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Q1. |
「RC下部工の設計計算 Ver.9」、「ラーメン橋脚の設計計算 Ver.9」との違いは何か |
A1. |
・ラーメン橋脚専用タイプに、H24道示で追加された鉄筋の新材質を追加しました。
・ラーメン橋脚専用タイプで、鉄筋材質を主鉄筋、帯鉄筋ごとにそれぞれ指定できるようにしました。
・ラーメン橋脚専用タイプのハンチ筋の入力方法に「ハンチ両端」(断面の左右両端に配置)を追加しました。
・ラーメン橋脚専用タイプで、震度算出(支承設計)連動用の断面二次モーメント算出に使用した骨組モデルを保存する機能を追加しました。
・従来タイプのラーメン橋脚の設計計算機能を削除しました。ラーメン橋脚の設計機能は「ラーメン橋脚専用版」へ移行しました。
・従来タイプの単柱橋脚、橋台の設計計算に、H24道示で追加された鉄筋の新材質を追加しました。
詳しくは、各製品ヘルプの「概要|バージョン及び改良点|Ver.1.0.0」をご覧ください。 |
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Q2. |
平成24年道示対応版(「ラーメン橋脚の設計計算 Ver.10以降」)、平成29年道示対応版で作成したファイルを、「ラーメン橋脚の設計計算(カスタマイズ版)」で読込むことは可能か |
A2. |
いいえ。読込むことはできません。
なお、「ラーメン橋脚の設計計算(カスタマイズ版)」のファイルは平成29年道示対応版で読込むことはできませんが、平成24年道示対応版(「ラーメン橋脚の設計計算 Ver.10以降」)で読込むことが可能です。 |
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Q3. |
「震度算出(支承設計)」ファイル(*.F3W)に保存することができない |
A3. |
カスタマイズ版で作成したモデルは、平成24年版対応の「震度算出(支承設計)」に保存することはできません。
平成24年版対応の「震度算出(支承設計)」に連動するためには、平成24年版対応の「ラーメン橋脚の設計計算」製品でモデルを更新する必要があります。 |
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Q4. |
主鉄筋材質と帯鉄筋材質が異なるモデルを設定可能か? |
A4. |
はい。
基本条件画面で、主鉄筋、帯鉄筋ごとに材料を指定することができます。 |
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Q5. |
地域別補正係数を直接指定することは可能か |
A5. |
いいえ。直接指定することはできません。
地域別補正係数は指定した地域区分に応じて内部で自動的に設定されます。 |
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Q6. |
鉄筋材質の任意追加は可能か |
A6. |
可能です。
H24道示で追加された「SD390」、「SD490」は初期値として登録しています。 |
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Q7. |
「UC-win/FRAME(3D)」との連動に対応しているか? |
A7. |
メニュー「ファイル|UC-win/FRAME(3D)データのエクスポート」によりUC-win/FRAME(3D)ファイルへエクスポートすることが可能です。 |
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Q8. |
入力画面「許容応力度法|基本荷重ケース」で、無効(グレー表示)の荷重ケースがあるのはなぜか |
A8. |
入力画面「基本条件」の「基礎形式」を「なし(梁柱モデル)」とした場合、活荷重衝撃無のケースは使用しないため無効となります。
活荷重衝撃無のケースは、安定計算、フーチングの設計に用い、梁柱の設計は行いません。 |
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Q9. |
「ラーメン橋脚の設計計算」では、橋軸直角方向のL2照査の計算条件に「My0>MuのときMy0=Mlsとする」が用意されているが、カスタマイズ版で対応していないのはなぜか。 |
A9. |
この計算条件は「道路橋示方書・同解説(平成24 年3 月)に関する質問・回答集(T)X 耐震設計編 平成24年11月 耐震設計小委員会」(P.8)を参考としたものです。
My0と限界状態曲げモーメントMlsについて記述されたものですので、My0>Muの関係には適用しておりません。 |
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Q10. |
入力画面「レベル2地震動|橋脚条件」のタブ「計算条件」で「最終Stepのtanθ=0によるδu算出エラー」の選択項目「θpu到達時δuを無限大として計算続行」が、「ラーメン橋脚の設計計算(平成24年道示対応版)」で削除されているのはなぜか |
A10. |
この条件を選択した場合、tanθ=0(終局ステップ以降、回転変位が発生しない塑性ヒンジが存在する)時の終局変位δuは「塑性ヒンジのいずれかの断面に生じる曲率がそれぞれの断面の終局曲率の2倍に達したとき」を採用します。
しかし、平成24年道示Xでは、P195の解説で「終局曲率の2倍」の規定が削除されているため、この計算条件も除外しました。
なお、「ラーメン橋脚の設計計算(平成24年道示対応版)」の入力画面「基本条件」で「橋脚躯体の水平耐力−水平変位,許容塑性率の算定方法」を「H14道路橋示方書」とした場合は選択可能となります。 |
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Q11. |
梁に大きな引張軸力が発生する原因は? |
A11. |
主な原因として、下記が考えられます。
・梁の断面サイズが大きい場合、温度荷重・乾燥収縮により大きな軸力が発生します。
・さらに柱の剛度が大きい場合や柱高が低い場合は、柱が変形しにくくなるため梁に大きな軸力が発生しやすくなります。
・梁の張出部に大きな鉛直荷重が載荷された場合、柱が外側に変形することで梁に大きな軸力が発生する場合があります。 |
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Q12. |
UC-win/FRAME(3D)エクスポート時にメッセージ「UC-win/FRAME(3D)エクスポートは、支承位置(橋軸方向位置≠0)を含むケースには対応していません。」が表示され保存することができない |
A12. |
「UC-win/FRAME(3D)データのエクスポート」画面で「支承とWu及びRd」を「設定する」としている場合にこのメッセージが表示されます。
このメッセージを回避するためには、入力画面「上部工/支承」で支承の「橋軸方向位置」を全て「0.000」(m)にする必要があります。
ご了承ください。 |
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Q13. |
本製品を使って、水門の保有水平耐力照査は可能か |
