FORUM8(フォーラムエイト)では、土木設計支援ソフトだけでなく、シミュレーションソフト、建築設計ソフト、構造解析ソフト、避難解析、建物エネルギーシミュレーション、BIMなどの様々な土木、建築、道路といった生活環境を整える業務をされているユーザ様により良いソフトを提供をしていきます。ここでは、UC-DrawのQ&Aを掲載しています。
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UC−Draw Q&A


T.インストール、起動
Q1−1. UC−CADシリーズ製品のインストールの方法は?
A1−1. UC−Drawを起動し、製品ディスクをドライブに入れます。
「プロダクト」→「インストール」でドライブ名を指定し、実行します。
なお、CD−ROMの場合は、「SHIFT」を押しながらCD−ROM挿入してください。
 
Q1−2. UC−CADシリーズ製品のインストール時、「Environ.ctl が見つかりません」でインストールできないが?
A1−2. シリーズ共通プログラム対応の製品をインストールしようとした場合に表示されます。UC−Draw対応の製品をインストールしてください。なお、UC−CADシリーズ製品のどのバージョンが「シリーズ共通プログラム」および「UC−Draw」に対応しているかは「動作環境」を参照してください。
 
Q1−3. UC−CAD製品をインストール後、直ちに起動すると「一般保護違反」でUC−CAD製品が起動できないが?
A1−3. UC−CAD製品をインストール後は、UC−Drawを終了し再起動してからUC−CAD製品を起動してください。
 
Q1−4. 同じパソコンで、「Windows3.1」でインストールしたものを「Windows95」および「Windows98」で使用できるか?
A1−4. あるOSでインストールしたUC−Drawを別のOSから使用することはできません。
上記の場合は、「Windows95」および「Windows98」でインストールしてください。
 
Q1−5. UC−Draw起動時に
「一般保護例外モジュール LIPS4.DRV」や「一般保護例外モジュール CCMSX.DLL」
と表示され、起動できないが?
A1−5. ドライバとの相性の問題で上記現象が発生します。「通常使うプリンタ」を他のプリンタに変更するか、使用している「LIPS4」のドライバを最新のものにアップデートしてください。
 
Q1−6. UC−CAD製品の起動時に、「ライブラリロードエラー[0]」と表示され、起動できないが?
A1−6. UC−Draw(32)にUC−Draw(16)対応のUC−CAD製品をインストールした場合に発生します。UC−Draw(32)対応のUC−CAD製品をインストールしてください。
 
Q1−7. UC-Drawのバージョンアップを行う際に、旧バージョンで行った設定を変えずにバージョンアップを行うには、どのファイルを保存しておく必要があるか?
A1−7. UC−Drawや配筋図製品の各種設定値は、専用の情報ファイルに保存され、実行時に読み込んで使用します。そのファイルには
 @インストール時にはコピーされず、実行時に存在しない場合に作成されるもの
 Aインストール時に実行ファイルなどと供にコピーされるもの
があります。
すでに製品がインストールされている状態で、その領域にバージョンアップ版を上書きインストールする場合、「@」のファイルはすでに存在していますので実行時に作成することはなく、すでに存在しているファイルがそのまま使用されます。また、「A」のファイルについてはインストールを実行しようとしますが、インストールは日付が古いファイルに対してしか行いませんので、設定を変更し、そのファイルの日付が提供ファイルより新しければコピーされません(ちなみに製品の各種設定値用ファイルには初期バージョンに搭載されたファイルが保存されています)。
従って、バージョンアップ版を上書きインストールした場合、各種設定値はそのまま保持され、バージョンアップ版のインストール前と同様の環境でご使用いただくことができます。

なお、すでにご使用いただいているUC−Drawの環境を他のマシンでもご利用になりたい場合は、すでにご使用頂いているUC−Drawのインストール先フォルダに存在する以下のファイルを、新しくインストールしたUC−Drawのフォルダにコピーしてください。

<UC−Draw本体関係>
 ・UCDPRO.INI
 ・UCDTOOLBAR.INI
 ・UCDRAW_CD.INI
 ・PSATTR.SYS
 ・UCDRAW.INI
 ・PS32FONT.FNT
 ・PS32SPCH.UNT
<UC−Drawのオプション機能:鉄筋表生成機能関係>
 ・UC3_HED_CD.INI
 ・UCHEDSYS.TSS
 ・UCHEDDEF.TSI
 ・UC_HED.PRO
<UC−Drawのオプション機能:表シンボル生成機能関係>
 ・PSSAKU_CD.INI
 ・UCTABLE.SYS
 ・SAKUPRO.INI
<UC−Drawのオプション機能:ラスターシンボル生成機能関係>
 ・PS32RSTR_CD.INI
 ・PS32RSTR.INI
 ・RSTRPRO.INI
<配筋図製品関係>
 ・SKCOMMON.WF3

但し、UC−Drawのオプション機能については一度も実行されていない場合、設定値用の情報ファイルが保存されていませんので、その場合は存在するファイルのみコピーしてください。
U.作図・編集関係

1.全般

Q2−1. 別のファイルにある図形を現在作業しているファイルの図面に取り込むには?
A2−1. 「ファイル」→「追加読み込み」で取り込みたい図形が保存されているファイルを読み込んだ後、「オブジェクト複写」と「オブジェクト貼付」で取り込みたい図面に複写してください。
または、取り込みたい図形を部品登録した後、貼り付けたい図面があるファイルを読み込み、「シンボル貼付」で部品登録した図形を貼り付けてください。
 
