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Q&A置換基礎の設計計算(H29道示対応) Q&A ('24.09.05)

NEW! 更新内容

Q1−59.置換前と置換後で別々の支持力式を適用することはできるか。('24.09.05)

目  次
 0.新機能紹介

Q0−1.平成29年道路橋示方書の照査について
 1.置換土

Q1−1.「擁壁の設計」や「橋台の設計」にある置換基礎(置換コンクリート)の照査との違いはありますか。

Q1−2.置換土において、自動的に置き換える土砂の深さを決定する際のルールはどのようになっているか

Q1−3.クレーン等の車両を考慮した設計はできますか。(Ver.1)

Q1−4.置換え土の照査において、偏心を無視した検討はできますか

Q1−5.「平成24年土工指針 擁壁工指針」の改定により、置換基礎への影響がありますか

Q1−6.「荷重ケース」画面において、鉛直支持力用荷重q2には、何を入力するのですか

Q1−7.底版前面の作用力を底版中心の作用力に変換するには、どのようにしたらよいか

Q1−8.置き換え基礎底面上の土砂の重量はどのように考えているのか

Q1−9.平成25年の「設計要領 第2集 −擁壁編・カルバート編−」の改定により、置換基礎への影響がありますか

Q1−10.他の製品から、底版中心の作用力をインポートすることは可能か

Q1−11.層区分の粘性土両面、粘性土上面、粘性土下面、非圧縮層の違いはなにか

Q1−12.中部地方整備局基準のように置換基礎底面において、水平力によるモーメントを考慮するにはどうすればよいか

Q1−13.置換基礎底面の支持力照査において、荷重の傾斜を考慮した設計は可能か

Q1−14.水の単位体積重量や計算で使用する安全率を変更することができるか

Q1−15.置換え土の範囲の指定は、どこで行うのか

Q1−16.圧密沈下量の算出において、建築基礎構造設計指針のP137-138に記述のある地中応力に対する3式(i、ii、iii)に対応していますか

Q1−17.任意荷重については、底版範囲内にも設定可能か

Q1−18.道路橋示方書・同解説 W下部構造編の鉛直支持力式で結果が0になる

Q1−19.置換土底面の支持力照査において、Df'を0としたいがどのようにすればよいか

Q1−20.置換土の範囲を自動的に深さと分散角から決定した範囲とすることはできるか

Q1−21.置換土工法で擁壁等の前面土砂及び背面土砂を指定するような入力を行うにはどのようにしたらよいか

Q1−22.支持力係数Ncを求めるグラフから見るとφ=0、tanθ=0.4の場合に交点があるようにみえるが係数が0になるのはなぜか

Q1−23.置換土の高さの自動計算の結果で、置換高が0.1mでOKとなったが問題はないか

Q1−24.宅地防災基準の支持力算出式において、帯状の形状係数はどこに記載があるか

Q1−25.「地盤改良の設計計算」と「置換基礎の設計計算」の相違点はなにか

Q1−26.置換後の基礎底面の土質は、どこで指定するのか

Q1−27.各照査の計算過程を確認することができるか

Q1−28.圧密沈下曲線の標準圧密曲線使用時のlogmv〜logPの記載はあるか

Q1−29.置換工法で置換土を砕石に置き換えて設計が可能か

Q1−30.置換土工法の地層に斜面を考慮した設計が可能か

Q1−31.置換土底面設計時の上載土砂には、基礎幅上の土砂を考慮しているのか

Q1−32.置換土の置換後基礎底面を照査しないとすることは可能か

Q1−33.H26.3 水路工の照査は可能か

Q1−34.「置換基礎の設計計算(H29道示対応)」は、下部工基礎製品と同様に平成29年道路橋示方書に準拠した設計しかできないのか

Q1−35.「作用力」画面に入力する作用力は、単位幅を入力するのか。それとも全幅を入力するのか。

Q1−36.「作用力」画面に入力した作用力は、底版幅を変更すると自動的に再計算されるのか

Q1−37.建築基礎構造設計指針による支持力の照査の照査は可能か

Q1−38.計算時に丸めは行っているのでしょうか

Q1−39.置換土高の自動算出において、支持力を満足する高さを深い方から検討することは可能か

Q1−40.支持力算出時に「地盤」画面の1層目より上にある土を考慮したい場合は、どのようにすればよいか

Q1−41.置換前基礎底面,置換後基礎底面,置換え土底面の位置はどこか。

Q1−42.基礎底面の地盤反力度を直接入力可能か。

Q1−43.置換土の深さを変更しても基礎底面の結果が変わらないのは何故か。

Q1−44.圧密沈下量の計算は、どれに対応しているか。

Q1−45.平成29年道路橋示方書では荷重係数・組合せ係数を作用力に考慮することになっているが、「作用力」画面では、考慮した値を入力するのか。

Q1−46.擁壁設計時の支持力算出式において、「擁壁の設計・3D配筋」と値が一致しない理由は何が考えられるか。

Q1−47.鉛直力V,水平力H,抵抗モーメント(Mr),転倒モーメント(Mo)の作用力の指定は可能か。

Q1−48.「地層」画面の粘性土両面、粘性土上面、粘性土下面の選択は、安定計算に影響するか。

