を主たる適用基準とし、 「防災調節池技術基準(案)」(調節池)と「大規模宅地開発に伴う調整池技術基準(案)」(調整池)について、上流から下流の順で各施設毎(流域、浸透、貯留、洪水吐き)のデータを入 力し、貯留施設(最終貯留施設)の調節池・調整池の容量計算を行うことができます。

施設設置 (林地開発基準時には、流域のみ指定可)
  • 流出制御施設(流域、浸透施設、貯留施設)数の制限はなく、施設設置は、簡単な表形式での入力をサポート。
  • 貯留、浸透施設を併用する場合も対応しています。
  • 洪水吐きは、最大で貯留施設数と同数を作成します。
流域
  • 降雨強度式の時間単位計算への対応
  • 降雨強度式は、タルボット、シャーマン、久野・石黒型、クリーブランド型、近畿地方整備局型(林地開発基準は指定不可)、山梨県型の式を指定可能で、これらの式を複数式併用(林地開発基準は複数式併用不可)することも可能です。複数式を指定する場合は、式の合計、および合成を指定することが可能です。
  • 降雨強度式は、別途降雨強度式ファイルへ保存できます。
  • 降雨強度式の名称をお客様(都道府県)が定めている名称に変更することが可能です。レジストリ、入力データファイルへ保存することでお客様のパソコン上に記憶しますので、お客様独自にカスタマイズすることができます。
  • 実雨降雨について降雨強度、降雨量、流量の何れかで指定することが可能です(林地開発基準は指定不可)。
  • 降雨波形タイプは、前方集中、中央集中、後方集中が指定可能です。
  • 洪水到達時間算出方法は、等流流速法、土研式、Kinematic Wave理論を指定可能で、これらの計算結果を確認後に入力指定することができます。
  • 流出ハイドログラフの計算は、合理式、合成合理式か、修正RRL法が指定可能です。
    (修正RRL法は、防災調節池等技術基準(案)時のみ)
  • 「土地改良事業設計指針「ため池整備」平成27年5月」に準拠した流入ハイドログラフを計算、作成することができます。

▲流域入力画面-降雨強度式タブ

▲適用基準入力画面

▲基本データ、流域入力画面、ハイドログラフ

浸透施設 (防災調節池等技術基準(案)か、流域貯留施設等技術指針(案)時)
  • 浸透計算は、有効降雨モデル、一定量差し引きモデル、貯留浸透モデルが指定可能です。
  • 浸透施設の断面諸元は、浸透トレンチ、浸透ます、透水性舗装、浸透側溝、大型貯留槽が指定可能です。また、各浸透施設における寸法を入力することにより設計浸透量を算出することが可能です。
  • 設計浸透量を直接入力することも可能です。
  • 設計浸透量の詳細な計算結果を確認することができます。
  • 流入量、流出量をグラフ表示形式で確認することができます。
  • 「雨水浸透施設の設備促進に関する手引き(案)」平成22年4月に記載している「雨水浸透効果の概算方法(簡便法) 流出抑制効果」を照査することができます。
  • 貯留・浸透施設併用時の洪水調節容量計算(簡便法)対応
排水施設 (林地開発基準時)
  • 排水施設に設置する場合の調節池、調整池の種別が指定可能です。
  • 現況流下能力の指定方法を直接入力するか、Manning式で指定するかが指定可能です。
  • Manning式で指定する場合は、断面形状(長方形、台形、放物線形、三角形、円形)より流量を自動算出することが可能です。
貯留施設
  • オリフィス断面形状は、放流管(矩形)、放流管(円形)、小型(矩形)、小型(円形)、大型(矩形)、大型(円形)、もぐり(矩形)、もぐり(円形)を設置することが可能です。
  • 放流管は、2段配置に対応しており、最大5ケース同時に計算することが可能であり、ケース毎のオリフィスは、最大20個まで指定することができます。
  • 洪水調節方式は、自然調節方式かピークカット方式を指定可能です。
  • 洪水調節容量計算のピーク時前後の1分毎の詳細な計算結果を確認することができます。
  • 四角せき、三角せき、台形せき、矩形2段せき(洪水吐き)を配置して放流することが可能です。
  • 複数のポンプ(排水量固定)を設置して放流することが可能です。
  • 流下過能力(許容放流量)は、Manningの平均流速公式で算出するか、直接入力することができます。
  • 水位容量計算は、せつ頭錐体、平均面積を有する柱体の何れかを指定することができます。
  • 設計堆積土砂量(土地造成中、土地造成完了後)を算出することができます。
  • 「防災調節池等技術基準(案)」に従った洪水調節容量の計算(概算値の計算、簡便法による計算)に対応 。
  • 貯留・浸透施設併用時の洪水調節容量計算(簡便法)対応

