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maritimeEXODUSは、英国グリニッジ大学火災安全工学グループ(FSEG)にて、船舶や石油プラント等の海洋環境における火災避難安全解析を行うために研究開発されたシミュレーションソフトウェアです。FSEGの製品には他にも陸上の建築環境を対象としたbuildingEXODUS、火災CFD(数値流体力学)解析を行うSMARTFIREがあり、フォーラムエイトでは、2006年12月以来、以上の3製品を日本国内・中国本土にて販売・サポートしています。
フォーラムエイトでは、maritimeEXODUS Ver.4.1のリリ−スに伴い、日本版として、マニュアル等を日本語化した版の提供を開始します。これに伴い、新機能の紹介とともに改めて製品全般の概要も紹介します。
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▲Thales社/BAe Systems社による次期空母のmaritimeEXODUSモデル |
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▲船舶避難シミュレーターSHEBAでの実験状況 (20°ヒール角) |
●maritimeEXDOUSの新機能
maritimeEXODUS Ver.4.1には、ユーザインターフェイスや従来の機能の改善に加えて、以前のUp&Comingでもご紹介したように、火災CFDソフトウェアSMARTFIREとの連携、クルーと乗客の旅程を明確にするスクリプト記述、人口密集地の自動識別等を代表として、以下に示すような多くの新機能が追加されています。
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密集回避やLSA選択等の行動に関する設定 |
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標識に関連する視認範囲(VCA)の決定 |
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火災CFDソフトウェアSMARTFIREとの連携 |
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火災による刺激ガスの影響を取り込む刺激ガスモデルの拡張 |
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避難過程で時々刻々と変化する避難者属性の出力 |
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ユーザ指定の確率分布に従う反応時間の設定 |
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IMO(国際海事機関)・MSC(海洋安全委員会−安全事項一般)指針1238に部分対応(密集コンタの自動識別) |
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▲IMO密集コンタの自動識別 |
●海洋環境に対するmaritimeEXDOUSの対応現況
この度の改訂により、海洋環境における避難安全解析で用いられる代表的な機能に対して、現在のmaritimeEXDOUSの対応状況は下表のようになりました。FSEGおよびフォーラムエイトは、ユーザ様のご意見を反映させながら、今後も、新機能の追加とともに、ソフトウェアを改善して参ります。どうぞご期待ください。
機 能 |
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IMO(国際海事機関)・MSC(海洋安全委員会−安全事項一般)指針1033(マスターシミュレーション)に全面準拠 |
対応済 |
避難者の移動速度に対するトリム・ヒール |
対応済 |
救命胴衣検索 |
対応済 |
一方通行 |
対応済 |
火災活動等の船員・乗客行動の表示 |
対応済 |
火災、煙、熱、有毒ガスの組み入れ |
対応済 |
沈没段階シミュレート |
対応済 |
乗船等の非避難行動のシミュレート |
対応済 |
CAD図面との連携 |
対応済 |
梯子、ハッチ、水防扉や60度の階段 |
対応済 |
煙と船の傾きの結合(EU/FIRE-EXIT) |
対応済 |
火災CFDソフトウェアとのダイレクト連携(EU/FIRE-EXIT) |
対応済 |
船のデザインソフトウェアとの連携(Tribon)(EU/FIRE-EXIT) |
開発中 |
動的な動きの影響(EU/FIRE-EXIT) |
開発中 |
●関連セミナーフェア
フォーラムエイトでは、避難解析/火災解析シミュレーションソフトウェア「EXODUS/SMARTFIRE」を技術者のみなさまに有効活用、高度活用いただくために各種セミナーを積極的に展開して参ります。既に、本年は、3月、7月、8月に国内(TV会議システム)にて、7月、8月に中国上海にて、9月に韓国ソウルにて、EXODUS/SMARTFIRE体験セミナーを開催し、ご好評いただいております。体験セミナーでは、数多くの質問が挙げられ、これから活用を図っていこうとお考えのユーザ様が数多く見受けられ、ご導入いただいております。 |
第2回国際VRシンポジウム
●日時 : 2008年11月19日(水) 9:30 〜 19:00 ●参加費 : 無料 ●会場 : 東京コンファレンスセンター 品川
●英国グリニッジ大学教授Ed Galea講演 : 「EXODUS / SMARTFIRE」 |
詳細は、弊社営業窓口まで、ご相談ください。
■maritimeEXODUS Ver.4.1(日本版マニュアル) リリース予定日:2008年10月 |
(Up&Coming '08 晩秋の号掲載) |
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