Q2−2. 図形(シンボル)を図面に貼り付けるには?
A2−2. 「表示」→「シンボル貼付ウィンドウ」を選択するとシンボルファイル選択ウィンドウが表示されますので、貼り付けたい図形が登録されているファイルを選択し「開く」ボタンを左クリックします。シンボル貼付ウィンドウが表示されますので、スクロールバーで貼り付けたい図形を表示します。
貼り付ける図面とスケールシートを選択した後、「貼付」ボタンを左クリックし、貼り付け先の図面位置をマウスで指定します。なお、図形データは実寸で保存されていますのでスケールシートの選択を間違うと図面上に表示されないことや極端に小さく表示されることがありますので注意してください。
 
Q2−3. シンボル貼付で貼り付けた図形(シンボル)の縮尺は?
シンボルを貼り付けると図形が図面からはみ出すが?
A2−3. 貼り付けた図形(シンボル)の縮尺はスケールシートの縮尺となります。従って、貼り付けるスケールシートを間違うと図面上に表示されないことや極端に小さく表示されることがありますので注意してください。
 
Q2−4. 作図や編集時、マウスで図面上の位置がうまく指定できないが?
作図や編集時、マウスで位置が確定できないことがあるが(線が加筆できない、移動先が確定できない、図形が貼り付けられないなど)?
マウスで位置を指定する際に座標補正を行うには?
A2−4. 「UC−Draw」における作図・編集はマウスによる操作を基本としています。このマウスによる操作で正確な座標指定を行うために、マウスカーソルの指定位置から座標補正半径内にある補正対象点のうち最も近い位置のものを選択し、その選択された位置へマウスカーソルの位置を強制的に変更する座標補正機能をサポートしています。
座標補正には「グリッド補正」・「端点補正」・「交点補正」・「中点補正」・「線上補正」があり、ツールバー下のボタンで指定します。押下されたものが有効となり、組み合わせが可能です。(「任意点」はマウスで指定された位置を有効とします。)
図面上の位置がうまく指定できない場合は、上記補正の組み合わせが適切でないことに因ります。たとえば、直線の端点に補正したいならば「端点補正」のみを有効に、ある交点に補正したいならば「交点補正」のみを有効にと、状況により補正の組み合わせを変えて位置を指定することが必要です。また、補正対象点が密集している場合は、拡大表示を行って指定してください。
位置が確定できない場合は、補正対象となる座標がない状態で、補正のみを有効したために座標が見つからず確定できない状況になっています。この場合は「任意点」を有効にしてください。
 
Q2−5. また、配筋図等で作成した複数の図面を、図面1枚ごとのファイルに分ける方法は?
A2−5. 「ファイル」→「図面削除/復活」で不用図面を選択した後ファイル保存を行うことで、図面のみのファイルが生成できます。従って、図面1枚ごとのファイルを作りたい場合は以下の操作を図面枚数分行ってください。
@「ファイル」→「図面削除・復活」→ ファイルに保存する図面以外を選択
A「ファイル」→「名前を付けて保存」→ ファイル名を入力し「保存」ボタン左クリック
 
Q2−6. 図面名を変えるにはどうすればよいか?
A2−6. 「設定」→「図面設定」の図面名称で変更してください。
 
Q2−7. ATOK文字パレットの特殊文字で作成した「エル」がUC−Drawで作図できない。
UC−Drawの特殊文字の「エル」はMS明朝の文字列の中に作図すると違和感がある。対応方法は?
A2−7. UC−Drawでは、ATOK文字パレットの特殊文字は作図できません。
これは、文字を表示するための文字フォントにその文字がないためです。UC−Drawではそのような特殊文字を作図するため「UC−Drawフォントの特殊記号」を用意していますが、それ以外の方法で特殊文字を作図する方法はありません。従って、普通の文字は「MS明朝」を使用し、特殊文字は「UC−Drawフォントの特殊記号」で作図してください。なお、「特殊記号」については、ユーザ側で編集できる機能がサポートされていますので、「MS明朝」と合うように編集してください。
 
Q2−8. 寸法線、引出線などで、無矢印処理は可能か?
A2−8. 「設定→作図設定→寸法線属性(引出線)」で「端部処理」を無処理として作図してください。
また、作図した寸法線の端部処理の変更は以下の方法で行ってください。
@「設定→作図設定→寸法線属性」で「端部処理」を無処理として、変更したい寸法線を選択後、「編集→属性変更」を指定。
A「編集→属性参照」を指定後、変更したい寸法線を選択して寸法線属性ウィンドウを開き、「端部処理」を無処理として「属性複写」を実行。
※@はまとめて変更する場合に、Aは個別に変更する場合に有効です。
 
Q2−9. 編集コマンドを解除するには?
A2−9. 移動などの編集のコマンドを解除するには、「ESC」キーを押すか、他のコマンドを選択するか、でも行えます。
 
Q2−10. UC-Drawフォントとは?
A2−10. 当社が開発したベクターフォントであり、「UC-Drawフォント」と呼称しております。本フォントは以下の文字に対応しております。
・JIS第一水準漢字(2965文字)
・JIS第二水準漢字(4141文字)
・非漢字(575文字)
 