Q1−49.置換土高の自動計算において、基礎底面の照査の結果がNGとなり高さが求まらない場合はどのような点に注意すればよいか。

Q1−50.基礎位置までの深さには何を指定すればよいか。

Q1−51.置換土高の自動計算において、深い方から算出の選択があるがどのような場合に選択するのか。

Q1−52.鉛直力と偏心量が解っている場合、作用力のモーメントには何を入力すればよいか。

Q1−53.軟弱層を置換土で置き換える際の注意点はあるか。

Q1−54.置換後の地盤の摩擦係数はどのように計算しているのか。

Q1−55.基礎連動用ファイル(*.XPR)をインポートしたが、ケース毎の水位の設定が反映されない

Q1−56.置換前基礎底面、置換後基礎底面、置換後置換土底面で使用する地層はどこを参照しているのか。

Q1−57.置換土の鉛直支持力計算時の支持力係数について、直接指定することはできるか。

Q1−58.単位体積重量において、飽和重量/水中重量の入力の切替は可能か。

Q1−59.置換前と置換後で別々の支持力式を適用することはできるか。
 2.置換コンクリート

Q2−1.置換コンクリート時の置換え前の有効根入れ深さdfの指定は、どこで行うのでしょうか。

Q2−2.置換えコンクリートの上に、重力式のような形状の構造物にて設計することが可能か

Q2−3.コンクリート置換基礎で転倒照査と地盤反力照査を省略することができるか

Q2−4.置換コンクリート基礎の底面幅には、傾斜部分を含みますか

Q2−5.斜面上基礎の設計において地震時の場合傾斜角は、βe=β'+tan-1(kh)となるが、出典はどこか

Q2−6.置換コンクリート背面の土圧を考慮することはできるか

Q2−7.置換コンクリートで鉛直支持力照査でエラーとなる原因はなにか

Q2−8.段切置換置換コンクリートで地盤反力の基礎幅の範囲にコンクリート背面の傾斜を含まないのはなぜか

Q2−9.基礎奥行幅と置換コンクリート奥行幅が異なる場合の作用力は、基礎中心の作用力よりどのように算出しているのか

Q2−10.置換コンクリート形状で置換え基礎と段切置換基礎の違いはなにか

Q2−11.「置換基礎の設計計算(H29道示対応)」は、何が対応されるのか

Q2−12.平成29年道路橋示方書に準拠した場合、「荷重ケース」画面の作用力は自動的に変換されるのか

Q2−13.平成29年道路橋示方書に準拠した場合の組合せ係数や荷重係数のデフォルト値は、何を参考としているのか

Q2−14.斜面上の基礎設計時の滑動に対する地盤反力分布は、地盤反力度の照査結果と異なるのか

Q2−15.平成29年道路橋示方書に準拠した際の鉛直支持力の照査において底面に作用する合力Frの値がマイナスとなる場合があるのはなぜか

Q2−16.置換コンクリートについて、検討できる照査方向はどの方向になるのか。

Q2−17.鉛直力V,水平力H,抵抗モーメント(Mr),転倒モーメント(Mo)の作用力の指定は可能か。

Q2−18.置換コンクリート照査時に任意荷重を考慮することは可能か。

Q2−19.置換コンクリートの計算で地盤係数法を選択した場合は、基礎下面にも地盤ばねを考慮してモデル化を行っているのか。

Q2−20.「荷重ケース」画面の水位は、どの位置からの水位となるのか。

Q2−21.もたれ式擁壁等の場合に地盤反力度が計算不可となる条件はどのような場合か。

Q2−22.地盤係数法の計算過程を確認することができるか。

Q2−23.置換コンクリートの鉛直支持力計算時の支持力係数について、直接指定することはできるか。

Q2−24.地盤係数法の鉛直方向のばねは、浮き上がりが生じた際にどのように扱っているのか。



 0.新機能紹介

Q0−1.

平成29年道路橋示方書の照査について
A0−1. 置換土及び置換コンクリートにて検討が可能です。
※置換土を検討するには、Ver.3.1.0以降が必要となります。
 1.置換土

Q1−1.

「擁壁の設計」や「橋台の設計」にある置換基礎(置換コンクリート)の照査との違いはありますか。
A1−1. 「置換基礎の設計計算」では、置換基礎のタイプとして段切基礎,多段積み基礎が検討可能です。また、地盤反力については地盤係数法を用いて設計することが可能です。
 

Q1−2.

置換土において、自動的に置き換える土砂の深さを決定する際のルールはどのようになっているか
A1−2. 置換土の自動深さ算出については、入力された算出ピッチに応じて置換え土の高さを変化させ、安定計算を満足する位置をトライアル計算します。併せ て、以下のようなルールにて算出いたします。

1.自動算出時の高さの上限は、基礎底面より下の地層の深さの合計となります。
2.照査を満足する位置が見つかった場合、置換え土高さに結果をセットし、直接指定へ切り替わります。
3.自動決定された置換え高と分散角θより、下側s2と下側e2を自動設定します。
4.下側s2>上側s1となる場合は、上側s1=下側s2とします。
5.下側e2>上側e1となる場合は、上側e1=下側s2とします。
6.置換え後の基礎底面(置換え土の上端)でNGとなる場合は計算を終了します。
 

Q1−3.

