●日時:2015年10月5日〜9日 ●会場:Congre et Expositions de Bordeaux
主催:ERTICO-ITS EUROPE、EUROPEAN COMMISSION、TOPOS |
(Up&Coming 2016年1月号) |
2015年10月5日(月)〜9日(金)の5日間、フランス・ボルドーのCongre et Expositions de Bordeaux会場にてITS世界会議ボルドー 2015が開催されました。フォーラムエイトでは2004年の第11回ITS世界会議愛知・名古屋以降、毎年出展を行っています。
今年で22回目となるITS世界会議は世界最大規模のITS専門技術展で、毎年各国から多数の自動車メーカー、関連企業が出展しています。本年は“TOWARDS INTELLIGENT MOBILITY - Better Use of Space”「宇宙技術で広がる未来のITS」と題して、総参加者数は12249人、参加国数は102ヶ国に達し、昨年の参加国数(57ヶ国)と比べても大幅な増加を見せており、世界からの注目度はますます高まっていることが窺えます。
フォーラムエイトは今回、ゴールドスポンサーとして協賛および出展を行いました。ブースでは「最先端VRによる世界初ドライビングシミュレータ構築 〜VRシステムによるITS、ADAS、自動運転シミュレーション〜」をテーマとして、「HMD & VR」、「HILS & VR」、「Vatroni & VR」、「Cloud & VR」、「その他」5つのコーナーを設け、UC-win/RoadおよびVR-Cloud®を用いたハードウェア連携システムを中心に最新ソリューションを展示しました。
「HMD & VR」コーナーでは、Oculus Riftプラグインを用いたシステムを展示。ジャイロセンサーを用いて、ユーザの頭の動きに合わせてUC-win/Road内の視点を追従させます。これにより3D空間への没入性を向上させ、より高い品質の運転シミュレーションを実現します。このように、各種研究開発・実験の活用や、AR技術を組み合わせたシステム提案を行っています。
「HILS & VR」コーナーでは、運転操作とUC-win/Roadの環境条件を取り出してHILS側で動的挙動を解析できるシステムを展示。UC-win/Roadの優れた環境再現機能を車両開発に活用し、HILSシステムを接続した実験環境の構築も多く手がけています。
「Vatroni & VR」コーナーでは、フォーラムエイトが独自に保有するバーチャルリアリティ技術とレバトロン社の大容量データ高速処理チップ設計技術を融合させた、世界最速の動画転送システムVatroniを紹介。複数の入力映像の視差から奥行き情報を高速で計算し、遠隔地で生成されたUC-win/RoadのVR空間映像をインターネット経由で低遅延伝送することで、世界中からリアルタイムでVR仮想空間に接続することを実現します。
「Cloud & VR」コーナーでは、クラウド上で3DVR空間の運転シミュレーションが可能なVR-Cloud®および、その利用に最適な高速度グラフィックサーバーUMDCや、UC-win/Roadで点群データを活用可能なプラグイン等を展示し、関連活用事例も紹介しました。
その他、UC-win/Roadによるコンパクトドライブシミュレータの展示も行いました。ステアリング、ペダルは実車部品を採用し、3枚の42インチLCDモニターにより、臨場感を再現しています。その他にも、SensoDriveによる自動運転デモ、VRと連携したスケールカーによる自律走行システムLily Carなど、自動運転関連の最新研究成果を紹介しました。
期間中は多くの来場者にお越しいただき、特にOculus Rift やドライビングシミュレータでは行列ができるほどの大盛況でした。また、会期中にはBordeaux Wine Festivalが開催されており、フォーラムエイトでも「ITSボルドーワインクルーズ」を主催してユーザ様をご招待。地元の美味しいワインを満喫しながら、交流を深め情報交換を行いました。
来年のITS世界会議はオーストラリア・メルボルンで開催となり、弊社も引き続き最新ソリューションの展示を予定しています。今後もVRを最大限に活用したITS技術や車両開発に関わるソリューション展開を進めていく方針です。また、ドライブシミュレータをはじめとするシステムは国内外で多くの導入事例があり、フォーラムエイト東京本社ショールームにも常時展示しています。ご興味をお持ちの方はぜひご覧ください。
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■近郊スタジアム会場でワインフェスが開催され、弊社ユーザ招待のワインクルーズも実施した |
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