Q2−11. ホイールマウスには対応しているのか?
A2−11. 現仕様では対応しております。
ホイールマウスを御利用の際には、ホイールによる図面の拡大、縮小処理を、アクティブな図面ウィンドウに対して行う事が可能です。また、基本的に作図中や編集中でも動作するような対応を行っておりますので必要に応じてご利用下さい。 
 
Q2−12. DXFファイルを読み込んだ際に表示されない数字があるが?
A2−12. DXFファイル保存したCADによっては固有のフォントを使用しているものがあり、その設定よっては文字フォントが共通でないため表示できない場合があります。
例えば AutoCAD2000にてAutoCADの固有フォント(*.shx)を使用されている場合、変換後のデータを読み込むと、Windowsのフォント(MSゴシックなど)を使用する環境では正常に表示出来ない場合があります。
UC−Draw上で使用できるフォント(Windowsフォント、UC−Drawフォント)では表現できない文字がこれに該当します。
この様な場合には、数字部分の文字コードをWindowsが一般的に使用するコードに変更していただく必要があります。
 
Q2−13. 寸法線を分解せずにDXF化したデータを汎用CAD(Auto-Cad等)で読み込むと、ストレッチ(寸法調整)しても寸法値がかわらないが?
A2−13. UC−Drawでは、DXF出力時の寸法線の扱いをDXFフォーマットの仕様を考慮し、以下の2種類から選べるようになっております。
 @「寸法線を編集しても文字列が固定」となる設定
 A「寸法線の編集にあわせて寸法値を変更」となる設定

@の「寸法線を編集しても文字列が固定」となる設定でDXF出力を行った場合に、 ストレッチ(寸法調整)しても寸法値がかわらない現象が発生します。

以下の要領で、「寸法線の編集にあわせて寸法値を変更」する設定に変更し、DXF出力を行ってください。
1)メインメニューより「設定→システム設定」を選択します。
2)「システム設定」ウィンドウが表示されますので、ウィンドウ上の「ファイルI/O」ボタンをクリックします。
3)「ファイル入出力の設定」ウィンドウが表示されますので、ウィンドウ上の「DXF出力」ページを開きます。
4)「寸法線の出力」項目の「詳細」ボタンをクリックします。
5)「寸法線のDXF出力設定」ウィンドウが表示されますので、ウィンドウ上の「寸法の編集に合わせて寸法値を変更」ラジオボタンを選択し、「確定」ボタンを押します。
 
なお、上記設定にてDXF出力を行った場合、CAD製品によってはDXFを読み込んだ時点で寸法文字(例えば 10@250=2500など)が失われる場合がありますのでご注意ください。

2.作図

Q3−1. 引出線の丸文字などの特殊文字の入力方法は?
A3−1. 文字列入力ウィンドウが表示された状態で、入力領域上をマウス右クリックすると特殊文字選択メニュー表示されますので作図したい種類を選択します。特殊文字入力ウィンドウが表示されますので作図する特殊文字を選択し、必要情報を入力してください。
 
Q3−2. 平行寸法線を作図する際、引き出し方向を水平あるいは垂直にするには?
A3−2. 引き出し点を指定した後、「SHIFT」キーを押しながらマウスを移動してください。引き出し部分のラバーバンドが水平あるいは垂直に表示されます。
 
Q3−3. 補助線(下書線)を使用するには?
A3−3. 補助線をあるレイヤに作図し、補助線を作図したレイヤを出力不可にすることで、補助線の作図が行えます。
 
Q3−4. オフセット値を指定して複数の線分の作図する方法は?
A3−4. 以下のコマンドを使用すれば、オフセット値を指定して複数の線分を一度に作図することができます。

@「直線方向繰り返し線」コマンド
 本コマンドは、線分の始終点に対するX,Y方向の移動距離および作図回数を指定して複数線分の作図を行います。

A「連続複写→直線方向」コマンド
 本コマンドは作図機能ではありませんが、すでに作図されている線分に対して「連続複写」コマンドを実行することにより、線分を複数作図することができます。

3.編集

Q4−1. 回転時の角度を数値入力で指定するには?
A4−1. 回転基準点を指定した後、座標入力ウィンドウで「相対座標」と「ベクトル指定」を指定し、寸法と角度を入力してください。
 
Q4−2. 編集対象になる要素を追加選択するには?
A4−2. すでに要素が選択された状態で、さらに別の要素を追加選択したい場合は、「SHIFT」を押しながら追加したい要素を選択してください。また、逆にすでに選択してある要素から一部を解除したい場合は、「CTRL」を押しながら解除したい要素を選択してください。
 
Q4−3. グループ化されている要素を1つずつ個別に選択するには?
A4−3. 「設定」→「編集属性」の「グループ選択方法」を「グループ化された要素を個別に選択」に指定してください。ツールバー下の「グループ一括選択」ボタンをオフ(押下していない状態)にすることでも切り替えられます。
 
Q4−4. 図形の縮尺を変更するには?
A4−4. スケールシートの全要素の縮尺を変更する場合は、「設定」→「スケールシート設定」で変更したいスケールシートの縮尺値を変更します。スケールシートの一部要素の縮尺を変更する場合は、変更したい縮尺をもったスケールシートを準備し、そこへ要素を移動してください。移動は、移動する要素を選択後、「編集」→「オブジェクト切取」を行い、移動先のスケールシートをカレントにして、「編集」→「オブジェクト貼付」を行ってください。
 
