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Mighty Bridge Q&A

19.モーメント図

Q19−1. Mtotalラインと抵抗モーメントライン
「Mtotal」のモーメントラインは合成前と後を加えたものですか?また、抵抗モーメントはどの様な考えで求めているのですか?
A19−1. @ 「Mtotal」に表わされる曲げモーメントは、格子計算で求まった最大,最小の値で、これには合成前死(Ms),合成後死(Mvd),活荷重(ML)の合計が含まれています。

実際の断面計算では、合成前には(Ms)を、合成後には(Mvd+ML)を用いて応力度を求めています。と同時に、合成前と後で断面二次モーメントもそれぞれ求めて応力計算に使用しています。

御指摘の内容は、合成前の抵抗モーメントと合成後の抵抗モーメントが中立軸等断面諸量が異なるため、そのまま加算するのはおかしいのでは、という事だと思いますがMBでは、抵抗モーメントを合成応力度も含めた荷重の組み合わせの内で、最も危険となるフランジ端の応力度の比を用い、モーメントは最大もしくは、最小を使って求めています。
つまり、

として抵抗モーメントを計算しています。

考え方としては、合成前・後それぞれで MR を求めて加算する方法もあるかと思いますが、MBでは、最も安全な方法をとっています。(但し、断面形状に影響する様な事でもないはずです。)
逆にいうと、上式の様に MR を(Ms+Mvd+ML)から求めているために、「Mtotal」ラインを作画しているだけです。実際の断面計算では、「Mtotal」の値は用いられていません。



 
Q19−2. 断面ファイル有効(Y/N)
「断面ファイル有るか(Y/N)」と「断面水平補剛材描くか(Y/N)」は、どんな時に指定するのですか?
A19−2. 自動設計の『主桁設計』を処理すると、断面形状や水平補剛材のデータがファイル内に保存されますが、それらを用いてモーメント図を描くかの指示で、通常は【Y】とします。
例えば、自動設計を新規で作業した時「断面力登録」を処理し「主桁設計」を行わずにモーメントの作画を行うと、当然断面に関するデータがありませんから【N】となり作用力だけの図を描きます。既に「主桁設計」を終えたデータでも【N】にすると、作用力だけの図を描きます。

20.I桁主桁図

Q20−1.
吊金具形状寸法
吊金具の形状寸法を自由に変更することはできますか?
また、その方法を教えて下さい。
A20−1. 吊金具の幅と厚さと長さは、「作画データの作成」の「作画のための初期設定」の中で入力し、細部のデータとしてスカラップや孔径とその位置などを吊金具定義ファイル[KANAGU.DEF]の中に登録しておいてその番号を呼び出して作画をします。
[KANAGU.DEF]ファイルは出荷状態に内容が登録されたファイルが、プログラム領域の【\MB\DEF】の中にあります。そのファイルをまずデータ領域にCOPYして、データ領域にCOPYされた[KANAGU.DEF]ファイルをエディタで開き追加修正して下さい。

【出荷時KANAGU.DEF】
 
Q20−2. 溶接記号の板厚境指定
主桁図中に記入される突き合わせ溶接記号の板厚境の値を設定することはできますか?
A20−2. 作画用材質記号定義ファイル[KOZAI.DEF]の中で設定することが可能です。エディタで[KOZAI.DEF]を見ると、1行目にデータがあります。
 
Q20−3. 垂直補剛材の向き
主桁図を作画したら、支点上及び横桁対傾構位置の垂直補剛材の取り付く向きが違って作画します。この原因は?
A20−3. 主桁図での支点上及び横桁・対傾構位置の垂直補剛材の向きは、線形データのセクションの方位角と、腹板ラインの斜角によって決まります。原則として、

  セクションの方位角 → 大座標系X軸から反時計回り
  ラインの斜角     → 横断線から時計回り

に、その方向が決まります。このいずれかの方向取り方で違った方向に描いてしまっていると思われます。
例えば下記の線形結果ファイルの場合でG1ライン上のS1セクションとC1セクションの方向の決まり方について次ページに図化します。



