1.適用範囲 |
Q1−1. |
支保工計算は小判型のみ可能ですか? 矩形の場合は出来ないのですか? |
A1−1. |
Version 2.01.00から矩形断面に対して支保工の設置が可能となっています。
ただし、矩形断面に対する支保工設計の考え方は、「ライナープレート設計・施工マニュアル」に明記されていないため、本プログラムでは同マニュアル p37、p55
の小判形断面に対する支保工設計の考え方と同様としています。この設計手法に適さない場合は、本プログラムで設計を行うことはできませんので、設計者の判断にて別途、設計を行うこととして下さい。 |
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Q1−2. |
ライナープレートの中にRC橋脚が存在する、矩形形状およびコの字形状での設計(支保工も含め)は可能でしょうか? |
A1−2. |
「ライナープレートの設計・施工マニュアル」にはご希望の設計に関する記載がございません。
従いまして、ライナープレートの中にRC橋脚が存在する様な特殊な形状には対応しておりません。 |
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Q1−3. |
小判形状の土留めにおいてライナープレート+補強リングとした場合でも補強リング位置に切梁を配置した際に縦梁を入れる必要があるのでしょうか |
A1−3. |
本製品では「ライナープレート・設計施工マニュアル」に準拠しており、同マニュアルの設計例はいずれも縦梁を設置していることに依ります。 |
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Q1−4. |
補強リングを使用してOKとなる計算の場合で、補強リングなしで本体がNGになるというような途中過程の出力は可能でしょうか? |
A1−4. |
直接そのような出力には対応しておりませんが、例えばお客様の方で検討ケースに補強リングを設置しないケースと設置するケースを設けることで、比較検討を行うことは可能です。 |
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Q1−5. |
ライナープレートの図面作成は可能か |
A1−5. |
ライナープレート本体の図面作成が可能です。 現在のバージョンでは、支保工の作図には対応していません。 |
2.入力関連 |
Q2−1. |
初期入力-土圧-有限長の上載荷重-主働崩壊角θの入力は、立坑のどの深さから考慮するのか? |
A2−1. |
有限長の上載荷重による偏土圧の計算は、「ライナープレート設計・施工マニュアルp140」の計算例をもとにしております。
これによりますと、主働崩壊角の始点は、崖錘層(がいすいそう)などの不安定な土砂部分から受ける偏土圧を考慮するものと考えられます。
したがいまして、崖錘層などの不安定な地層下端、または立坑底面のどちらか高い方から、主働崩壊角を考慮して下さい。
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Q2−2. |
腹起しをOKとするため切梁設置間隔はどこで変更したらよいか |
A2−2. |
基本ケースの場合は、初期入力画面の支保工タブの腹起し位置で架設深さを変更下さい。
新規ケース1の場合は、「検討ケース」で該当する検討ケース名を選択して編集ボタンを押すか、ケース名をダブルクリックして「検討ケース」画面を表示させてください。
こちらの支保工タブの架設深さを変更して下さい。 |
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Q2−3. |
静止土圧係数の入力はどこで行うのか? |
A2−3. |
「初期入力」画面の「地層」タブ、または、「地層データ」画面にて各層毎に「静止土圧係数kh」を設定可能です。 |
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Q2−4. |
補強リングの設置間隔は2m以上可能か? |
A2−4. |
基本データ画面の「補強材ピッチ」にて、0.5〜5.0mまで、0.5mピッチでの設定が可能です。 |
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Q2−5. |
継手板厚はどの画面で入力するのか? |
A2−5. |
[設計用設定値]画面中程にあります、[継手板厚]にて入力ください。 |
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Q2−6. |
補強リングを部分的に入れることは出来ないのでしょうか。
設置間隔とありますが、入力すると全体に設置されてしまいます。 |
A2−6. |
ご不便をお掛けし誠に申し訳ございません。
補強リングは、設計区間長の上端から下端までを指定されたピッチによって配置します。
よって、お客様の場合ですと、設計区間を2区間以上設定し、各設計区間毎に補強リングを設定いただく事でご希望の配置が可能となります。