A13. |
水門の保有水平耐力照査については、土木研究所より「地震時保有水平耐力法に基づく水門・堰の耐震性能照査に関する計算例 平成20年3月」が示されています。
この照査方法は、道路橋示方書で示されているラーメン橋脚の設計計算とは慣性力の載荷方法などに違いがあるため対応できません。
この計算例に沿った照査は、「水門の設計計算」、または「柔構造樋門の設計」の門柱L2照査で対応しています。 |
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Q14. |
フーチング補強モデルで、補強のコンクリート材質を変更したい |
A14. |
申し訳ございませんが、補強のコンクリート材質を指定することはできません。
補強鉄筋材質のみ、指定可能です。 |
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Q15. |
レベル2地震時照査(杭基礎)を作用力直接指定で慣性力の方向を指定する方法は? |
A15. |
慣性力の方向は、入力した作用力(柱基部断面力)のHpの符号で判断しています。
※khgは正の値を指定してください。 |
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Q16. |
入力画面「橋脚鉄筋」のタブ「鉄筋配置|主鉄筋配置」の「主鉄筋配置参照断面」で、参照したい断面が表示されない |
A16. |
参照することが可能な断面は、以下の制限があります。
・はり、柱、フーチング直角方向、フーチング橋軸方向間をまたがる参照はできません。
・はり支間中央断面は、右側、左側の断面を参照できません。
・柱段落し後の断面は、基部側の断面を参照できません。
・フーチングの増幅部の断面は、増幅部以外の断面を参照できません。
また、自分自身を参照している断面は参照できません。
例えば、「柱2」が「柱1」を参照している場合、「柱1」は「柱2」を参照することができません。
また、「柱3」が「柱2」を参照し、「柱2」が「柱1」を参照している場合、「柱2」・「柱3」とも「柱1」を参照していますので、「柱1」は「柱2」も「柱3」も参照することができません。 |
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Q17. |
許容応力度法で行われる隅角部の照査は、何を行っているのか |
A17. |
H24道示Vコンクリート橋編(16.3節点部の設計)(P294〜)の解説に準じて、外側引張りの曲げモーメント(M<0.0)が作用した場合の補強鉄筋量(必要鉄筋量)を算出しています。
隅角部の補強鉄筋配置を行うときに、補助的にこの結果を参照していただく事を想定しています。
内側引張の照査は行なっておりません。
何卒、ご了承くださいますようお願い申し上げます。 |
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Q18. |
群杭の照査に対応しているか |
A18. |
・群杭としての負の周面摩擦力の下記の計算式に対応しています。
H14道示W(解12.4.4)(P367)
指定は、入力画面「杭形状」のタブ「新設・既設杭、または増し杭|負の周面摩擦力|群杭としての負の周面摩擦力」で指定します。
・群杭による水平方向地盤反力の低減を考慮することができます。
レベル1:入力画面「杭形状」のタブ「杭条件A」の「水平地盤反力係数kHの低減係数」を直接指定してください。
レベル2:入力画面「レベル2地震動|基礎条件」のタブ「条件A」で「杭間隔÷杭径」を指定することで、群杭効果を考慮した水平地盤反力度の上限値の補正係数が考慮されます。(H14道示P408)
これ以外の項目(「12.4.4 群杭の考慮」の押込み力に対する群杭の支持力計算など(P369〜))は、対応しておりません。
ご了承くださいますようお願い申し上げます。 |
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Q19. |
乾燥収縮は、計算上どのように考慮されているか? |
A19. |
本製品は骨組解析により断面力を算出しますが、このとき乾燥収縮による温度荷重をはり,柱に載荷しています。
この温度荷重は入力画面「許容応力度法|計算条件」のタブ「乾燥収縮」で指定します。
コンクリートの線膨張係数を1.0E-5としていますので、「-15.0(度)」と入力した場合、乾燥収縮度15.0E-5を考慮することになります。 |
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Q20. |
カスタマイズ版で作成したラーメン橋脚のファイルを、平成24年道示対応版の製品で読込んで計算することは可能か |
A20. |
読込むことは可能です。
読込後、H24道示用にデータを変更した場合は、変更内容のメッセージが表示されます。
このデータでレベル2地震動照査の計算を実行するとエラーが発生します。
原因は、新道示基準で追加された項目が未入力のためです。
新設(H24道示準拠)として計算する場合は、エラーメッセージに表示される画面を確認して、その画面内の値を設定する必要があります。
既設として計算する場合は入力画面「基本条件」で「検討対象」を「既設」としてください。国総研資料第700号に従って計算する場合は「橋脚躯体の水平耐力‐水平変位,許容塑性率の算定方法」を「H14道路橋示方書」としますが、この場合は追加の入力は必要としません。 |
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Q21. |
せん断耐力算出、せん断照査時の断面の有効高dの値が正しく算出されていない |
A21. |
入力画面「橋脚鉄筋」で定義する主鉄筋の「配置」の選択が適切であるかをご確認ください。
例えば、はり部材で上側引張り時の有効高を算出する場合は、「配置」が「上側」(または「上側両端」、「上側左端」、「上側右端」)で定義した鉄筋の重心位置までの距離としますので、断面下側に配置されている主鉄筋を「上側」鉄筋として定義すると有効高dを正しく算出することができません。 |
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Q22. |
終局変位算出でエラーとなっているが、照査結果はエラーなしで表示されている。この照査結果に問題はないか。 |
A22. |
破壊形態が曲げ破壊型以外であれば、照査結果に問題はございません。
破壊形態が曲げ破壊型以外の場合は許容塑性率μaは固定値1.0となりますので、終局変位δuを使用しません。
この場合、終局変位算出が算出できない状態でも照査を行うことが可能です。 |
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Q23. |
柱の連続繊維巻立て補強でM−φ関係が算出できずエラーが発生する |
A23. |
原因の可能性の1つとして、連続繊維巻立て補強を考慮したコンクリート−応力度ひずみ曲線を算出する際の下降勾配Edes算出(Edes=(σcc−0.8・σcc’)/(εcu−εcc))において、σcc−0.8・σcc’<0となりEdesが負になっていることが考えられます。