クレーン等の車両を考慮した設計はできますか。(Ver.1)
A1−3. 躯体上に一様に載荷されているものであれば底版中心の作用力にて鉛直力とモーメントを考慮して検討できますが、クレーン等のように車輪からの影響 を考慮した設計は行うことができません。
 

Q1−4.

置換え土の照査において、偏心を無視した検討はできますか
A1−4. Ver.1においては、「荷重」画面にて作用力のモーメントを0として検討してください。
またVer.2においては、基本条件において偏心を無視するの設定が可能です。
 

Q1−5.

「平成24年土工指針 擁壁工指針」の改定により、置換基礎への影響がありますか
A1−5. 「平成24年土工指針 擁壁工指針」の改定により、以下の影響があります。
また、「置換基礎の設計計算Ver.2」において以下の改訂内容に対応しました。
・置換え土
 1.荷重の合力Rの作用位置が基礎底面の中央より後方にある場合は、許容支持力度及び地盤反力度ともに有効載荷面積は基礎底面とする。(擁壁工 指針 P.67)
 2.基礎底面での鉛直地盤反力度pの分布は、有効載荷幅とする(p=V/(B-2e))。 (擁壁工指針 P.136)

・置換えコンクリート
 1.荷重の合力Rの作用位置が基礎底面の中央より後方にある場合は、許容支持力度及び地盤反力度ともに有効載荷面積は基礎底面とする。(擁壁工 指針 P.67)
 2.中地震時,大地震時の表記をレベル1地震時,レベル2地震時とする。(擁壁工指針 P.88)
 

Q1−6.

「荷重ケース」画面において、鉛直支持力用荷重q2には、何を入力するのですか
A1−6. 鉛直支持力用荷重q2には、地層データで入力した土砂以外の盛土や建物等の上載荷重を設定します。尚、鉛直支持力q2は、鉛直支持力算出のみに作用します。
 

Q1−7.

底版前面の作用力を底版中心の作用力に変換するには、どのようにしたらよいか
A1−7. 底版中心の作用力を算出するには、作用力を以下のように変換して入力してください。

Vo = V
Ho = H
Mo = V×B/2-M

Vo,Ho,Mo : 底版中心の作用力
V,H,M : 底版前面の作用力
B : 底版幅

Ver.2.3.0以降は、「基本条件」画面の入力条件で、フーチング中心の作用力を入力するか、フーチング先端の作用力を入力するかを選択できます。
 

Q1−8.

置き換え基礎底面上の土砂の重量はどのように考えているのか
A1−8. 置き換え基礎底面に偏心を考慮するかどうかで異なります。
・偏心を考慮する場合(置換底面幅を有効載荷幅Beから算出するにチェックがある場合)
 荷重による偏心を考慮した幅から分散角θ上にある土砂の重量を考慮します。
・偏心を考慮しない場合(置換底面幅を有効載荷幅Beから算出するにチェックがない場合)
 置換幅から分散角θ上にある土砂の重量を考慮します。
 

Q1−9.

平成25年の「設計要領 第2集 −擁壁編・カルバート編−」の改定により、置換基礎への影響がありますか
A1−9. 以下の点において、影響があります。
1.置換土の設計において、基礎底面での鉛直地盤反力度pの分布を有効載荷幅
(p=V/(B-2e))として設計します。

 

Q1−10.

他の製品から、底版中心の作用力をインポートすることは可能か
A1−10. 「擁壁の設計」,「橋台の設計」からインポート可能です。
「擁壁の設計」,「橋台の設計」の「基礎連動用(*.xpr)ファイルエクスポート」を
実行し、基礎連動用(*.xpr)ファイルを保存します。
その後、「置換基礎の設計計算」の「基礎連動用(*.xpr)からのインポート」
から保存した基礎連動用(*.xpr)ファイルを読み込んでください。
 

Q1−11.

層区分の粘性土両面、粘性土上面、粘性土下面、非圧縮層の違いはなにか
A1−11. 層区分は圧密沈下時間の計算時に用いられます。よって圧密沈下時間を計算しな
い場合は、同じ扱いとなります。
(非圧縮層は圧密沈下時間の計算の対象外の層です。)

圧密沈下時間の計算(自然圧密)
t=(Tv・d^2)/Cv

ここに、
Tv:圧密度Uに対応する時間係数
d :最大排水距離(m
Cv:圧密係数(m^2/日
H :層厚(m

粘性両面層・・・d=H/2
粘性上面層・・・d=H
粘性下面層・・・d=H

上記のように、自然圧密の圧密時間の計算においては、粘性上面層、粘性下面層
は同じ層厚を用いていますが、前者(粘性上面層)は上向きに排水 し、後者(粘性
下面層)は下向きに排水するとお考えください。
 

Q1−12.