例えば、ライナープレート全長が10mとした場合、設計区間1の区間長を5.0m、設計区間2の区間長を5.0mとします。
設計区間1には補強リングは配置せず、設計区間2は1.0mピッチ配置するといった形になります。
なお、設計区間の設定は『初期入力画面』にて、補強リングの設定は『基本データ画面』にて行ってください。
また、製品に付属しております、Sample-2(D5000).f7Lは、各設計区間毎に補強リングの設定を行っておりますので、ご参考になるかと思います。 |
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Q2−7. |
限界深度の操作手順を教えてください |
A2−7. |
詳細設定を行う場合は、初期入力画面を詳細設定ボタンにて確定し、限界深度画面にて計算を行ってください。
なお、補強リングを設置する場合は、限界深度画面へ移行する前に、基本条件にて補強材の設定を行う必要があります。 |
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Q2−8. |
補強リングの設置ピッチの上限はいくらですか |
A2−8. |
5.0 m となっております。 |
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Q2−9. |
[基準値-設計用設定値]中の扁平量は、どこの計算で用いられるのでしょうか |
A2−9. |
最大曲げモーメントをチモシェンコの理論を用いて算出する際に扁平量を用います。
ライナープレート設計・施工マニュアル(コルゲート・ライナー技術協会)のp.p.135-139に設計例がございますので参考にして頂ければ幸いです。 |
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Q2−10. |
限界深度の計算の計算結果が"-------"と表示されるのは何を意味するのですか |
A2−10. |
限界深度が求まらなかった場合に"-------"を表示します。
計算の進捗状況が限界深度ダイアログの"計算状況詳細"にも出力されますので合わせて参考にして下さい。 |
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Q2−11. |
地層のデータを各層の厚さではなく、各層の上面または下面の標高で入力することは可能ですか |
A2−11. |
メインメニューの[オプション-地層の入力方式]を"標高"に変えますと地層下面の標高を指定することで標高データが入力可能となります。 |
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Q2−12. |
初期入力ダイアログに均しコンクリートに関する入力がありますが何に用いられるのですか |
A2−12. |
縦梁によって均しコンクリートに発生する圧縮応力度の照査に用いられます。 |
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Q2−13. |
「深礎フレーム」で入力したデータをインポートはどうすればできますか |
A2−13. |
本製品では、「深礎フレーム」 Ver.4以降で入力した杭径、杭長、地盤データをインポートすることができます。
それには、メインメニューの[ファイル-開く]をクリック、「ファイルを開く」ダイアログが開くので"ファイルの種類"にて"深礎フレーム提供ファイル XML形式(*.FYYW)"を選択し、"深礎フレーム"にて作成した*.FYWファイルを選択して"開く"ボタンを押下します。すると"深礎杭のインポート"ダイアログが開くのでインポートしたい杭番号を入力し"確定"ボタンを押下します。 |
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Q2−14. |
プログラムで設定している基準値のうち、「クリープ係数(Fd)」、「据付各係数(Fk)」、「地盤反力係数(Kh)」はどこでどのように使用されるものなのですか? |
A2−14. |
扁平量の算定に用います。
詳しくはライナープレート設計・施工マニュアル p.138「鉄道線路に近接して設置された立坑の設計例」をご覧ください。 |
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Q2−15. |
継手ボルト本数の設定は可能か? |
A2−15. |
Ver.3.1.0より可能となりました。
[基準値]メニューの[設計用設定値]より設定してください。
継手ボルトの本数は、片側(継手板1枚あたり)の本数を示しています。 |
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Q2−16. |
補強リングを任意のピッチで設置したい |
A2−16. |
本製品Ver.4における機能追加におきまして、補強リングピッチおよび継手ボルト孔径を任意の数値が設定いただけるようになりました。 |
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Q2−17. |
