●日時:2018年4月9日〜12日 ●会場:ラスベガスコンベンションセンター(アメリカ・ネバダ州)
主催:National Association of Broadcasters(全米放送事業者協会) |
(Up&Coming 2018年7月号) |
NAB SHOW2018は、米国の約8700の地方ラジオ・民間テレビ局統括団体である全米放送事業者協会が、1991年から毎年4月に主催している世界最大の放送機器展覧会で、メディア、エンターテイメント関連技術の専門家がコンテンツ作成・管理・提供・商用化における革新的な手法を求めるための交流プラットフォームでもあります。
今年は将来のコンテンツを駆動するスマートソフト、クラウドソリューション、豊富なアイディアが紹介され、世界各国からの10万人を超える来場者が最先端技術に触れました。
弊社ブースでは3D VRソフトウェアUC-win/Road、自動運転・ADASの研究開発等に活用されているフォースフィードバック対応ステアリングコントローラとUC-win/Roadを連携したステアリングトルク制御自動運転シミュレーター、ネットワーク経由で3DVRコンテンツを遠隔操作可能なVR-Cloud®、そして今回の最新技術であり、ウルトラワイドバンド(超広帯域無線)通信を駆使してリアルタイムで高精度な人・物のトラッキングが可能なUWBリアルタイム位置情報システムを展示し、約100名の来場者に体験していただきました。
この位置情報追跡システムは広帯域を使用するため、狭い個室はもちろん複数のフロアで構成されるビル、巨大倉庫、公園やイベント等の広い範囲までカバーできます。Wi-Fi、Bluetooth、RFID等と比べて高精度な上に初期費が抑えられるので、特に撮影現場でのカメラ等のトラッキング・管理を課題とする放送業界の来場者から大きな反響がありました。
以前RFIDでカメラのトラッキングを試したというノルウェーのテレビ局は、当時レシーバが高額というデメリットもありうまく運用できなかったことから、コスト面も含めた今回の展示システムの有意性をご理解いただき、要望に応じたRTLSのカスタマイズ提案を前向きにご検討いただいています。
また、RTLSの室内のトラッキングとGPSの屋外トラッキングを併用したいというお話も数件いただいたほか、UC-win/Road のトレーニング用シミュレータ導入や交通シミュレーションでの活用といった要望もいただき、盛況のうちに終えることができました。
会場全体ではビデオ、カメラ系の機材のブースが多く、最新の映像関連の情報収集もできる機会となりました。特にドローンにも搭載でき、ドローンの姿勢を細かく制御しなくても目的画像を撮影可能な全周囲8Kカメラは、UC-win/Roadと連携したシステムのご提案用の活用機材として検討しております。
今後も UC-win/Road の新機能、UWBリアルタイム位置情報システムの展開と共に開発の可能性広げていきますので、ぜひご期待ください。
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