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Windows 8.1 |
APPLICATION INFORMATION
2013-No.3 |
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「Windows 8」の後継OSとして、「Windows Blue」の情報は以前より知られていましたが、2013年5月14日に米国・ボストンで開催されたJP
Morgan Technology, Media &Telecom Conferenceで、「Windows Blue」は「Windows8」のアップデートであり、正式名称を「Windows
8.1」とすると、マイクロソフトのタミ・レラーCFO兼CMO(最高広報責任者)により公表されました。
「Windows 8」は2012年10月26日に発売されました。「Windows 7」の後継OSとして発売され、大きな特徴としては新ユーザインターフェース(Modern
UI design)の採用などがあります。
このようなユーザインターフェースの大幅な変更が、旧来からのユーザーにとっては使い慣れたUIから切り替える負担となってしまう場合もあります。また、タッチパネル対応である点が強調されたため、「Windows
8」を導入すれば通常のディスプレイであってもタッチパネルのように使用できるという誤解を抱いたユーザーもいたようです。
加えて、タッチパネルディスプレイの普及も現時点ではまだ十分とは言えないという状況もありました。
このような背景で、「Windows 8」の普及度はあまり進まず、発売から3カ月経過時点での使用シェアについては、2.6%にとどまっています(米NetApplicationsの調査)。
「Windows 8.1」では、上記のような問題に対応する意味もあり、タッチパネル操作を全面に出したユーザインターフェースから変更がなされると言われていましたが、パブリックプレビュー版が2013年6月末に公開される予定となっています(記事執筆時点2013年6月上旬での情報)。
これに先立ち、マイクロソフトは5月末に、追加変更となる機能について発表しました。
このアップデートでは、前回のタッチパネル操作重視のインターフェイスを継承しつつ、キーボードやマウスなどのデバイスによる操作性も向上しているようです。
また、サイズの小さい液晶ディスプレイやデスクトップ向けの大型の液晶での利用もしやすくなっており、検索機能、SkyDriveなどの使い勝手も改良されています。
さらに、インストールされたソフトウェアへのアクセスやデスクトップ画面からスタート画面への切り替えもより簡単に行えるようになっており、Windows
8では廃止されたスタートボタンも復活しています(ただし、スタートメニューはないようです)。
また、Windows8.1は、Windows8ユーザ向けに、年内に無償提供される予定とのことです。
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■従来のOS と大きくユーザインターフェースが変更された、Windows8 のスタート画面。
Windows8.1 ではスタートボタンが復活する予定 |
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※社名・製品名は一般的に各社の登録商標または商標です。 |
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(Up&Coming '13 夏の号掲載) |
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