Q4−5. 引出線などに作図される丸文字の中の文字列変更は?
A4−5. 通常の文字列変更と同様に、要素を選択後「編集」→「文字列変更」を選択します。文字列入力ウィンドウが表示されますのでその中の丸文字を削除して、特殊文字で再加筆します。なお、引出線の丸文字は引出線要素を選択してください。
 
Q4−6. 引出線上の文字位置の変更は?
A4−6. 引出線属性の変更で行ってください。
 
Q4−7. 要素の属性(線色、線種、文字色、文字サイズ、文字フォントなど)を変更するには?
A4−7. 要素の属性(線色、線種、文字色、文字サイズ、文字フォントなど)変更は、現在設定されている属性を「設定」→「作図設定」で設定された各属性に置き換えるという形で行います。従って、「設定」→「作図設定」で各属性を変更したい値に設定した後、変更する要素を選択し、「編集」→「属性変更」を行ってください。
なお、寸法線や引出線については、そこに作図される文字の属性も寸法線属性や引出線属性の中で設定しますので注意してください。
また、「編集」→「属性参照」で変更したい要素の属性を表示し、その属性を変更後、「属性複写」ボタンを左クリックすることでも属性の変更が行えます。
 
Q4−8. 寸法線の引き出し用の線を削除するには?
A4−8. 寸法線を選択後、「編集」→「文字列変更」で「引出部の表示」のチェックをはずしてください。
 
Q4−9. 多角形・連続線で作図した線の一部を編集あるいは削除したいが?
A4−9. 多角形・連続線とも1要素として扱うため、その一部を編集あるいは削除する事はできません。どうしても削除したい場合は「編集」→「カット」で行ってください。なお、連続線に関しては作図時に「決定&単線に分割」を指定すると、単線として作図しますので線の一部の編集および削除が可能となります(本機能は「Ver1.20」よりサポートされています)。
 
Q4−10. 要素が編集対象として選択できないが?
A4−10. 編集対象となる要素は、「カレントのスケールシートにあり、かつ、作図されたレイヤの編集がマークされている要素」です。従って、編集したい要素の「スケールシート」および「レイヤ」を確認・変更してください。カレントスケールシートの選択はツールバー下の「スケールシート選択」で、レイヤの設定は「設定」→「レイヤ設定」で行います。
なお、カレントスケールシートの要素を確認するにはツールバー下の「スケールシート選択」の左横のチェックボックスをチェックしてください。カレントスケールシート以外の要素はトーンダウン表示されます。
 
Q4−11. 拡大した状態でスケールシートの縮尺を変更したら図形が消えてしまったが?
A4−11. UC−Drawでは、用紙原点とスケールシート原点が一致しているとして各要素を表示しています。従って、縮尺の変更によりスケールシート原点から図形までの距離が変化すると、用紙上の図形位置も変わり、結果的に図形が移動した形になります。そのため、拡大表示の行った状態でスケールシートの縮尺を変更すると、図形が画面から消えることがあります。
 
Q4−12. 複数直線引出線を移動したら先端の矢印が消えたが?
加筆時に先端の矢印が表示されないが?
A4−12. 複数直線引出線の矢印は、引き出す元線と交差した部分に表示されるため、引出線の先端が引き出す元線から離れると作図されません。
座標補正を使用して、引出線の先端が引き出す元線上に置かれるように編集してください。また、作図の場合も同様におこなってください。
 
Q4−13. ある図面から別の図面に要素を移動または複写するには?
A4−13. 図面間で要素を移動または複写する場合は、以下の操作が必要です。

1.移動または複写する要素を選択後、「編集」→「オブジェクト切取」または「オブジェクト複写」を選択
2.オブジェクト複写後、複写したい図面をアクティブ(編集対象)にする
3.複写したい図面の要素と同じ縮尺のスケールシートをカレントに指定する
4.編集→オブジェクト貼付を選択すると、図形のラバーバンドが図面上に表示されるので複写したい位置をマウスで指定する なお、「UC−Draw」では、図面間での要素の移動や複写は、Windowsのクリップボードを経由して行います。そのため、「オブジェクト切取・オブジェクト複写」でクリップボードへ要素を出力し、「オブジェクト貼付」でクリップボードから要素を取り込むという流れで、図面間の要素の移動や複写を実現します。
 
Q4−14. 寸法線や引出線の移動方法は?
A4−14. 選択時に表示される各ハンドルをドラッグすると、要素の1部分(表示部等)での変更が行えます。
なお、寸法線表示部のハンドルと文字のハンドルが重なっている場合、「SHIFTキー」を押しながらハンドルを選択すると文字のハンドルが優先的に選択されます。
 
