●日時 : 2011年1月19日〜21日開催 ●本会場 : 東京ビッグサイト |
(Up&Coming 2011年3月号) |
フォーラムエイトは、近日リリース予定の UC-win/Road Ver.5.1の新機能と、UC-win/Road
for RoboCar(R) Ver.2で採用された拡張現実位置決定システムを中心に展示・説明を行いました。RoboCar(R)および3Dステレオドライブシミュレータの体験デモと併せて、大好評のうちに会期を終えることができました。
すっかりお馴染となったRoboCar(R)ですが、そのきっかけは、第2回国際カーエレクトロニクス展で、ZMP社の谷口社長がフォーラムエイトのブースを訪問されたことでした。
以後、ZMP社との協業に始まったフォーラムエイトのロボット事業は、現在開発中のオフィスサービスロボットが経産省の特定研究開発等計画に認定されるなど、新規事業を積極的に展開する弊社の戦略を代表する事業の1つとなっています。
展示スペースの関係でRoboCar(R)のコースは半周のみとなりましたが、逆に、最近のバージョンで対応可能になったバック走行が注目を集めるなど、新機能や駐車場シミュレーションへの展開をアピールする絶好の機会となりました。
今回展示したRoboCar(R)では、AURELO(オレロ)という拡張現実位置決定システムを用いることによって、3D空間内の正確な位置特定が可能になっています。コース上での運転体験はもちろんのこと、RoboCar(R)を手に取ると、AURELOシステムが認識したRoboCar(R)の3D位置をモニタ上でカメラ画像と合成して確認できます。これにより、実物とモニタ画面を見比べて、精度の高い検出結果を実感していただくことができました。
「机上の理論や研究成果を実際に動く物体で確認しながら検討できるので、イメージが湧きやすく、新たなアイデアの発掘にもつながりやすい」「ベースがすでにあるので、まずは形にしてスタートすることができる」というご意見をいただくなど、模型とVRの活用の有効性や将来性を来場者の方々の声を通して改めて感じることができました。
フォーラムエイトでは、昨年より3D模型サービスも開始しており、今後もさまざまな活用シーンが期待される、模型とVRの組み合わせによるシステム提案を進めていきます。
今回のもう1つの目玉であるUC-win/Road Ver.5.1 の新機能紹介では、大型ディスプレイで講師が実際に運転操作をしながらデモ実演しました。今回のバージョンアップによって、自動車の運動モデルの大幅な改良が行われ、エンジンから車輪までのより忠実なモデル化により、運転時のさまざまな現象を再現できるようになりました。
中でも、摩擦係数を極端に設定した場合のデモは大変好評でした。雪道や凍った道を想定したセッティングをした時にタイヤがスリップしたり、坂を滑り落ちていく様子など、従来の普通に走って当たり前のシミュレーションにはなかった新鮮な表現に、多くの方が感心されていた様子が印象的でした。
その他にもトンネル照明機能、衝突処理の改善、VISSIM対応など多数新機能が追加されています。進化を続けるUC-win/Road
に今後ともぜひご期待ください。
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▲バック走行、AURELOなど新しい機能の紹介など
注目をあつめたRoboCar(R) |
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▲UC-win/Road ver.5.1新機能のデモには
毎回大勢の来場者が足を止め聞き入った |
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