中部地方整備局基準のように置換基礎底面において、水平力によるモーメントを考慮するにはどうすればよいか
A1−12. 置換基礎の設計計算Ver.2.2.0にて、置換基礎底面にて水平力によるモーメントの計算に対応しております。
基本条件画面において、下記の項目を選択してご検討ください。
 1.「土工指針(H24)」の基準を選択する。
 2.「置換底面に水平力によるモーメントを考慮する」にチェックをする。
 

Q1−13.

置換基礎底面の支持力照査において、荷重の傾斜を考慮した設計は可能
A1−13. 置換基礎の設計計算Ver.2.1.0より、選択が可能です。
「基本条件」画面に「支持力算出時の荷重傾斜を考慮する」にチェックを入れてご検討ください。
 

Q1−14.

水の単位体積重量や計算で使用する安全率を変更することができるか
A1−14. 水の単位体積重量については、「基準値」画面の単位重量にて設定することができます。
安全率についても「基準値」画面において各照査項目毎に 変更することができます。
 

Q1−15.

置換え土の範囲の指定は、どこで行うのか
A1−15. 置換の範囲は、基本条件画面の置換え土項目で入力した「高さ」及び「置換え土範囲」で指定します。
計算で使用する分散角を考慮した範囲は、置換範囲内になるように指定します。
 

Q1−16.

圧密沈下量の算出において、建築基礎構造設計指針のP137-138に記述のある地中応力に対する3式(i、ii、iii)に対応していますか
A1−16. 建築基礎構造設計指針に記載されている圧密状態に応じた沈下量の算出には、対応しておりません。
 

Q1−17.

任意荷重については、底版範囲内にも設定可能か
A1−17. 任意荷重については、底版範囲内にも設定可能ですが、任意荷重は、置換後の置換土の底面の照査時に考慮します。
よって、置換前及び置換後の底版下面の照査を行わない場合は、そのまま検討可能ですが、置換前及び置換後の底版下面の照査を行う場合には、作用力として集計されませんので底版範囲内の任意荷重を底版中心の作用力に含めて検討する必要があります。
 

Q1−18.

道路橋示方書・同解説 W下部構造編の鉛直支持力式で結果が0になる
A1−18. 鉛直支持力の結果が0となっている場合は、支持力係数が0となっていないかを確認してください。
支持力係数は、粘着力cと荷重の傾斜tanθ=(Hb/V)により決定しますが「平成24年3月 道路橋示方書・同解説 W 下部構造編」のP.302-303のグラフの範囲外となる場合は0となります。
 

Q1−19.

置換土底面の支持力照査において、Df'を0としたいがどのようにすればよいか
A1−19. 置換土底面のDf'を0mとする場合は、「地盤」画面の地盤に根入れした深さDf'に-(置換土高)mを入力してご検討ください。
 

Q1−20.

置換土の範囲を自動的に深さと分散角から決定した範囲とすることはできるか
A1−20. 置換範囲については、下面自動を選択し、置換土の範囲に1:Nを指定することで深さと分散角から置換可能な範囲を自動的に算出します。
 

Q1−21.

置換土工法で擁壁等の前面土砂及び背面土砂を指定するような入力を行うにはどのようにしたらよいか
A1−21. 置換土の範囲に1:Nを指定することで深さと分散角から置換可能な範囲を自動的に算出します。
尚、Ver.2.2.0以前は、置換土の範囲は、置換可能な範囲となりますので自動的に算出することはできません。
 

Q1−22.

支持力係数Ncを求めるグラフから見るとφ=0、tanθ=0.4の場合に交点があるようにみえるが係数が0になるのはなぜか
A1−22. Ncにつきましては、次式で算出しています。
Ncv=cotφ{(1+sinφcos2(ψB−π/2))exp(2(π−ψB)tanφ)/(1−sinφ)−1}
Nch=cotφ{sinφsin2(ψB−π/2)exp(2(π−ψB)tanφ)/(1−sinφ)}

ここに、
φ:支持地盤のせん断抵抗角
ψB:第1主応力と水平面のなす角

tanθ=Nch/Ncv

ψBの範囲は、π/2から3π/4+φ/2であり、π/2のとき荷重の傾斜は0で3π/4+φ/2時は荷重の傾斜が最大の場合となります。
例として、φ=0ではψB=135°の時荷重の傾斜が最大の場合となります。
この時荷重の傾斜は、tanθ=0.388984となり、範囲は次のようになります。
0 ≦ tanθ ≦ 0.388984

よって、0.4ではなく0.388984以下でないと求まらないことになります。
 

Q1−23.

置換土の高さの自動計算の結果で、置換高が0.1mでOKとなったが問題はないか
A1−23. 置換土の高さの自動計算については、置換土に必要な厚さを考慮しておりません。
よって最終的な置換土の高さは、各基準を確認し適切な高さを直接指定してください。
 

Q1−24.