計算書の「柱の保有耐力法照査(面外方向)」または「ラーメン橋脚の保有耐力法照査(面内方向)」内の「コンクリート応力度−ひずみ曲線」で、補強した各断面のσcc、σcc'をご確認くださいますようお願いいたします。 |
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Q24. |
乾燥収縮、温度荷重を柱・はり部材のみに載荷しているが、フーチング部材に載荷しないのはなぜか |
A24. |
フーチングは剛体であることを前提としているため、乾燥収縮、温度荷重の影響は考慮しておりません。 |
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Q25. |
基礎製品のカスタマイズ版(「基礎の設計計算、杭基礎の設計(カスタマイズ版)」)と連動することは可能か |
A25. |
申し訳ございませんが、基礎製品と直接連動することはできません。
本製品では、「基礎の設計計算,杭基礎の設計(カスタマイズ版)」で杭基礎およびフーチングの計算を行うことを想定して、基礎連動用XMLファイルのエクスポート機能を用意しています。
エクスポートは、メニュー「ファイル|基礎連動用XMLファイルのエクスポート」で行います。
注意点、および操作手順などの詳細につきましては、ヘルプ「操作方法|基礎連動用XMLファイルのエクスポート」をご参照下さい。
なお、基礎製品からのインポート機能は用意しておりません。
※「RC下部工の設計計算(カスタマイズ版)」(ラーメン橋脚以外)では基礎連動用XMLファイルのエクスポートに対応しておりません。 |
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Q26. |
杭基礎の入力画面「レベル2地震動|基礎条件」のタブ「条件@」で「作用力直接指定による杭基礎L2照査」を「照査する」とした場合、躯体の形状等の入力は必要か |
A26. |
必要です。
初期作用力計算時に躯体形状や死荷重時の支承反力による偏心モーメント、水平力を参照します。
ただし、鉛直作用力Vi、Vaのみ柱基部のVpから算出した値を使用します。
(鉛直作用力は、初期作用力、全作用力とも同じ値です。) |
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Q27. |
柱の鉄筋コンクリート巻立て補強時に、入力画面「橋脚形状」のタブ「柱補強」で入力する「補強鋼材軸方向有効下端」はどのような数値を入力すればよいか? |
A27. |
補強鉄筋を軸方向鉄筋として考慮する範囲および考え方につきましては、特に基準書類に明記されておりません。
考え方の1つとしてH24道示IV P189「鉄筋の定着」が参考になるかと存じますが、最終的には設計者のご判断となりますことをご了承いただきますようお願い申し上げます。 |
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Q28. |
荷重ケースを指定した任意荷重や、水平方向に作用する任意荷重を定義したい |
A28. |
申し訳ございませんが、任意荷重は死荷重のみに制限されます。
荷重ケースの指定、および作用方向を指定することはできません。
ご了承ください。 |
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Q29. |
梁柱モデルで柱基部にバネ支点を定義するが、実際のモデルは柱ごとに独立フーチングが存在する。
フーチング下端にばね支点を移動することは可能か。 |
A29. |
バネの位置は柱下端に固定しておりこれを変更することはできませんが、基礎下端へのバネの移動を考慮した換算値を設定することで対応可能です。
バネの移動による換算方法を、ヘルプ「計算理論及び照査の方法|柱基部支点バネの移動による換算方法」でご案内していますのでご参考ください。 |
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Q30. |
「基礎反力の取扱い」を「鉛直反力Vのみ考慮する」とした場合は、フーチング部材または杭頭には鉛直反力のみ載荷し、水平、回転成分は隅角部の格点に集中荷重として載荷するのはなぜか |
A30. |
鉛直反力のみ考慮した場合、ラーメン橋脚全体の釣合いがとれなくなります。
反力の釣合いをとるため、水平成分、回転成分の集計値を柱の交点位置に載荷しています。 |
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Q31. |
許容応力度法のはりの橋軸方向照査時に、上下主鉄筋を考慮したい。 |
A31. |
入力画面「許容応力度法|計算条件」のタブ「断面照査条件」の「はりの断面照査|橋軸方向照査に上下主鉄筋を考慮する」にチェックを入れてください。 チェックを入れた場合、入力画面「橋脚鉄筋」のタブ「主鉄筋配置」で、はり部材の「上側両端」,「下側両端」,「ハンチ両端」として定義された鉄筋を橋軸方向照査時の曲げ照査に考慮します。 なお、「はりの断面照査|曲げ照査時、「側面」鉄筋より外側のみ考慮する」にチェックを入れると、「上側両端」,「下側両端」,「ハンチ両端」のうち、側面鉄筋より外側の鉄筋のみ考慮します。 |
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Q32. |
UC-win/FRAME(3D)でエクスポートしたモデルでプッシュオーバー解析を行ったが、P−δ曲線が一致しない。原因は? |
A32. |
本製品でエクスポートしたUC-win/FRAME(3D)モデルは動的解析用のもので、保有水平耐力法の結果を再現させることは目的としていないことをご了承ください。
【橋軸直角方向について】
P−δ曲線が一致しない主な原因として、下記@〜Bが考えられます。
@非線形特性の違い
保有水平耐力法のモデルははりと柱の両端のみ、塑性ヒンジ候補点を設けます。
塑性ヒンジ候補点ごとにH14道示Xの図−解10.8.4(P185)のような軸力−曲げモーメントの相関関係を作成して塑性化を判断しますので、軸力変動を考慮した完全弾塑性バイリニアモデルとして解析しています。
一方、UC-win/FRAME(3D)のM−Φモデルは、死荷重時の軸力から断面から算出しており軸力変動を考慮しておりません。
A荷重条件の違い
保有水平耐力法では、「道路橋の耐震設計に関する資料 平成9年3月」の図−3.3.3(P3-21)のように上部工荷重のみ慣性力として考慮します。
これに対してエクスポートモデルは、ラーメン橋脚の自重も慣性力として有効となっています。
このため、変形形状が異なることが考えられます。
B上部工作用位置の水平変位δ
保有水平耐力法で使用する橋軸直角方向の水平変位は、「ラーメン橋脚の設計」のヘルプ「結果確認|レベル2地震動照査−橋脚」の「(2)直角方向−2)詳細−・照査結果−慣性力位置変位」で示した方法で算出しています。
【橋軸方向について】
ラーメン橋脚の橋軸方向の保耐照査は、柱ごとに単柱式橋脚と同じ方法で照査します。
このときのP−δ曲線は、H24道示Xの式(10.3.1〜7)(P167〜9)のように柱基部のM-Φ関係から作成し、慣性力はh(上部工慣性力作用位置)に載荷した条件で求めます。
一方、エクスポートモデルの橋軸方向柱基部のM−Φ関係は、式(解7.3.1)(P122)を降伏点とするバイリニアモデルとしています。
