ボスポラス海峡
学会初日と2日目の夜、レセプションとカンファレンスディナーがそれぞれ行われた。会場は異なるが、いずれも、アジアとヨーロッパをつなぐボスポラス海峡に面したイスタンブール欧州側のレストラン【図3】。窓から臨む海峡のパノラマはなんとも贅沢。対岸は、アジアの西端である(本当のアジア西端はトルコのババ岬)。我々は、アジアの東端から来たのだから(同じく、ロシアのデジニョフ岬)、アジアのビッグさをひしひしと感じた。
ボスポラス海峡は、黒海とマルマラ海を結ぶ。この下流となる、マルマラ海とエーゲ海を結ぶダーダネルス海峡と併せて、黒海と地中海を結んでいる、交通の要衝である。そのため、大小、様々な種類の船が行き交っており、この風景を眺めているだけでも飽きない。
食事中、都市の歴史の話題となった。ローマとイスタンブールの研究者が話をリード。トルコには、世界最古の都市遺跡「カタル・フユク」があり、その時代は何と紀元前7500年頃。ギリシャやローマの都市よりもはるかに古い。そんなわけで「Rome
is young!」という名言が飛び出した。
学会最終日には、ボスポラス海峡を1時間ほどクルージング【図4】。最優秀プレゼンテーション賞はこの船上で発表された【図5】。何とも素敵な演出だった。
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