▲ ピーク時の1分毎の洪水調節計算結果出力書式

洪水吐き
  • 設計洪水流量を算出することができます。
  • 洪水吐きおよび非越流部天端高を算出することができます。
  • 洪水吐きの流量(越流量)を算出することができます。
  • 余裕高を算出することができます。
  • 上記の詳細な計算結果を確認することができます。
  • 洪水吐きの入力及び計算は必須項目ではありません(計算するかしないかを指定することができます)。

「林地開発基準」モデル

「愛知県 林地開発許可基準」を主たる適用基準し、流域毎(排水施設)に調節池・調整池の 設置が必要か不要かを検討し、設置が必要な場合は、容量計算を行うことができます。 「流域貯留施設等技術指針(案)平成19年3月」モデル 「雨水浸透施設の設備促進に関する手引き(案)」平成22年4月に記載している「雨水浸透効 果の概算方法(簡便法) 流出抑制効果」について照査することができます。

施設設置
  • 流出制御施設(流域、排水施設、貯留施設)数は、制限を設けていません。
  • 流出制御施設(流域)の施設設置は、簡単な表形式で入力することができます。
  • 流域制御施設の全体図をグラフィカルに描画します。
流域
  • 流域毎にハイドログラフをグラフ表示形式で確認することができます。
  • 開発におけるピーク量およびピーク増加量を確認することができます。
排水施設 (流域入力数分設置されます)
  • 排水施設毎に現況流下能力、開発におけるピーク量、貯留施設の設置の有無を確認することができます。
  • 各計算結果(流下能力、許容放流量、水害防止の調整容量、災害防止の調節池・調整池からの許容放流量)を詳細に確認することができます。
貯留施設 (排水施設の計算で貯留施設の設置が必要と判断された個数分)
  • 貯留施設毎に詳細な計算結果を確認することができます。
  • 貯留施設毎に流入量、流出量をグラフ表示形式で確認することができます。
  • 貯留施設毎に総括表示形式で計算結果を確認することができます。
洪水吐き (排水施設の計算で貯留施設の設置が必要と判断され、洪水吐きの計算を行う個数分)
  • 貯留施設毎に詳細な計算結果を確認することができます。

適用基準及び参考文献


適用基準
防災調節池等技術基準 防災調節池等技術基準(案) 解説と設計実例 社団法人 日本河川協会
流域貯留施設等技術指針(案) 増補改訂 流域貯留施設等 技術指針(案) 平成19年3月 社団法人 雨水貯留浸透技術協会
参考文献
  • 増補改訂 雨水浸透施設技術指針[案] 調査・計画編 公益社団法人 雨水貯留浸透技術協会 編
  • 下水道雨水調整池技術指針(案) 解説と計算例 昭和59年 社団法人 日本下水道協会
  • 下水道施工計画・設計指針と解説 前編 2001年版 社団法人 日本下水道協会
  • 水理学の基礎(第二版) 吉岡幸雄 著 技報堂出版株式会社
  • 雨水浸透施設の設備促進に関する手引き(案) 平成22年4月 国土交通省 都市・地域整備局 下水道部 国土交通省 河川局 治水課
  • 土地改良事業設計指針「ため池整備」 平成18年2月 農林水産省農村振興局整備部設計課監修 社団法人 農業土木学会発行
  • 土地改良事業設計指針「ため池整備」 平成27年5月 農林水産省農村振興局整備部設計課監修 公益社団法人 農業農村土木学会発行

※2021年4月からの消費税総額表示義務化に伴い、価格表記を「税抜」から「税込」へ移行いたします。

製品価格

本体価格

価格は税込表示です

■本体価格

製品名 価格
調節池・調整池の計算 Ver.9 ¥279,400(税抜¥254,000)

■フローティングライセンス価格

本体価格の40%を追加いただくことで、誰でも、どこでも、どのPCでも製品の利用が可能となります。

製品名 価格
調節池・調整池の計算 Ver.9 ¥111,760(税抜¥101,600)

>>ライセンス形態についての詳細はこちら

サブスクリプションサービス 契約価格


サブスクリプションサービス 契約価格

■サポート内容
・バージョンアップ無償提供  ・電話問合せテクニカルサポート
・問合せサポート(電子メール、FAX)  ・ダウンロードサービス  ・保守情報配信サービス  

※ライセンス管理コスト削減、製品ご利用形態ニーズ多様化への対応を充実させることを目的として、従来の保守・サポート形態からより便利な、「サブスクリプションサービス」へ順次移行いたします(2016年4月1日~)。

