任意形平面骨組の面内解析プログラムFRAME(面内)の計算機能をAPIとして提供

FRAME(面内)SDK

初版リリース:2010.10.14

¥190,300(税抜¥173,000)

プログラム概要

FRAME(面内)SDKは、FRAME(面内)の計算機能プログラムをAPIとして提供するものです。FRAME(面内)の入出力画面にとらわれることなく、入力データをセットして計算を行い、計算結果を取得することが可能となります。
なお、プログラミングの参考図書としては、『土木建築エンジニアのプログラミング入門』(2010年11月19日発売/日経BP社)をご用意しています。

製品内容は主にWidnows用アプリケーション拡張ファイル(DLL)と、そのDLLの関数および関数とのデータのやり取りに使用する構造体などを定義したヘッダファイルで構成されています。

本製品付属のヘッダファイルについては、Embarcadero® Delphiにて作成されているため、本ヘッダファイルを利用する際には別途Embarcadero® Delphiが必要になります。
※ 本製品を利用するには別途「UC-1 FRAME(面内)」本体が必要となります。

▲FRAME(面内)SDKの提供形態

▲サンプルプログラム画面

▲添付サンプルプログラムのデータ

プログラムの機能と特長

FRAME(面内)SDKは、「UC-1 FRAME(面内)」からユーザインタフェースを取り払い、計算機能のみをライブラリとしてユーザに提供する開発キットです。FRAME(面内)の持つ面内荷重解析などの機能を、ユーザが作成したプログラムに組み込む目的で利用できます。

独自インタフェースの実装が可能

本製品はUIを一切もたないAPIライブラリのため、計算条件の指定や計算結果の取り出しをユーザが独自に実装することが可能です。計算条件の指定も、各パラメータに対して直接アクセス可能なので、ユーザ独自のファイルフォーマットによるデータの入出力や計算書の出力が行えます。ExcelやCSVなどのデータを活用して、大量の断面モデルの計算を一括で行うようなコマンドライン的な用途など、幅広い業務への適用が可能です。


▲FRAME(面内)SDKの提供形態

制限事項

本SDKではFRAME(面内)の制限事項に準じますが、下記の機能は使用できません。

  • ・二重格点の入力
  • ・剛域処理の指定
  • ・プレストレス荷重

上記については、使用方法が特殊なため本SDKでは対応していません。

使用方法

本SDKが提供するDLLがFRAME(面内)のプログラムを呼び出して動作します。SDKを使用して作成したプログラムはSDKと同じフォルダか、SDKのフォルダの内容一式をコピーしてご利用ください。なお、本SDKを使用したプログラムを動作させるためには、FRAME(面内)が必要となります。

APIの機能

計算に関わる機能はすべてFrameCalc関数に集約されています。入力条件の指定は、すべてFrameCalc関数に渡す単一の構造体に格納され、断面力・変位・反力・部材力などがこの関数によって一括計算されます。また、計算結果もすべて、FrameCalc関数が返すポインタが指す単一の構造体内に格納されています。 本製品のAPIを利用する際の流れは以下の通りで、非常にシンプルな設計となっています。

(1) 入力条件を構造体のメンバにセットする
(2) FrameCalc関数に (1) で条件をセットした構造体を渡す(計算実行)
(3) FrameCalc関数より返される構造体から計算結果を取り出す

これ以外にも2つの関数が提供されますが、これらは計算時に使用したメモリ領域の解放、計算時にエラーが出た際のエラー情報取得といった、FrameCalc関数実行後に呼び出す補助的な機能となります。

サンプルデータ/プログラム(ソースコード)の提供

ファイルの入出力と、APIが使用する構造体に値をセットするまでの一連の過程をまとめたサンプルプログラムのソースコードを付属しています。サンプルソースではDOS版のFRAME(面内)が採用していたテキストファイルを読み込んでデータにセットし、計算結果を同じくテキストファイルとして出力するまでを行います。また、テキストデータのサンプルも付属します。 付属するサンプルデータでは、BOXカルバートをモデルとして断面力、荷重、部材力計算などを行います。