(S1,S2上)


(C1〜C7上)

 
Q20−4. 継手位置補剛材長
主桁図作画で、現場継手位置に入る水平補剛材の材料長は、どの様に計算していますか?
A20−4. 例を挙げて説明します。
自動設計、「作画のためのデータ作成」にて下記の入力項目が、
水平補剛材の芯からの寸法=35mm
垂直補剛材の純間隔=30mm
芯から決める垂直補剛材の最大厚=12mm
現場継手位置からの純隙間=30mm
の時、
a)垂直補剛材の板厚が10mmで、芯から決める垂直補剛材の最大厚12mmより小さいので、水平補剛材の左端は、垂直補剛材の中心から「水平補剛材の芯からの寸法」で入力した値とする。ゆえに、芯からa=35mm

b)右端は現場継手からの純隙間とする。ゆえに、b=30mm

c)よって水平補剛材の長さは
  C=626-45-225-40- a-
  b =626-45-225-40-35-30
   =251mm
  となる。

21.キャンバー図

Q21−1. たわみ項目の設定
たわみ項目の中に「乾燥」と「クリープ」がありますが、どの様にして入力すればよいのですか?
A21−1. 格子計算では、二次応力の算出は行いませんので別途計算して手入力する必要があります。
但し、自動設計の断面計算のうち支間中央断面のみ二次応力によりたわみ値を計算印字していますのでそれらの値を利用する事もできます。但し、たわみを求める時の剛度は中央断面での剛度を用いますが、支間長平均剛度は厳密に求めておらず、1/1.1倍として平均剛度と見なしたわみを計算しています。
この場合、「たわみ編集画面」において支間中央付近のセクションに値を入力し[f8:処理]を押すと、[鋼重+床版]の比率で2次補間し他のセクションの値を算出します。


22.その他

Q22−1 二次部材設計用型鋼定義ファイル「CHORD.DEF」について
対傾構や下横構の設計で、使用する型鋼を[f8:処理]で一覧できますが、登録以外の材料を使用する方法はありますか?
A22−1 @二次部材の設計に用いられる型鋼の種類を登録しているファイルが【CHORD.DEF】であり、プログラム領域の\DEFの中に出荷時状態のファイルがあります。
Aこのファイルは、エディタを使って修正追加する事ができ、登録した種類を入力画面上より選択して設計に使用します。
B\DEFの中に【CHORD.OLD】と【CHORD.NEW】がありますが、
 【CHORD.OLD】→CT型鋼が旧JIS
 【CHORD.NEW】→CT型鋼が新JIS
として登録されており、出荷時は【CHORD.DEF=CHORD.NEW】となっています。
C大幅に変更する場合は、プログラム領域の\DEFにあるCHORD.DEFをデータ領域にコピーして下さい。領域【SET WOR=】にあるCHORD.DEFを優先順位1位で使用します。
 
Q22−2. CHORD.DEF内アングルの引張面積
二次部材設計用定義ファイルCHORD.DEFの中にあるアングルやCT型鋼の引張計算用断面積の値の算出方法を教えて下さい。
A22−2. それぞれ1種類ずつ例を挙げて計算します。道示U-3.6より連結されていない脚の純断面積の1/2を加えた値としています。
【L-100×100×10×10の場合】 AG=19.00cu


【CT-119×177×9×9の場合】 AG=26.56 cm2
 
Q22−3. 任意用紙サイズを使う
特殊な寸法の用紙を用いたいのですが、可能ですか?
その方法を教えて下さい。
A22−3. 作画用定義ファイル[PLOT.DEF]の中へエディターで登録すると使用可能となります。
 
