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Bridge Q&A
8.アンカーフレーム
Q8−1. |
入力項目の図解
入力項目がどこの寸法を示しているのか解りにくいので、図で解説して下さい。 |
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A8−1. |
柱方式箱断面についてまとめます。
【アンカーフレームの設計】 − 杭方式箱断面 −
首都高速道路公団の『鋼構造物設計基準』に基づき設計を行います。
(計算モデル) 以下参照
ベース部 形状図



(データ入力画面)
前記形状寸法は、次の画面入力値に対応しています。
*杭方式箱断面を選択したの場合の初期画面にて入力

*前画面で[f1:次作業]を押した場合の、断面力入力画面で下記断面力を入力

(計算例)
1.諸定数,設計軸力の算出
・アンカーボルト

・断面力

・面内設計用断面力

・面内設計用断面力

2.ベースプレートの設計
・アンカーボルト(S35Cを使用)

・座金の大きさ
座金の大きさはボルト径の2倍を標準とし、座金の板厚は20(mm)を標準とする。
2×ボルト径= 2×155= 310 ... 310(mm)を使用する。
・リブの配置・間隔
リブの配置・間隔は、以下の条件式を満足するものでなくてはならない。
@ b1' d+20(mm)
ただし、 b1'≧100, b2'≧100
A b1+b2≧300(mm)
下図の配置・間隔とする。
b1'=205(mm) d+20=175+20=195 ...OK
ただし、 d:ボルトの通し孔の径(=ボルト径+ボルト径加算=155+20=175)
b2'=115(mm ) ≧ 100(mm) ... OK
b1+b2=230+140=370 ≧ 300(mm) ... OK

・リブ板厚の算定
P (設計軸力) = 334733(kgf)
σba(リブ材の許容圧縮応力度)= 2600(kgf/cu)
リブの受圧面の幅beは、be=bw+50(mm) として計算する。
be=bw+50=207.85+50=257.85(mm)
リブの板厚

・リブと柱の接合

・ベースプレート厚
ベースプレートの最小厚は 25(mm) とする。
また、板厚はベースプレートの曲げにより照査する。

3.上側面内アンカーフレームの設計
・アンカーリング

・隔板の決定
Tw (腹板厚) = 1.4(cm)
Td (隔板厚) = 1.4(cm)
L(腹板の高さ) =40.0(cm)
受圧幅
面積が重複してはならない。
右図より、腹板の受圧幅
bw=bw'+20
=219.41+20
=239.41(mm) =23.941(cm)
隔板の受圧幅
bd=205(mm) =20.5 (cm)

支圧応力度

・フランジ板厚の版としての計算
下フランジに作用する等分布荷重
Q=P/L/B
=313729/37.0/77.0
= 110.1(kgf/cuu)

モーメント算出
(A),(C),(E)は4辺固定
(B),(D),(F)は3辺固定、1辺自由とし、
『構造力学公式集(土木学会)』の平板のモーメント数値表により算出する。

応力度算出

・フランジ板厚のはりの曲げに対する計算


・フランジ板厚の合計応力度
ΣσL1(中間支間部)=σ1+σL1= 787+ 130= 918 < 2600(kgf/cu)
ΣσL2(端支点部) =σ2+σL2=1802+ 769= 2571< 2600(kgf/cu)
*** 以下、上側面外,下側面内,下側面外についても同様の計算を行う。 *** |
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