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●はじめに
- 近年、道路橋の老朽化が進む中で、道路橋の損傷状況をできるだけ簡易に把握することを目的とした「道路橋に関する基礎データ収集要領(案)」が国土交通省国土技術政策総合研究所より平成19年5月に提案されています。
「橋梁点検支援システム(国総研版)」は、「道路橋に関する基礎データ収集要領(案)」に準じた橋梁諸元や調査結果シート等の点検調書を効率よく作成することができるプログラムとして、2010年4月にリリース致しました。
本システムは専用のCAD機能を備え、橋梁点検に必要な調査図面(損傷展開図)や点検結果による損傷状況を記録した損傷図を作画し、図面上に作画した損傷情報を自動抽出することにより、調査対象である橋梁の損傷図面や調査結果を簡易な操作で作成することができます。また、その他にも橋梁点検作業を効率的に進めることができる機能を備えています。
以下に、本製品の紹介をさせていただきます。
●機能概要
- 適用範囲
- 基準類・参考文献
「道路橋に関する基礎データ収集要領(案)平成19年5月版 国土交通省国土技術政策総合研究所」
- 適用構造
上部構造 |
コンクリート橋 |
床版橋、T桁橋、I桁橋、箱桁橋 |
鋼橋 |
鈑桁橋、箱桁橋、トラス橋、アーチ橋 |
下部構造 |
橋台 |
重力式、逆T式 |
橋脚 |
壁式、張出式、柱式、ラーメン式 |
- 出力
・「道路橋に関する基礎データ収集要領(案)」に準じた橋梁諸元(様式1)
・「道路橋に関する基礎データ収集要領(案)」に準じた調査結果(様式2)
・損傷展開図
・損傷/損傷旗揚げ情報を作図した損傷図
・現地状況写真および損傷写真
- 機能及び特徴
- 本製品は、点検調書の作成を効率よく行うために以下のような機能・特徴を備えています。
- 対話型画面による寸法・形式の選択、入力操作による橋梁諸元管理機能
- 入力された橋梁諸元により点検時に持参する損傷展開図の自動作図機能(※損傷展開図
: 径間毎の桁下図面、橋面図および下部構造図で構成)
- 2次元汎用CAD操作イメージによる損傷展開図への損傷作図機能
- 調査結果の概略を入力することにより、損傷評価区分の自動判定を行った損傷旗揚げ作図機能
- 橋梁諸元および作図した損傷旗揚げ情報から「道路橋に関する基礎データ収集要領(案)」に準じた橋梁諸元、調査結果シートを作成する機能
- 調査橋梁の構造や形状を3次元で確認する3DViewer機能
- 橋梁の現場写真や損傷写真を管理する写真管理ツール
●損傷展開図作図機能
- 点検対象とする橋梁の構造体情報を入力することにより、損傷パターンや損傷旗揚げを記録するための損傷展開図を自動生成することができます。
●損傷パターン・損傷旗揚げ作図機能
- 2次元土木用汎用CAD「UC-Draw」と同様の操作にて、生成された損傷展開図に損傷パターンを作図することができます。
また、損傷情報の入力により損傷区分を自動判定した旗揚げ文字を自動生成し、旗揚げ位置を指定することで、損傷旗揚げを作図できます。
●橋梁諸元・調査結果プレビュー
- 入力、作図された情報を元に「道路橋に関する基礎データ収集要領(案)、平成19年5月版」に示された橋梁諸元(様式1)や調査結果(様式2)等を作成します。
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▲橋梁諸元(様式1) |
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▲調査結果(様式2) |
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橋梁点検支援システム体験セミナー
●日時 : 2010年 5月 13日(木) 13:30〜16:30 ●参加費 : 無料
●本会場 : フォーラムエイト東京本社 GTタワーセミナールーム TV会議システムにて 東京・大阪・名古屋・福岡にて同時開催 |
■橋梁点検支援システム(国総研版) リリース日:2010年4月12日 |
(Up&Coming '10 新緑の号掲載) |
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