▲サンプルプログラム画面

▲添付サンプルプログラムのデータ


▲動作フローチャート

プログラム概要

震度法、保有耐力法による計算、部材の設計をサポートし、詳細設計レベルで様々な基礎形式・工法の検討が行えます。地層・作用力データを共有し、3面図表示によるデータ確認、図をまじえた結果表示、[基準値]機能をサポート。各基礎工の設計調書、異種基礎の比較表の出力が可能。杭基礎では、鋼管ソイルセメント杭を含む13種の杭種に対応。各種工法をサポートし、補強設計(増し杭)にも対応。

機能 Lite Standard Advanced
計算 液状化の判定
直接基礎
杭基礎
ケーソン基礎 -
鋼管矢板基礎 -
地中連続壁基礎 -
CAD 杭基礎
直接基礎 - -
その他 ESエクスポート(杭基礎) - -

▲ 製品構成別対応機能

関連情報

»バックナンバー

◆新製品紹介
基礎の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)Ver.2(Up&Coming '16 秋の号掲載)
基礎の設計(Up&Coming '14 秋の号掲載)
◆サポートトピックス
杭基礎設計便覧(H27)仮想鉄筋コンクリート断面照査について(Up&Coming '16 新年号掲載)
◆セミナー参加申込受付中
基礎の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)セミナー

プログラムの機能と特長

杭基礎

杭基礎

直接基礎

直接基礎

鋼管矢板基礎

鋼管矢板基礎

地中連続壁基礎

地中連続壁基礎

ケーソン基礎

ケーソン基礎

図面作成:杭基礎(Lite以上)

図面作成:杭基礎(Lite以上)

図面作成:直接基礎(Advanced)

図面作成:直接基礎(Advanced)

適応基準及び参考文献

適応基準及び参考文献

・道路橋示方書・同解説 I 共通編/III コンクリート橋編/IV 下部構造編、V 耐震設計編 H24年3月 日本道路協会

・設計要領 第2集 1章 計画、4章 基礎構造、5章 下部構造 H18年4月 東・中・西日本高速道路株式会社

・杭基礎設計便覧 H27年3月、H19年1月、H4年10月 日本道路協会

・鋼管矢板基礎設計施工便覧 H9年12月 日本道路協会

・道路橋の耐震設計に関する資料 H9年3月 日本道路協会

・道路橋の耐震設計に関する資料 -PCラーメン橋・RCアーチ橋・PC斜π橋・地中連続壁基礎・深礎基礎等の設計計算例- H10年1月 日本道路協会

・既設道路橋基礎の補強に関する参考資料 H12年2月 日本道路協会

・鋼管矢板基礎 -その設計と施工- H11年10月 鋼管杭協会

・杭基礎の計算法とその解説 1987年1月 土質工学会

・杭・ケーソン・鋼管矢板および地中連続壁基礎の設計計算例 2000年2月 山海堂 岡原美知夫他

・土木研究所資料第1175号 矢板式基礎の設計法 (その1) S52年2月、(その2) S52年6月、(その3) S52年3月 建設省土木研究所

・わかりやすいケーソン基礎の計画と設計 H10年11月 総合土木研究所

・鋼管杭基礎の設計と施工 道路橋示方書(H14年3月版) 改訂対策 H14年4月 鋼管杭協会

・STマイクロパイル工法 設計・施工マニュアル(案) 2000年5月 NIJ研究所

・SPマイクロパイル設計・施工マニュアル(案) H20年11月 エスティーエンジニアリング(株)

・既設基礎の耐震補強技術の開発に関する共同研究報告書(その3)、高耐力マイクロパイル工法(6冊分の2)、
STマイクロパイル工法(6冊分の3)、 ねじ込み式マイクロパイル工法(6冊分の4)設計・施工マニュアル
H14年9月 独立行政法人 土木研究所、(財)先端建設技術センター

・大型地下構造物ケーソン設計マニュアル  H13年8月 日本圧気技術研究所

・道路技術基準図書のSI単位系移行に関する参考資料 第1巻-交通工学・橋梁編- H14年11月 日本道路協会

・一般土木工法・技術審査証明報告書 ガンテツパイル(鋼管ソイルセメント杭工法) H12年3月、HYSC杭(鋼管ソイルセメント杭工法)  H12年12月 国土開発技術研究センター