縦梁をスパン1で設定した場合の腹起しは検討しないのか? |
A2−17. |
「ライナープレートの設計・3DCAD」では、縦梁スパン数が1〜6の場合に腹起しの有無を選択することが可能です。
「ライナープレートの設計計算」では、縦梁スパン数を1とした場合は腹起しを設置せずに計算を行います。 ただし、Ver.3.0.0より、中間部に切梁を設ける場合には縦梁スパン数が1でも腹起しを設置します。 |
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Q2−18. |
腹起し・切ばりの設定が出来ないがどうすれば良いのか? |
A2−18. |
[初期入力]画面の「支保工を設置する」を選択し、設定方法を[詳細設定]とする事で設定が可能となります。 |
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Q2−19. |
補強リングはどのような種類が設定可能でしょうか? |
A2−19. |
デフォルトとして以下を用意しています。
H-100×100×6×8
H-125×125×6×9
H-150×150×7×10
H-175×175×7×11
H-200×200×8×12
H-250×250×9×14
H-300×300×10×15
なお、デフォルトにない鋼材は別途登録してご利用いただくことが可能となっています。
また、鋼材登録プログラムによって、鋼材データのマスターファイルを変更することで、検討に応じた鋼材データを用いることも可能となっています。 |
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Q2−20. |
矩形ライナープレートの初期入力にボルトNo.がありますが、どこのボルトを示していますか? |
A2−20. |
継手ボルトを示しています。また、設計用設定値の継手本数ボルトの本数は、片側(継手板1枚あたり)の本数を示しています。 |
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Q2−21. |
初期入力ダイアログに確定ボタンがないが、どうすれば確定できるか |
A2−21. |
縦768ドットなど小さいディスプレイでは確定ボタンが画面からはみ出します。ダイアログはサイズ変更ができますので縦に小さくしてスクロールバーを下げていただきますと確定ボタンが表示されます。
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Q2−22. |
初期入力画面で鋼材データの編集ができませんが、どうすれば変更できますか。 |
A2−22. |
メイン画面-基準値-鋼材の中から、変更する鋼材を選択して数値を設定してください。 マスターファイル読み込みボタンでファイルに保存した鋼材が読み込み可能ですが、このファイルは鋼材登録プログラムで編集できます。鋼材登録プログラムは以下のURLから取得できます。
https://www.forum8.co.jp/download/kouzai-V5-down.htm
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Q2−23. |
混合工法の上部構造と下部構造の設計半径が同一であるかの確認画面を表示したい。 |
A2−23. |
メイン画面のオプションから「混合工法の半径チェックを表示する」を有効にしてください。
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Q2−24. |
切梁に対応しているか。 |
A2−24. |
対応しています。中間への切梁の設置は、腹起こしの高さへの設置となります。
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Q2−25. |
H形鋼の鋼材情報の既定値は何を参考にしていますか。 |
A2−25. |
山留め設計事例集のP214、および「鋼構造設計規準」(社) 日本建築学会の5章を参考にしております。
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Q2−26. |
縦梁の配置間隔を任意に設定することはできますか。 |
A2−26. |
縦梁は等間隔となるように自動で設置されます。 配置間隔を任意に設定することはできません。
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Q2−27. |
適用基準の「ライナープレート設計・施工マニュアル」と「ライナープレート/設計要領第二集」ではライナープレートの設計内容で何が異なりますか。 |
A2−27. |
違いとしては、「ライナープレート設計・施工マニュアル」ではライナープレートの照査、「ライナープレート/設計要領第二集」ではライナープレートと土留め構造による混合工法の照査を行っています。
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Q2−28. |
補強リングを掘削底面に設置できますか。 |
