ウェリントンは北島の南西端に位置し(北海道でいえば函館の位置)、北島と南島を隔てるクック海峡に面した天然の良港である。南太平洋の美しい入り江に面した街。中心部はコンパクトであり、目抜き通り・キューバストリートを起点に、美味しいコーヒーや食事を頂きながら、歩きまわって観光できる【図1,2,3】。花や緑が多く絵葉書のような街並み。海と丘があって豊かな自然。およそ1000年前にニュージーランドを最初に発見したとされる先住民・マオリ族の文化の触れ合い。人口は、郊外を含めると40万人超。
ウェリントンの緯度は南緯41度であり、世界中で最も南に位置する首都である。一方、北緯41度を辿れば、青森県むつ市、イスタンブール、ローマの南に差し掛かる。そう思うと、北半球により多くの陸地が集まっていることを改めて感じる。調べてみると、
北半球は、陸地面積:海洋面積=2:3 南半球は、陸地面積:海洋面積=1:4
であり、
陸半球(陸地面積が最大になる半球)は、フランス・パリ付近を中心として、陸地:海洋=49:51 水半球(海洋面積が最大になる半球)は、ニュージーランド沖合を中心として、陸地:海洋=11:89である。
ウェリントンは、「Top 5 Windiest Cities in the World」によれば世界一風が強い街に輝いた(色んなランキングがあるものだ)。海からの風が常に吹きつけて、年間を通じた平均風速が一番大きく、「ウィンディ・ウェリントン」という別名を持つ。因みに2番目以降の街は、リオ・ガルゴス(アルゼンチン)、セントジョンズ(カナダ)、プンタ・アレーナス(チリ)、ダッジ・シティ(米)。 |