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Q1−1. |
階段前、扉の前、壁際、人などで自動で人の避難速度は変わるのか。(構造物等の近くだと、それに当たらないように避難速度への影響を考慮しているのか) |
A1−1. |
避難速度には、早足(Fast Walk)、徒歩(Walk)、跳躍(Leap)、クロール(Crawl)、階段上り(Stairs-Up)、階段下り(Stairs-Down)の6つの属性があり、避難速度はこのような状態・場所に応じて自動的に変わります。
混雑時にも結果的に変わります。ただし、上記以外に関して避難速度は自動的に変わりません。避難速度を特定の状態・場所で変えるにはそれに対する条件設定が必要です。例えば場所に関してはアーク(Arc)属性。 |
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Q1−2. |
地震時などでのビデオを見て人の避難速度を解析し、それをシミュレーションに反映できるか。(人のパラメータ(年齢・性別・身長等)を入力できるのは理解できたが、その避難速度、加速度も設定可能か。) |
A1−2. |
加速度の設定はできませんが、上記のように、状態・場所に応じた速度(Q1-1.参照)が与えられればその差分が加速度となります。 |
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Q1−3. |
FORUM8との共同研究などの共同開発は可能か。 |
A1−3. |
解析結果があり、これの三次元VRでの可視化に関しては、マイクロシミュレーション(UC-win/Roadオプション)により可能です。
その他、具体的には、お問合せくださいますようお願いいたします。 |
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Q1−4. |
人の設定はMAXどれくらい出来るか、そのときのPCスペックはどうか。 |
A1−4. |
マニュアルでは、60,025平米30,000人で約2時間(P4,1.9GHz,2GBRAM)という事例があります。80万人/日の歩行事例もあります。
WTCビルで110階建て8,000人規模のシミュレーションはVR-EXODUSによるサンプルムービーがあります。 |
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Q1−5. |
DXFファイルが読み込めない |
A1−5. |
EXODUSで読み込み可能なDXFファイルはバージョン13か14の2D CAD形式のファイルです。こちらを確認の上、それでも読み込めない場合は改めてお問い合わせください。 |
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Q1−6. |
人の属性は設定しないといけないのか? |
A1−6. |
人の設定に関してはFSEGにて実験したデータを利用できるようになっております。特に指定がなければ自動で生成したデータをご利用ください。また、Panel
population機能で生成したい属性のタイプを絞ることも可能ですのでこちらも合わせてご利用ください。 |
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Q1−7. |
シミュレーションの再生速度が速すぎる |
A1−7. |
シミュレーションの再生速度 は、シミュレーションモードのシミュレーションメニューから[Speed Control]オプションの設定を行い調整できます。 |
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Q1−8. |
標識の角度を設定できるようなのですがその役割は何でしょうか? |
A1−8. |
角度により見える範囲が変わります。 |
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Q1−9. |
buildingEXODUSで利用できるファイル形式を教えてください |
A1−9. |
読み込めるファイルフォーマットは下記です。
・DXF(2次元CADデータ) |
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Q1−10. |
高層階のシミュレーションの場合、避難状況が良くわからない |
A1−10. |
Ver6から[3D View]が追加されました。[View]-[Interface]-[3D View]をクリックいただくと確認いただけます。 |
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Q1−11. |
buildingEXODUS Ver6にしたらvrEXODUSでファイルが読み込めない |
A1−11. |
vrEXODUSの最新版は5.1.3となっております。こちらをインストールしてご確認ください。 |
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Q1−12. |
UC-win/Road for EXODUSプラグインで人を歩かせるようにしたい |
A1−12. |
避難速度をゆっくりに設定いただきますと歩行を行います。
人の歩行速度に関しては、[Person]ダイアログの-[Attrib]ボタンから[Edit Person]ダイアログを開いて設定が行えます。 |
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Q1−13. |
2つのDXFファイルを読み込むとDXFが重なる |
A1−13. |
DXF読み込みはDXFの持つ座標に関係なく左上がEXODSUの左上にくるように配置されるようになっています。
よって2つの位置関係が分かるようにモデルのまわりに境界を置けばこの現象は起こりません。 |
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Q1−14. |
リーダの設定が動作しない |
A1−14. |
Form Groupのグループ分けは遺伝子(Gene)によって関連付けられておりますが、Geneの設定が0になっている場合は動作しません。Geneが0の場合はその個人は建物内で他のいかなるメンバとも関係せずいかなる情報も交信しません。 |
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Q1−15. |
EXODUSで計算した結果をvrEXODUSで読ませ、録画ボタンを押すとエラー[Unable to Load System Profile]がでる |
A1−15. |
