• 「土地改良事業計画設計基準及び運用・解説　設計[水路工] H26.3」に対応
• 震度法による開きょに対応

図1　「初期入力」画面の適用基準スイッチ

また「土地改良水路工H26」に関して以下のスイッチを追加し基準に応じた初期値をセットします。（初期値：赤字）

内水圧について、充満水による静水圧と、圧力水による静水圧の同時載荷が可能です。同時載荷は内水が満水時のみ可能となります。なお、本内容は「土地改良水路工H26」以外も可能としました。

図2　充満水および圧力水による静水圧

土地改良水路工H26.3(P.268) に記載されている二連ボックスの活荷重載荷位置を参考に、2,3連ボックスカルバートでの定型活荷重（鉛直方向）載荷を可能とし、任意活荷重の自動追加も行います。

その他、地震荷重の慣性力算出に用いる設計水平震度の小数点以下2桁への自動丸めや基準に応じた許容値の自動算出等を行います。

図3　開きょの3D配筋図および曲げモーメント図

地震時ケースの土圧載荷について、応答変位法では静止土圧と地盤変位振幅荷重を載荷しますが、震度法ではクーロン土圧公式に基づいた土圧のみを載荷します。その他考慮する地震荷重として躯体慣性力を載荷します。

図4　クーロン土圧公式

また、断面照査について、応答変位法では常時およびレベル1地震時を許容応力度法、レベル2地震時を限界状態設計法で照査しますが、震度法では常時、レベル1地震時、レベル2地震時の全てにおいて許容応力度法で照査します。レベル1地震時、レベル2地震時の許容値は同じ地震時用許容値を用います。