宅地防災基準の支持力算出式において、帯状の形状係数はどこに記載があるか
A1−24. 「宅地防災マニュアルの解説 [1]」 P.318においては、帯状の記載はございませんが、同様の式の「土地改良事業計画設計基準及び運用・解説 設計 「水路工」」のP.317において、α=1.0,β=0.5の記載がありますのでご確認ください。
 

Q1−25.

「地盤改良の設計計算」と「置換基礎の設計計算」の相違点はなにか
A1−25. 「地盤改良の設計計算」はセメント系固化材を用いた深層・浅層混合処理工法の設計を行い、主に以下の基準に準拠した計算を行います。

・建築基準の深層/浅層混合処理
「2018年版 建築物のための改良地盤の設計および品質管理指針(日本建築センター)」
「改訂版 建築物のための改良地盤の設計および品質管理指針 H14年(日本建築センター)」

・土木基準の深層混合処理
「陸上工事における深層混合処理工法設計・施工マニュアル H16年3月(財団法人 土木研究センター)」

・液状化対策基準の深層混合処理
「液状化対策工法設計・施工マニュアル(案) H11年3月(建設省土木研究所ほか)」

また、「置換基礎の設計計算」については、地盤を良質な土に置き換える工法(置換え土工法)と、地盤の一部をコンクリートに置き換える工法(置換えコンクリート工法)に対応しています。
「置換基礎の設計計算」については、「地盤改良の設計計算」のように改良した地盤(改良体)の照査は行いません。
 

Q1−26.

置換後の基礎底面の土質は、どこで指定するのか
A1−26. 「基本条件」画面の置換え土にて置換え土の重量、粘着力、せん断抵抗角等を指定します。
 

Q1−27.

各照査の計算過程を確認することができるか
A1−27. 「計算書作成」画面において、計算書式に計算式形式を選択してプレビューすることで表形式ではなく計算過程を確認できます。
 

Q1−28.

圧密沈下曲線の標準圧密曲線使用時のlogmv〜logPの記載はあるか
A1−28. logmvの概略値につきましては、道路土工 軟弱地盤対策工指針(平成24年度版)のP.50の解図3-6に記載がございますのでご確認ください。
 

Q1−29.

置換工法で置換土を砕石に置き換えて設計が可能か
A1−29. 置換工法と同じ照査内容の場合の設計は可能ですが、砕石に対する土質条件を把握しておりませんので別途ご入力ください。
 

Q1−30.

置換土工法の地層に斜面を考慮した設計が可能か
A1−30. 置換土工法の地層は、水平のみとなっており傾斜を考慮することができません。
 

Q1−31.

置換土底面設計時の上載土砂には、基礎幅上の土砂を考慮しているのか
A1−31. 「基本条件」画面の置換土の分散角θで指定された範囲の上載土砂重量を考慮しますが、その場合に「基本条件」画面の基礎幅Bで入力した範囲の上載土砂は見込みません。
 

Q1−32.

置換土の置換後基礎底面を照査しないとすることは可能か
A1−32. 「基本条件」画面の基礎底面の計算条件において置換え後の照査項目(地盤反力度、鉛直支持力)のチェックを外してご検討ください。
 

Q1−33.

H26.3 水路工の照査は可能か
A1−33. H26.3 水路工基準を選択することはできませんが、支持力照査が土地改良ポンプ場と同じ式となっておりますので「基本条件」画面の「支持力照査基準」を土地改良(ポンプ場)とすることで検討可能です。
 

Q1−34.

「置換基礎の設計計算(H29道示対応)」は、下部工基礎製品と同様に平成29年道路橋示方書に準拠した設計しかできないのか
A1−34. 「置換基礎の設計計算(H29道示対応)」は、「置換基礎の設計計算」Ver.3に相当する製品となりますので平成29年道路橋示方書以外の基準も検討可能です。
 

Q1−35.

「作用力」画面に入力する作用力は、単位幅を入力するのか。それとも全幅を入力するのか。
A1−35. 「作用力」画面に入力する作用力は、「基本条件」画面の基礎奥行きLあたりの作用力を入力してください。
 

Q1−36.

「作用力」画面に入力した作用力は、底版幅を変更すると自動的に再計算されるのか
A1−36. 底版幅を変更しても「作用力」画面に入力した値は、再計算されません。再度変更後の底版幅での作用力を入力してください。
 

Q1−37.

建築基礎構造設計指針による支持力の照査の照査は可能か
A1−37. 設計基準を建築基準,支持力照査基準を建築基礎指針とし、「考え方」画面において、荷重の傾斜を考慮することで照査が可能です。
 

Q1−38.

計算時に丸めは行っているのでしょうか
A1−38. 計算時の丸め処理は行っておりません。
 

Q1−39.

置換土高の自動算出において、支持力を満足する高さを深い方から検討することは可能か
A1−39. 置換土高の自動算出については、「置換基礎の設計計算(H29道示対応)」Ver.3.1.0において拡張を行っております。
「基本条件」画面の「置換え土」の自動算出方法の指定において「深い方から算出」のチェックをしてください。
 

Q1−40.