結果が異なる主な原因として、下記が考えられます。
@慣性力の載荷条件が異なります。
Aラーメン橋脚の橋軸方向保有水平耐力照査は柱ごとに照査しますので、P−δ曲線は他の柱の影響を受けません。
しかしエクスポートモデルのプッシュオーバー解析ではラーメン橋脚を一体として照査しますので、他の柱(または梁)が降伏した時、残りの柱に断面力が集中する現象が発生して結果に相違が生じることが考えられます。 |
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Q33. |
常時・レベル1地震動照査時の骨組解析モデルの支点位置がフーチング端部になっているのはなぜか |
A33. |
作用力計算後、杭位置に基礎反力を載荷しますので荷重は釣合う状態になります。
これにより支点反力の面内成分は0.0kNになりますが、骨組構造が不安定となるエラーを回避するため底版端部に支点を設けています。 |
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Q34. |
入力画面「レベル2地震動|共通条件」の「死荷重時の荷重ケース」に橋軸方向と橋軸直角方向のケースが選択可能になっているが、どちらを選べばよいか |
A34. |
橋軸方向の偏心を考慮する場合は入力画面「レベル2地震動|共通条件」の「死荷重時の荷重ケース」で橋軸方向ケースを選択してくださいますようお願い申し上げます。
橋軸方向ケースを選択した場合は、橋軸方向、直角方向とも偏心を考慮することができます。
直角方向ケースを選択した場合は、橋軸方向の偏心を考慮することができません。
「死荷重時の荷重ケース」についての詳細は、入力画面「レベル2地震動|共通条件」の「ヘルプ」ボタンで表示されるページの「【橋軸ケース及び直角ケースが表示される理由】」をご覧ください。 |
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Q35. |
レベル2地震動橋軸方向の照査で初降伏変位δy0の算出エラーにより照査結果がエラーになるが原因がわからない |
A35. |
1つの可能性として、柱基部以外の断面で初降伏水平耐力到達時のM>終局曲げモーメントMuになっている可能性があります。
橋軸方向計算は単柱式橋脚と同様にH14道示Xの式(解10.3.6)(P158)を使って、柱の各高さ位置のφiにより初降伏変位δy0を計算します。
この曲げモーメントMがMuを超えた場合、φiを求めることができないためエラーになります。
このエラーを回避できる可能性のある計算条件として下記が挙げられます。
@入力画面「橋脚形状」のタブ「柱補強」でエラーが発生する柱の「補強鋼材軸方向有効範囲長」を長くする。
柱のRC補強モデルの場合は、
A入力画面「レベル2地震動|橋脚条件」のタブ「補強オプション」で、「柱補強軸方向鉄筋を無効とする区間の取扱い|補強コンクリートを無効とする」のチェックを外す。
B入力画面「レベル2地震動|橋脚条件」のタブ「補強オプション」で、「柱補強軸方向鉄筋を無効とする区間の取扱い|柱既設軸方向鉄筋の取扱い」の「段落しが行われていないものとみなす」にチェックを入れる。 |
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Q36. |
入力画面「許容応力度法|基本荷重ケース」で定義する「温度変化の影響(T)」の荷重ケースと、入力画面「許容応力度法|計算条件」のタブ「荷重条件」で設定する「温度荷重」の関係は? |
A36. |
基本荷重ケースの温度荷重は、上部工の温度荷重です。
設計条件の温度荷重は躯体の温度荷重です。
上部工の温度荷重は支承位置の荷重として入力しますが、躯体の温度荷重は躯体部材に温度荷重を与えます。 |
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Q37. |
丸鋼の鉄筋断面積を変更したい |
A37. |
申し訳ございませんが、鉄筋断面積を変更することはできません。
本製品の丸鋼断面積は、JIS G3191の値を内部で自動的に適用します。 |
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Q38. |
橋脚躯体のレベル2地震動照査において、横拘束筋を考慮するべきかをどのように判断するか |
A38. |
既設橋脚の場合、H14道示X 10.6の条件を満たしていれば、横拘束効果を考慮します。
満たしていなければ、考慮しません。
この計算条件は、入力画面「レベル2地震動照査|橋脚条件」のタブ「計算条件」の「帯鉄筋とフックの定着状態」で指定します。
横拘束効果を考慮しない場合は、「定着されていない」を選択してください。 |
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Q39. |
弊社製品「震度算出(支承設計)」と連動する時の基礎バネ値を直接指定したい |
A39. |
以下の手順で、基礎バネ値を直接指定することができます。
@入力画面「基本条件」で「基礎形式」を「直接基礎」に設定します。
A入力画面「直接基礎」の「基礎バネ(震度連動)」の「算定条件」を「直接指定」に設定します。
Bボタン「直接指定」で開く画面で、基礎バネ値を直接指定することができます。 |
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Q40. |
ラーメン橋脚橋軸直角方向のレベル2地震動照査における骨組モデルの初期剛性は固定値か |
A40. |
固定値です。
H14道示Xでは、P185 ii)の解説では、降伏限界の曲げ剛性EIyについて「曲げ剛性を算出する際の軸力としては,死荷重作用時に各部材に生じる軸力とする。」と記述されています。
これに従って、死荷重時の軸力における降伏剛性を固定値として与えています。 |
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Q41. |
「ラーメン橋脚の設計計算(カスタマイズ版)」で作成した「震度算出(支承設計)(カスタマイズ版)」モデルを「UC-win/FRAME(3D)」にエクスポートすると、ラーメン橋脚が降伏剛性の骨組モデルになり、断面形状などの情報がエクスポートされない |
A41. |
「ラーメン橋脚の設計計算(カスタマイズ版)」のメニュー「オプション|動作環境の設定」の「非線形動的解析用データを付加する」にチェックを入れた後、「震度算出(支承設計)」ファイルへ保存してください。 |
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Q42. |
柱基部の高さ位置が異なるラーメン橋脚の計算は可能か? |
A42. |
対応しておりません。
柱基部の高さ位置が異なるモデルは作成することができません。
ご了承ください。 |
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Q43. |
フーチング増厚補強時モデルの断面照査で、既設の上面主鉄筋が考慮されない |
A43. |
入力画面「許容応力度法|計算条件」のタブ「断面照査条件」のチェックボックス「フーチングの断面照査|増厚時の既設上面鉄筋を考慮する」にチェックを入れてください。 |