※ 2021年4月からの消費税総額表示義務化に伴い、価格表記を「税抜」から「税込」へ移行いたします。

製品価格

本体価格

価格は税込表示です

■本体価格

製品名 価 格
FRAME(面内)SDK ¥190,300(税抜 ¥173,000)

■フローティングライセンス価格

本体価格の40%を追加いただくことで、誰でも、どこでも、どのPCでも製品の利用が可能となります。

製品名 価 格
FRAME(面内)SDK ¥76,120(税抜 ¥69,200)

>>ライセンス形態についての詳細はこちら

サブスクリプションサービス 契約価格


サブスクリプションサービス 契約価格

■サポート内容
・バージョンアップ無償提供  ・電話問合せテクニカルサポート
・問合せサポート(電子メール、FAX)  ・ダウンロードサービス  ・保守情報配信サービス  

※ライセンス管理コスト削減、製品ご利用形態ニーズ多様化への対応を充実させることを目的として、従来の保守・サポート形態からより便利な、「サブスクリプションサービス」へ順次移行いたします(2016年4月1日~)。

価格は税込表示です

対象製品 初年度 1年
サブスクリプション(FRAME(面内)SDK) 無償 ¥76,120(税抜 ¥69,200)
サブスクリプション(FRAME(面内)SDK フローティング) ¥106,568(税抜 ¥96,880)

レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス価格


■レンタルライセンス:短期間での利用により、低廉な価格でのライセンス利用が可能

■レンタルフローティングライセンス:ライセンスの認証をWeb経由で受ければ、誰でも、どこでも、どのPCでも製品の利用が可能

■レンタルアクセス:既に購入済みの製品の利用ライセンス数を増やす事が可能です。事前契約により、レンタルライセンス期間(1ヵ月~3ヵ月)の単位で自動的にライセンスが付与されます。利用実績に応じて後日請求いたします。事前申込価格として、レンタルライセンス価格の15%引きとなります。ユーザ情報ページにてお申込みいただけます。

※サービス強化、利便性向上を図る目的で「レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス」を2007年9月3日より提供を開始しました。

※レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス開始後の期間変更は出来ません。期間延長の場合は再申込となります。

レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス

価格は税込表示です

■レンタルライセンス

対象製品 2ヶ月 3ヶ月 6ヶ月
FRAME(面内)SDK ¥85,635 ¥100,859 ¥123,695

■レンタルフローティングライセンス

対象製品 2ヶ月 3ヶ月 6ヶ月
FRAME(面内)SDK ¥142,725 ¥169,367 ¥209,330

アカデミー価格


教育関係者、研究者、学生などの教育目的のご利用に向けて、アカデミーライセンスを提供しています。

アカデミー価格

価格は税込表示です

製品名 アカデミー価格
FRAME(面内)SDK ¥152,240(税抜 ¥138,400)

バージョンアップ開発履歴


バージョンアップ開発履歴

■バージョンアップ、リビジョンアップ(無償保守)の主な内容を一覧にしています。
旧版改訂、リバイバル版リリース時などの場合にご参考ください。

 FRAME(面内)SDK
バージョン リリース日 主なバージョンアップ内容
1.0.0 10/10/04
  1. 新規リリース。

製品購入/お問い合わせ窓口


製品購入/お問い合わせ窓口

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画面サンプル

▲スケルトンジェネレート画面(アーチ橋)

▲断面選択画面

▲荷重入力

▲登録断面入力

▲登録断面入力

▲スケルトンジェネレート(斜π橋)

▲断面力確認

▲DXF出力設定

▲DXF出力(UC-Draw

適用範囲

製品の特長は?

UC-1 FRAME(面内)からユーザインタフェースを取り払い、計算機能のみをライブラリとしてユーザに提供する開発キットです。同ソフトの持つ面内荷重解析などの機能を、作成したプログラムに組み込む目的で利用できます。


対応言語は?

本製品付属のヘッダファイルはEmbarcadero® Delphi®により作成されているため、利用する際には別途Embarcadero® Delphi®が必要になります。


他に必要なものは?

UC-1 FRAME(面内)」本体が必要です。


サンプルコードや資料はあるか?

API が使用する構造体に値をセットしていくまでの一連の過程など、サンプルプログラムの詳細な利用方法については、「土木建築エンジニアの プログラミング入門」をご覧ください。


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