建築杭基礎の設計計算 Ver.10 バージョン更新内容

2024年 10月 10日 更新

Ver.10.00.00更新日:'24.01.31

変更内容

【機能追加・改善】

  • 「2019建築基礎構造設計指針」を指定時に応答スペクトル法による地盤の変位の算定に対応しました。
  • 液状化の判定において、液状化による地盤の変位算定および地表最大変位による液状化の程度の判定に対応しました。
  • 仮想RC断面による杭頭接合部の検討において長期荷重の検討に対応しました。
  • 計算書において杭ごとの結果一覧の出力に対応しました。
  • 既製コンクリート杭のPRC断面において無筋部の入力に対応しました。
  • 「地層(登録)」画面において登録した地層データの登録順入替機能を追加しました。
    ※登録順を変更することで、計算書の設計条件における地盤の出力順を変更することができます。
  • 場所打ちコンクリート杭とコンクリート(基礎スラブ)においてM-φ算定用の曲げ引張強度の自動設定に対応しました。
  • 先端付近地盤の平均N値の上限値と下限値の設定において土質条件別での設定に対応しました。
  • 平均N値の算定方法において荷重平均(直線でつなぐ)、単純平均を追加しました。
  • メイン画面の伏せ図において地盤名称、パイルキャップ符号の表示に対応しました。
  • 水平力の検討において軸力値により許容値の算定ができない場合、結果をNGとした状態での結果表示、計算書の出力に対応しました。
  • 杭頭回転ばねの入力範囲を拡張しました。
  • 計算書の改善を行いました。
    • 杭頭接合部の検討において水平力検討結果が同じ支点をまとめた状態での出力に対応しました。
    • 杭頭接合部の検討のM-N図において荷重種類ごとに全ケースをまとめ1つの図としての出力に対応しました。
    • 許容支持力算定において杭の先端地盤種別の出力に対応しました。
    • 「基礎下端の距離」の出力について、どこからの距離であるのかを示すようにしました。
    • 設計条件の材質においてPRC杭の無筋部の設定していない場合に不要な出力を行いようにしました。
    • N-M図の非線形解析時において同値の軸力を複数表示しないようにしました。
    • 杭配置図において杭名称、地盤名称、杭径、杭長、パイルキャップ符号の出力に対応しました。
    • 杭配置図においてパイルキャップ形状の出力に対応しました。
    • 「水平力に対する検討ー断面力」の出力において杭頭条件が半固定の場合に入力値の出力に対応しました。

【仕様の変更】

  • 「2019建築基礎構造設計指針」準拠時の液状化の判定について、「損傷(短期)」「終局」としていた区分を「レベル1」「レベル2」へ変更しました。
    上記に伴い、水平力検討において液状化による低減係数を算定する場合に損傷限界状態をグレードSと指定した場合は、「レベル2」の低減係数を適用するように変更しました。
    ※本修正により、旧バージョンと結果が異なる場合がございます。

【不具合修正】

  • 多層地盤の平均N値自動計算において、平均N値が正しく算定されない場合がある不具合を修正しました。
  • 部材照査基準を「2022年」とした場合、終局時の低減係数の算定に用いている軸応力度の算定に誤りがある不具合を修正しました。
  • 部材照査基準を「2022年」とした場合、終局時の限界曲げモーメントの算定において、β1が2重で考慮されている不具合を修正しました。
    ※(1)~(3)の修正により、旧バージョンと結果が異なる場合がございます。
  • 部材照査基準を「2022年」とした場合、計算書の軸応力度(参考値)において、PHC杭、PRC杭の場合の記号を修正しました。
  • 計算書において材質名が長い場合に正しく出力されない不具合を修正しました。