Q4−15. 2枚の図面を開き、一方の図面からもう一方の図面に配筋図を複写・移動したところ寸法線が消えてしまうが?
A4−15. 寸法線が消えてしまう原因としては以下の3点が考えられますので確認してください。
  1. オブジェクト切取・複写を行う際の要素選択で寸法線が選択されていない。
  2. 貼付先の図面の「レイヤ設定」で「寸法線レイヤ」の「表示」がチェックされていない(「●」のマークが付いていない)。
  3. 貼付先の図面のカレントスケールシートの縮尺が元図形と異なる。(この場合は、スケールの異なるシートに貼り付けられるため、図形が図面外に表示されることがあります。)
※レイヤ設定の補足
レイヤ(画層)は図面の作図・編集・出力を制御するための仮想的なシートで、図面内の各要素は必ずいずれかのレイヤに属しています。「UC−Draw」では、このレイヤを単位に表示・検索・選択・出力の可否を制御します。
レイヤの追加や削除および各レイヤの条件の設定は、「設定」→「システム設定」→「レイヤ」、または、「設定」→「レイヤ設定」で、カレントレイヤの切替は、ツールバー下の「レイヤ選択」で行います。
 ・作図される要素には、カレントレイヤが設定されます。
 ・レイヤはスケールシートとイメージ的にはにていますが、いっさい関連はなく、異なるスケールシート間でも同じレイヤに属します。
 
Q4−16. 配筋図を生成し、UC−Drawにて編集すると引出線の移動の時に鉄筋線も移動する。どのように対処すればよいのか?
A4−16. 鉄筋線を固定して引出線のみ移動する方法は以下の2通りあります。いずれかをお試しください。
方法1>
@「設定」→「レイヤ設定」で「鉄筋線」の編集のチェック(●)を外します。
A 要素選択で移動する引出線を選択します。
B「編集」→「移動」で選択した引出線を移動します。
※「レイヤ設定」では、そのレイヤが設定された要素のみに対し、「表示」や 「編集」・「出力」などを行うという作業対象要素の指定が行えます。
方法2>
@要素選択で移動する引出線を選択します。
A引出線の表示部の真ん中のハンドル(引出線の端から2番目のハンドル)を左 クリックし、指定状態(ハンドルが塗りつぶされた状態)にします。
B「CTRL」キーを押しながらマウスを移動します。
 
このハンドルを選択し、「CTRL」キーを押しながらマウスを移動。
 
Q4−17. 水平に引き出した引出線の一部を曲げるとき、角度を60°や45°に設定する事はできるか?
A4−17. 直接角度を指定して設定することはできません。補助線を作図し、座標補正で編集してください。
@
A   ・補助線作図
B  ・線上補正でハンドルを移動
C  ・ハンドルを移動
 
Q4−18. パラメトリックシンボル生成の支承箱抜図を使って図を作成したが、編集の際にハッチングの部分が反応しない。
A4−18. 基本的にはハッチングの部分も線や文字と同様に「選択」後、移動や複写などの編集が行えます(編集は、「選択」後、「編集」コマンドで行います)。但し、ハッチング部 分は「選択」しても線や文字とは違い、ハンドルやハッチング内の線にラバーバンドが表示されることはありません。これは、ハッチング部分は全体での編集しかサポートしていないためです。選択されたかどうかはハッチング部分を囲むラバーバンドが表示されますのでそれで確認できます。
なお、ハッチング部分のスケールシートは、貼り付けた図面のカレントスケールシートになり、レイヤは「他」が設定されます。
※ハッチングの「選択」は、BOX掛けでハッチングの端が含まれるように行ってください。この際、ハッチングを囲んでいる線も選択されます(この部分にはハンドルが表示されます)が、ハッチング部分を編集後、元に戻してください。
 
Q4−19. 距離を入力する平行移動は出来ないか?
A4−19. 現在のUC−Drawは、平行移動コマンド(例えば斜線の角度に直交する方向に長さ???mmで移動する)をサポートしておりませんが、「計測」機能および「座標入力」機能の組み合せで平行移動が行えます。
以下に斜線の平行移動を例に取りその方法を示します。   
  1. 「計測」機能を使用し、移動したい斜線に直交する角度を取得する。
     @ メインメニューより「計測」→「直線情報」を選択します。
     A 移動したい斜線をマウス左クリックにより指定します。
     B 「計測」ウィンドウが表示されます。その中の「2点間の角度」項目が移動したい斜線の角度になりますので、直交する角度はその角度から90度をプラスまたはマイナスした値になります。
    【メモ】
    移動したい斜線に直交する角度を求める際、あらかじめ移動したい斜線に直交する斜線(「作図」→「直線」→「直交線」で作図出来ます。)を作図しておき、その線に対して「計測」→「直線情報」を実行する方法もあります。
       
  2. 「座標入力」機能を使用し、平行移動を行う。
     @ 移動したい斜線を選択後、メインメニューより「編集」→「移動」を選択します。
     A 移動の基準点の指定待ち状態となりますので、適当な位置をマウス左クリックにより指定して下さい。
     B 移動位置の指定待ち状態となります。ここで、座標入力ウィンドウから移動距離を(1)で取得した角度と長さを使用して指定します。
       
  3. 「座標入力ウィンドウ」から座標を指定する。
     @ 座標入力ウィンドウが表示されていない場合は座標入力ウィンドウを表示します。
      メインメニューより
       ・UC−Draw Ver.2.22 以前の場合:「表示」→「座標入力ウィンドウ」
       ・UC−Draw Ver.2.30 以降の場合:「設定」→「ツールバー表示」を選択し、座標入力ウィンドウを表示して下さい。
     A 座標入力ウィンドウの設定を行う。
       座標入力ウィンドウ上のボタンを操作し、以下の様にボタンの状態を変更して下さい。
       「確定」「実寸値」「相対座標」「ベクタ指定」「基準点後指定(グレー表示状態)」
     B キーボードより、以下の様に「長さ」および「角度」を入力します。
       長さ:100mm、角度45度の場合の入力例「100, 45」
     C 「確定」ボタンにより、座標指定を確定します。
       
