1.入力及び適用関連 |
Q1−1. |
旧活荷重のT荷重を計算したい |
A1−1. |
活荷重種類として「旧活荷重のT荷重」をサポートしていません。
しかし代替方法として以下のように処理することは可能です。
まず、旧活荷重のT荷重は自動車荷重として前後輪の左右で合わせて4軸の集中荷重から構成されていますが、これを現行の活荷重T荷重のようの左右2軸にして載せることを考えます。このモデル化がだめな場合は本製品での計算は不可になります。次に、活荷重種類として「A-TL」または「B-TL」を選択し、L荷重の荷重強度をずべて0.0にします(L荷重は載せないので)。T荷重データをセットして計算します。
上記のモデル化が受け入れ可能ならお試しください。 |
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Q1−2. |
歩道橋の場合の設定方法は? |
A1−2. |
歩道橋の場合は標準入力-橋面の基本データで「車道」、「中央分離帯」を’なし’とし、形状データで歩道の幅員を入力していただければ結構です。
この状態で詳細データを作成した後で詳細編集に移り、詳細データの活荷重関係を確認してください。L荷重強度などがセットされていますが、車道が無い状態なので問題ありません。車道が無いことは、格子-幅員の構造データで車道部を描画させるとエリアが無いのでラインだけになっています。歩道はエリアが描画されます。
本製品のサンプルデータの中にSample8_RCSlabというデータがあります。これを参考にしてください。 |
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Q1−3. |
合成桁で、温度差による断面力および応力度を求めたい |
A1−3. |
合成桁で温度差による断面力を考慮するには
1)組み合わせコントロールで温度時にチェックを入れ(検討組み合わせケースの初期化も行い)
2)照査の計算設定で温度差にチェックを入れて、温度差冲を入力する
としてください。 |
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Q1−4. |
コンクリートで設計基準強度70を使用したい |
A1−4. |
「基準値」−「材料」において、「材料の追加」が可能となっております。 ここで追加された材料は、「標準入力−設計条件」及び「詳細編集−基本データ」において、選択することができるようになります。
登録されていない設計基準強度のコンクリート材料をご使用になりたいときは、材料追加ボタンを押して新しい材料を登録してください。たとえば、σck=70N/mm2の材料を追加する場合は 手順1)材料追加ボタンを押す 手順2)表示されるフォームで’70’(半角数字で)を入力する 手順3)許容応力度などのデータをセットする と操作してください。 |
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Q1−5. |
横桁に関するデータの入力を行ったが、計算が行われない |
A1−5. |
詳細編集−照査点−曲げ/せん断で横桁について照査点を入力されていますでしょうか? こちらには主桁の照査点がジェネレートされますが、横桁についてはご自身で追加する必要があります。 横桁の照査点を追加し、「照査しない:0」「照査する:1」を設定し計算を行ってください。
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Q1−6. |
下記2つの形式が対応可能か教えて頂けますでしょうか。
・RC中空床版橋
・PCホロースラブ桁 |
A1−6. |
対応しております。
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Q1−7. |
下部工に入力用の上部工反力を計算させたいのですが、計算できません |
A1−7. |
下部工設計用反力を計算したい場合は、
・入力−標準入力−下部工中心 の 「下部工設計用反力を計算する」
・計算確認の「下部工設計用反力」
にチェック(レ)を行って下さい。
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Q1−8. |
横桁の死荷重強度の算出方法はどのようにしているのでしょうか? |
A1−8. |
横桁部材の全自重W(kN)を横桁部材長Lで割って単位長さ当たりの等分布荷重強度(横桁部材に全載)を計算しています。横桁部材の全自重W は横桁部材長から主桁の幅を控除した長さに横桁断面積、単位体積重量を乗じたものです。
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Q1−9. |
横桁のモデル化についてご質問です。横桁位置などを入力するのだと思いますが、おおまかな入力手順をご教示ください |
A1−9. |
本製品の横桁モデルは、支承上(支点のある場所)の横桁を橋軸方向から見て1本の梁(棒)モデルとして解析します。以下の手順で入力してください。
