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Q1−1. |
T型で左右の標示板の大きさが異なる場合の検討は可能か |
A1−1. |
可能です。
また、標示板を支える梁については一本とニ本の場合に対応しております。
ただし、現在は左右で梁の本数が異なる場合の検討には対応しておりません。 |
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Q1−2. |
風荷重については変更できないか |
A1−2. |
[作用力]より変更可能です。 |
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Q1−3. |
単柱型で標識のずれを入力した場合、計算に影響するのか |
A1−3. |
例えば標識が円形の場合、中心からずれがあると、その分標識に隠れている柱部が少なくなります。つまり、風荷重を受ける柱部の面積が多くなります。
本製品ではこのずれによる柱の面積も考慮して風荷重を受けるとしているため、計算に影響します。
(なお、矩形の場合はずれがあっても風荷重を受ける柱の面積は変わらないので、結果に影響しません) |
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Q1−4. |
標示板と一緒に照明を設置した時の荷重を扱うことができますか |
A1−4. |
はい。標示板の入力画面にて1つ当たりの重量および設置個数を入力できます。 |
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Q1−5. |
対応しているすべての柱タイプ(単柱型、複柱型、F型、逆L型、T型)においてすべての基礎形式に対応していますか |
A1−5. |
道路標識ハンドブック2021年度版を参考にしているため、下記の組み合わせのみ対応しています。
- 単柱型、複柱型
土柱埋込式、ケーソン基礎、置き基礎、なし
- F型、逆L型、T型、門型
土柱埋込式、ケーソン基礎、置き基礎、直接基礎、杭基礎、なし
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Q1−6. |
根入れ深さDfは、どの深さになりますか |
A1−6. |
■Dfについて
標識ハンドブックU P.113より直接基礎の計算例が記載されていますが、冒頭の「(1)基礎寸法の設定」におきまして、Dfの説明が下記のようになされています。
「Df:支持層かあるいは支持層と同程度に良質な層への根入れ深さ」
同様に同書P.115の最下部におきましても、「Df:有効根入れ深さ(m)」と記載されていますので、弊社といたしましては、Dfを根入れ深さと解釈いたしました。 |
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Q1−7. |
標識基礎のケーソン式の計算の中で、βを仮定して算定していますが、βの値には上限値があるのでしょうか。βは角度ですが、90°を超えてもよいのでしょうか。 |
A1−7. |
βの範囲は、解析上は0<β<180となります。 しかしながら、道路標識の基礎においてβが90°を超える場合は浮上り範囲が50%を超えますので、Version 4.1.2から追加された転倒の照査の判定がNGとなることが考えられます。
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Q1−8. |
適用基準について、道路標識設置基準・同解説は準拠されてないのでしょうか |
A1−8. |
「道路標識設置基準・同解説」「道路標識ハンドブック」とも、設計は「道路付属物の基礎のついて」
(昭和50年7月15日付け建設省道企発第52号建設省道路局企画課長通達)によっております。
両者で異なる点は、「道路標識ハンドブック」はSI単位系となっている点となります。
風荷重Poの表記式が、下記のように異なりますが、ρ=1.23N・s2/m4=1.23/9.8=0.1255とすると、ρ=1/8となり式は一致いたします。
道路標識設置基準・同解説(p.225):Po=1/16・V^2・CD
道路標識ハンドブック(p.49):Po=1/2・ρ・V^2・CD |
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Q1−9. |
アンカーボルトの埋込み長の算出において、
L=((σt・φ3)/(4・fa))・1/1.5=788.9(mm)
となっていますが、ハンドブックでは「4」ではなく「6」となっています |
A1−9. |
この計算方法は、アンカーフレームを用いない場合の計算方法となります。
アンカーフレームを用いていた場合の計算方法を採用される場合は、[柱脚部]-[アンカーボルト]において、埋込長算定式の取扱いを「アンカーフレーム有り」としてください。 |
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Q1−10. |
表示板を横並びに複数設置できるか |
A1−10. |
F型、逆L型の場合は横に2枚、門型の場合は横に10枚設置可能です。
単柱型、復柱型、T型の場合は横並びの入力に対応しておりません。横並びに設置する標示板の合計面積と同等な1枚の標示板を設定していただくことでご検討ください。 |
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Q1−11. |
支柱の偏心に対応しているか |
A1−11. |
片持式(F型、逆L型、T型)かつ直接基礎または杭基礎の場合は偏心の考慮が可能です。
単柱型・複柱型・門柱型および土柱埋込み式基礎・ケーソン基礎の場合は偏心を考慮しません。 |
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Q1−12. |
道路標識柱設計計算について、サポ−ト材(つなぎ材)を3本にしたいのですが、入力する方法はありますか |
A1−12. |
本製品におきましては、サポート材(つなぎ材)は2本固定となっていますので、誠に申し訳ございませんが、3本の入力を行うことができません。
しかしながら、下記(破線内)の理由により、サポート材(つなぎ材)に用いる鋼材データの単位重量を1.5倍に調整して頂くと、1.5x2=3本で、サポート材(つなぎ材)が3本ある場合と同様の重量で、計算をして頂くことが可能です。
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片持式(逆L型、F型、T型)の計算は、道路標識ハンドブックに従っていますので、つなぎ材を無視して、単一材による片持梁として計算しています。
