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水工 |
下水道管の耐震計算 Ver.3
下水道管本体鉛直断面、軸方向、管きょの接合部の耐震計算プログラム
●新規価格
●リリース |
222,000円
2018年12月 |
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下水道耐震設計体験セミナー |
日時:2019年1月25日(金) 13:30〜16:30 |
会場 : 東京本社 品川インターシティA棟セミナールーム
※TV会議システムにて 大阪・名古屋・福岡・仙台・札幌・金沢・
宮崎・岩手・沖縄 同時開催 |
参加費 : 無償 |
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「下水道管の耐震計算」は、(公社)日本下水道協会「下水道施設の耐震対策指針と解説」(以下「耐震指針」)および「下水道施設耐震計算例」(以下「耐震計算例」)に準拠した、下水道管の鉛直断面、継手、軸方向の耐震計算を行うプログラムです。バージョンアップした「下水道管の耐震計算
Ver.3」では、主に以下の機能追加、拡張等を行っています。
- 液状化による浮き上がりの検討
- ポリエチレン管の地盤の液状化に伴う軸方向ひずみの検討への対応
- 抜出し量の検討における急曲線の影響の考慮
以下にその概要をご紹介します。 |
耐震指針においては、下水道管の浮き上がりの検討については、その照査方法等が明確にされていませんでしたが、耐震計算例(2015年版)においては、参考としてその計算例が示されました。Ver.3では、同計算例の前編p.4-2-77〜に記載されている計算に対応しています。
浮き上がりの安全率は、非液状化層のせん断抵抗力と管の重量を浮上抵抗力として考慮した下記の式により算出します。
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図1 浮力と浮上抵抗力 |
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ここに、
F |
: |
浮き上がりに対する安全率 |
W |
: |
管の単位長さ当たりの重量(kN/m) |
Q |
: |
非液状化層のせん断抵抗力(kN/m) |
V |
: |
管の単位長さ当たりの体積(m3/m) |
γs |
: |
管周辺土砂の飽和単位体積重量(kN/m3) |
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ポリエチレン管の照査では、(常時の軸方向ひずみ+地震動による軸方向のひずみ)<許容ひずみ であることを照査していますが、耐震計算例のポリエチレン管の例ではそれに加え、レベル2地震時に対して「地盤の液状化に伴う側方流動による軸方向ひずみ」「地盤の液状化に伴う地盤沈下による軸方向ひずみ」の計算例が示されました。Ver.3ではこれらの照査が可能となっており、照査の有無を指定することができます。
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図2 結果一覧計算書(ポリエチレン管) |
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継手構造の下水道管を急曲線部に施工する場合、曲線部にある継手の外側は、最初から一定量抜き出ている状態となります。Ver.3では急曲線の影響を考慮可能とし、その影響を考慮すると指定された場合は、曲線施工による抜出し量S1を予め減じたものを許容抜出し量として、各抜出しの検討を行います。 |
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図3 Sd算出画面 |
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ここに、
S1 |
: |
曲線部外側の開口量 (m) |
Sd |
: |
曲線部外側と内側の開口差 (m) |
S4 |
: |
曲線部内側の開口量 (m) |
入力されたSdとS4よりS1を算出しますが、曲線部外側と内側の開口差Sdは、管長、管径、曲率半径を指定することにより自動で算出することができます。
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(Up&Coming '19 新年号掲載) |
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