●日時:2018年9月17日〜9月21日 ●会場:Bella Centre
主催:ERTICO 欧州委員会 |
(Up&Coming 2019年1月号) |
2018年のITS世界会議は「Quality of Life」をテーマとしてデンマークの首都コペンハーゲンで開催されました。2025年までに世界初のカーボンニュートラルな街を目指しているこの都市を舞台として、環境保護・サステイナビリティを目的としたコネクテッドカーや最新ITSシステムの展示が多く見受けられ、96カ国から400の団体が出展し、参加者総数は1万人を超えました。
Japan Pavilion内ではなく単独出展を行った日本の組織は弊社を含め6社。本年も4年連続となるランヤードスポンサーを務め、ブースでは“VR-Design Studio UC-win/Road” FORUM8’s VR & Cloud Solutions for ITS, ADAS, Autonomous Driving, IoT and Embedded Systemsをテーマとして、UC-win/Roadを用いた各種ハードウェア連携システムを中心に最新ソリューションを展示しました。
初出展としては、UC-win/Roadで浮世絵の世界観を再現したVIVE連携の和太鼓体験や、UC-win/RoadのVR内でのインタラクティブ通信を駆使した歩行者と自動車の総合交通環境をVRで歩行体験できるVRウォーキングシミュレータを展示し、多くの来場者に体験していただきました。その他、赤外線で被験者の骨格の動きを認識するKinectを使用したハンズフリードライビング、UC-win/Roadと連携した組込みシステムのカスタム開発やUAVのリモートコントロール、6軸モーションドライブシミュレータ、ステアリングトルク自動制御シミュレータ、携帯端末でもVR空間の制御や運転シミュレーションが可能なインタラクティブクラウドソリューションVR-Cloud®などを紹介しました。特にウォーキングシミュレータと6軸DSが人気を集め、終始盛況となりました。
日本企業の中では、アイシン精機が、最先端のICTを利用して「人」と「道路」と「車両」の間で情報をやり取りする自社のITS技術を、UC-win/Roadを活用してVRで再現・体験できるドライブシミュレータを展示。またミックウェアは、自社の自動運転関連技術・サービスを体験できるUC-win/Road連携ドライブシミュレータを展示するなど、ユーザの各ブースでも弊社のドライブシミュレータが紹介され、世界各国からの来場者の注目を浴びました。
例年と同様、既存ユーザをはじめとして多くの新規ユーザにも弊社ブースを訪問いただき、製品を紹介することができました。UC-win/Road はECOドライブやログ出力機能、SimulinkやHILS等の制御システムのほか、CarSimやCarMaker等の業界標準車両運動モデルとの連携を含めオートモーティブ関連の機能が充実しており、Ver.13.1で新規対応したPBR(Physically Based Rendering)、点群モデリングプラグインの拡張、VR RTLS(リアルタイム位置測位システム)など、今後も自動車産業の分野には大いに活用できる機能を搭載しています。今後もITSシステム研究・開発を支援する高度なシステム提案を行っていきますので、ご期待ください。
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