置換土高の自動算出において、支持力を満足する高さを深い方から検討することは可能か
A1−40. 「地盤」画面の1層目より上にある荷重については、「荷重ケース」画面の載荷荷重Q2に入力します。
 

Q1−41.

置換前基礎底面,置換後基礎底面,置換え土底面の位置はどこか。
A1−41. 下記の添付図のようになります。

 

Q1−42.

基礎底面の地盤反力度を直接入力可能か。
A1−42. 地盤反力度を直接指定することは可能です。
「基本条件」画面の入力条件の作用力の指定において、フーチング下面の地盤反力度q1,q2,w,Hを選択後「荷重ケース」画面において地盤反力度を直接入力してください。
 

Q1−43.

置換土の深さを変更しても基礎底面の結果が変わらないのは何故か。
A1−43. 置換後の置換土の地盤条件は、「基本条件」画面の置換土の項目で入力した地盤条件を使用します。
よって、基礎底面では、地盤条件が同じになるため結果に相違が生じません。
 

Q1−44.

圧密沈下量の計算は、どれに対応しているか。
A1−44. 圧密沈下量の計算は、ΔE法,mv法,Cc法に対応しております。
 

Q1−45.

平成29年道路橋示方書では荷重係数・組合せ係数を作用力に考慮することになっているが、「作用力」画面では、考慮した値を入力するのか。
A1−45. 平成29年道路橋示方書を選択した場合は、荷重係数・組合せ係数を考慮した値を作用力として入力してください。
 

Q1−46.

擁壁設計時の支持力算出式において、「擁壁の設計・3D配筋」と値が一致しない理由は何が考えられるか。
A1−46. 「擁壁の設計・3D配筋」と数値が異なる場合は、下記をご確認ください。
・「地盤」画面において、根入れ深さdf
・「考え方」画面において、形状係数α、βの扱い
 

Q1−47.

鉛直力V,水平力H,抵抗モーメント(Mr),転倒モーメント(Mo)の作用力の指定は可能か。
A1−47. 底版中心の作用力と鉛直力V,水平力H,抵抗モーメント(Mr),転倒モーメント(Mo)の作用力の指定は切り替えが可能です。
「基本条件」画面の入力条件において作用力の指定を変更してください。
 

Q1−48.

「地層」画面の粘性土両面、粘性土上面、粘性土下面の選択は、安定計算に影響するか。
A1−48. 粘性土両面、粘性土上面、粘性土下面の選択は、安定計算に影響はありません。選択は、圧密沈下の計算に影響いたします。
安定計算時は、すべて粘性土として扱います。
 

Q1−49.

置換土高の自動計算において、基礎底面の照査の結果がNGとなり高さが求まらない場合はどのような点に注意すればよいか。
A1−49. 自動計算においては、置換後の結果が影響します。
置換後の計算は、基礎底面の照査,置換土底面の照査の計算を行います。
基礎底面の照査においてNGとなっている場合は、「基本条件」画面の置換え土の条件において土質条件を確認してください。
 

Q1−50.

基礎位置までの深さには何を指定すればよいか。
A1−50. 地層を入力した地表面から基礎底面位置までの深さを入力します。
地表面位置に擁壁や橋台がある場合は、0mとなります。

計算においては、基礎位置までの深さにおいて、置換前と後の基礎底面の支持力等を照査します。
(基礎位置までの深さ+置換土の高さ)の位置において、置換土底面の支持力等を照査します。
 

Q1−51.

置換土高の自動計算において、深い方から算出の選択があるがどのような場合に選択するのか。
A1−51. 深い方から算出を選択した場合、最大高指定で入力された深さより計算し、一番深い位置にて決定いたします。
深い方から算出を選択しない場合は、基礎底面位置から計算を行いますが、それより下に軟弱な層が合った場合にも一番浅い位置で決定いたします。
よって、浅い方からと深い方から両側から自動計算することで、どちらで決定するかの判断材料とすることができます。
 

Q1−52.

鉛直力と偏心量が解っている場合、作用力のモーメントには何を入力すればよいか。
A1−52. 偏心量eは、e=M/Vにて計算されます。
よって、モーメントについては、M=V・eの値を入力してご検討ください。
その場合に、作用力の入力は「基本条件」画面の入力条件においてフーチング中心の作用力を指定する必要があります。
 

Q1−53.

軟弱層を置換土で置き換える際の注意点はあるか。
A1−53. 置換土底面の支持力については、軟弱層の土質条件を基に計算します。
置換土底面の作用力は、分散後の作用力+置換土重量となるため、置換土底面が軟弱層の場合、計算しても求まらない場合があります。
 

Q1−54.

置換後の地盤の摩擦係数はどのように計算しているのか。
A1−54. 置換後の基礎底面の地盤の摩擦係数は、地層で入力したせん断抵抗角φよりφB=2φ/3(土とコンクリート)として地盤の摩擦係数 = tan(φB)より計算しています。
 

Q1−55.

