ラーメン橋脚の設計計算(部分係数法・H29道示対応) Ver.4 バージョン更新内容

2024年 02月 27日 更新

Ver.4.00.00更新日:'22.02.28

主な改訂内容

【機能追加】

  • 杭基礎設計便覧(令和2年9月)に対応しました。
    • 杭頭接合照査において、フーチングの押抜きせん断に対する照査機能を追加しました。
    • 杭頭接合照査の仮想RC断面照査において、便覧に準拠する場合はMyc算出時にコンクリートの圧縮応力度の適用範囲(設計基準強度の2/3)を考慮しません。
    • 杭頭接合照査の仮想RC断面照査において、永続変動照査時に使用するモーメントを杭頭、または杭頭と地中部の最大から選択するようにしました。
    • 杭頭接合照査のPHC杭のカットオフの照査に対応しました。
    • 便覧に準拠する場合は、安定計算の杭断面に腐食しろを考慮せず、PHC杭は全断面を使用するようにしました。
    • 便覧に準拠する場合は、プレボーリング工法のとき周面摩擦力算出時に控除する範囲を杭頭から指定できるようにしました。
  • 主たる塑性化が生じる部材の判定をkhpで行うか、khNで行うかの選択を追加しました。
  • 基礎の部材の塑性化を期待するかしないかの設定を、液状化の有無毎に指定できるようにしました。
  • 橋脚が塑性化しない場合のkhpを1.1khNとして、入力画面「レベル2地震動照査|基礎条件」に作用力の上限値をk2hとするか否かの選択を追加しました。
  • 永続変動結果画面について、照査結果を制限値比で表示する選択機能を追加しました。
  • 永続変動結果計算書について、結果一覧表に制限値比を追加する選択機能を追加しました。
  • 「震度算出(支承設計)」連動時に計算書を統合し出力できるようにしました。
    • 震度算出製品との連携時は、メニュー「オプション|動作環境の設定」で「震度算出(支承設計)連動時|設計計算書データを付加する」をチェック(レ)してください。
    • この機能を使用するには、「震度算出(支承設計)(部分係数法・H29道示対応) Ver.4」以降の製品が必要です。

【機能改善】

  • 永続変動照査の制限値比について、最小鉄筋量等、構造細目照査の制限値比がOKの場合は総合制限値比に含めないように改善しました。
  • 組合せ荷重ケースの「荷重表示名」について、橋軸方向と橋軸直角方向で同じ荷重ケース名が設定できるように改善しました。
  • 結果画面「レベル2地震動照査|基礎」のタブ「概要」で「判定OKの許容比率を表示する」をチェックした場合、「全列(杭)で照査」した場合は全杭の許容比率の最小値を表示するように改善しました。
  • 入力画面「レベル2地震動照査|基礎条件」のフーチング前面抵抗のPhu自動算出機能について、入力にαpの選択を追加して粘性土、または軟弱な粘性土地盤時の計算ができるように改善しました。
  • 梁柱モデルの柱基部支点条件の入力画面およびヘルプの説明に、「基礎の設計」で使用される記号の表記を追加しました。
  • はり部材のレベル2地震動照査項目に最小鉄筋量、最大鉄筋量の照査を追加しました。

【不具合対策】

  • フーチングのコンクリートの圧壊に対するせん断耐力Sucw算出時の有効高が柱前面の引張側で計算されていない不具合があったため修正しました。
  • PHC杭のコンクリートの斜引張応力度算出時のウェブ厚bwの算出方法に誤りがあったため修正しました。
  • PHC杭 のせん断照査時のせん断補強鉄筋量Awの値に誤りがあったため修正しました。
  • 橋脚躯体の橋軸直角方向のN-Mls相関関係について、引張側の軸力の計算範囲が異なる場合があったため修正しました。
  • 計算書の永続変動照査結果一覧表、および結果詳細出力のねじり照査位置が出力されない不具合があったため修正しました。
  • Ver.3.3.0で梁柱モデルの柱基部断面力算定結果を参照できるようにしましたが、仕様上の問題があったため参照できないようにしました。
    柱基部断面力算定を行う場合は、基本条件画面で基礎形式を「なし(梁柱モデル)」以外を選択してください。
  • 終局水平耐力に十分大きな余裕があるかを入力できない不具合があったため、杭基礎モデルの入力画面「レベル2地震動照査|基礎条件」のタブ「条件③」に入力を追加しました。