価格は税込表示です

対象製品 初年度 1年
サブスクリプション(調節池・調整池の計算 Ver.9) 無償 ¥111,760(税抜¥101,600)
サブスクリプション(調節池・調整池の計算 Ver.9 フローティング) ¥156,464(税抜¥142,240)

レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス価格


■レンタルライセンス:短期間での利用により、低廉な価格でのライセンス利用が可能

■レンタルフローティングライセンス:ライセンスの認証をWeb経由で受ければ、誰でも、どこでも、どのPCでも製品の利用が可能

■レンタルアクセス:既に購入済みの製品の利用ライセンス数を増やす事が可能です。事前契約により、レンタルライセンス期間(1ヵ月~3ヵ月)の単位で自動的にライセンスが付与されます。利用実績に応じて後日請求いたします。事前申込価格として、レンタルライセンス価格の15%引きとなります。ユーザ情報ページにてお申込みいただけます。

※サービス強化、利便性向上を図る目的で「レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス」を2007年9月3日より提供を開始しました。

※レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス開始後の期間変更は出来ません。期間延長の場合は再申込となります。

レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス

価格は税込表示です

■レンタルライセンス

対象製品 2ヶ月 3ヶ月 6ヶ月
調節池・調整池の計算 Ver.9 ¥125,730 ¥148,082 ¥181,610

■レンタルフローティングライセンス

対象製品 2ヶ月 3ヶ月 6ヶ月
調節池・調整池の計算 Ver.9 ¥209,550 ¥248,666 ¥307,340
      

アカデミー価格


教育関係者、研究者、学生などの教育目的のご利用に向けて、アカデミーライセンスを提供しています。

アカデミー価格

価格は税込表示です

製品名 アカデミー価格
調節池・調整池の計算 Ver.9 ¥223,520(税抜¥203,200)

バージョンアップ開発履歴


バージョンアップ開発履歴

■バージョンアップ、リビジョンアップ(無償保守)の主な内容を一覧にしています。
旧版改訂、リバイバル版リリース時などの場合にご参考ください。

 調節池・調整池の計算 Ver.9
バージョン リリース日 主なバージョンアップ内容
9.0.0 20/04/03
  1. 簡便法計算に限定した入力モード追加
  2. 複数降雨強度式の合成方法に平均化追加
  3. 洪水吐きの複数降雨強度式合計時の複数式対応
  4. 貯留施設:調節池の容量表の入力に同水深の面積指定対応
  5. 貯留施設:オリフィス寸法自動計算時の可変条件入力改善
  6. 林地開発基準以外でのピーク流量の計算

動作環境


動作環境

OS Windows 10 / 11
CPU Intel Coreシリーズおよび完全互換のあるCPU
必要メモリ(OSも含む) OSのシステム要件を満たし、問題なく動作する環境
必要ディスク容量 x86(32bit):約85MB以上必要(インストール時及び実行時含む)
x64(64bit):約100MB以上必要(インストール時及び実行時含む)
ディスプレイ(画面解像度) 1024×768以上
入力データ拡張子 F7A
ファイル出力 HTML
F8出力編集ツール対応:TXT、HTM、 PPF、DOC、 DOCX、XLSX、XLS、PDF、 JTD、JTDC
他製品との連動 <読込>
   ため池の設計計算
   降雨強度式データ(RIT)
   降雨強度直接入力データ(RDI)
<保存>
   ため池の設計計算
   降雨強度式データ(RIT)
   降雨強度直接入力データ(RDI)

製品購入/お問い合わせ窓口


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■FORUM8 オーダーページで購入

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■ お問い合わせ

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画面サンプル

▲メイン画面

▲施設設置の入力画面

▲基本データ、流域入力画面

▲降雨強度入力画面

▲オリフィス形状、せき形状選択画面

▲ハイドログラフ

▲浸透施設の入力画面

▲有効雨量とハイドログラフ

▲浸透施設の入力画面
(詳細入力→大型貯留施設入力画面)

▲大型貯留槽の単位設計浸透量

▲浸透施設の入力画面(雨水浸透効果の概算方法)

▲降雨ハイエトグラフ

▲貯留施設の入力画面

▲流出ハイドログラフ

▲洪水吐きの入力画面

▲ピーク時の1分毎の洪水調節計算結果出力書式

▲洪水吐き計算結果

▲浸透施設―浸透トレンチ入力画面

▲浸透施設―大型貯留槽入力画面

▲ピーク流量計算結果確認画面

▲排水施設-降雨強度曲線結果確認画面(林地開発基準)


PDF出力例 (3D PDF対応の3次元モデル挿入)