A2−28. |
補強リングは、設計区間長の上端から下端までを指定されたピッチによって配置しますので、下端に設置されるようにピッチを入力していただくことで可能です。
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Q2−29. |
砂礫土の入力を行うことは可能でしょうか。 |
A2−29. |
土質で砂質土を選択し、砂質土として入力していただくことで可能です。
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Q2−30. |
2mのライナープレートに天端から深さ1.5mの位置に1箇所のみ補強リングを設置したいがどうすればよいか。 |
A2−30. |
ライナープレートの区間長を2.0mに設定し、その区間の補強材ピッチを1.5mとすることで補強材が深さ1.5mの位置に設置されます。 このとき、ライナープレート天端に補強材が描画されますが計算に影響しません。 天端の補強材の描画が不要である場合は上部メニュー[オプション]-[表示項目の設定]から「天端の補強リングを描画する」のチェックを外すことで非表示になります。
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Q2−31. |
任意位置に切梁を設置することは可能ですか。 |
A2−31. |
「ライナープレートの設計・3DCAD」では、切梁位置の任意指定に対応しています。
なお、腹起し両端には必ず切梁が設置されます。
「ライナープレートの設計計算」では、腹起し両端と中央のみに設置可能であり、任意位置に切梁を設置することはできません。
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Q2−32. |
縦梁設計時の支点位置の考え方の入力について教えてください。 |
A2−32. |
均しコンクリートがある場合、縦梁は均しコンクリート位置で支持されているものとしていますが、その際の支点位置についての入力になります。
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3.土圧 |
Q3−1. |
偏土圧は自動計算でしょうか。任意に与えることは可能でしょうか。 |
A3−1. |
特偏土圧強度(po)は、初期入力-土圧-偏土圧を考慮する-背面土砂の上載荷重換算高さ(Hk)を入力することによって、大きさを任意に与えることができます。
ただし、地中の任意深さ位置に偏土圧を考慮することはできず、通常の土圧を基本として、偏土圧(po)を立坑全体に一律に加算するものとしています。ヘルプの「計算理論および照査の方法」を参照下さい。 |
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Q3−2. |
偏土圧算定用背面土砂の単位体積重量に対応とあるが、これは何を意図して追加された機能なのか |
A3−2. |
以前のバージョンでは偏土圧算定時の背面土砂の単位体積重量は第1層目のγtを用いていました。
ユーザ様より必ずしも第1層目のγtとは限らない場合があるので単位体積重量入力に対応してほしい、というご要望をいただき、Ver.3.00.00にて対応いたしました。 |
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Q3−3. |
あくまで例として参考の数値ですがBに関しては道路土工仮設指針P79と同じく10.0kN/m3と設定されて出力されます。道路土工擁壁指針 P56では9.8kN/m3ですが関連はありますでしょうか。又、ライナープレート設計ソフトの基準となる基準書はありますでしょうか。
@.土圧合力Pの作用深さ割合(m)
A.地盤反力係数(Kh)
B.水の単位体積重量(γw) |
A3−3. |
本プログラムは、ライナープレート設計・施工マニュアル 平成12年6月 コルゲート・ライナー技術協会に準拠しております。
詳しくは製品ヘルプの概要―プログラム機能概要―適用基準および参考資料をご覧ください。
A@
p.94 m:Pの作用深さh’のhoに対する割合にございます()内の記載を参考にしております。
ただし、土圧の算出式をテルツァギ以外とした場合、本項目を設定いただく必要はございません。
AA
地層の状態により一概には提示できないため、p.138の地盤反力係数の概算値として10000kN/m3を提示おります。
ただし、土圧の算出式を有限長の上載荷重または偏土圧を考慮する以外とした場合、本項目を設定いただく必要はございません。
なお、地盤反力係数の算出式は道路橋示方書・同解説 W下部構造編 p.285をご参照ください。
AB.水の単位体積重量(γw)
厳密には9.8kN/m3でございますが、本プログラムでは概算値として10.0kN/m3を提示しております。
ただし、地下水水位の影響を考慮しないとした場合、本項目を設定いただく必要はございません。
各種ご指摘箇所は設定可能となっておりますため、お客様の設計に合わせて適宜修正いただきますようお願い申し上げます。 |