Q22−4. 任意な鋼材記号を使いたい
材質記号を新材質と旧材質とで、使い分ける場合の様に自由な記号を使う事は可能ですか?
A22−4. 原則としては、MBプログラム領域の¥DEFの中に鋼材定義ファイル[KOZAI.DEF]の中に、登録する材質記号で操作します。
この中に登録されている材質記号が新しいものであれば新しい材質で、古ければ古い材質記号で作画します。しかし、いちいちMifes で修正するのは面倒ですので、出荷時の製品ファイルの中に新しい材質記号を登録した[KOZAI.NEW]と、古い材質記号を登録した[KOZAI.OLD]が用いられていますので、いずれかを[KOZAI.DEF]にコピーして切替えながら使用します。
尚、出荷時は[KOZAI.DEF=KOZAI.NEW]になっています。
 例) COPY KOZAI.NEW KOZAI.DEF
 
Q22−5. DXFファイル作成時に線種毎にレイヤをかえる
Mighty−CADでDXFファイル作成する際、線種毎にレイヤを分ける方法を教えて下さい。
A22−5. Mighty−CADにてDXFファイル作成時のレイヤの設定は、定義ファイル[PLOT.DEF]の中で行います。
出荷状態のファイルは、プログラム領域の[\MB\DEF]の中にあります。

@優先順位
定義ファイルはデータカレントに存在する場合優先順位1位で使用されます。まずはプログラム領域の[\MB\DEF]の中にあるPLOT.DEFをデータと同じ領域にCOPYして下さい。データ領域にCOPYされたPLOT.DEFの内容をそのデータ用にMifesで修正して下さい。ちなみに、データ領域にPLOT.DEFが無い時は優先順位2位としてプログラム領域のファイルが使用されます。

A線種毎のレイヤ変更
「PLOT.DEF」をMifesで開くと61行目付近に[=====『DXFファイル変換の設定』]という区切りカードがあり、それ以下に各詳細区切り毎にデータがあります。

1)1行目が"C"の行はコメント行で、説明文です。
2)[===]が詳細区切りカードで、その行の5カラム目の数値がそのブロックの登録番号です。この番号を自動作画起動時の用紙、プロッタ等の設定画面にて、「DXF出力番号」として選択します。
また、16〜17カラム目は画面表示用の名称です。
3)以下の行が各線種を登録した行で、各行の25カラム目でレイヤ、30カラム目で色をそれぞれ設定します。
4)レイヤは0〜9の1文字を使用してください。

B詳細区切りブロックの追加作成
自由な設定を追加作成する事も可能です。まずは、詳細区切りブロック単位にコピーし挿入モードで新しいブロックを貼り付けます。そして区切りカードの5カラム目の登録番号を新たな値とした後、その中で新しい設定を行って下さい。

 
Q22−6. 主桁番号指定でエラー
主桁図作画で作画する桁番号の指定を実行した時以下のエラーとなります。
        ただ今、G1桁の図形データ計算中
エラーの発生行番号=700 エラー番号=9
データかプログラムのミスです。
原因が分からない場合は作業内容行番号エラー番号をお知らせ下さい。
リターンキーを押すと次作業に移ります?

A22−6. 主桁図中の配置図の位置を決める際、一番起点側の「パラペット前面」のセクションを結んで小座標変換を行っていますが、自動設計の線形登録の「セクションの性質」の中でこの「パラペット前面」というセクションが起終点側にない時、このエラーとなります。
改めて、「セクション性質」にて「パラペット前面」というセクションを設けて下さい。

23.一般

Q23−1. 間接出力
MBで出力されるプリンタ出力を第2原図にコピーし、消して修正する時がありますが修正した個所が目立ってしまいます。何か良い方法はありませんか?
A23−1. 1.プリンタ出力モード切替え
MBでのプリンタ出力には直接プリンタに出力される[直接出力モード]と、一旦テキストファイルに作成される[間接出力モード]の2種類があり、ユーザが切替えて使用することができます。
環境変数【LPR】でプリンタ出力モードを切り替えます。いくつかの例がありますので以下に示します。