ヘルプの修正

  • 「概要」-「バージョン及び改良点」-「Ver.10.0.0」
  • 「操作方法」―「メニューの操作」―「入力」―「計算条件」
  • 「操作方法」―「メニューの操作」―「入力」―「材質」
  • 「操作方法」―「メニューの操作」―「入力」―「地層(登録)」
  • 「操作方法」―「メニューの操作」―「入力」―「入力補助:一括設定」
  • 「操作方法」―「メニューの操作」ー「入力」ー「計算・結果確認」ー「地盤の変位」(追加)
  • 「操作方法」―「メニューの操作」ー「入力」ー「計算・結果確認」ー「水平力検討」
  • 「操作方法」―「メニューの操作」―「計算書作成」
  • 「計算理論及び照査の方法」ー「2019基礎指針」ー「地盤の変位」(追加)
  • 「計算理論及び照査の方法」ー「水平抵抗力の検討」ー「解析方法」
  • 「計算理論及び照査の方法」ー「水平抵抗力の検討」ー「杭頭接合部の検討」

Ver.10.01.00更新日:'24.06.12

変更内容

【機能追加・改善】

  • PRC杭の無筋部をPHC杭として計算できるように対応しました。
    本修正に伴い、PRC杭にPC鋼材径の入力を追加しました。
  • 許容支持力を直接指定で計算値を参照している場合に計算結果を出力できるようにしました。
  • 水平力の結果確認画面にて、一覧表に軸力範囲チェックの結果を追加しました。
  • 計算書 水平力の検討結果に軸方向応力範囲チェックの出力を追加しました。
    ※印刷項目の設定にて、出力の可否選択できます。

【不具合修正】

  • 印刷プレビューでエラーが発生する場合がある不具合を修正しました。
  • PRC杭の許容せん断力の出力において、PC鋼材断面積の出力値が誤っている不具合を修正しました。
    ※出力のみの不具合で計算に影響はありません。
  • 水平力検討結果画面において、M/Nyの値が正しく表示されない不具合を修正しました。
    ※表示のみの不具合で結果に影響はありません。
  • PRC杭無筋部分の限界せん断力算定において、無筋部の場合も鉄筋径を使用して限界値を算定していたため、PC鋼材径を用いるように修正しました。
    ※本修正により、該当データは結果が異なる場合がございます。
  • 杭(登録)画面において編集途中の杭を削除および断面数の変更を行った場合にエラーが出る不具合を修正しました。
  • 計算書の出力において、不要なコメントが出力される不具合を修正しました。

【その他】

  • 入力名称を変更しました。※「基礎部材の強度と変形性能」の正誤表対応
    PC鋼棒 → PC鋼材

ヘルプの修正

  • 「概要」-「バージョン及び改良点」-「Ver.10.0.0~Ver.10.1.0」
  • 「操作方法」―「メニューの操作」―「入力」―「計算条件」
  • 「操作方法」―「メニューの操作」―「入力」―「杭(登録)」
  • 「操作方法」―「メニューの操作」―「計算書作成」
  • 「計算理論及び照査の方法」―「2019基礎指針」―「許容せん断力(2017部材指針)」
  • 「計算理論及び照査の方法」―「2019基礎指針」―「許容せん断力(2022変形性能)」
  • 「計算理論及び照査の方法」―「2001基礎指針」―「許容せん断力」

Ver.10.01.01更新日:'24.10.10

変更内容

【機能追加・改善】

  • 「出力項目の設定/選択」画面より杭配置図の単独プレビューに対応しました。

【不具合修正】

  • 計算書出力において、応答変位法による解析の場合、基礎下端位置が正しく出力されない場合がある不具合を修正しました。
  • 「地層(登録)」-「N値測定点タブ」において測定点が一つも設定されていない場合、支持力検討においてエラーが出る不具合を修正しました。

ヘルプの修正

  • 「概要」-「バージョン及び改良点」-「Ver.10.0.0~Ver.10.1.1」
  • 「操作方法」-「メニューの操作」-「入力」-「計算条件」
  • 「操作方法」-「メニューの操作」-「計算書作成」

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