サンプルデータは製品のサンプルデータSample_Y.f8pを参考にして下さい。
・基本データでは、梁としてモデル化する橋梁断面形状を登録します。
・支承情報では、支省のモデル化で支承幅、位置(橋軸直角)、バネ値などを入力します。
・ウエブ情報では、活荷重反力が作用する位置を入力します。(Sample_Y.f8pでは、左端から1.8mで 左右対称として入力しているので、格点No.5と9です)
以下入力は、ヘルプ[操作方法]-[標準入力]-[横桁モデル]をご参照下さい。
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Q1−10. |
オルゼンの図表解を用いて計算はできますか? |
A1−10. |
「PC単純桁の設計」では、設計断面力の解析手法として、格子解析を用いています。この手法は、橋梁構造部材を骨組 (棒)としてモデル化をしているのに対して、オルゼン図表解は、版としてモデル化しています。
オルゼン図表解は、コンピュータがあまり使用されていない時代(世代が古い)に考案された手法なので、適用範囲が狭く汎用的な橋 梁構造形式には対 応しづらい手法です。
現在では、格子解析の方が一般的であると思います。 |
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Q1−11. |
張り出し部の計算にある活荷重による曲げモーメントの値はどのように計算されていますでしょうか |
A1−11. |
「活荷重モーメントは道示式を用いる」にチェックを入れた場合には、道示H24コンクリート橋編の222Pの表に ある式で計算されております。 |
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Q1−12. |
上部構造反力には衝撃は考慮しないとしたい |
A1−12. |
活荷重反力の衝撃分については「詳細編集」−「活荷重」−「基本」で「反力計算時の衝撃係数:考慮しない」にすれば反力結果には衝撃分が含まれません。 |
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Q1−13. |
任意の断面形状を登録することは可能か? |
A1−13. |
複数の台形や円形を組み合わせて断面を作成する「ブロック入力」であれば、任意形状の断面に対応可能です。 |
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Q1−14. |
仮想横桁部材を取り除く方法が知りたい |
A1−14. |
下記の手順で修正を行えます。
1.「詳細編集−ステップデータ−部材」の「最終ステップ」において、「仮想横桁」にあたる部材番号をマウスでクリックし、[Delete]キーで部材を削除します。
2.照査点や鋼材配置、鉄筋、せん断補強など他の画面に削除した部材番号が含まれていればそれを修正します。
3.「詳細編集−ステップデータ−断面データ」画面の「入力モード(有効幅)」または「表入力モード(有効幅)」において削除した部材の前後の「有効幅情報」を修正し「更新」ボタンを押します。 |
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Q1−15. |
合成桁ができるとのことですがなんの合成でしょうか |
A1−15. |
床版コンクリートと主桁コンクリート(つまりコンクリートとコンクリート)の合成桁が可能です。 |
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Q1−16. |
TT-43とL-20の計算結果が一致する |
A1−16. |
厳密に旧示方書のTT-43荷重を計算しているわけではなく、L-20荷重の計算を行い、その結果に対してTT-43主荷重係数とTT-43従荷重係数により割増係数を考慮し、TT-43荷重を計算するというものです。
これは、日本道路公団「設計要領第2集」に準拠した方法で行えるように用意されたものです。
「活荷重データ|旧活荷重|TT-43主荷重係数、TT-43従荷重係数」の入力が省略されている場合、割増係数を内部的に1.0と設定し計算を行います。
そのため、計算結果におきましてもL-20指定時と同一の結果とります。
上記よりTT-43主荷重係数、TT-43従荷重係数の入力が必要です。
荷重係数につきましては、主荷重用の係数値を「活荷重データ|旧活荷重|TT-43主荷重係数」、従荷重用の係数を「活荷重データ|旧活荷重|TT-43従荷重係数」を入力して下さい。 |
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Q1−17. |
「センターラインからG1までの距離」は、何を入力すべきでしょうか |
A1−17. |
センターラインは座標を組む時の基準になるラインなので、入力しやすいところをセンターラインと考えてください。