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Q3−4. |
「最大曲げモーメントMmaxがマイナス」のメッセージが出る原因について |
A3−4. |
円形断面の曲げモーメント算定式(ヘルプ−計算理論および照査の方法−円形−元たわみを考慮した検討)で、1-Ph/qk の部分が Ph(作用土圧)>qk(座屈荷重)の場合、最終的にMmaxがマイナス値になります。
対策としては、qk(座屈荷重)を上げるようライナープレートのサイズ、補強リングのサイズを増大させてください。 |
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Q3−5. |
土圧がかからない層を設定することは可能ですか |
A3−5. |
入力モードの初期入力の"地層"タブにおいて"土圧を考慮しない層の設定"にチェックを入れて頂くことで土圧を考慮しない層を指定することが出来ます。 |
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Q3−6. |
ライナープレート設計・施工マニュアルでは、深さ15m以上で側圧一定とありますが、有限長の上載荷重とすると15m以上でも荷重が一定となりません。その考え方が一般的なのでしょうか? |
A3−6. |
有限長の上載荷重による土圧分布については、「ライナープレート設計・施工マニュアル」のp.135 "8.1 鉄道線路に近接して設置された立杭の設計例"を参考としていますため、静止土圧の場合とは土圧の取り扱いが異なり、15m以深が一定とはなりません。 |
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Q3−7. |
土圧の算出には、どのような算出式を用いますか |
A3−7. |
静止土圧、偏土圧、ランキン、テルツァギの土圧式から選択することが出来ます。 |
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Q3−8. |
限界深度の計算で土圧の算出に失敗します |
A3−8. |
最下層の地層の深さが十分であるかご確認ください。 その際に天端G.L.と地表面天端G.L.が正しい位置であるかご注意ください。
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Q3−9. |
任意の深さ以深の土圧を一定とすることは可能でしょうか。 |
A3−9. |
静止土圧、ランキン、有限長の上載荷重の算定式で可能です。 [初期入力]画面の「任意の土圧−一定とする」にチェックをしていただき、「変化位置 G.L.」を入力していただくことで、「変化位置 G.L.」以深の土圧を一定とすることができます。
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Q3−10. |
矩形形状で偏土圧を考慮することは可能でしょうか。 |
A3−10. |
矩形形状での偏土圧の考慮は対応しておらず、円形でのみ偏土圧の考慮が可能となっています。
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4.水圧 |
Q4−1. |
地下水の影響を考慮することは可能でしょうか |
A4−1. |
可能です。初期入力-地下水位の影響にて"考慮する"にチェックを入れると
道示W p43 2.2.7 水圧の式(2.2.9)の式にて算出される水圧が載荷されます。
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Q4−2. |
「地下水位は層最下端までとしてください。」と表示された |
A4−2. |
地層の天端G.L.を基準に水位の標高を入力してください。 例えば地層の天端G.L.=60で地層深さ=20mのときは40m以上の水位を設定します。
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Q4−3. |
水圧がかからない層を設定することは可能ですか |
A4−3. |
入力モードの初期入力の"地層"タブにおいて"土圧を考慮しない層の設定"にチェックを入れて頂くことで土圧とともに水圧を考慮しない層を指定することが出来ます。
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Q4−4. |
地下水位の影響についてはどのような算定を行っていますか。 |
A4−4. |
静水圧式を適用しています。
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5.ライナープレート |
Q5−1. |
開口ライナープレートを1段おきに設置する場合はどのように設定すればよいのか? |
A5−1. |
開口ライナープレートを1段おきに設置する場合、設計計算上の断面性能は、単位幅あたりの開口ライナープレートと通常ライナープレートの断面性能を加えた1/2を使用することとされています。本プログラムでの適用については、この断面性能の1/2をもつ鋼材データを追加登録し、これを使用することで対応が可能です。 |
