●日時:2013年4月19日 |
(Up&Coming 2013年7月号) |
構造解析入門セミナーの講師も務める、吉川弘道氏(東京都市大学 教授)編著の新刊『都市の地震防災
-地震・耐震・津波・減災を学ぶ』の発売を記念して、同氏を講師としてお迎えし、広く都市の防災・減災をテーマとした出版記念セミナーを開催いたしました。また、併せて、非常口サインの開発で知られる太田幸夫氏(NPO法人サインセンター理事長)による避難誘導サインシステムについてのご講演と、弊社開発担当者によるフォーラムエイトの避難・防災ソリューションについてもご紹介いたしました。
吉川氏は講演の中で、日本には優れた研究・技術が多いものの、それらは高度化しているため、教育の体系化は至難の業であること、また、過去の地震・津波災害に学ぶことが不可欠であることを述べ、「蓄積された地震防災・減災技術を正しく次世代に伝えて繋げたい」と、同書の執筆の動機についても語りました。また、地震と地震動のメカニズム、建築や土木構造物を守るための耐震工学、地震被害や津波から広く都市を守るための防災・減災など、本書の概要について紹介しながら、地震災害に強い都市の構築への展望について述べました。
続いて行われた、太田幸夫氏による講演「避難誘導サインシステムの現状と今後の展開」では、同氏が30年に渡って関わってきた、災害時における避難誘導システムの国際・国内規格制定について説明。非常口サインが決定された経緯や、広域避難・津波避難などさまざまな種類のサイン、またこれらに関連する各種実験について紹介しつつ、一目で誰にでも分かるようなピクトグラムで避難サインを標準化することの重要性を述べました。最後に、フォーラムエイトの開発担当者による防災・避難ソリューションについてのプレゼンテーションとデモンストレーションを実施。津波解析とVRモデリングによる可視化、また、UC-win/Road
for EXODUSによる避難解析シミュレーションと、VRによる避難誘導蓄光ラインの検討等について紹介しました。
講演終了後には参加者と講演者による懇親会が催され、多くの皆様にご出席いただきました。書籍『都市の地震防災』を早速お買い求めいただいた方も多く、「自分が理解するというより、図版や写真が多くわかりやすいので、お客様に説明するのに大変便利」(業務で耐震設計に携わっている参加者の方)など、さまざまな感想もいただきました。
本セミナーは内容を拡張のうえ、フォーラムエイト東京本社移転記念セミナーとして、7月17日に品川インターシティーの新セミナールームで第2弾を開催いたしますので、ご興味をお持ちの方は、ぜひ参加ください。
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■吉川 弘道 氏(東京都市大学 教授) |
■太田 幸夫 氏(NPO法人サインセンター理事長) |
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■都市の地震防災 |
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