モデル原点にセットした座標値にモデルの基準となる位置(左側支承線上の任意の点)が来ます。その点をとおる水平な線がセンターラインとなり、そのラインからG1桁中心までの距離を入力することで全体座標系の中で各桁位置が決定されます。 |
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Q1−18. |
橋梁の添架物荷重(水道管:地覆端の外側に添架)を考慮したい |
A1−18. |
線荷重として入力することでモデル化可能です。具体的には、標準入力−任意荷重(死荷重)−線で入力して下さい。 |
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Q1−19. |
中間横桁の設計をしたいのですが、支点がないため構造が不安定となり計算できません。
中間横桁の場合はどのように入力すると良いのでしょうか。 |
A1−19. |
「モデルの選択」で「横桁」とした場合の構造モデルは支点が存在する端横桁が対象となります。
中間横桁は、支点が存在しないため独立した構造モデルとすることはできません。
中間横桁の設計は、「モデルの選択」で「単純桁」として格子モデルにより解析した結果から詳細編集で中間横桁の部材を照査点に指定していただければ、主桁と同様に照査できます。ここで中間横桁部材にはPC鋼材や鉄筋が配置されている必要があります。 |
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Q1−20. |
RCでT桁、桁4本で傾斜がついたモデル化は可能か |
A1−20. |
斜角のついたRCの格子モデル多主版桁の計算は可能です。 |
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Q1−21. |
「鉄筋AW」の値は1m当たりの鉄筋量か |
A1−21. |
Awはスターラップなどのせん断補強鉄筋の断面積であり、ピッチaで配置される鉄筋量を1断面当たり(スターラップの場合は2本分)で入力してく ださい。 |
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Q1−22. |
「未使用」の項目に入力は必要か |
A1−22. |
「未使用」と表示されている個所は計算に使用しないデータのため、入力の必要はありません(数値を入力されても計算に使用しないため結果に影響しません)。 |
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Q1−23. |
幅員が変化する場合の入力方法 |
A1−23. |
幅員が変化する場合には詳細編集でラインを変更する必要があります。
ラインは、車道、歩道、集計範囲等を規定する線分です。
入力した内容を確認する方法は 詳細編集−解析データ−格子−幅員−項目で「歩道」等を選択いただくと青色の斜線部が「歩道」等の選択項目の範囲として描画されます。 |
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Q1−24. |
群集荷重の直接入力は可能か |
A1−24. |
詳細編集−AB活荷重ー基本の入力で群集荷重を内部計算するか、直接入力するか選択可能です。
「下表の入力値を使用」を選択し、「群集荷重強度」にお考えの値を入力して下さい。
内部計算の方法については入力画面より開くヘルプをご覧下さい。 |
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Q1−25. |
照査点の出し方をお教え下さい |
A1−25. |
「詳細編集」−「照査点」で曲げ、せん断について断面力を確認したい部材について照査点を追加して下さい。
「照査する:1」と設定した部材のi端またはj端について計算を行います。
こちらの設定は詳細編集にのみ存在します。
標準入力では照査点の追加や編集はできません。
オプションの「詳細データの使用」を「使用する」としてご使用下さい。 |
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Q1−26. |
支間長が10m以下の床版橋の場合、鉄筋の許容応力度は140のままで良いか |
A1−26. |
ソフトでは支間長に応じて、許容応力度は自動で変更されませんので、10m以下の場合は、基準→材料の鉄筋で許容応力度を直接変更いただくようお願いいたします。 |
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Q1−27. |
荷重条件のうち、箱桁にあたえる温度差について、どのように与えれば良いか。
またどのような考え方に基づくものか。 |
A1−27. |
温度差を考慮する場合の手順は、詳細編集にて
1)組み合わせコントロールで温度時にチェックを入れる(⇒検討荷重ケースの初期化⇒OKを押す)
2)計算設定-照査で温度差にチェックを入れ、温度差Δtをセットする
と操作します。
結果確認−断面力では確認できません。合成応力度の結果で確認してください。
