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1. |
設計対象橋梁 |
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コンクリート道路橋
1) PC橋(ポステンが対象)
2) PRC橋
3) RC橋
PC橋、PRC橋では、内ケーブル、外ケーブルが可能。また、上部工だけでなく、ラーメン構造などのRC橋脚に対しても使用できます(ただし耐震設計を除く)。 |
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2. |
桁断面形状 |
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箱桁、円孔ホロー桁、T桁などであり、これらの断面を寸法で入力したり、台形と円形の組合せデータ(ブロックデータという)でも入力できます。また、ハンチ形状としてサークルを考慮できできます。T桁断面では、床版後打ち部の断面諸量を考慮でき、格子結果で得られたねじりモーメントを考慮した設計ができます。 |
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3. |
設計荷重種類 |
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[設計時活荷重] |
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「L荷重」または「T荷重」、「線荷重」から選択。B活荷重かA活荷重かの区別は活荷重データとして定義する「載荷長」により行います。 |
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[疲労時活荷重] |
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「L荷重」または、「T荷重」、「TT_43」、「L(p1のみ)」から選択。 |
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[車道部・歩道部] |
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「あり」、「なし」の指定。歩道橋の場合は、地震時慣性力に群集100kgf/m2全載の鉛直、水平荷重が付加されます。 |
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[支点強制変位] |
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「考慮する」、「考慮しない」の指定が可能です。 |
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4. |
設計・照査項目 |
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[断 面] |
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コンクリート総断面の断面諸量 |
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[解 析] |
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FRAME(面内、IL)計算による断面力、変位、支点反力 |
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横方向解析対応 |
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床版をPC鋼棒などで横締めするときの床版設計、横桁設計、あるいは箱桁のウェブ、下床版の鉄筋量算定。横方向の設計用データ入力に
・骨組み構造モデル、
・主桁断面データ(数値入力タイプを除く)のデータ連動可能。
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[鋼 材] |
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・純断面、PC換算断面の断面諸量
・PC鋼材応力度(導入直後、有効時、最大時)
・PRC部材の鉄筋拘束力
・PC鋼材の伸び量
・プレストレス、プレストレス2次力と合成応力度
・引張補強鉄筋量
・プレストレス導入度
・PRC部材の曲げひびわれ幅 |
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[照 査] |
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・破壊抵抗曲げモーメントと破壊安全度
・平均せん断応力度と斜引張鉄筋量、軸方向鉄筋量
・PC、PRC部材の斜引張応力度
・PRC部材の変動応力度と疲労強度
・RC部材の曲げ応力度
・橋脚のM−φ曲線
・橋脚部材の活荷重Nmax時、Nmin時の検討 |
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[付属設計] |
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・震度法、保耐法タイプT・Uによる固有値算出、横方向解析
・横桁、場所打ち床版による断面力の計算 |
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[数 量] |
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・コンクリート他の概算数量 |
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5. |
死荷重あるいは活荷重などによる断面力はFRAME計算で求めるだけでなく、「任意形格子桁の計算」(弊社別売)の結果を取り込むことでセットできます。 |
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6. |
計算を途中で終了したり、途中から実行したりなど、設計段階の各照査項目に対して設計者の判断で必要な処理だけを実行すればよいシステム構成になっています。さらに、全ての入力値が決定した後は全計算機能を連続して実行するセット処理が利用できます。 |
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7. |
プリンタなどへの出力は、全計算項目についてまとめて出力操作ができ、照査項目によっては着目した照査点に限定して出力ができます。結果出力などは、HTML出力、テキスト出力に対応しています。 |
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8. |
分割施工の機能 |
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(1)概要 |
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施工方法を考慮して、構造系が順次変化していくときのクリープ力の計算(クリープ解析)をサポートしています。
想定した施工方法は、1径間ごとのステージング施工、(プレキャスト部材の)張り出し架設などであり、構造系の変化としては、架設部材数の増加、支点条件の変化、部材結合条件の変化、仮設材・仮設支点の有無、内ケーブル・外ケーブルの緊張を考慮できます。 |
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(2)コンクリート物性値 |
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クリープ係数、乾燥収縮、ヤング係数などは、道路橋示方書、CEB-FIP
Model code90のどちらかに準拠でき、また、数値直接入力もサポートしています。(土木学会コンクリート標準示方書準拠予定) |
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(3)クリープ解析 |
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クリープ解析により断面力の算出だけでなく変位量も正しく計算して、上げ越し量の計画や架設中の施工管理にも使用できます。着目ステップでの弾性変形、過去の全ステップの弾性変形に起因するそのステップでのクリープ変形を計算します。
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