今回はMultiframeの「モデルジェネレータ」機能の内、平板要素に矩形や円形の開口部を追加したい時に使用する、「開口部」生成方法を紹介させていただきます。
1. 平板要素の作成
今回の対象構造物は5m×5mの平板要素とします。「フレームウィンドウ」にて、以下の設定をします。
a) グリッド間隔を「1.0m」、グリッドを可視化
b) ビューを「上面表示」に切り替え
2.平板要素の作成
画面上で、「右クリックメニュー|パッチの追加|矩形」をクリックし、5m×5mの平板要素を作成します。
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図3 「パッチの追加|矩形」 |
3.開口部の作成
平板要素が作成出来ましたら、次に「作成メニュー|生成」より「開口部」を選択します。
平板要素(パッチ)は1つのみのため、パッチ番号は「1」として以下の設定値とします。
a)開口部形状「円形」
b)開口部の番号(数)「m=3、n=3」
c)「b1=B/6.0m」「d1=D/6.0m」、「直径=0.2m」
※対象は矩形パッチのため、辺長はB、Dで指定できます。
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図5 「生成|開口部」2 |
図6 開口部完成 |
Multiframeは現在、Bentley社が開発しています。最近、技術的な内容に関して、直接開発元に確認したいという要望が少なからずありました。そのため、今回は直接開発元へも問い合わせをする方法をご紹介させていただきます。
1. CONNECTION Client|CONNECT Center
Multiframeと一緒にインストールされる「CONNECTION Client」を起動し、CONNECT Centerを選択します。
2.新規サービスリクエスト
CONNECT Centerを選択すると、Bentley社のホームページ(https://connect.bentley.com/)が開きます。その中から「新規サービスリクエスト」を選択します。
新規サービスを選択すると、入力フォーム画面が開きますので質問内容他を記入し「サポートに送信」をクリックすると直接Bentley社へ質問することができます。日本語でも質問が可能ですが、Bentley社内で英訳後に米国本社へ送付されるため、回答までは少しタイムラグがありますのでご注意ください。
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図7 CONNECT Center選択 |
図8 新規サービス |
■ Multiframe CONNECT Edition v21.13.00.19 2018年12月リリース
■ 開発元:Bentley Systems (Formation Design SystemsはBentleySystemsに吸収合併)
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