  4. 移動が完了します。
 
Q4−20. オリジナルのタイトル欄を作りたいのだが?
A4−20. 予めタイトル版を作成し、部品登録をする事で利用が可能です。

(1)
タイトル版は、「表シンボル作成機能」または「作図機能」で作成します。

◆表シンボル作成機能で作成する場合
「表シンボル作成機能」は、表シンボル(表形式の図形)の作成を、ワークシートに文字を加筆するイメージで簡単に効率よく行える機能で、「オプション」→「表シンボル作成機能」で起動します。
セルの連結・分解などにより枠を御作り戴き、その中に文字を入力します。文字は、セルのプロパティーによりセンタリングや左右上下よせなどの指定が可能です。
作成したワークシートは、、「シンボル」→「シンボル貼り付け」により、UC−Drawに貼り付けます。
この時UC−Drawのスケールシートは、1:1のスケールシートとしてください。

◆作図機能で作成する場合
直線や文字列の作図機能( 「作図」->「直線」や「作図」->「文字列」 )で目的のタイトル版を1:1スケールシートに作図します。

(2)
作成したタイトル版を再利用できるように部品登録します。
タイトル版を「編集」→「BOX掛け選択またはBOX囲み選択」で選択し、「編集」→「部品登録」でファイル名(*.DSDF)と登録名称を入力します。
(この時、ファイル名称をすでに存在する「UC-CAD.DSDF」として登録すると配筋図生成プログラムの「作図設定情報」->「図面属性」で登録したタイトル版が指定でき配筋図で生成する各図面に指定したタイトル版を自動で貼り付ける事ができます。)

(3)
部品登録したタイトル版を図面に貼り付けます。

◆新規図面に貼り付ける場合
「ファイル」->「新規作成」で「図面の設定」画面を表示します。
「枠線タイトル版スケールシート」タブのタイトル版の項目の「参照」ボタンで登録したファイル名称(拡張子が、「.DSDF」ファイル)を指定し、「タイトル名称」を登録した登録名称とします。
この設定は保存され、次回の新規図面作成時にも有効です。)

◆既存の図面に貼り付ける場合
スケールシートを「1:1」のスケールシートとし、「表示」→「シンボル貼り付けウィンドウ」で登録したファイル名称と登録名称を指定して貼り付けます。
 
Q4−21. 斜線を定距離伸縮するにはどうしたらよいか?
A4−21. 現版UC−Drawではストレッチ機能(ハンドル操作による端点の伸縮機能)を有しており、この機能で可能です。
ただし、単純な伸縮であればこのストレッチで可能ですが、本機能では定距離寸法入力による伸縮移動はできません。
そのため、以下の手順で行ってください。
@予め伸ばす側の端点を中心として伸縮距離を半径とする円を作画します。
A伸ばす側の端点をこの円の外側までストレッチします。
B座標補正を端点と交点のみとし、伸ばした斜線と円との交点上へ伸ばす側の端点をストレッチします。
 
Q4−22. 寸法線はそのままで、寸法文字だけを移動する方法は?
A4−22. @「編集」→「BOX掛け選択またはBOX囲み選択」の後、寸法線を選択します。
A矩形のハンドル表示にします。
B寸法線と寸法文字のハンドルは重なっていますが、SHIFTキーを押しながらハンドル選択をすると、寸法文字のハンドルを優先して選択することが可能となります。
その状態で、移動コマンドを使用して寸法文字だけを移動して下さい。
 
Q4−23. 円弧の弦に対して垂直に線分を引く方法は?
A4−23.
現在、円弧の弦に対して垂直な線分(円弧の中心点を通り、円弧の弦と交差する線分)を引くコマンドはサポートしておりませんが、以下の操作で、円弧の弦に対して垂直な線分を引くことが可能です。
「円弧の中心点を始点として斜線を引き、余分な線分を削除する」ことで円弧の弦に対して垂直な線分を作図する方法として、以下に手順を示します。

@メインメニューより「作図→直線→斜線」を選択します。
A座標補正の対象を中点のみに設定します。座標補正に中点を設定することにより、円弧の中心点座標が座標補正の対象となります。座標補正につきましてはオンラインヘルプの「メニューリファレンス→設定→編集設定」を参照してください。
B直線の始点を指定します。この際、対象となる円弧の中心点付近でマウス左クリックすることにより、円弧の中心点へ座標補正が行われます。
C座標補正を元に戻します(中点以外の座標補正の項目を復帰させます)。
D直線の終点を指定します。

以上の手順で円弧の弦に対して垂直な線分の作図が可能です。
なお、円弧の弦上に直線の始点を設定したい場合にはさらに以下の操作を行ってください。

Eメインメニューより「編集→BOX掛け選択」を選択します。
F対象となる円弧を選択状態にします。
Gメインメニューより「編集→トリム」を選択します。
H作図した斜線をクリックし、トリムを実行します。

