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地盤改良の設計計算 Ver.3
深層・浅層混合処理工法を用いた改良地盤の設計計算プログラム

最新版製品価格 ●リリース 2013年4月
UC-1/地盤解析/地盤改良シリーズ

 ウェルポイント、地盤改良の設計計算体験セミナー
●開催日 : 2013年6月13日(木) 13:30〜16:30
●本会場 : フォーラムエイト東京本社GTタワーセミナールーム
 ※TV会議システムにて 東京・大阪・名古屋・福岡・仙台・札幌にて同時開催
●参加費 : 無償 

 はじめに
「地盤改良の設計計算 Ver.3」では、「建築物のための改良地盤の設計及び品質管理指針(平成14年11月) 日本建築センター(以下、管理指針)」に準拠し、深層混合処理工法について「円弧すべりの検討」および「沈下の検討」に対応しました。
 円弧すべりの検討
管理指針 第8章「改良地盤のスベリ破壊の検討」に準拠し、建築基準の円弧すべりの検討に対応しました。局部すべり、全体すべりの検討を行うことが可能です。

局部すべり、全体すべり共に、改良体の残留強度を使用して検討を行います。また、偏土圧あり(擁壁下の改良)の場合は、残留強度の他に、ピーク強度を使用した検討にも対応しています。

すべりの計算方法として、局部すべりに対する検討では簡易Bishop法を用います。全体すべりに対する検討では、簡易Bishop法と修正Fellenius法から選択可能です。すべりの検討ケースは、最大5ケースまで設定可能ですので、局部すべりと全体すべりを一度に検討する事が可能です。また、ケース毎に、「斜面の安定計算」の形式でデータを保存する事が可能となっており、保存したデータを「斜面の安定計算」で読み込んで計算する事も可能です。

■図1 全体すべりのイメージ

本プログラムでは、円弧中心の格子範囲、すべり円の刻み幅などといった詳細な設定を行うことができます。中心の格子範囲指定および半径の一定刻みを選択した場合は、最も厳しい結果を抽出して最終結果とします。
 沈下の検討
沈下の検討では、下記3つの沈下量を算定し、その合計を総沈下量として許容沈下量との比較を行います。
  • 改良地盤の圧縮沈下量
  • 下部地盤の即時沈下量
  • 下部地盤の圧密沈下量

即時沈下量および圧密沈下量については、多層地盤での沈下量を算定します。算定方法の詳細は、管理指針(P115)の記述により、日本建築学会「建築基礎構造設計指針」に準拠します。また、圧密沈下量については、基礎スラブ単位で算定するか、図2のような建物全体のモデルで検討するかを選択する事ができます。

■図2 圧密沈下全体モデルイメージ

圧密沈下量の算定方法として、Δe法、mv法、Cc法に対応します。Cc法については、

(1)現状では、加圧密状態であるが、建物荷重により最終的には正規圧密状態となる場合


(2)現状で正規圧密または圧密未了の状態にある場合

(3)建物建築後も圧密層が加圧密状態に留まる場合

の3つの状態に対応した沈下量を算定することが可能です。
 「擁壁の設計」とのファイル連携機能
Ver.3の新機能として、「擁壁の設計」からエクスポートしたファイルをインポートすることにより基礎の寸法、基礎底面の作用力、擁壁の寸法などを簡単に反映することが可能となります。ファイル連携には、「擁壁の設計 Ver.13」が必要となります。

■図3 ファイル連携イメージ
 おわりに
本製品は、今後ともユーザ様からのご要望を取り入れて改善に努めてまいります。今後も皆様のニーズにお応えできるように製品開発を行ってまいりたいと思いますのでどうぞご期待ください。
(Up&Coming '13 春の号掲載)
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