1)DOS上コマンドラインからの切り替え
MBを起動する前に、MS-DOS上から以下の様に環境変数を与えて切り替えします。
【A>SET LPR=1 <Enter>】
また、
【A>SET <Enter>】
とすると、現在の環境変数を画面に表示しますので確認してください。
いくつか表示するかと思いますが、その中に[LPR=1]が表示されている時は、環境変数[LPR]に[1]が与えられて、間接出力モードである事を示しています。[LPR]が何も表示されない時は、直接出力モードです。直接出力モードに戻す時は、
【A>SET LPR= <Enter>】
とし、環境変数[LPR]の文字を解除します。この時、イコールの次にスペースがあるとそのスペースもスペースという文字として設定され間接出力モードとなってしまいますので、イコールのすぐ後ろでEnterを押して下さい。

2)動作環境設定プログラム[MSET]での切替え、MSETプログラムを起動し表示される項目の(5)で選択します。

2.MB起動時出力モードの確認
MBプログラムを起動し、初期メニュー画面のファンクション7の箇所に、[直接出]か[間接出]が表示されます。これがプリンタの出力モードを示しています。違っていたら環境変数が正常に設定されていませんので、MBを終了し確認して下さい。

3.プリントファイルの作成
通常どうりにプログラムを動かし、[f5:印字]や[プリンタ出力]を実行して下さい。
1)データ領域【SET WOR=】に【LIST】というファイル名でプリントファイルが作成されます。

2)MBプログラムをDOSに戻すまで、LISTファイルの中にプリント内容が出力した順番に続けて作成されます。一旦、MBをDOSに戻し、再起動してLISTファイルを作成すると、既にあるLISTファイルを[LIST.OLD]にリネームして新たなLISTファイルを作成します。できれば、一度DOSに戻した時点でLISTファイルを別なファイル名にリネームしておいた方がよいでしょう。

4.LISTファイルの印字
1)間接モード状態の時、MBプログラムを終了させる直前に「プリンタ間接出力の実行」という画面が表示されます。
・【0】は、MSDOSに戻ります。
・【1】は、LISTファイルをそのままプリンタに出力します
・【2】は、エディタを起動し直接LISTファイルを開きます。  注)MBL.BAT修正必要
・【3】は、LISTファイルを削除します。

2)一旦、DOSに戻し、エディタを用いてLISTファイルを修正してもよいです。

3)修正したLISTファイルをプリンタへ印字するプログラムが【LPR】です。
DOS上より下記のように入力して下さい。

【LPR LIST <Enter>】
LPRコマンドのうしろに1つのスペースを置いて出力したいLISTファイル名を入力して下さい。リネームしている場合は、リネームした名前を、拡張子はあってもなくてもよいですが拡張子をつけた場合は、拡張子まで正確に入力してEnterを押して下さい。
LPRプログラムが起動し、下記となります。
          *** プリンタの設定 ***
☆出力先【1】入力ファイル名【LIST】出力指定【LIST.DUM】
☆15インチ連続用紙仕様のファイルをA4横に縮小する場合は67%に縮小を設定すること。
☆↑↓←→で項目指定、[CR]で印字開始。連写は1枚に2項目分を67%に縮小出力すること。
【プリンタ言語】PR201 リコーRPDL リコー3320 キャノンLBP NDPL
【プリンタモード】MB結果 データ 一般リスト FORTRAN BASIC COSMOSリスト

白い部分が選択している箇所ですので、通常は[PR201]と[MB結果]で出力して下さい。起動時に設定されますので、そのままリターンキーを押せばよいです。

24.材料計算

Q24−1. 塗装面積計算でFILLERプレートを添接部としたいが?
A24−1. 用途種別FILLERの塗装方式を添接部に変更する場合は、マニュアル材料塗装7.4.2(p71)に記述するAの方法にならい、該当するデータの塗装定義ファイル[.TOS]のFILLERの行の11カラムに「S」を入力して下さい。

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