基礎連動用ファイル(*.XPR)をインポートしたが、ケース毎の水位の設定が反映されない
A1−55. インポートする水位データを荷重ケースに反映するには、あらかじめ「基本条件」−「基本条件」タブの「盛土と水位−盛土を指定する」にチェックをつけ、「荷重毎に水位を指定」を選択しておく必要があります。この状態で基礎連動用ファイルをインポートしてください。
 

Q1−56.

置換前基礎底面、置換後基礎底面、置換後置換土底面で使用する地層はどこを参照しているのか。
A1−56. 参照する地層については、下記のようになります。
  • 置換前
    基礎底面:「地層」画面の「基礎位置までの深さ」で指定した地層を参照します。層と層の境の場合は下の層を参照します。
  • 置換後
    基礎底面:「基本条件」画面の置換え土で入力した置換土の条件を参照します。
    置換土底面:「地層」画面の「基礎位置までの深さ」と「基本条件」画面の置換え土で指定した高さを考慮した位置の地層を参照します。
    層と層の境の場合は下の層を参照します。
 

Q1−57.

置換土の鉛直支持力計算時の支持力係数について、直接指定することはできるか。
A1−57. 「基本条件」画面の入力条件において、支持力係数を直接指定するにチェックを入れてください。
尚、置換え土の条件の置換高さで「自動算出」を選択している場合は、直接指定することはできません。
 

Q1−58.

単位体積重量において、飽和重量/水中重量の入力の切替は可能か。
A1−58. 「基本条件」画面の「水位以下の単位体積重量」の指定にて変更が可能です。
変更後、「地盤」画面等の入力において、水中重量または飽和重量にて入力できます。
 

Q1−59.

置換前と置換後で別々の支持力式を適用することはできるか。
A1−59. 別々の支持力式は、選択することができません。
置換前のみ、置換後のみの検討を行うことが可能となっておりますので、別々にご検討ください。

 2..置換コンクリート

Q2−1.

置換コンクリート時の置換え前の有効根入れ深さdfの指定は、どこで行うのでしょうか。
A2−1. 「地盤」画面において、コンクリート基礎高より上の層厚が置換え前の高さとなります。
 

Q2−2.

置換えコンクリートの上に、重力式のような形状の構造物にて設計することが可能か
A2−2. 構造物の形状ではなく底版中心の作用力を指定しますので、置換えコンクリート上の構造物形状について重力式のような形状でも設計することが可能です。
 

Q2−3.

コンクリート置換基礎で転倒照査と地盤反力照査を省略することができるか
A2−3. 「基本条件」画面の照査項目選択において、選択が可能です。
転倒照査と地盤反力照査を省略する場合は、転倒照査と地盤反力照査のチェックを外して計算します。
 

Q2−4.

置換コンクリート基礎の底面幅には、傾斜部分を含みますか
A2−4. 底面幅には、「平成24年7月 設計要領 第二集 橋梁建設編」P4-28より、最後の傾斜部分は見込みません。
 

Q2−5.

斜面上基礎の設計において地震時の場合傾斜角は、βe=β'+tan-1(kh)となるが、出典はどこか
A2−5. 斜面の傾斜角度については、「平成24年7月 設計要領第二集 橋梁建設編」P.4-22のβ’の説明に「地震時はβ’+tan^- 1(kh)とする」と記載されています。
 

Q2−6.

置換コンクリート背面の土圧を考慮することはできるか
A2−6. 置換コンクリートに土圧を考慮することはできませんが、任意荷重を考慮することができますので任意荷重で水平荷重を指定して検討してください。
 

Q2−7.

置換コンクリートで鉛直支持力照査でエラーとなる原因はなにか
A2−7. 荷重の作用位置が底版より外側にある場合に鉛直支持力照査の有効載荷面積を算出することができないためエラーが表示されます。
 

Q2−8.

段切置換置換コンクリートで地盤反力の基礎幅の範囲にコンクリート背面の傾斜を含まないのはなぜか
A2−8. 置換コンクリート設計時の地盤反力度照査の幅については、平成24年7月 設計要領第二集 橋梁建設編 P.4-27〜28 (2)置換え基礎に準じております。P.4-28の図4-3-28において地盤反力度q4,q5に置換コンクリート背面の傾斜部分を含んでいないため、本製品でも置換コンクリート背面の傾斜部分を含んでおりません。
 

Q2−9.

基礎奥行幅と置換コンクリート奥行幅が異なる場合の作用力は、基礎中心の作用力よりどのように算出しているのか
A2−9. 置換コンクリートに作用する荷重は、置換コンクリート奥行幅/基礎奥行幅で算出します。
 

Q2−10.

置換コンクリート形状で置換え基礎と段切置換基礎の違いはなにか
A2−10. 置換え基礎は、各段毎にコンクリートを積み上げたものに対して、段切置換基礎は、1つのコンクリートの構造物となります。よって、置換え基礎では、各段毎に作用力を集計し安定照査を行うのに対して、段切置換基礎では、最下端での照査のみを行います。
 

Q2−11.