温度差、クリープ差、乾燥収縮差の断面力はフレーム解析で求めた値ではなく、コンクリート道路橋設計便覧の第19章合成げた橋などに示されている式で求めた値になっています。 |
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Q1−28. |
横桁配置の入力データの最後に入力していない横桁間隔が表示される |
A1−28. |
横桁間隔は中間横桁の位置をセットするために使用しています。C1が左端の支点横桁になり、そこを基準にして、中間横桁の間隔を入力していただくことになります。例えば横桁5本(支承上横桁も含めて)のデータを入力する場合は、支間長が入力されていますので、C4-C5間隔は入力不要となります。従って、入力する間隔は、C1-C2、C2-C3、C3-C4の3間隔を入力すればよいことになります。横桁の形状は、入力した間隔数3+2=5の入力が設定されます。横桁は必ず両サイドに存在すると考えます。 |
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Q1−29. |
[詳細編集]-[検討荷重ケース]-[任意荷重ケース]画面で入力した任意荷重ケースに相当する荷重はどこで入力できるか? |
A1−29. |
[標準入力]-[任意荷重(死荷重)]以下の各画面にてご入力いただけます。
入力後、「詳細データ作成」ボタンを押すと、[詳細編集]-[死荷重]以下の画面に荷重がセットされます。
なお、表記は死荷重となっておりますが、死荷重以外のケースも指定することが可能です。 |
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Q1−30. |
RC床版橋には対応しているか。 |
A1−30. |
対応しております。
RC床版橋のデータを作成する際には、下記の入力項目についてご確認ください。
[設計条件]画面
・構造形式:円孔ホロー→床版桁
・PC鋼材:RC橋では使用しませんが、必ずどれかを選択していなければいけませんので、デフォルトの状態としてください。
・設計法:PC→RC
[鉄筋配置]画面
・鉄筋の配置:操作ガイダンスでは「本データでは、入力しません。」とありますが、RC橋の場合は入力が必要です。
操作ガイダンスやサンプルデータ、画面のヘルプを参考にご入力ください。
※その他の入力箇所は、ヘルプや操作ガイダンス資料を参考にご入力いただくこととなりますが、設計者様のご判断により適宜ご入力、変更下さい。
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Q1−31. |
歩道橋(車道なし)で群集荷重のみ考慮したい場合、[標準入力]-[設計条件]画面の活荷重はどれを選択すれば良いか。 |
A1−31. |
活荷重の種類は車両の荷重の種類が変わるだけなので、歩道橋であればどれを選んでも問題ありません。
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Q1−32. |
耳桁(外桁)の断面形状が異なる場合はどのように入力すればよいか。 |
A1−32. |
標準入力の[設計条件]画面で、「外桁/中桁の区別(断面形状)」を「異なる」としてください。 そうすると、[主桁]-[断面形状]画面において「外桁」・「中桁」の2つのタブで個別に入力が可能になります。 ※「外桁/中桁の区別(断面形状)」のスイッチは、合成桁の構造形式でのみ変更可能です。
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Q1−33. |
格子モデルにおける節点データの入力規則 |
A1−33. |
格子モデルでは節点番号を、起点から終点(画面左から右)、
起点から終点を見た断面で左から右(画面上から下)に向かって増加させる必要があります。
例えば、起点(画面左側)から
G1:1、2,3,・・・
G2:4,5,6、・・・ はOKで、
============================
G1:99、98,97,・・・
G2:92,91,90、・・・はNG
となります。
また、支承線とする横断線を決める際の節点番号も同様に、起点から終点、
起点から終点を見た断面で左から右に向かって入力することになります。
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Q1−34. |
昭和31年鋼道路橋設計示方書の活荷重を線荷重として考慮することは可能か。 |
A1−34. |
旧活荷重(L-14)などを選択して線荷重強度他の値を任意に入力すれば対応可能です。 ただし、昭和31年当時の床組み作用としてのT荷重(前2輪、後2輪の自動車荷重)には対応していません。
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Q1−35. |
道路のカーブ等によりデッドスペースが生じる場合、その部分に活荷重を載荷しないようにできるか。 |
A1−35. |