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Q44. |
はりのレベル2地震動照査で、はり部材の橋軸直角方向の支間部は行わないのか |
A44. |
橋軸直角方向のレベル2地震動照査は、はり、柱を含めたラーメン構造として照査しています。
はり部材の支間部はこれに含まれますので、照査を行っておりません。 |
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Q45. |
UC-win/FRAME(3D)へのエクスポートモデルで出力したM−φ関係を確認することは可能か |
A45. |
可能です。
メニュー「ファイル|UC-win/FRAME(3D)データのエクスポート」で開く画面の「モデル選択」で選択したモデルのM−φ関係を、画面右下の「M−φ、M−θ関係確認」のボタン「プレビュー」で出力する計算書で確認することができます。 |
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Q46. |
「ラーメン橋脚の設計計算(部分係数法・H29道示対応)」、「ラーメン橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)」のファイルを読み込むことは可能か |
A46. |
H29道示対応版製品のファイルを読み込むことはできません。
また、H29道示対応版製品から本製品のファイルを読み込むこともできません。
ご了承ください。 |
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Q47. |
はりに段差のある形状を定義したい |
A47. |
はり形状は矩形のみ対応しているため、段差付きの形状を定義することができません。
任意荷重により荷重として考慮することは可能ですが、剛度として考慮することはできません。
何卒、ご了承くださいますようお願い申し上げます。 |
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Q48. |
上部構造のないラーメン構造物の設計計算は可能か |
A48. |
本製品は上部構造を有するラーメン橋脚を前提としています。
レベル2地震時保有水平耐力法照査では上部構造の慣性力を載荷して照査しますので、対応することができません。
ご了承くださいますようお願い申し上げます。 |
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Q49. |
柱ごとに段落しを複数個所に設定したい |
A49. |
申し訳ございませんが、段落しは1箇所に制限されています。
ご了承ください。 |
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Q50. |
梁柱モデルで計算した柱基部の断面力を基礎製品用にエクスポートできる機能はないか |
A50. |
申し訳ございませんが、用意しておりません。
また、レベル2の橋軸直角方向の照査では、ラーメン橋脚の基部の鉛直力が慣性力に応じて変化します。
独立フーチングの場合はレベル2照査で鉛直力の変化を考慮する必要が生じますが、基礎製品ではこれに対応しておりません。
ご了承ください。 |
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Q51. |
許容応力度法の面外方向の断面力はどのように算出しているか |
A51. |
ラーメン構造の骨組モデルに面内荷重を与えて算出した軸力と、面外荷重を与えて算出した面外せん断力、面外曲げモーメントを使って面外方向の断面力とし、応力度照査を行っています。 |
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Q52. |
梁、柱の補強断面の許容応力度照査において、単鉄筋/複鉄筋ではなく全鉄筋を考慮しているのはなぜか |
A52. |
道示W(H.8.12)P.202に、「曲げモーメントに対して橋脚を設計する場合,本来は全ての軸方向鉄筋を考慮して設計すべきであるが,許容応力度法においては,計算の簡便性を考慮し,水平荷重作用方向に直交する方向の鉄筋のみ計算上考慮し,他の鉄筋は無視してもよい」との記述があります。
「既設道路橋の耐震補強に関する資料」に補強時の許容応力度法照査に関する記述はなく、補強工法ごとに保耐法照査時の断面から有効な鋼材と無効な鋼材とを使い分けることが煩雑になること、また、例えばはり増厚工法のときでは補強部の鉄筋が反映されないことを考え、現行の仕様としております。 |
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Q53. |
フーチングの増厚断面で、鉄筋材質を変更しても降伏曲げモーメントMyが変化しない |
A53. |
入力画面「基本条件」は既設鉄筋材質を指定します。
フーチングの増厚部の鉄筋材質は、入力画面「橋脚形状」のタブ「フーチング」の「補強|補強鉄筋」で指定して下さい。
既設鉄筋材質を変更した場合、上側引張り時の既設鉄筋は最外縁でないため、降伏曲げモーメントMyに影響しなかったと推察します。 |
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Q54. |
入力画面「橋脚鉄筋」のタブ「斜引張鉄筋/横拘束筋」の「有効長」にはどのような値を入力すればよいか |
A54. |
H14道示X p161の解説では「横拘束筋の有効長としては,…配置された帯鉄筋や中間帯鉄筋により分割拘束される内部コンクリートの辺長のうち最も長い値とする。」と記述されています。
これについては、図−解10.4.1でも説明されています。 |
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Q55. |
上部工荷重が橋軸方向に偏心しているため橋軸方向に変位が生じるが、はりの面外方向の曲げモーメントが0kN.mになる |
A55. |
ラーメン橋脚躯体形状が左右対称で、荷重条件も左右対称の場合、左柱と右柱の橋軸方向の変位量は同じになります。
この場合、はりは橋軸方向に変形せず、曲げモーメントは0.0kN.mになります。 |
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Q56. |
柱が橋軸方向に並び、橋軸方向に伸びるはりの上面が道路となる構造は対応できるか |
A56. |
申し訳ございませんが、対応しておりません。
本製品では、上部工が橋脚上に支承を介して配置される構造物としており、必ず定義する必要があります。
上部工がはりと一体となったり、ラーメン橋脚の面内方向が上部工の軸方向となる構造物は、モデル化することができません。 |
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Q57. |
形状、荷重条件とも左右対称で、配筋も右側部材の配筋を左側部材から参照して定義したラーメン橋脚モデルだが、レベル2地震動照査の面内解析では右→左方向と左→右方向の結果が異なっている |
A57. |
入力画面「橋脚鉄筋」のタブ「鉄筋配置|主鉄筋配置」で、柱の配筋を参照している場合、参照先の鉄筋配置が反転されないことにご注意ください。