その計算におきまして、つなぎ材は、単位重量および長さのみ参照しています。
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Q1−13. |
フーチングの照査において、地盤反力が一定(Qmax)となっているようだが、三角形分布や台形分布であるべきではないか |
A1−13. |
[基礎(直接基礎)]-[フーチングタブ]-[断面力算定に用いる地盤反力度の取り扱い]をご確認ください。
「最大地盤反力度を用いる」を選択している場合は、地盤反力が最大地盤反力度Qmaxで一定となり、「地盤反力度分布をそのまま用いる」を選択している場合は、地盤反力度分布の通りとなります。 |
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Q1−14. |
直接基礎のフーチング照査のところで「本バージョンでは、「基礎に働く浮力を一般に考慮しなくてよい」という『道路標識ハンドブック2012年度版 U』
P.107の記載に基づき、水位による浮力計算に対応しておりません。これにつきましては、今後検討して参ります。」とありますが、現在のバージョンでは対応はしてますか? |
A1−14. |
Ver.3におきましても、申し訳ありませんが対応していません。
しかしながら、地下水位による浮力を考慮する場合、基礎全てが水没した場合が最も厳しい条件となります。
その計算であれば、基礎コンクリートの単位重量として、浮力を考慮した値を設定して頂ければ、計算可能と考えます。
その場合は、水没していないパターンと水没したパターンのデータをそれぞれ作成して頂ければと存じます。
(データファイルをコピーして単位重量を変えるだけで結構です。) |
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Q1−15. |
門型の設計時に、3D表示の左上に詳細表示とあるが、詳細表示にすると表示がおかしくなります。 何故でしょうか。 |
A1−15. |
詳細表示は、ラチス材1本ずつ詳細に表示する機能となっております。 梁の長さによっては、表示しなければならないラチス材の数が大きくなり、お使いのパソコンに大きな負荷をかけてしまうことでプログラムが操作不能になったり、3D表示が正しく行われなくなってしまう場合がございます。 今後、本機能は、プログラムから削除いたしますので、簡易表示にして頂きますようお願いいたします。
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Q1−16. |
標示板を上下に並べることは可能か。 |
A1−16. |
単柱型および複柱型と、F型・逆L型・T型の添架式標識では可能です。
F型・逆L型・T型・門型では申し訳ございませんが対応していません。面積が等しくなるように2枚の標示板を1枚の標示板に設定していただくことでご検討ください。
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Q1−17. |
単柱式及び複柱式の設計で、基礎に支柱を埋め込む支柱埋込長の計算は可能でしょうか。 |
A1−17. |
埋込み長の自動計算は行いませんが、入力値と必要根入れ長の比較判定を行っております。
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Q1−18. |
標示板・支柱などの入力画面で鋼材の値を変更できませんが、どうすれば変更できますか。 |
A1−18. |
メイン画面-基準値-鋼材の中から、変更する鋼材を選択して数値を設定してください。
マスターファイル読み込みボタンでファイルに保存した鋼材が読み込み可能ですが、このファイルは鋼材登録プログラムで編集できます。鋼材登録プログラムは以下のURLから取得できます。https://www.forum8.co.jp/download/kouzai-V5-down.htm
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Q1−19. |
F型、逆L型、T型で標示板の上に外照灯がない場合はどのように入力すれば良いですか。 |
A1−19. |
外照灯の個数を0としてください。
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Q1−20. |
単柱型、複柱型、添架式標識、門型でどのように標示板を削除しますか。 |
A1−20. |
標示板を削除する際は、表入力で削除したい行にフォーカスを合わせてキーボードの[Delete]キーを押下してください。
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Q1−21. |
メイン画面左ツリーに開口部が表示されていますが、開口部がない標識を検討する際はどのようにしたらいいでしょうか。 |
A1−21. |
開口部がないモデルの作成の際には計算条件画面で[□開口部の算定を行う]のチェックを外してください。
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Q1−22. |
道路標識の代わりに道路情報標示設備などの設置は可能ですか。 |
A1−22. |
道路標識以外は直接対応しておりませんが、標識の形状や重量をお考えのものに合わせていただくことで、荷重として考慮できるのではないかと存じます。
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Q1−23. |
ケーソン基礎の鉛直支持力の照査式は、道路標識構造便覧p118の方法と同じものと解釈してよいのでしょうか? |
A1−23. |
同様の照査を行っております。
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Q1−24. |
使用鋼材を50個以上登録できますか? |
A1−24. |
デフォルトでは50種の鋼材が登録されていますが、最大で100種まで登録可能です。Q1−18も併せてご参考ください。
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Q1−25. |
アルミ柱やステンレス柱は可能でしょうか? |
A1−25. |
鋼材の各種パラメータ([基準値]-[鋼材]-[支柱・梁主材・つなぎ材・ラチス材]画面)や、鋼材のヤング係数([標示板・支柱]画面)を、アルミやステンレスのものにすれば設計可能であると考えられます。
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Q1−26. |