画面のサイズが問題のようです。画面のサイズを800×600になるように調整して実行してください。 |
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Q1−16. |
ハザードとして考えられることは火災だけか |
A1−16. |
設定については火災に関するものが設定しますが、設定の方法次第では火災以外にも適用可能と考えます。過去津波もハザードとして設定したことがございます。 |
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Q1−17. |
既に設置した階段の位置を移動させることは可能でしょうか? |
A1−17. |
可能です。デフォルトでは[Edit]-[Object Lock]にチェックが入っています。
このチェックを外していただくとマウスドラッグで好きな位置に移動可能です。 |
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Q1−18. |
二つの階段があるが片方しか利用しないのはなぜか |
A1−18. |
避難者は最短経路になるように避難を行います。そのため2つ階段があっても片方の階段しか利用しない場合が起こりえます。
均等に階段を利用させたい場合は、Transit Node Groupingをご利用ください。
設定についてはマニュアルTransit Nodesに詳しい記載がございます。 |
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Q1−19. |
マニュアルのp14のに人の設定で身長などの設定が変わると記述があるが、年齢を変えても身長などの設定が自動計算されない |
A1−19. |
マニュアルの記載はあくまでランダムジェネレートのタイミングで表示する内容となっております。年齢のみを変更しても自動計算はできません。 |
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Q1−20. |
あるゾーンに配置済みの人口をカウントする機能はあるのでしょうか? |
A1−20. |
Scenario ModeのZoneの追加でカウントしたいZoneを部屋(compartment)として生成(Create)します。
左のツリーに[Zones]-[Compartment]が表示されますので確認したいCompartmentを右クリックし[Graph]-[Population]でグラフを表示させます。
この状態でシミュレーションを流すとグラフに結果が表示されます。 |
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Q1−21. |
大勢のタスクを一括で設定する方法はありますか? |
A1−21. |
同一フロアの複数エージェントに一括でタスクを割り当てる方法をご紹介いたします。
Population Modeに切り替えていただき下記手順をお試しください。
1.[Tools]-[Itinerary Window]で旅程を登録
詳細はbRX_v6.0_Application_Manual(p231)の記載をご覧ください。
2.マウスドラッグで適応させたいエージェントの範囲を指定
3.[Edit]-[Substitute]-[People]で人のダイアログを立ち上げ
4.Nullとなっているコンボボックスにチェック([Has Tasks]に変わります。)
5.同ダイアログの[O.I.L]にてダイアログ立ち上げ[Import]ボタンで上記"1"にて設定した旅程を割り当て |
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Q1−22. |
複数出口を用意したが、一つの出口だけ利用し混雑する。分散する方法はあるか。 |
A1−22. |
こちらはSignの設定を行った後、Avoid Congestion スイッチをチェックすることで分散します。
確認用データとしましては、buildingEXODUS Ver6.1等にある「Demo.exo」にございます。ご確認ください。 |
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Q1−23. |
ある部屋、若しくはあるゾーンに配置済みの人口をカウントする機能はあるのでしょうか? |
A1−23. |
Zoneを利用して確認できます。下記手順でご確認ください。
1.Scenario ModeでZone Editを起動
2. Zone Typeを「compartment」に変更
3.確認したいゾーンをドラッグして「Create」
4.Simulation Modeで確認。
3にて生成したゾーンの人口を確認したいときは、
[Zones]-[Compartment]-[確認したいゾーン]で右クリック。
[Graph]-[Population]でグラフを表示 |
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Q1−24. |
電車の乗降のシミュレーションはできるか? |
A1−24. |
可能です。
電車の扉に該当するノードに出口を設置し、乗車を表現します。また、同じく扉にSourceノードを設置することで降車する人を再現します。
なお、Sourceノードの前方に人がいる場合は人が生成されませんので乗車する人を待ち行列で待たせる仕組みを用いるとより良いシミュレーショ ンが行えます。 |
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Q1−25. |
グループ員全てに、リーダーの工程(Wait)を反映させるには、何か特別な設定が必要なのでしょうか? |
A1−25. |
PersonダイアログのO.I.L.ボタンによる「Edit Person * Itinerary」ダイアログのImport/Exportボタンでできると思います。
Queueの入力で「ID」と「Size」を設定頂きますが、このSizeに割り当てたい人数を設定してください。
また、Waitを設定する際のTimeはシミュレーション開始からのTimeです。Timeが短い場合Waitが反映されるまえにWaitが終了 する場合があります。 |
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Q1−26. |
Signが設定通りに認識されない |
A1−26. |
visibility signsの設定が適切に割り当てられていない可能性がございます。
下記手順をお試しください。
1.ScenarioモードでEdit Zone を選択
2.Zone Typeがvisibility signsに変更し[Clear]を実行
