第3回 3D・VRシミュレーションコンテスト by UC-win/Road
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(Up&Coming 2005年1月号) |
本年の3D・VRシミュレーションコンテストbyUC-win/Roadを、2004年11月12日/東京・中目黒GTプラザホールにて開催いたしました。会場は東京本社が入居しているGTタワーに隣接した公共ホールで100名以上収容のホールが満員となる盛況さでした。
今回は、応募作品多数のため、本選へのノミネートを11月2日に行い、当社選定委員により8作品がノミネートされました。同日ホームページにて発表を行っています。コンテスト本選では、15分間のプレゼンテーションを行い、最後にコンテスト参加者が順位点による投票を行い、併せて弊社選定委員3名(和田忠治会長及びUC-win/Road開発者)の投票を加えて選考を行っています。今回もユーザプレゼンテーションが8作品中6作品となり、作品応募者自身によるプレゼンテーションが実施されました。ノミネート作品の事業テーマも幅広く、新交通LRT、鉄道高架、海辺、河川、高速道、街路、道路保全が対象となっており、参
加されたユーザ様、関係者の皆様も楽しくご覧いただけたものと思います。最優秀のグランプリとしては、「財団法人道路保全技術センター」が開発を進める3次元VRシステムのベースデータが受賞し、合わせて今回設定した「アイデア賞」、「クリエイティブ賞」も同時に受賞する結果となりました。優秀賞は、首都高速道路公団の「街路計画景観シミュレーション」と日本道路公団の「圏央道千葉VRシミュレーション」が受賞されました。
UC-win/Roadは、5月にAdvanced版のVer.2.00をリリースし、高度なVR機能をサポートしていますが、コンテストで発表されたデータにも随所に各機能が利用されています。自動プレゼンテーション「スクリプティング」による災害シミュレーション、新交通LRTを乗降する人間モデルを「MD3モデル」で表現、「トラフィックジェネレータ・フロー」による道路の3次元交通流表現、「フェイクライト」による夜間表現などで各機能が活用されています。
コンテストでは、最新事例として中目黒VRモデルを紹介するとともにUC-win/Roadの開発プロトタイプを紹介いたしました。交通制御、信号制御をサポートし3次元交通シミュレーションを実現する機能を現在開発中です。
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▲コンテスト会場・中目黒GTプラザホール |
▲グランプリ、財団法人道路保全技術センター |
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バーチャル・リアリティ(VR)による道路保全支援システム
財団法人 道路保全技術センター |
同技術センターが保有する道路標識等のデータベース及び関連技術と連携する3次元道路状況のビジュアルプラットフォーム開発におけるベースデータとして作成された。交通ネットワークを3次元空間で表現し、災害/迂回等による交通の変化を表現したデータが紹介された。 |
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街路計画景観シミュレーション
首都高速道路公団 東京建設局 関連街路課 |
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同公団では東京都各建設事務所と協力して、都内街路改修事業を進めている。全長8.8km区間のVRデータを作成し、近隣住民との意見交換会などで静止画像、VRデータを利用し、歩道のインターロッキングや街路樹の樹種検討などで活用された。 |
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圏央道(千葉)VRシミュレーション
日本道路公団 東京建設局 千葉工事事務所
第一復建 株式会社 |
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同工事事務所管内である圏央道千葉地区の木更津JCT〜市原南ICに至る約20kmの本線及び交差道路、鉄道を表現したVRデータ。住民説明会などで活用され、今後も部内検討や景観検討業務で活用される。 |
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次点作品
高速道路におけるJCT・ランプ部料金所追加工事
シミュレーション
大成エンジニアリング 株式会社 |
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高速道路におけるJCT・ランプ部料金所追加工事シミュレーション。
料金所が高架橋上に設置されているための桁の幅員を拡張する工事の状態、併走する一般道において夜間工事での走行レーンの減少を表現。設計前後の機能を利用した上部工夜間工事の状態と昼間の状態、完成予想をシミュレーションしたデータ。 |
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