VR・FEMエンジニアリング・セミナー in Taiwan
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●日時:2014年4月23日 ●会場:台湾グランドハイアットホテル |
(Up&Coming 2014年7月号) |
2014年4月23日台湾グランドハイアットホテルて、株式会社フォーラムエイトと中国富朗巴共催のVR・エンジニアリング・セミナーを開催いたしました。
弊社としては2008年より、台湾現地の代理店と提携して市場活動を行ってきました。台湾市場の拡張と強化、優秀な人材確保で日本国内の開発コストを削減という戦略的な目的から、今年の下半期における台湾現地法人の設立準備を着実に進めています。このような状況を踏まえ、台湾での広報と交流の機会として、2日間にわたる今回のセミナーを行う運びとなりました。
1日目のセミナーでは弊社の代表的な製品・事例紹介と招待講演を実施し、弊社製品への理解を深めていただくための展示も行いました。当日は雨にもかかわらずUC-win/Road関連ユーザ、大学や研究機関、企業、設計院、メディア関係より多くの方にご来場いただき、大変な盛況となりました。また、台湾大手電子メーカーであるTECOグループの黄会長をお迎えして開会の辞をいただくことができ、大変素晴らしいスタートとなりました。
開演にあたっては弊社執行役員より会社概要、業務内容、製品ラインアップ、応用事例についての紹介、続いて長年弊社と提携関係にある大阪大学大学院 環境エネルギー工学専攻 准教授
福田知弘氏による基調講演「3D・BIM・VRの最新活用事例とVRクラウド活用研究」が行われました。VR-Cloud®による研究内容と最新の事例について弊社宮崎支社とVR-Cloud®上で連携し、その機能についてわかりやすく紹介しました。
金沢大学 理工研究域 環境デザイン学専攻教授 沈振江氏は「VR技術とまちづくりの計画デザイン支援」と題し、現在取り組んでいる映像マッピング、まちづくりの手法、合意結成のためのこれからのVR活用への期待について講演いただきました。
元NEC副社長であり、現在はフォーラムエイト特別顧問である川村敏郎氏からは、「コンピュータグラフィックスの発展と今後への期待と課題」として、CG誕生から今迄の発展歴史、これからの発展方向、最新の技術等について幅広い内容の講演をいただきました。
フォーラムエイト社員のプレゼンテーションでは、VRと解析関連について最新機能と最新応用事例について全般的に説明いたしました。
会場隣に設けられた展示コーナーにも参加者たちの関心か集まりました。ドライブシミュレータを体験したり、書籍を手に取ってその場で購入された方もいらっしゃいました。
セミナー終了後の懇親会には40名ほどの方にご参加いただきました。多忙にもかかわらずTECOグループ理事長の劉兆凱氏が駆けつけ、乾杯の音頭をとってくださいました。続いて弊社社長伊藤より皆様への感謝の挨拶があり、今後の台湾での事業計画についても紹介させていただきました。懇親会会場は始終にぎやかな雰囲気で、充実した交流の場となりました。今後の展開においても皆様より貴重な意見、アドバイス、そして製品に対する様々な要望もいただき、非常に有意義なイベントとなりました。
2日目のテクニカルツアーではフォーラムエイト関係者とユーザ様で、台湾の成功とされるTECOグループを見学いたしました。TECOグループは電子メーカーだけではなくイノベーションパーク開発と運営など幅広い活動を行っています。弊社の台湾事務所が入居している青島の労山区にあるイノベーションパークもTECOグループによるもの弊社とはご縁が深いのです。特別顧問の川村氏より始まったこのつながりがグローバルな展開を加速させていたのです。
近年、台湾は低迷の経済成長から抜け出すために様々な促進政策を発表しており、その対象は交通運輸、産業発展、建設投資など12分野にも及んでいます。多額の資金が関連業界に投入される見込みで、より一層多くの日経建設企業も参入しています。今回のイベントを通して弊社の台湾への参入にさらに自信を持ち、成功への確信が一段と深まったと思います。
フォーラムエイトでは、本年中に台湾法人を設立し業務を軌道に乗せることを目標にしています。台湾市場は豊富な人材があり、政府レベルでも積極的に日本の基準を取り入れるなど、多くのメリットがあります。台湾法人は中国の開発サポート拠点として青島法人と同様大きな役割を果たすことが期待されます。今後は、台湾へ進出している日系建設関連企業向けに多様な業務を提供する予定です。皆様、これからの台湾法人の活動に大いにご期待ください。
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