3.同じ画面で[Calc. Viz Signs]を設定し再割り当てを実行
4.OKで確定 |
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Q1−27. |
人の毒ガス許容量はどう決まるのか? |
A1−27. |
人のプロパティに設定があります。ここで定義できます。 |
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Q1−28. |
誘導員の設定ができるか? |
A1−28. |
リーダフラグがあり誘導する人の設定も可能です。 |
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Q1−29. |
人を再配置して設定した回数で自動的にシミュレーションが行いたい |
A1−29. |
バッチ(Batch)モードでお考えの操作が可能です。
バッチモードは画面をプログラムを開いた直後または新規作成([File]-[New])後に[Tools]メニュー-[Batch]で利用できます。
下記の手順をお試しください。
1.Load GeometryボタンおよびLoad Populationでデータを読み込みます。
2.Runボタンを押します。
3.Rand. Popなどのボタンで人の配置を変えます。
4.2,3の操作を必要な回数セットします。
5.作成完了したらExecボタンで計算を実行してください。
下のウインドウに結果が表示されます。
詳しくは、bEX_v6-0_Application_Manual.pdfの6.2[バッチモード(Batch-mode)シミュレーション]をご確認ください。 |
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Q1−30. |
Congestionデータの基準はどうなっているか |
A1−30. |
シミュレーション時間の10%を超えて混雑(4人/m2以上)するエリアを表示します。
詳しくはユーザーガイド[bEX0500_JManual_Chapters_hp.pdf]の[7.4.6.7 混雑コンタ(Congestion Countour)]をご確認下さい。 |
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Q1−31. |
アークでつながったノードにいるPersonに対して[non-connected node]が出る |
A1−31. |
ノードの作成時に同じ位置に複数ノードが生成される現象が確認されております。
以下の方法で回避していただけたらと存じます。
1.Geometryモードで[Edit]-[Node Align]-[Coincide and Delete](一致の削除)を用いて一致するノードを削除してください。
2.エラーが解消されない場合はその位置をノードごと削除
3.削除したノードにノードと人を再配置してください。
なお、複数ノードが生成されているかにつきましてはノードをマウスドラッグでずらしていただくと確認できます。
ノードを移動する際は[Object Lock]を解除してください。 |
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Q1−32. |
[Response Time]に「0」を設定した場合にドアの情報を共有したい |
A1−32. |
[Response Time]に「0」が設定されている場合は、[Social Response]スイッチは効果がありません。
[Social Movement]をチェックして実行してください。 |
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Q1−33. |
混雑が生じた際、エージェントを別のリンクに誘導したい |
A1−33. |
[Transit Node Grouping]を利用してお考えの操作が確認できると考えます。
操作手順
1. [Scenario]モードで[Tools]-[Transit Node Grouping]で階段をグループ化する。
2. [Simulation]で実行時に[Rulebase]-[Behaviour]オプションの[Route]タブで[Transit Node Grouping]にチェック
3. 解析実行
※ 階段をリンクとして定義している場合は階段(Stair)として再定義してください。
こちらでは上記の操作で人が分かれることが確認できました。
なお、混雑具合についてコントロールされたい場合は、「1」で配置した[Down/Backward]の設定を変更いただくと混雑具合をコントロールできます。 |
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Q1−34. |
buildingEXODUSで同じシミュレーション結果を表示させるには? |
A1−34. |
同じシミュレーションを再生するには[Simulation]モードで[Simulation]-[Replay File]-[Save]で避難結果を保存してください。
次に開いた際に、ruxファイルを読み込んでいただきますと、保存当時のシミュレーションが確認できます。 |
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Q1−35. |
ノードの一括設定は可能でしょうか? |
A1−35. |
以下の手順をお試しください。
1.変更したいノードをマウスドラッグで囲みます。
2.[Geometry Mode]でメニューから[Edit]-[Substitute]-[Nodes]を押下してください。
3.[Node Substitution]ダイアログを設定
4.[OK]で画面を閉じますと設定が反映されます。 |
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Q1−36. |
前回読み込んだCADデータが表示されない |
A1−36. |
下記2点をご確認ください。
・[View]-[Display]-[Imported Lines]のチェックを付けてください。
・保存した際のEGXファイルがEXOファイルと同じ位置にあることをご確認ください。 |
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Q1−37. |
瓦礫が散乱している場合の避難速度の低減の設定について |
A1−37. |
アークの障害(Obstacle)の設定を行ってください。
具体的な値は確認しながら設定いただくことになります。
ただ、「瓦礫が散乱したノード間は1か2より高い値」と理論編マニュアルの2.4 アーク属性では記載されております。
この値を参考に設定することも可能です。 |