例えば、左柱の配筋が左側12本、右側10本で左右対称でない場合、これを右柱で参照すると、右柱も左側12本、右側10本の配筋になります。
左右対称となるためには、右柱は左側10本、右側12本とする必要がありますが、参照機能ではそのようになりません。
この場合は、参照機能を使用せず、それぞれの配筋を定義する必要があります。 |
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Q58. |
既設橋脚でMy0>Muとなりレベル2地震動照査がエラーになるが、回避策はあるか |
A58. |
鉄筋配置を変更する以外に、回避策は見つかっておりません。
既設橋脚で鉄筋配置を変更できない場合、照査不能の状態と考えます。
My0>Muとなる場合は、H14道示Xの図−解10.8.2(P183)から求まる降伏剛性を適切に処理することができないため、エラーとして計算を中断しています。
断面高に比較して、鉄筋のかぶりが大きい場合に、My0>Muの関係になりやすくなります。 |
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Q59. |
「震度算出(支承設計)(カスタマイズ版)」がインストールされていないPCで、震度連携ファイル(*.F8W)での保存、読み込みは可能か |
A59. |
可能です。 |
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Q60. |
ラーメン橋脚のはりの入力において、ハンチ幅≧ハンチ高の形状が入力できない理由は何か |
A60. |
H14道示Xの図−解10.8.3(P184)に示される「ハンチ幅≧ハンチ高さ」の場合の塑性ヒンジ位置の考え方に対応していないためです。 ご了承ください。 |
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Q61. |
ラーメン橋脚のレベル2地震動照査において、フーチングの柱間照査が初期状態で「照査しない」となっているのはなぜか。 |
A61. |
連続フーチングの柱間照査を行うには柱から伝えられる断面力が必要ですが、レベル2地震時においてこの断面力をどのように考えて求めるか基準類に明示されていません。 本製品ではヘルプ「計算理論及び照査の方法|レベル2地震動照査(杭基礎)|フーチング橋軸直角方向レベル2地震動照査」に示した考え方で照査を行っておりますが、基準等に沿ったものではないため、初期値を「照査しない」としています。 |
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Q62. |
杭基礎モデルの入力画面「地層」に入力するγt、γsatの重量は、どのような値を入力すればよいか。 |
A62. |
水位より上の単位重量を湿潤重量γtとしてご入力ください。 水位以深は水中重量として(飽和重量−水の単位重量)を用いていますので、飽和重量γsatには水中重量に水の単位重量を加えた値を入力してください。 |
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Q63. |
杭基礎モデルの入力画面「レベル2地震動照査|基礎条件」のタブ「条件@」の「着目点ピッチ」で指定したピッチに分割されない。 |
A63. |
分割ピッチは、地層ごとに設定しています。 層下端が、杭頭〜1/βの範囲内の場合、「上」の設定値が適用されます。 層下端が、1/β〜(1/βと杭先端の中点)の範囲内の場合、「中間」の設定値が適用されます。 層下端が、(1/βと杭先端の中点)〜杭先端の範囲内の場合、「下」の設定値が適用されます。 |
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Q64. |
フーチングのレベル2地震動照査で、版としてのせん断照査が行われないのはどうしてでしょうか? |
A64. |
H14道示Wの図−解8.7.10(P237)に示される「版としてのせん断照査が不要となるフーチングの例」に該当していないか、ご確認ください。 |
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Q65. |
既設コンクリートと補強コンクリートの材質が異なる場合、骨組モデルの断面諸量はどのように計算しているか。 |
A65. |
既設コンクリートのヤング係数に換算した断面積、断面二次モーメントを与えて計算しています。 |
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Q66. |
入力画面「レベル2地震動照査|橋脚条件」のタブ「荷重条件」でWuを全て0.1倍にして結果を比較したところ、水平耐力Pa(kN)は変化しなかった。なぜか。 |
A66. |
慣性力は「道路橋の耐震設計に関する資料 平成9年3月」の図−3.3.3(P3-21)のように、上部工重量Wuのみ考慮します。
この慣性力を徐々に大きくして、2柱式橋脚の場合は4つ目の塑性ヒンジ点が発生したときの水平変位、水平力、断面力が終局状態です。
支承位置や上部工慣性力作用位置等の条件が同じであれば、4つ目の塑性ヒンジ点が発生したときの水平変位、水平力、断面力は同じになります。
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Q67. |
ラーメン橋脚で梁を無視した構造物の計算を行いたい。 |
A67. |
本製品はラーメン構造の橋脚として計算しますので、梁を無視した構造物の計算はできません。 ご了承ください。
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Q68. |
3柱式ラーメン橋脚の死荷重時の軸力が、中柱に集中する。 |
A68. |
乾燥収縮の影響が考えられます。 乾燥収縮は、はりと柱の全部材に設定します。 これにより、3柱式ラーメン橋脚の場合は、左右の柱に引張力、中央の柱に圧縮力が生じる傾向になります。 本製品のヘルプ「計算理論及び照査の方法|2柱式と3柱式ラーメン橋脚の乾燥収縮による影響」もご参考ください。
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Q69. |
主鉄筋の入力箇所が多い。簡単に入力できないか。 |
A69. |
入力画面「橋脚鉄筋」のタブ「主鉄筋配置」に、「主鉄筋配置参照断面」の選択を設けています。 ここで断面を選択すると、その断面で定義した鉄筋配置を参照します。 ただし、参照可能な断面には制限があります。 詳細は、Q16の回答、およびヘルプ「入力|橋脚鉄筋|鉄筋配置」の「主鉄筋配置:(1)主鉄筋配置参照機能」をご覧ください。
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Q70. |
レベル2地震動照査で任意の死荷重を考慮したい。 |
A70. |
入力画面「許容応力度法|基本荷重ケース」のタブ「任意荷重ケース」で定義した任意死荷重は、レベル2地震動照査時の死荷重として考慮されます。
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Q71. |
