Q18−19. |
箱桁添接板の必要断面積の算出
箱桁添接計算でのフランジとリブの添接板必要断面積は、どの様にして算出しているのですか? |
A18−19. |
現場継手の初期設定画面での選択項目に『添接板必要断面積の計算方法』がありますが、この選択により以下となります。
【0】の時、
圧縮フランジ → 全強 AQ=フランジ母材断面積
引張フランジ → 設計 AQ= 孔引き応力度×フランジ孔引断面積
許容応力度
【1】の時、
圧縮フランジ → 全強 AQ=フランジ母材断面積
引張フランジ → 全強 AQ=フランジ孔引断面積
【2】の時、
圧縮フランジ → 設計 AQ= 孔引き応力度×フランジ母材断面積
許容応力度
引張フランジ → 設計 AQ= 孔引き応力度×フランジ孔引断面積
許容応力度
注1)孔引き応力度が、0.75σaより小さい場合は0.75σaを用いる。
注2)引張添接形式が(2)平行リブはフランジか(4)千鳥リブはフランジの時、リブの必要板厚算出用応力度は作用応力度と0.75σaの大きい方を用いる。 |
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Q18−20. |
登録以外の鋼材記号を使用する方法
材質番号を入力しますが、画面に表示されている以外の特殊なものを用いることはできますか? |
A18−20. |
作画用鋼材材質記号を登録する定義ファイル[KOZAI.DEF]をエディターで追加修正することで可能です。
1)プログラム領域の\MB\DEFの中に、出荷状態の内容が登録された[KOZAI.DEF]があります。
2)定義ファイルは、データカレント優先となっていますので、まずこのプログラム領域にあるKOZAI.DEFをデータ領域にCOPYして下さい。プログラムは、起動時に領域で定義ファイルを探し、発見すると、優先順位1位で使用します。無い時、プログラム領域の定義ファイルを使用します。
3)データ領域にCOPYされたKOZAI.DEFをその業務用として、追加修正して下さい。 |
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Q18−21. |
合成I桁断面計算結果手計算
合成I桁自動設計断面計算の計算結果を手計算で追って下さい。 |
A18−21. |
1.断面諸元の算出
1)鋼桁断面

2)合成桁断面


3)クリープによる応力度算出用合成断面
クリープによる応力度算出に用いるクリープ係数ψ1は2.0とする。

4)乾燥収縮による応力度算出用合成断面
乾燥収縮による応力度算出に用いるクリープ係数は4.0とする。

2.応力度の照査
1)合成前曲げモーメントによる応力照査
合成前曲げモーメントMs=288.0
tfm

2)合成後曲げモーメントによる応力度の算出
合成後死荷重曲げモーメントMvD=60.8
tfm

3)合成後合計モーメントによる応力度
σvcu=−(8.4+35.1)=-43.5 kgf/cu
σvsu=−(29.0+123)=-152.0 kgf/cu
σvsl=168.0+703.0=871.0 kgf/cu
4)クリープの影響と乾燥収縮の影響を除く主荷重による応力度照査
・上フランジ上縁
σsu=1763+152=1915 kgf/cu<σca=2100
・下フランジ下縁
σsl=1106+871=1977 kgf/cu<σta=2100
・コンクリート上縁
σvcu=43.5 kgf/cu<σa=σck/3=280/3=80
5)せん断応力度と合成応力度の照査


6)クリープによる応力度の算出

7)乾燥収縮による応力度の算出

8)温度差による応力度の算出(道示U、-9.2.7)
コンクリートと鋼桁との温度差は10℃とする。

・温度差による応力度

3.スタッド設計水平力の計算
(1)主荷重による水平力(Hp)

(2)温度差によるスタッド軸力

3)乾燥収縮によるスタッド軸力

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Q18−22. |
合成桁中央断面のたわみ算出法
合成I桁断面計算で、支間中央断面にだけ「たわみ」が印字されますが、この算出方法を教えて下さい。 |
A18−22 |
二次応力によるたわみは、中央断面でのみ印字します。
この時の剛度は、中央断面での剛度を用いますが、全支間長の平均という意味で、中央断面の剛度を1/1.1倍しています。
1)乾燥収縮

2)クリープ

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