Ver.4.00.01更新日:'22.04.18

主な改訂内容

【機能改善】

  • 計算書に地震時に橋脚基部に生じる断面力を設計水平震度に換算した値khNを出力するように改善しました。

【不具合対策】

  • 荷重表示名が長い場合に計算実行エラーが発生する不具合があったため修正しました。
  • Ver.4.0.0のインストール時の製品登録に不具合がありました。
    この不具合により、Ver.4.0.0を自動的にアンインストールすることができません。
    Ver.4.0.0を手動でアンインストールいただく必要がございます。
    同フォルダにインストールしていた場合は、Ver.4.0.0をアンインストール後に最新版を再インストールしてください。
    お手数をおかけして申し訳ございません。

Ver.4.00.02更新日:'22.07.05

主な改訂内容

【機能改善】

  • Web認証の安定性を改善しました。

【不具合対策】

  • レベル1の設計水平震度が0のとき、杭基礎L2作用力直接指定時のフーチングの慣性力が0になる不具合があったため修正しました。
  • はりの上側左端、上側右端鉄筋が側面鉄筋として扱われ、単鉄筋、複鉄筋で照査した時に正しく認識されない不具合があったため修正しました。
  • 場所打ち杭で任意の材質を指定した場合に、不要なエラーメッセージが表示される不具合があったため修正しました。

Ver.4.00.03更新日:'22.09.12

主な改訂内容

【不具合対策】

  • 「震度算出(支承設計)」連動時のデータ取込み後に、鉛直死荷重反力が反映されない場合がある不具合があったため修正しました。
  • Engineer’s Studio®エクスポート時に、はり面外方向のns値が正しく設定されていない不具合があったため修正しました。
  • 基礎L2の計算を実行した際に、不要なエラーメッセージが表示され計算できなくなる不具合があったため修正しました。

Ver.4.00.04更新日:'22.11.29

主な改訂内容

【機能改善】

  • 上部工位置、支承位置を小数点4桁まで入力可能にしました。

【不具合対策】

  • 旧基準ファイルをコンバートしたモデルにおいて、地層厚を正しく認識できない場合がある不具合があったため修正しました。

Ver.4.00.05更新日:'23.02.01

主な改訂内容

【不具合対策】

  • Engineer’s Studioエクスポート時に、エラー「Engineer’s Studio Solver クラスが登録されていません」が表示され処理が中断する場合があったため修正しました。

Ver.4.00.06更新日:'23.05.15

主な改訂内容

【機能追加】

  • 杭軸方向ばね定数Kvの直接指定機能を追加しました。

【機能改善】

  • 直接基礎の基礎ばね算出用の平均せん断弾性波速度Vsiを9999.999m/sまで入力可能にしました。

【不具合対策】

  • R2.9杭基礎設計便覧準拠時の鋼管杭の震度連動用の基礎ばねに誤りがあったため修正しました。

Ver.4.00.07更新日:'23.07.26

主な改訂内容

【機能改善】

  • 入力画面「永続/変動照査|計算条件」のタブ「断面照査条件」の「フーチングの断面照査|主鉄筋のモデル化」に、レベル2計算にも反映されるコメントを追加しました。

【不具合対策】

  • 張出し部に複数の支承があった場合に、コーベルのせん断スパン算出が正しく算出されない不具合があったため修正しました。

Ver.4.00.08更新日:'23.09.12

主な改訂内容

【不具合対策】

  • 入力画面「永続/変動照査|計算条件」のタブ「断面照査条件」の「はりの断面照査|ハンチ勾配が1:3より急勾配でもハンチ筋を考慮する」の選択にかかわらず、常に考慮している不具合があったため修正しました。

Ver.4.00.09更新日:'23.12.22

主な改訂内容

【不具合対策】

  • 回転杭の支持力計算において、管内部を控除して計算していたため控除しないように修正しました。
  • 支持力計算において、直接指定した先端N値が認識されない不具合があったため修正しました。
  • 「杭基礎設計便覧(令和2年9月)」準拠時に、水平方向地盤反力係数算出に使用する鋼管杭の断面2次モーメントの算出に錆代を考慮した値を使用している不具合があったため修正しました。
  • 軸方向引張鉄筋比ptに関する補正係数Cptが算出できず計算エラーになる場合があったため修正しました。

Ver.4.00.10更新日:'24.02.27

主な改訂内容

【不具合対策】

  • 杭基礎の水位無のケースにおいて、杭基礎に浮力が考慮されていない不具合があり、浮力を考慮するように修正しました。

更新履歴バックナンバー

LOADING