計算結果の荷重ケース数が、入力画面「組合せ荷重ケース」で定義した荷重ケース数より大きくなる。 |
A71. |
地震時ケースを、液状化有、無ごとに計算していることが原因です。 入力画面「地層」のタブ「液状化」で「液状化の判定」を「しない」として、液状化の低減係数「DE」の入力値を全て「1.000」とすることで、液状化による分割はなくなります。
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Q72. |
結果画面「レベル2地震動照査|橋脚」のタブ「直角方向|詳細|照査結果」の「破壊形態」でせん断力が赤色で表示されるが問題ないか。 |
A72. |
せん断力Sがせん断耐力Ps、Ps0を超えた場合に青、赤文字で表示しています。
この文字色は、照査結果のOK、NGを表すものではありません。
赤文字のせん断力が1つ以上あれば、せん断破壊型です。
赤文字がなく青文字のせん断力が1つ以上あれば、曲げ損傷からせん断破壊型です。
赤文字も青文字もない場合は、曲げ破壊型です。
詳細は、ヘルプ「結果確認|レベル2地震動照査−橋脚」の「(2)直角方向|2)詳細|・照査結果|−破壊形態」をご覧ください。
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Q73. |
許容応力度法照査の橋軸方向の骨組解析モデルの支点が柱基部に設定されているのはなぜか。 |
A72. |
橋軸方向の梁、柱の断面力を算出するために、面外方向の骨組解析を行っています。 フーチングの影響を剛とした断面力を計算する必要がありますが、面外方向の解析では剛部材を定義することができないため、柱基部を完全拘束することで、梁、柱の断面力を計算しています。
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Q74. |
Mc>My0となりレベル2地震動照査がエラーになるが、回避策はあるか。 |
A74. |
入力画面「レベル2地震動照査|橋脚条件」のタブ「計算条件」の設定で回避することができます。
橋軸方向の場合は、「橋軸方向解析設定|Mc≦My0≦Mlsの関係逆転時」の「最も小さいφを用いる」にチェックを入れることでエラーは回避されます。
橋軸直角方向の場合は、「直角方向解析設定|ひび割れ(Mc、φc)を計算する」にチェックを入れることでエラーは回避されます。
この機能の詳細は、ヘルプ「入力|レベル2地震動−橋脚条件」をご覧ください。
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Q75. |
増し杭フーチングの許容応力度法照査で、以下の計算エラーが発生する。 ・曲げ照査:既設鉄筋が存在しません。 ・せん断照査:b,dを算出できません。 |
A75. |
フーチング補強時は、既設上面鉄筋を考慮するかしないかを、指定する必要があります。 既設上面鉄筋を考慮しない設定でフーチング上面に補強鉄筋がない場合は、このエラーが表示される可能性があります。 このエラーを回避するためには、入力画面「許容応力度法|計算条件」のタブ「断面照査条件」の画面左下にあるチェックボックス「増厚時の既設上面鉄筋を考慮する」にチェックを入れてください。
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Q76. |
柱の断面サイズが異なるラーメン橋脚をモデル化可能か。 |
A76. |
可能です。「橋脚形状」−「柱」にて柱毎に寸法値を入力いただけます。 ただし、柱の断面形状の種類は矩形、円形、小判形、八角形から選択し、これは全柱共通です。 柱ごとに異なる断面形状を設定することができないことをご了承ください。
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Q77. |
製品バージョンは1.#.#だが、メニュー「ヘルプ|バージョン情報」のタブ「主要モジュールのバージョン一覧」の実行exeファイル名の「バージョン」が「9.1#.#」と表示されている。 |
A77. |
タブ「主要モジュールのバージョン一覧」にはファイルバージョンが表示されています。 本製品は、「RC下部工・ラーメン橋脚の設計・3D配筋(旧基準)」の平成24年対応以前のVer.9をファイルバージョンとしています。
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Q78. |
残留変位が0.0mmになる。 |
A78. |
残留変位δRは、H24道示Xの式(6.4.9)(P.100)により算出します。 この式で使用する最大応答塑性率μrが1以下の場合、橋脚は塑性化しませんので、残留変位は0.0mmになります。
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Q79. |
はりの鋼板巻立て補強を行ったが、曲げ耐力が変化しない。 |
A79. |
本製品の補強設計は、「日本道路協会 [既設道路橋の耐震補強に関する資料] 平成9年8月」を参考としています。 この資料の4-26頁に、「Cはりの鋼板巻立てでは、鋼板を全長にわたって全周に巻いていないため、帯鉄筋として拘束効果は期待せず、せん断補強としてのみ機能するとみなす。」と記述されています。 このため、本製品においてもはりの鋼板巻立ては、せん断補強鉄筋としてのみ考慮します。
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Q80. |
入力画面「橋脚鉄筋」確定時に、警告「最大/最小の応力度照査ではハンチ筋を無視します。」が表示される。 |
A80. |
「はり支間X|左端部(または右端部)」で定義した「ハンチ筋」の「有効範囲」がハンチ幅以上のときに表示されます。 ハンチ幅の範囲以外の区間ではハンチ筋は無視されるため、警告を表示しています。 警告ですので、計算は可能です。
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Q81. |
「震度算出(支承設計)」ファイルの保存に時間がかかる。 |
A81. |
「UC-win/FRAME(3D)」データを付加して保存した場合は、保存に時間がかかる場合があります。 このデータが不要な場合はメニュー「オプション|動作環境の設定」の「UC-win/FRAME(3D)データを付加する」のチェックを外すことで保存時間の短縮やデータ量の削減を行うことができます。
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Q82. |
ラーメン橋脚の入力画面「レベル2地震動照査|共通条件」の「死荷重時の荷重ケース」で、選択したい水位条件の荷重ケースが選択できない。 |
A82. |
入力画面「許容応力度法|組合せ荷重ケース」で、対象となる荷重ケースにチェックが付いているかをご確認ください。 「死荷重時の荷重ケース」は、入力画面「許容応力度法|組合せ荷重ケース」でチェックした死荷重時の組合せ荷重のみ選択可能です。
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Q83. |
橋軸直角方向L2照査の「線形部材端照査」は、何の照査か? |
A83. |
