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最新デバイス 4Kビデオカメラ HARDWARE INFORMATION
2013-No.1

 ■ 4Kビデオカメラの特長

最近では映像の高画質化が進んでいます。家庭用テレビでは、フルハイビジョン解像度(1920x1080ピクセル)が一般的となっています。今回は、これをさらに上回る4K解像度(3840×2160ピクセル:フルハイビジョンの4倍)の映像記録・再生を実現している4Kビデオカメラについて紹介します。
4K解像度により映像のきめ細かさが格段に向上し、映像の立体感も大きく向上しています。コンテンツにもよりますが、ステレオ立体視対応のディスプレイと比較しても立体感が大きく劣らない映像表示が可能です。ビデオカメラ業界においては以前より研究開発が行われていましたが、最近では、業務用であれば100万円を切るコストで入手することが可能となっています。


 ■ 4Kメモリーカードカメラレコーダー GY-HMQ10(株式会社JVCケンウッド)

弊社では、4KビデオカメラとしてGY-HMQ10を導入し、活用を進めています。これは現在市場で入手可能な4Kビデオカメラの1つで、4K/60pでの記録・再生を小型・軽量のハンドヘルドサイズで実現しています。映像記録は4枚のSDHC/SDXCカードを利用することで行ない、32GBx4枚で約2時間の長時間記録に対応しています。4Kをそのままの解像度で表示する機器はまだ多くリリースされていませんが、弊社では表示装置として、55インチのスリムベゼル液晶4枚を用いた4Kサイネージシステムを用いています。


 ■ 4Kビデオ映像の編集

4K解像度で撮影された映像を編集・書き出しするために、最近では市販の映像編集ソフトにおいても対応が進んできており、それらを利用することが可能です。
映像の書き出しにおいては、多量のメモリ領域を必要としますが、4K解像度をそのまま保持した高画質な映像製作が可能です。下記に弊社での撮影から映像再生までのシステム接続例を示します。弊社では、会社紹介映像を4Kビデオカメラの映像素材を用いて自社制作し、4ポート分の映像出力が可能なビデオカード搭載パソコンにより、ショールームにある4Kサイネージシステムで展示しています。


 ■ 今後について

映像業界では8K映像の研究開発が進められるなど、高画質化の傾向は今後も続くものと思われます。高解像度映像によるモニタリング、イメージプロセッシング等、活用技術も今後、技術革新が進んでくるものと考えます。4K解像度が皆様の身近なものとなるには、映像配信の方式や表示装置のコスト面等の課題があり、少し先の未来となるかもしれませんが、チャンスがあれば、ぜひ体験されてみてはいかがでしょうか。

▲4Kメモリーカードカメラレコーダー
GY-HMQ10(株式会社JVCケンウッド)
▲フォーラムエイト 4Kサイネージシステム
(マイナビEXPO2012にて展示:東京本社ショールーム常設)

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。

※社名、製品名は一般に各社の登録商標または商標です。

     
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