以上の手順で余分な線分を削除することができます。
 
Q4−24. 配筋図プログラムで生成した「*.DPSG」データを読み込み、編集作業に移るとタイトルと枠のみ編集可能にいなっているが、配筋編集はどうするのか?
A4−24. デフォルトで読み込むと、タイトルと枠のみが編集可能な状態になります。
これは、編集対象となる「カレントスケールシート」の選択が行われていないためです。

UC−Drawでは、縮尺の異なる図形毎に図面を管理しており、その1つ1つを「スケールシート」と呼んでおります。
編集の対象となるスケールシートは常に1つで、このスケールシートを「カレントスケールシート」と呼んでおり、目的の図形を編集するためにはその図形の属する「スケールシート」を「カレントスケールシート」とする必要があります。

「カレントスケールシート」の設定は、メインウィンドウ左上にある「スケールシート選択」コンボボックスの項目▼で選択変更することで行えます。

「スケールシート」の詳細につきましては、製品ヘルプの[スケールシート]の項目をご参照ください。
 
Q4−25. 反転コマンドを使用した際に、元の位置に図形を残す事は可能か?
A4−25. 現在、反転コマンドで反転作図したときに元の図形を残す機能はサポートしておりません。
しかし、以下の方法で作業が可能です。

『反転させたい図形をまず複写し、どちらか一方の図形を反転させる』

以上の方法で元の図形を残すことが可能です。
 
Q4−26. 線と文字が重なっている場合、線を選択したいのに文字が選択されてしまうが?
A4−26. 文字列領域内の線を選択しようとすると文字列を優先して選択してしまいます。
通常の操作では、
・短い線の場合は、「編集」→「BOX囲み選択」で線全体を選択する。
・長い線の場合は、文字が書かれている領域から離れた箇所で線を選択する。
という操作で線のみの選択が行えますが、お問い合わせの条件で線のみを選択したい場合には、「Ctrl」キーを併用した選択を行ってください。

「Ctrl」キーを併用して要素を選択すると、選択されていた要素は選択解除され、選択されていなかった要素は選択状態となります。ちょうどWindowsのエクスプローラでのファイル操作と同じ考えです。
この機能を利用して、文字と重なった線を選択する手順を以下に示します。

<手順1:文字と線の選択状態を切り替える手順>
@BOX掛け選択状態にします。
A文字列を選択状態にします。(キャプチャー画面の状態です。)
B「Ctrl」キーを押しながら線を矩形で選択します。

<手順2:文字と線を両方選択し、文字のみ選択解除する手順>
@BOX掛け選択状態にします。
A矩形選択で文字と線を両方選択状態にします。
B「Ctrl」キーを押しながら文字を選択します。
 
Q4−27. 作画した円のある範囲(円弧)を除去する方法は?
A4−27. 削除したい円弧が含まれる領域を指定して、「カット」機能を実行することにより、削除したい円弧のみを削除することが可能です。
以下にその手順を示します。

1.
削除したい円弧を含む円を選択状態にします。また、座標補正の「交点」を有効にしておきます。
2.
メインメニューより「編集→カット」を選択します。
3.
カットするためのカットラインを指定していきます。このとき、以下のようなカットラインを作成してください。
@削除したい円弧を囲むようにカットラインを作成する。
A添付していただいたデータの赤丸部分の円と直線の交点2箇所には、必ずカットラインの頂点を指定する。(カットラインが円弧の端点を通過するようにカットラインを作成します。)
4.残したい領域(削除したい円弧の領域ではない方の領域)を指定し、カット機能を実行します。

なお、「カット」機能の詳細につきましては、オンラインヘルプの「メニューリファレンス」→「編集」→「カット」をご参照ください。
V.表示関係
Q5−1. トーンダウン表示を行わない方法は?
A5−1. ツールバー下の「スケールシート選択」の左横のチェックボックスのチェックをはずしてください。
 
Q5−2. 縮小表示を行うには?
表示移動ウィンドウの操作方法は?
A5−2. 表示移動ウィンドウで行います。「表示」→「表示移動ウィンドウ」をチェックして表示移動ウィンドウを表示し、そのウィンドウで表示するエリアをドラッグで指定してください。なお、表示エリア内のハンドルをドラッグすることで表示エリアの移動が行えます。
 
Q5−3. 作図途中で拡大縮小表示を行うには?
A5−3. 表示移動ウィンドウで行います。「表示」→「表示移動ウィンドウ」をチェックして表示移動ウィンドウを表示し、そのウィンドウで表示するエリアをドラッグで指定してください。なお、表示エリア内のハンドルをドラッグすることで表示エリアの移動が行えます。
また、図面ウィンドウの下端・右端にあるスクロールバーを使用して表示エリアの移動が行えます。
 
Q5−4. グリッドが表示されないが?
A5−4. 「設定」→「システム設定」→「表示」で、「グリッドの表示最大数」より表示しようとしているグリッド数が多い場合は表示されません。「グリッドの表示最大数」を多くしてください。
 
Q5−5. フォントを変更すると「東京」などの文字表示がおかしいが?
A5−5. フォントの種類によっては全角文字がないものがあります。そのようなフォントを指定すると表示がおかしくなります。
 
Q5−6. 要素を選択したが、編集用のハンドル表示されないが?
A5−6. 「設定」→「表示設定」で指定されたハンドルの表示最大数より、画面内に表示するハンドル数が多くなった場合、ハンドルは全く表示されません。「設定」→「表示設定」でハンドルの表示最大数を変更してください。
 
