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震度算出(支承設計)
(部分係数法・H29道示対応) |
橋梁下部工 |
H29道路橋示方書に準拠した複数振動系を有する橋梁の
静的フレーム法による震度算出プログラム |
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●新規価格
●リリース |
274,000円
2017年 9月 |
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「震度算出(支承設計)(部分係数法・H29道示対応)」は、平成29年7月に改定された『「橋、高架の道路等の技術基準」(道路橋示方書)』(以下、H29道示)に準拠して、固有周期、設計水平震度、慣性力の算定を行うプログラムです。平成29年9月時点では、同解説が発刊されていないため、条文のみを参照した暫定版としてリリースを行います。以下に本製品が関連する改定内容についてご紹介します。 |
本製品の結果に影響する主な改訂内容として以下が挙げられます。
部分係数の導入
レベル2地震時の設計水平震度の算定方法変更
・構造物特性補正係数Csの考慮を削除
・下限値の削除
・記号の変更
橋軸直角方向 振動単位判定方法の変更
・固有周期特性による判定の削除
・単純桁の場合を1基下部構造とする規定を削除
固有周期に対する設計水平震度の標準値の算定方法については、変更はありません。ただし、固有周期算定におけるモデルは、死荷重の荷重係数1.05を考慮するため、全く同じモデルをH24準拠で計算した場合とH29準拠で計算した場合は、固有周期に差異が生じます。よって、設計水平震度の標準値もこの影響により、同じにならないケースが出てきます。
レベル2地震動の設計水平震度は、構造物特性補正係数と下限値の考慮が削除されたため、殆どのケースでH24準拠の場合とでは、結果が異なります。また、許容塑性率によらず算定することができるようになったため、橋台についてもレベル2地震動の設計水平震度が算定することができるようになります。
橋軸直角方向の設計振動単位の判定において、従来行われてきた固有周期特性による区分および単純桁が連続する場合の区分が削除されました。これにより、橋軸直角方向は、常に複数の下部構造とそれらが支持している上部構造部分からなる設計振動単位として扱われます。
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▲図1 H24道示の橋軸直角方向振動単位 |
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▲図2 H29道示の橋軸直角方向振動単位 |
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部分係数の導入により、地震時慣性力の算定においては、構造物の重量に対して死荷重(D)、重量×設計水平震度に対して地震の影響(EQ)の荷重係数γqと荷重組合せ係数γpを乗じる必要があります。例えば、変動作用支配状況のD+EQ(レベル1地震動)の組合せ時における地震時慣性力は次のようになります。
重量に乗じる部分係数γp×γq=1.00×1.05
地震の影響に乗じる部分係数γp×γq=1.00×1.00
地震時慣性力=(重量×1.00×1.05)×設計水平震度×1.00×1.00 |
初版(暫定版)では、以下の機能を制限しています。
・支承の設計機能(支承設計便覧発刊後に対応予定)
・Engineer's Studio®へのエクスポート
※2017年9月現在のもので、今後変更される可能性があります。 |
9月末リリースの版では、支承の設計など、同解説及び設計便覧の発刊後でなければ対応できない機能を制限しています。これらについては、今後、設計便覧等の発刊に応じて順次対応を行う予定です。 |
(Up&Coming '17 秋の号掲載) |
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