●日時:2019年10月4日〜8日 ●会場インドネシア/ジャカルタ、バンドン
●主催:経済産業省 |
(Up&Coming 2020年1月号) |
2019年10月上旬に、経済産業省主催で、海外ジョブフェアがインドネシアの首都ジャカルタと第三の都市バンドンで開催されました。インドネシアは日本語学習者数において、中国に次ぐ世界2位に位置付けられています。日本への就職希望者数も多く、優秀な工学部出身の人材もたくさん揃っているため、理工系人材が豊富に存在します。今回のジョブフェアでは、実際の採用活動だけでなく、国立・州立・私立のトップクラスの大学との交流会も開催されたため、インドネシア人材との情報交換の機会も豊富だったのが特徴です。
今回のジョブフェア開催期間中には、現地大学の教職員・学生とのコネクション形成を目的とした現地交流会も開催されました。これは現地の大学のキャリアセンターなどを訪問して、担当者との挨拶・名刺交換、学生に関する情報交換などを行うことが目的です。また、大学のホールや大教室に学生やキャリアセンター関係者などを集めて、企業との交流企画も実施されました。交流会はジョブフェアではないため、企業による選考の場ではありませんが、企業は現地学生の反応やレベルを理解し、学生は企業や日本で働く選択肢を知る機会と位置付けられます。
〇10月5日(ジャカルタ)
フォーラムエイトの説明を受け、エントリー人数123名、現場で1次面接者9名、出展社の中でもトップクラスに入っていました。
出展企業は20社、全体来場者は700名超とのことでした。フォーラムエイトのブースは奥のほうにありましたが、採用条件がよいことと直接インドネシア語で対応できるため、参加者は質問しやすい環境であり、また、午後1時からの会社セミナーも40名の参加があり、ブースもセミナーも大変盛況でした。応募者及び面接者全体的に技術職希望の方が圧倒的に多く、その中でも英語力が印象的でしたが、日本語レベルは期待に応じなく平均N4で少し話せる程度で少々残念でした。
東京に戻ってから書類選考及び筆記試験を実施し、合格者は最終役員面接を通過できれば年内にも内定をだします、と説明しました。ジョブフェアに参加した企業の中には、現場でオファーを出した会社もあったとのことです。
〇10月7日(バンドン)
エントリー者数114名、企業説明セミナー参加者25名、1次面接者6名でした。定刻10時オープンとなり、出展社は16社、登録学生数800名超、来場者数は約600名でした。
フォーラムエイトのブースはジャカルタに引き続き、大変人気を集めており、スタートのプレゼンは英語で、その後インドネシア語に入れ替えて、午前中休まずに70名以上対応しました。午後からは人の流れは少し減り、面接とプレゼンを並行で行い、全対応学生人数はまたトップクラスに入っていると主催者より言われました。面接者の中には、日本語、英語、母国語(インドネシア語)が話せるトリリンガルもいらっしゃってとても人気がありました。ただし、ジャカルタと比べて英語発音にアクセントがあって少し聞き取り難い印象でした。
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