Q5−7. 一部の線が表示されないが?
A5−7. レイヤごとに表示するしないが指定できますので「レイヤ設定」を確認してください。「設定」→「レイヤ設定」で「表示」がチェックされているレイヤに含まれる要素が表示されます。
W.設定関係
Q6−1. スケールシートとは?
A6−1. 「UC−Draw」では全て実寸座標系を使用しています。この実寸座標系に描画された要素を限られた大きさの用紙上にレイアウトするには縮尺が必要になります。「UC−Draw」では実寸座標系に縮尺を持たせ、これをスケールシートと呼び、このスケールシートを1図面内に複数持たせることで複数の縮尺が混在した図面を実現します。
スケールシートの追加・削除・縮尺変更などの設定は、「設定」→「スケールシート設定」で、図面上でのカレントスケールシートの切替は、ツールバー下の「スケールシート選択」で行います。
 
Q6−2. レイヤとは?
A6−2. 「UC−Draw」では、レイヤ(画層)をサポートしています。レイヤは図面の作図・編集・出力を制御するための仮想的なシートで、図面内の各要素は必ずいずれかのレイヤに属しています。「UC−Draw」では、このレイヤを単位に表示・検索・選択・出力の可否を制御します。
レイヤの追加や削除および各レイヤの条件の設定は、「設定」→「システム設定」→「レイヤ」、または、「設定」→「レイヤ設定」で、カレントレイヤの切替は、ツールバー下の「レイヤ選択」で行います。
・作図される要素には、カレントレイヤが設定されます。
・レイヤはスケールシートとイメージ的にはにていますが、いっさい関連はなく、異なるスケールシート間でも同じレイヤに属する要素は、そのレイヤに従い表示・検索・選択・出力の可否が制御されます。
・論理的に一図面に対して65535個のレイヤを設定することができます。
 
Q6−3. 文字幅の扱いは?
A6−3. [UC−Draw」では半角文字と全角文字の混在作図が可能なため、文字幅はすべて半角文字で設定し、全角文字は半角文字の2倍で作図されます。
 
Q6−4. 引出線などに作図される丸文字の中の文字サイズの変更は?
A6−4. 丸文字は特殊文字の中の文字で、特殊文字の文字サイズは全体を含んだ高さと幅で指定し、全角文字と同じ扱いになります。従って、丸文字の場合は円のサイズ(正確には縦方向の直径と横方向の半径)が指定されることになり、円の中に作図される文字サイズはその中に入るように算出した値を使用します。そのため、丸文字の中の文字サイズを個々に指定することはできません。
 
Q6−5. 加筆時の線や文字、寸法線、引出線の書式(属性)の設定は?
A6−5. 「設定」→「作図設定」で行います。また、本設定は「属性変更」時にも使用します。
 
Q6−6. 「新規作成」時や「新規図面追加」時に、枠線やタイトル版の表示させない方法は?
A6−6. 「新規作成」や「新規図面追加」に表示される「図面の設定」ウィンドウの「枠線・タイトル版」にて行います。枠線の場合は「枠線の有無」を「なし」に、タイトル版の場合は「タイトル名称」を「なし」に設定してください。
なお、一度表示された枠線やタイトル版は、要素の削除で消してください。
 
Q6−7. 作図可能な図面サイズとその設定は?
A6−7. A1〜A4、B1〜B5等の規格サイズ、ANSI、建築用サイズが使用できる他、任意サイズ設定で自由に図面サイズを設定することも可能です。設定は、「新規作成」や「新規図面追加」に表示される「図面の設定」ウィンドウの「図面の外観」にて行います。また、「設定」→「図面設定」で作業中の図面サイズの変更も行えます。
 
Q6−8. スケールシート名称”タイトル版”の原点は固定(X=0, Y=0)されているようだが、変更は可能か?
A6−8. スケールシート”タイトル版”の原点の変更は出来ません。スケールシートの原点の変更を行いたい場合には、新規にスケールシートを作成してください。
 
Q6−9. 追加する各スケールシートに対する原点の入力値は、用紙原点に対する実寸シフト量と思うが、座標系は?
A6−9. 座標系は、用紙原点の位置に関わらず、右方向、上方向がプラスとなります。
 
Q6−10. 過去のシンボル集データを読込み出力すると、同じ色で描かれているにも関わらず、異なる線幅で出力されるが?
A6−10. 「UC-Draw Ver.2.40」より図面の出力機能を以下の2パターンに拡張致しました。
@従来の出力機能(色に対する線の幅を指定しての出力)
A各要素に設定された線幅を使用して出力する機能

本現象は、 「A各要素に設定された線幅を使用して出力する機能」にて出力を行った際に発生します。
同じ色で作図されている要素を同じ線幅で出力したい場合は、 「@従来の出力機能(色に対する線の幅を指定しての出力)」 を使用してください。
出力の手順につきましては、以下をご参照ください。
・メインメニューより「設定→システム設定」を選択します。
・「システム設定」ウィンドウが表示されますので、ウィンドウ上の「色」ボタンをクリックします。
・「色・出力属性設定」ウィンドウが表示されます。
・「編集・出力色」ページ下部の「ここで設定した線幅を出力時に使用する」チェックボックスをチェック状態にし「確定」ボタンを押します。
・その後、出力を実行します。

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