 
Sample合理式(ポンプ)
 ( 38P, 747KB )
防災調整池(恒久施設)準拠
ポンプ貯留施設
サンプルデータ
Sample合理式(近畿地方開発局型)
 ( 25P, 420KB )
防災調整池(恒久施設)準拠
近畿地方開発局貯留施設
サンプルデータ
Sample合理式(山梨県1型)
 ( 21P, 399KB )
防災調整池(恒久施設)準拠
山梨県貯留施設
サンプルデータ

Sample合理式(山梨県2型)
 ( 22P, 402KB )
防災調整池(恒久施設)準拠
山梨県貯留施設サンプルデータ

Sample合理式
 ( 41P, 803KB )
防災調整池(恒久施設)準拠
清武貯留施設サンプルデータ

Sample修正RRL法
 ( 32P, 514KB )
防災調整池(恒久施設)準拠
最終貯留施設サンプルデータ

1.適用範囲

現行製品は「雨水浸透施設技術指針[案]調査・計画編 平成18年9月30日増補改訂版発行」に対応しているか?

「雨水浸透施設技術指針[案]調査・計画編 平成18年9月30日増補改訂版発行」 6章 浸透施設のモデル化(P-64~66)に対応しています。


降雨確率等を考慮して流入量・流出量の計算はできるか?

降雨確率等を考慮し、流入量及び流出量の計算を行っています。 各流域及び、各施設(浸透、貯留)毎に入力時でも流入量、流出量を確認することが可能です。

2.基本データ

後方集中型降雨波形図には対応しているか?

降雨波形タイプは、前方集中、中央集中、後方集中の3つの中から指定可能です。

流出ハイドログラフの算出は可能か?

流出ハイドログラフの計算は、合理式か、修正RRL法のいずれかについて指定可能です。

3.流域データ

降雨強度式を2式併用した降雨強度曲線にて計算結果を確認出来るか?

可能です。流域-降雨強度式タブ内の降雨強度式数を2(式)に指定し、それぞれの降雨強度式の入力を行って下さい。
2式併用とは、異なる降雨強度式を1つの降雨強度曲線として取り扱うことを意味しており、以下のような考えで降強度曲線を構成します。
入力した1式の降雨継続時間をT1,2式をT2とすると、降雨強度式の使い分けは、
 ・0~T1:1式
 ・T1~T1+T2:2式
となります。


サポートしている降雨強度式は?

以下の降雨強度式をサポートしております。

  • タルボット型 : r = a / t + b
  • シャーマン型 : r = a / t^n
  • 久野・石黒型 : r = a / √t + b
  • クリ-ブランド型 : r = a / t^n + b
  • 近畿地方整備局型 : r = a / (√t + b)^n
  • 山梨県1型 : r = a・(b / t)^n
  • 山梨県2型 : r = a / t^n + b

*)山梨県型は、式中のtを時間で取り扱います。

4.洪水吐き

洪水吐きの計算を考慮しないことは可能か?

洪水吐きの計算を行いたくない場合には、貯留施設-スイッチ制御タブ-洪水吐きの計算スイッチをOFF(チェックを外す)に指定して下さい。

5.浸透施設

浸透量・浸透強度などの別途計算結果をハイドログラフに入力出来るか?

設計浸透量を算出する際の、浸透施設規模、単位設計浸透量などは「浸透施設-入力-浸透施設の諸元」画面にて直接入力して頂くことができます。

6.貯留施設

「防災調節池等技術基準(案)解説と設計実例P-156、図33水位容量曲線図」に示しているH-F(水位-面積)図に対応しているか?

「貯留施設」入力画面-「入力」-「調節池」にて、調節池容量の水深と面積を直接入力いただけます。
また、同入力画面の「スイッチ制御」にて、オリフィス段数を選択(1段/2段)することが可能となっております。

ポンプ方式による計算が可能か?

ポンプ方式は、排水量固定として計算することが可能です。

オリフィスの底が池の底より上にある場合も計算可能か?

オリフィスの底が池の底より上にある場合も計算可能です。
貯留施設-入力タブ「オリフィス情報の寸法Hl(池底からオリフィス底面までの高さ)」を入力して下さい。

浸透施設における設計浸透量を増加することで、貯留施設への流入量を限りなく0に近づけることは出来るか?

浸透施設入力データ「設計浸透量の編集」機能「設計浸透量の修正」にて直接設計浸透量を入力することができますのでこちらにて確認することができます(但し、入力可能な設計浸透量は99999.9999(m3/hr)となっております)。
なお、貯留施設に流出する流出量は、同入力画面の「有効ハイドログラフ」で曲線及び、HTML表示形式にて確認することができます。

但し、この状態(他の流域データが設置されていない状態)で貯留計算を行うと貯留施設の流入量が0となり、正しい貯留施設の計算が行われない可能性がございますので注意が必要となります。

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