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Q5−2. |
開口ライナープレートを全段または千鳥に設置する場合はどのように設定すればよいのか? |
A5−2. |
開口ライナープレートを全段または千鳥に設置する場合、設計計算上の断面性能は、単位幅あたりの開口ライナープレートの断面性能を使用することとされています。本プログラムでの適用については、この断面性能をもつ鋼材データを追加登録し、これを使用することで対応が可能です。 |
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Q5−3. |
大口径深礎杭の場合、土砂部分は吹き付けコンクリートで処理しようと考えている。
そこで、ライナープレートの設計でライナープレートの剛性を無視して補強リングのみで応力をもたせようとするとき、ライナープレートの剛性を無視する方法を教えてほしい。 |
A5−3. |
ライナープレートの剛性を無視することはできません。
メインメニューの[基準値]-[鋼材]-[ライナープレート]画面にて各種値を最小値とするなどしてご対応いただく事になります。 |
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Q5−4. |
扁平量算出に用いる地盤反力係数の根拠について |
A5−4. |
「ライナープレート設計・施工マニュアル」 p.138に記載の「鉄道線路に近接して設置された立坑の設計例」に基づいています。 |
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Q5−5. |
許容圧縮応力度の根拠について |
A5−5. |
「ライナープレート設計・施工マニュアル 平成12年6月 コルゲート・ライナー技術協会」P.32『許容応力度および弾性係数』に記載の各許容応力度に基づいています。 |
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Q5−6. |
ライナープレートの径が3mを超える場合に元たわみを考慮していますか。 |
A5−6. |
ライナープレート設計・施工マニュアルのP34の記述に準拠し検討を行っています。 マニュアルには「立坑の直径が3.5m未満の場合にはこの検討を省略する場合がある」との記載がありますが、ライナープレートの設計計算では直径によらず検討を行います。 |
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Q5−7. |
弾性係数を変更できますか。 |
A5−7. |
メイン画面の基準値-設計用設定値を開き、弾性係数の数値を変更してください。「ライナープレート設計・施工マニュアル」「遠心力吹付け工法」「設計要領第二集」それぞれに弾性係数の設定があります。
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Q5−8. |
小判型のライナープレートの補強リングを使用した場合の補強リング接手は検討しないのか。 |
A5−8. |
補強リングを持つ小判型のライナープレートは、ライナープレート設計・施工マニュアル p.48〜のライナープレート小判形立杭の設計例を元にした計算となり、本計算例では継手部の計算を行っていないため本製品ではサポートしていません。
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Q5−9. |
矩形で支保工を設置した場合に継手の照査はしないのでしょうか。 |
A5−9. |
本製品では、矩形で支保工を設置した場合、内部的に小判形として計算しているため継手部の照査は行っていません。
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6.支保工(縦梁・腹起し・切梁 |
Q6−1. |
土圧が支保工位置でしか変化していないようですが、これはなぜですか |
A6−1. |
入力モードの「考え方」で「縦梁の設計方法」として「単純ばり法」が選択されているためです。本来の土圧を載荷したい場合は、「連続ばり法(Frame計算)」を選択して下さい。
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Q6−2. |
縦梁の設計での応力度照査の曲げモーメントは、どの値が使用されるか。 |
A6−2. |
曲げモーメントMminの絶対値とMmaxを含めて、全スパンで最も大きい値が使用されます。 |
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Q6−3. |
縦梁は何スパンまで設置できますか。 |
A6−3. |
最大6スパンまで設置できます。 |
7.その他 |
Q7−1. |
3Dモデルの表示方法を変更することはできますか |
A7−1. |
可能です。
塗りつぶし、ワイヤーフレーム、テクスチャ表示に対応しております。
3Dモデルを右クリックで表示されるメニューから変更してください。 |