道路標識柱の設計計算で出力した3DSファイルをUC-win/Roadに読み込むとテクスチャが斜めに貼られてしまいます |
A1−26. |
UC-win/Road側で、読み込みの際に「外部」のチェックを外すことでテクスチャが斜めになる状態が解消されますので、お手数おかけしますが標識のサイズに合わせてスケールとオフセット位置を調整してください。
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Q1−27. |
許容応力度の割増係数を調節できますか。 |
A1−27. |
メイン画面の基準値-設計用設定値を開き、「短期許容応力度は長期許容応力度の1.5倍とする。」の数値部分を書き換えると変更可能です。
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Q1−28. |
ボルトの長期許容応力度(示方書での引張)の既定値は何を参考にしていますか |
A1−28. |
道路橋示方書U(平成24年3月)の152頁の高力ボルトの許容力σyを安全率3で割った値213.3を規定値としています。この値は設計用設定値画面で変更可能です。
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Q1−29. |
標示版・支柱画面でF型柱の長さLが入力できません |
A1−29. |
グレーアウトされている箇所は自動入力です。例えばLはL1,L2から計算されます。
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Q1−30. |
ケーソン基礎の検討でハンドブックには転倒・滑動・支持の照査が記載されていません |
A1−30. |
ケーソン基礎の照査について道路標識構造便覧p100に、 「標示版の板面積4.5m2超で縦長剛体基礎を用いる場合、水平支持力に加え、鉛直支持力、滑動、水平変位を照査することが一般的である。」 との記載がございます。この照査はデフォルトでは行う設定となっているため、もし不要な場合は入力画面の基礎(ケーソン基礎)画面にある「転倒・滑動・支持の照査」を行うから行わないに変更するようお願いいたします。
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Q1−31. |
支柱・梁主材・つなぎ材・ラチス材をExcelからインポートできますか。 |
A1−31. |
[支柱・梁主材・つなぎ材・ラチス材]ダイアログにてCSV形式のファイルのインポートが可能です。 マスターファイル読み込みボタンをクリックすると「開く」ダイアログが表示されますので、右下のファイル種類をCSV形式に切り替えてください。 CSVファイルはインストールフォルダ内にある「PipeSteel.csv」を参考に作成してください。
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Q1−32. |
基礎の算定で複柱型の水平荷重と曲げモーメントはどちらの値を参照していますか。 |
A1−32. |
左右の柱で値が大きい方を参照しています。
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Q1−33. |
上部にある構造物の水平力やモーメントなどを直接指定できますか。 |
A1−33. |
[初期入力]ダイアログにて「基礎天端作用力の直接入力」を選択してください。基礎画面にて作用力の入力が可能になります。
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Q1−34. |
置き基礎の偏芯の計算に用いる分母を変更できますか。 |
A1−34. |
設計用設定値画面にて変更可能です。
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Q1−35. |
置き基礎はどの標識と組み合わせられますか。 |
A1−35. |
単柱型、複柱型のときに選択できます。
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Q1−36. |
3D表示の標示板の見た目を変更したい。 |
A1−36. |
オプション-表示項目の設定-テクスチャ設定から任意の画像ファイルに変更可能です。
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Q1−37. |
フーチングの鉄筋の入力で図の上下に鉄筋があるが、本数はどう考えればいいか。 |
A1−37. |
単鉄筋の計算となっているため上側の本数を入力します。下には上側と同じ鉄筋が配置されます。
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Q1−38. |
直接基礎において基礎深さ,土被り厚,根入れ深さはどのように計算に使用しているのでしょうか。 |
A1−38. |
直接基礎の基礎底面に作用する鉛直荷重を求める際に基礎深さと土被り厚を使用しています。 一方、直接基礎の根入れ部分と底面に作用する水平力の分担比は有効根入れ深さDfを使用しています。 地盤の状態により有効根入れ深さが基礎深さ+土被り厚と一致しない場合は、入力画面にて根入れ深さを調整いただくようお願いいたします。
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Q1−39. |
任意荷重の付加は可能ですか。 |
A1−39. |
任意荷重の入力は対応していないため、外照灯などに付属物の重量を加算する形などでご検討ください。
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Q1−40. |
転倒に対する許容偏心量はどのような場合に使用されますか |
A1−40. |
直接基礎もしくは置き基礎の場合に使用されます。
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Q1−41. |
基礎天端作用力の直接入力で指定できる作用力は何ですか |
A1−41. |
各基礎で指定できる作用力は以下のとおりです。
土柱埋込式:水平荷重 H、曲げモーメント M
縦長剛体基礎(ケーソン基礎):鉛直荷重N、水平荷重 H、曲げモーメント M
直接基礎:鉛直荷重N、水平荷重 H、曲げモーメント M
杭基礎:鉛直荷重N、水平荷重 H、曲げモーメント M、ねじりモーメント Mt
置き基礎:水平荷重 H、曲げモーメント M
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