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 Maxsurf 総合情報 Vol.45
 Maxsurf テクニック Ver.20最新追加機能

Maxsurf Modeler マーカー機能

くつかの新しい機能が、マーカーに追加されており、サーフェイスを多量のマーカーデータセットにフィッティングさせるような場合(例えばレーザースキャンデータ)に補助的な役割を演じます。

マーカーとは、Maxsurfの空間に配置される点で、3次元座標x、y、zを持ちます。船体形状を現すオフセットをマーカーに置き換えれば、オフセット情報をMaxsurfの3次元空間に配置することができ、このマーカーに合わせたサーフェイスを生成することにより、オフセットデータをサーフェイスに置き換えることができます。また、Maxsurfで生成されたサーフェイスから、Maxsurfの機能を使ってオフセットを生成し、同時にマーカーを生成することもできます。

新しく追加されたマーカー機能の一つは、マーカーのカラーコードオプションです。これは、元になるマーカーに合わせてサーフェイスを作る場合、サーフェイスとマーカーの空間上の距離の大きさに応じて、マーカーを色付けする機能です。こうすることにより、空間に配置されたマーカーに対し、サーフェイスのどの部分がどれほどマーカーとずれているかを把握する助けになります。

元のマーカーに対して面を貼った後、全てのマーカーが対応するサーフェイスにアサイン(紐付け)されていることを確認し、マーカーメニューからMeasure Surface Errorを選択します。Markers WindowのError欄にマーカーとサーフェイス間の距離がエラーとして表示されます。

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
■図1 モデリングしたい元のオフセットデータ
画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
■図2 元のオフセットデータに合わせて
     サーフェイスは貼った状態

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。 画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
■図3 元のオフセットデータに対し、モデリング
     したサーフェイスが若干ずれを生じている
■図4 Markers MenuのMeasure Surface Errorを選択
     すると、対応するサーフェイスからのマーカーの
     距離が計測されError欄に表示される

次に、EditメニューのPreferencesのイアログを表示させ、Show Marker Error with color gradientにチェックを入れると、マーカーとサーフェイスの距離に応じて、マーカーが色表示されます。

二つ目のマーカー機能は、マーカーとサーフェイスの距離に許容値を設定し、その値を超えているマーカーのみを表示するという機能。MarkersウインドウのAcceptable Error欄に許容値を入力します(fill-down機能を使うのが便利)。そして、DisplayメニューのMarkers|Hide Acceptable Markersを選択すると、許容値を超えているマーカーのみが表示されます。

一つ目の色付け機能よりもさらに、ずれの大きな箇所を容易に把握可能になるので、元マーカーへのモデリング作業の効率を高めます。
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■図5
エラーの大きさに応じてマーカーを色表示する
には、Preferencesダイアログで、Show Marker
Error with color gradientにチェックを入れる
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■図6 マーカーが色表示された状態

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。 画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
■図7 Markersウインドウで許容値を入力する ■図8 DisplayメニューのMarkers|
     Hide Acceptable Markersを選択する
画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
■図9 許容値を超えているマーカーのみが
     表示される

開発元:Bentley Systems(Formation Design SystemsはBentley Systemsに吸収合併)


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