「置換基礎の設計計算(H29道示対応)」は、何が対応されるのか
A2−11. 平成29年道路橋示方書に準拠した直接基礎の安定照査を基準として追加した製品となります。
 

Q2−12.

平成29年道路橋示方書に準拠した場合、「荷重ケース」画面の作用力は自動的に変換されるのか
A2−12. 作用力については、荷重係数を考慮した後の数値を入力いたします。新規入力や基準変更時において、作用力を自動的に係数を考慮したものに変更いたしませんので別途係数を考慮した値を入力してください。
 

Q2−13.

平成29年道路橋示方書に準拠した場合の組合せ係数や荷重係数のデフォルト値は、何を参考としているのか
A2−13. 平成29年道路橋示方書T共通編 P.49 表3.3.1を参考としています。
 

Q2−14.

斜面上の基礎設計時の滑動に対する地盤反力分布は、地盤反力度の照査結果と異なるのか
A2−14. 平成27年設計要領 第二集橋梁建設編のP.4-27の図4-3-27をご確認ください。
地盤反力度に使用する基礎幅は基礎底面幅となりますが、滑動照査における基礎幅は計算書の有効載荷幅B"が該当し、B"内に作用する地盤反力度の分布となります。
また、滑動照査に用いる地盤反力度については、計算書の滑動に対する安定結果のq1, q3をご確認ください。
 

Q2−15.

平成29年道路橋示方書に準拠した際の鉛直支持力の照査において底面に作用する合力Frの値がマイナスとなる場合があるのはなぜか
A2−15. 合力がマイナスの符号になるケースは、下記、日本道路協会のホームページの「道路橋示方書・同解説 W下部構造編」の質問・回答に記載がございます。
http://www.road.or.jp/books/faq/pdf/20190607_04.pdf
(No.IV-9-3)

合力が負になるケースは、式(9.5.3)の分母が負となる場合で、基礎底面に作用する水平力が基礎底面と地盤との間に働く最大せん断抵抗力の特性値と比較して大きく超え、著しい水平変位が生じていたり、転倒モーメントにより偏心した鉛直力の作用位置が基礎底面の中心から極端に離れ不同沈下や転倒が発生していることになります。

計算式上では、Frの値がマイナスになるのは、平成29年道路橋示方書W P.204のFrの式の(h2 + m2)/v2が1以上の場合となります。
すなわち、
 (h2 + m2)/v2 >1
 (H/Hu)2 +{(e/B)/0.48}2 > 1
 ここで、
 v = V/Qu
h = H / ((Hu/V)Qu)
m = M/(0.48・B・Qu)
M = e・V
となります。
すなわち、H>Huの場合や底版幅Bが小さい場合等にFrがマイナスとなります。
 

Q2−16.

置換コンクリートについて、検討できる照査方向はどの方向になるのか。
A2−16. 段差方向に対しての検討が可能となります。段差直角方向に対しての検討は行うことができません。
 

Q2−17.

鉛直力V,水平力H,抵抗モーメント(Mr),転倒モーメント(Mo)の作用力の指定は可能か。
A2−17. 底版中心の作用力と鉛直力V,水平力H,抵抗モーメント(Mr),転倒モーメント(Mo)の作用力の指定は切り替えが可能です。
「基本条件」画面の入力条件において作用力の指定を変更してください。
 

Q2−18.

置換コンクリート照査時に任意荷重を考慮することは可能か。
A2−18. 置換コンクリートの各段毎に任意荷重を考慮することが可能です。鉛直力,水平力,モーメントから指定できます。
 

Q2−19.

置換コンクリートの計算で地盤係数法を選択した場合は、基礎下面にも地盤ばねを考慮してモデル化を行っているのか。
A2−19. 地盤係数法を選択したときは、置換コンクリート下面のみに地盤ばねを考慮し計算を行っています。
 

Q2−20.

「荷重ケース」画面の水位は、どの位置からの水位となるのか。
A2−20. 基礎底面からの位置となります。水位が基礎底面より下の場合は、マイナスを入力してください。
 

Q2−21.

もたれ式擁壁等の場合に地盤反力度が計算不可となる条件はどのような場合か。
A2−21. 偏心量が底版より外側になる場合は、地盤反力度が計算できないため計算不可となります。
 

Q2−22.

地盤係数法の計算過程を確認することができるか。
A2−22. 計算書作成時の「出力項目の設定/選択」画面において、「地盤係数法の算出過程」にチェックを入れてプレビューすることで計算過程のバネ定数、剛性マトリックスを確認することができます。
 

Q2−23.

置換コンクリートの鉛直支持力計算時の支持力係数について、直接指定することはできるか。
A2−23. 「基本条件」画面の入力条件において、支持力係数を直接指定するにチェックを入れてください。
 

Q2−24.

地盤係数法の鉛直方向のばねは、浮き上がりが生じた際にどのように扱っているのか。
A2−24. 地盤係数法では、収束計算を行いますのでその過程において地盤反力度が負となる場合は、0となる範囲を求めて範囲外のばねを外して収束計算を行います。






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