(Up&Coming 2010年7月号) |
SimTecT 2010は、2010年5月31日から6月3日にかけて、Brisbane Convention
Centre(ブリスベン、オーストラリア)で開催されました。SimTecTの名の通り、シミュレーション技術を中心にした、毎年オーストラリアで開催されているコンファレンスです。今回は「Improving
Capability and Reducing the Cost of Ownership(シミュレーションの可能性を高め、トータルの所有コストを削減する)」がテーマとなっていました。
フォーラムエイトは3chモニター表示のドライブシミュレータを展示したほか、3日目には「Driving
Simulation To Assist Safer Road Design(より安全な道路設計をアシストするドライブシミュレーション)」というタイトルで論文発表も行いました。
もともと防衛産業の来場者が多いこの展示会で、他ブースには戦闘、採掘などのシミュレータも見られました。フォーラムエイトブースには、多い日には40名以上、少ない日でも30名以上の方が来場されました。国際展開している大手コンサルタント企業など、コンサルタント・技術系の参加者に交じって公共関係の来場者も見られました。
論文発表では、UC-win/Roadの優位性としてドライブシミュレータ、その他のハードウェアとの連携、導入とデータ作成、SDKによるカスタマイズ、道路・交通に関する正確性、Exodusの解析結果をインポートするプラグインによる避難シミュレーションなどについて発表しました。
ブースの来場者にはドライブシミュレータを体験していただきました。フライトシミュレータは経験していてもドライブシミュレータは初めて、という方もいらっしゃいました。救急車、消防車などのシミュレーションに関する質問もありました。もちろん通常の土木関係のインフラを担当する方々にも関心を寄せていただきました。シミュレーション技術の発展もあり、前年度に比べるとより出展、来場者の範囲は広がっていたようでした。これを機にオーストラリアの公共をはじめとする市場にさらに展開していきたいと考えています。 |
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