例では、3つの矩形を定義されており、区画が3つに分けられているのが判ります。この3つの区画は、タンクのタイプをLinked Compartmentと指定することにより、互いにリンクさせることができ、一つのタンク/区画として認識されます。
Ver.20での新機能として、タンク内液体表面のシェーディング表示があります。右図は、浸水区画内の液体表面を表示したものです。
例で示す区画はエンジンルームなので、実際にこの区画が浸水した場合、エンジンその他の設備がこの区画内にあることにより、浸水の量は、定義された区画の容積よりもかなり小さくなるはずです。そして、その減少量は、例えばエンジンやバッテリーの体積分ということになります。このような場合は、Permeabilityで浸水率を設定するのではなく、エンジンやバッテリーの容積分を、タンク定義の中で差し引きするようにします。これは、浸水区画の中に、エンジンやバッテリーの容積と同等のタンクを設定することで可能になります。
ここで紹介したタンク/区画のさまざまな表示は、Displayメニューの、Visibilityダイアログで行います。
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