詳細編集の[解析データ]-[格子]-[ライン]画面にて、車道の幅員を定義する際のラインデータを編集すれば、活荷重の載荷範囲を変更できます。 ただし、ラインデータは直線での設定となり、曲線による細かな設定はできませんのでご注意ください。
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Q1−36. |
格子モデルにおいて固定支承・可動支承とする場合、どの支点コードを指定すれば良いのか |
A1−36. |
本プログラムでは、主桁および横桁から構成される平面格子構造モデルに対して面外骨組解析を行います。
全体座標系として、橋軸方向にX軸、橋軸直角方向にY軸、鉛直上方にZ軸、をとっています。
面外解析時に考慮する格点の自由度は、X軸回りの回転変位、Y軸回りの回転変位、Z軸方向の鉛直変位の3成分で、これ以外の変位要素(X軸方向の変位、Y軸方向の変位、Z軸回りの回転変位)は考慮できず、内部的には固定扱いとなります。
支点条件コードは、次のようになります。
(1)固定 : | X軸回りの回転変位=固定、Y軸回りの回転変位=固定、Z軸方向の鉛直変位=固定
→上部工の桁端が下部工(橋台や橋脚)と一体となったラーメン構造の支点部に相当
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(2)XYピン: | X軸回りの回転変位=自由、Y軸回りの回転変位=自由、Z軸方向の鉛直変位=固定
→ピボット支承と呼ばれる支点に相当
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(3)Xピン : | X軸回りの回転変位=自由、Y軸回りの回転変位=固定、Z軸方向の鉛直変位=固定
→主桁軸回りにのみ回転できる特殊な支点に相当
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(4)Yピン : | X軸回りの回転変位=固定、Y軸回りの回転変位=自由、Z軸方向の鉛直変位=固定
→一般にいうピン支点、単純支点と呼ばれる支点に相当
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(5)バネ支点: | X軸回りの回転バネ値、Y軸回りの回転バネ値、Z軸方向の鉛直バネ値を入力します。
0入力はその方向のバネが無い自由な状態、-1入力はその方向の変位を固定した状態となります。 |
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Q1−37. |
[鉄筋配置]画面で入力した情報が図面の配筋図に反映されない。 |
A1−37. |
配筋図については、図面作成部で入力された情報が描画されます。 「図面作成」を押して表示される図面作成部の[鉄筋]-[簡易鉄筋]画面にて、鉄筋情報(鉄筋径、基本ピッチ)をご入力ください。 入力された簡易情報から鉄筋詳細情報を生成し、配筋図、加工図を作図します。 なお、生成された鉄筋情報は、同じく図面作成部の[鉄筋]-[詳細鉄筋]画面にて、確認・修正を行うことが可能です。
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Q1−38. |
[設計条件]画面で下記の構造形式を選択した際に、[主桁]-[断面形状]画面に断面の左側しか表示されないが、右側の形状はどうやって入力すればよいか。 ・円孔ホロー ・床版桁 ・多主版桁 |
A1−38. |
これらの断面は左右対称となるため、左側に入力された寸法が右側にも適用されます。 なお、B1については全幅の入力になります。
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Q1−39. |
任意荷重の線荷重及び集中荷重を入力するのに座標で指定する必要があるが、格点の座標がいくらかはどうすれば分かるか。 |
A1−39. |
詳細編集の[解析データ]-[格点]画面(一括施工の場合)又は[ステップデータ]-[格点]画面(合成桁の場合)でご確認ください。 ※詳細編集は、画面左「モデルの選択」の上部で「標準入力」から変更できます。 「標準入力」「詳細編集」のボタンが無い場合はQ6−1をご覧ください。
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Q1−40. |
[主桁]-[主桁配置]画面の表に入力したが、想定したとおりの主桁配置にならない。 |
A1−40. |
この画面の表入力では、(主桁本数-1)の数だけ主桁間隔を入力してください。 例えば主桁5本のデータを入力する場合は、G1-G2、G2-G3、G3-G4、G4-G5の4行を入力すれば良いことになります。
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Q1−41. |
構造形式によっては解析結果の表示で「ステップ1」と「最終ステップ」が選択できるが、それぞれ何を意味しているのか。 |
A1−41. |