線形部材端照査は、L2直角方向照査時の骨組モデルで仮定した塑性ヒンジ点の位置が妥当であるかを照査しています。 NGの場合は、モデルが終局に達する前に、仮定した塑性ヒンジ以外の箇所で塑性化している(M>Mls(またはMu)になっている)状態なので、塑性ヒンジ候補点の位置が妥当ではありません。 既設、または補強モデルの場合は、入力画面「レベル2地震動|橋脚条件」のタブ「計算条件」の「直角方向解析設定|はりの塑性ヒンジ点」ではりの塑性ヒンジ位置を変更して検討することが可能です。
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Q84. |
H14道示Xの式(解6.4.3)(P.100)の照査は行わないのか? |
A84. |
P.100の解説に、「鉄筋コンクリート橋脚の照査では,力を指標として行うことを基本とした。ただし、…変位を指標とした場合の照査式は…」として式(解6.4.3)が紹介されています。
本製品では力(耐力)を比較した照査を行っており、変位を指標とした照査は行いません。
なお、H14道示Xの式(6.4.6)(P.99)と、式(解6.4.3)(P.100)は、類似しています。
khc・W≦Pa…(6.4.6)
μr≦μa…(解6.4.3)
μr≦μaは、以下のように変形することができます。
μr≦μa
↓
右辺のμrを(6.4.10)(P.99)に置換えて、
1/2・{(cz・khc0・W/Pa)2+1}≦μa
↓
両辺に2を乗じて
(cz・khc0・W/Pa)2+1≦2・μa
↓
左辺の+1を右辺に移動して
(cz・khc0・W/Pa)2≦2・μa-1
↓
両辺を0.5乗して
cz・khc0・W/Pa≦√(2・μa-1)
↓
両辺にPa/√(2・μa-1)を乗じて
cz・khc0・W/√(2・μa-1)≦Pa
式(6.4.5)(P.94)
cs=1/√(2・μa-1)
より、
cs・cz・khc0・W≦Pa
式(6.4.1)(P.89)、式(6.4.3)(P.90)
khc=cs・cz・khc0
より、
khc・W≦Pa
となり、式(6.4.6)と同じになります。
ただし、式(6.4.6)の場合は、P.89、P.90の通りkhcの下限値が規定されています。
下限値により、khcと(cs・cz・khc0)の値が異なる場合は、結果も異なる可能性があります。
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Q85. |
入力画面「基本条件」の「地盤種別」の入力値と、入力画面「地層」のタブ「土質」の「地盤種別の判定」で決定した地盤種別が異なる場合、計算ではどちらが使用されるか。 |
A85. |
計算は、入力画面「基本条件」の「地盤種別」を使用します。 入力画面「地層」のタブ「土質」の「地盤種別の判定」は地盤種別を判定するツール的な機能で、計算では使用しません。
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Q86. |
直角方向の躯体のレベル2地震動照査で塑性ヒンジ候補点のはりの線形部材端照査において、鉄筋量を増やすと曲げモーメントが増えるのはなぜか |
A86. |
線形部材端照査を行う曲げモーメントは、橋脚が終局に達したときの曲げモーメントです。 終局に達した時の曲げモーメントは、2柱式の場合、4つ目の塑性ヒンジが発生した時の曲げモーメントです。 そのため、はりの鉄筋量が大きくなると、橋脚の耐力が大きくなり、4つ目の塑性ヒンジが発生したときの曲げモーメントも大きくなったものと考えられます。 また、プッシュオーバー解析時の骨組部材の剛性は降伏剛性としています。 降伏剛性は鉄筋配置によって変化しますので、これによる断面力分布の変化も考えられます。
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Q87. |
骨組解析モデルの出力方法を教えてほしい。 |
A87. |
出力方法はモデルにより、異なります。
それぞれの出力方法についてご紹介します。
・許容応力度法照査モデル
メニュー「ファイル|FRAMEデータのエクスポート」より、$O1形式のファイルを出力することができます。
以下の3つのファイルが出力されます
−正面図の面内モデル:***In.$O1
−正面図の面外モデル:***Out.$O1
−側面図の面内モデル:***Side.$O1
・レベル2地震動照査モデル
橋軸直角方向の骨組解析モデルを出力することができます。
ただし、レベル2地震動照査はプッシュオーバー非線形解析を行いますので、出力する解析モデルは、プッシュオーバー 解析で使用した、指定したステップの骨組モデルを出力します。
手順は以下の通りです。
- 結果確認画面「レベル2地震動照査|橋脚」のタブ「直角方向|詳細」を表示します。
- 出力する方向、地震動タイプを選択し、プッシュオーバー解析で使用したステップから出力する解析ステップを選びます。
- ボタン「骨組参照」をクリックし、骨組み解析結果画面を開きます。
- ボタン「フレーム形式で保存」をクリックすることで、$O1形式のファイルを出力することができます。
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Q88. |
斜引張鉄筋量の直接入力には既設帯鉄筋断面積も含まれるか。 |
A88. |
含まれます。 「日本道路協会 [道路橋示方書・同解説 X 耐震設計編] 平成14年3月」の式(10.5.3)(P.164)のせん断補強鉄筋が負担するせん断力の計算に使用するAwの値を直接入力してください。
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Q89. |
入力画面「許容応力度法|組合せ荷重ケース」で指定する「増し杭工法時の既設のみが負担する既設死荷重」はどの計算で使用されるか。 |
A89. |
増し杭工法時のフーチングの設計曲げモーメントは、補強後の全荷重による曲げモーメントから既設死荷重時の曲げモーメントを差し引いたものとしており、このときの「既設死荷重時の曲げモーメント」を参照する荷重ケースとして使用されます。 詳細は、ヘルプ「計算理論及び照査の方法|許容応力度法(フーチングの設計)|曲げモーメントに対する照査」の【増し杭工法時の照査】をご覧ください。
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Q90. |
入力画面「レベル2地震動|橋脚条件」のタブ「柱基部断面力算定」で「水平震度がkhp未満の場合の橋脚部材の曲げ剛性」の選択項目のそれぞれの違いは何か。 |
A90. |
この項目は柱基部断面力算出時の橋脚の剛性を選択します。 「初降伏時の剛性」は、「道路橋示方書・同解説V 耐震設計編 平成14年3月」図−解10.8.1(P.183)に示されている降伏限界の曲げ剛性を使用します。 「全断面有効の剛性」は、全断面を有効として断面二次モーメントを算出したもので、許容応力度法と同じ剛性です。
柱基部断面力を求める際の橋脚部材の剛度についての基準等での規定が確認できていないため、選択する仕様としています。 どちらを選択すべきかについては、設計者様のご判断となりますことをご了承ください。
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