合成桁の場合にステップが選択できます。 ステップ1は合成前、最終ステップは合成後を意味します。
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Q1−42. |
旧活荷重TL-14はどのように入力すれば良いか。 |
A1−42. |
本製品では、TL-14荷重としては対応しておりません。 よって、下記の2パターンに入力データを分けてご入力ください。 ・T-14:本製品ではT-14荷重そのものには対応していないので、現行のT荷重としてご入力ください。 (旧基準版のQ1−1.もご参照ください。) ・L-14:詳細編集の[活荷重]-[基本]画面で、活荷重選択を"L-14"としてください。 ※入力後は、鍵のマークのボタンを押してデータロックを行ってください。
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Q1−43. |
[鋼材配置]画面の「導入応力度」の欄には、PC鋼材を緊張する時と設計荷重が作用する時のどちらの値を入力すれば良いか。 |
A1−43. |
PC鋼材を緊張する時の値を入力してください。
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Q1−44. |
[設計条件]画面の橋梁諸元で活荷重としてT・L荷重があるが、どのような場合に選択するのか。 一般的にはL荷重ではないのか。 |
A1−44. |
平成24年道路橋示方書 T共通編「2.2.2 活荷重」の解説(p.26)において、L荷重とT荷重のうち不利な応力を与える荷重を用いて設計する場合について記述がございます。 こちらをご確認いただいた上でご判断ください。
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Q1−45. |
標準入力の[任意荷重(死荷重)]以下の画面に入力した荷重が解析結果には反映されるが、照査結果に反映されないことがあるのはなぜか。 |
A1−45. |
詳細編集の[検討組み合わせケース]画面で組み合わされていない作用ケースが指定されていると、断面照査に考慮されません。 [任意荷重(死荷重)]以下の画面の荷重番号か、[検討組み合わせケース]画面の組み合わせを変更してください。 なお、[検討組み合わせケース]画面を変更した場合はデータロックも行ってから計算実行してください。
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Q1−46. |
「任意形格子桁の計算」の機能と、「PC単純桁の設計」に含まれる格子計算機能との主な相違点について |
A1−46. |
「PC単純桁の設計」はコンクリート道路橋の専用設計ツールとなりますので、鋼橋も念頭において開発された「任意形格子桁の計算」に比べて以下の機能をサポートしていません。
・相反応力部材の計算(道示U鋼橋編 4.1.2)
・「鋼道路橋の疲労設計指針」(平成14年3月、日本道路協会)に準拠した計算
また、着目支点の反力が最大/最小になるときの他の支点の反力の計算(他支点反力の計算)もサポートしていません。
製品の機能概要としましては、
「任意形格子桁の計算」は、格子桁の汎用骨組解析プログラムと認識してください。すなわち、任意形状の平面骨組格子構造モデルが作成でき、格子解析を行い、断面力・変位・反力値を出力します。ただし、断面の応力度計算や設計照査はできません。
「PC単純桁の設計」は、格子桁モデルやFRAMEモデル(横桁・横方向)の構造解析機能を内蔵しており、当製品の入力画面を通して作成されるコンクリート橋について、構造解析を行い、得られた断面力をもとに応力度照査やPC鋼材の各種計算等の設計照査、及び設計計算書の出力まで行うことのできる橋梁上部工の設計プログラムです。
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Q1−47. |
中間横桁を端横桁と平行でない角度で配置することは可能か。 |
A1−47. |
可能です。 標準入力の[横桁]-[横桁配置]画面は左外桁と右外桁それぞれの横桁間隔が入力できるので、お考えの角度となるよう別々の値を入力してください。
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Q1−48. |
道路橋示方書V編の図-4.4.2に示されている、ねじりモーメントによる鉄筋の応力度を求める際のbtとhtの値はどこで入力できるか。 |
A1−48. |
計算実行後に表示されます結果確認の[照査結果]-[耐荷性能照査]-[せん断]-[側面データ]画面に入力項目を設けております。
なお本製品ではbtとhtを正確に算出するためのデータの入力がありませんので、上記の入力項目では仮の値として有効高さと有効幅の値をセットしています。 必要に応じて値を変更し、データロックを行って再度計算実行してください。
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