A1−1. |
現行版では、渓流横断図は必ずX軸方向に座標が増加している場合でないと計算が行えない仕様になっています。
設計流量―渓流横断(堰堤計画地点の上流)画面で入力する数値をX軸方向に座標が増加するように修正してください。
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Q1−2. |
流出係数を変更できますか? |
A1−2. |
「基準値」−「その他」で『河川の流出係数f』を設定することができます。
「基準値」画面で希望の流域の流出係数を変更し、「設計流量」−「設計流量」画面の『流域の地質』にて変更した流域を選択してください。
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Q1−3. |
安定計算−下流側水位は、計算のどこに影響するのか |
A1−3. |
安定計算−下流側水位は、揚圧力の荷重として考慮する場合に使用します。
不透過型の堰堤高が15m未満のとき揚圧力は考慮しませんので、計算に全く影響のない入力となります。
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Q1−4. |
計算書の判定結果を色分けして表示したいが方法はあるか |
A1−4. |
結果出力のOK、NGの色の変更についてですが、大変申し訳ございませんが弊社ツールのF8出力編集ツールでは、任意の文字について文字色を変更することができません。
お客様がMicrosoftWordをお持ちの場合、word形式に計算書を出力することが可能となっております。
大変お手数ですが、以下の手法でファイルを出力していただき、そちらでご編集いただくようお願いいたします。
<ファイル出力の方法>
1. 「計算書作成」から出力項目の選択画面を開き、出力したい項目を選択します。
2. プレビューを押下し、F8出力編集ツールを起動します。
3. 左上の[ファイル|ファイル出力]を選択し、ファイルの種類で「WORD files(*.docx)」または「WORD 97-2003 files(*.doc)」を選択します。
4. 任意の保存名称をつけてファイルを保存してください。(出力量にもよりますが、ファイル変換に少々お時間がかかります。)
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Q1−5. |
平均降雨強度の計算機能はないのか |
A1−5. |
Ver2.0.1で以下2種類の平均降雨強度の算定式に対応しました。
「物部式」「飯塚式」、従来の「直接指定」により値を設定することが可能です。
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Q1−6. |
袖部のブロックの入力で、No.3以降の高さが0mにできないのはなぜか |
A1−6. |
高さ0mというブロックがあり得ないと考えているためです。
不要な場合は、対象の行にフォーカスを合わせ、Deleteキーで削除してください。(入力状態になっていると行は削除されませんのでご注意ください)
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Q1−7. |
袖部の検討で、礫の衝撃力のみを考慮したいがどうすればよいか |
A1−7. |
[袖部の検討]画面で「土石流衝撃力算出時の流木の考慮=しない」としてください。
土石流衝撃力は、礫の衝撃力と流木の衝撃力の結果を比較し、数値の大きいものを使用しますが、ここで流木の考慮を[しない]と設定すると、土石流衝撃力として礫の衝撃力を用いることとします。
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Q1−8. |
[設計流量]画面で設定する、「越流水深の丸め処理」はどういった設定なのか |
A1−8. |
水通し部の越流水深Hは計算で求めた流量Qに対して収束計算で算出します。その時、水通し断面や流量によっては、
端数であったりする場合が多い傾向にあり、設計でそのまま用いる場合が多いと思われます。
設計者の判断により、より端数が無いような数値で設計できるように水深を求める際に丸め処理を加えて端数が出ないようにする機能です。
・小数点第2位切り上げ :(1桁)
・小数点以下切り下げ :(0桁)
・1cmで丸める :小数第3位で四捨五入(2桁)
・5cmで丸める :小数第2位を最寄りの0.05単位にする(2桁)
・10cmで丸める :小数第2位で四捨五入(1桁)
()内は小数点以下の有効桁数
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Q1−9. |
袖部の検討の「安定計算時の照査範囲」はどちらが一般的か |
A1−9. |
参考にした設計事例において、自重計算の対象範囲が異なる場合があったためこのような設定を設けています。
誠に申し訳ございませんが、一般的にどちらが適切か、といったご質問に対し、責任のある回答ができかねますことをご了承ください。
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Q1−10. |
土石流の水深・流速の算定手法を教えてほしい |
A1−10. |
定計算に用いている土石流の水深・流速については、弊社の「等流・不等流の計算」の計算部を用いており、
レベル1のマニング式を使って、土石流ピーク流量の水深と流速を収束計算によって算出します。
収束計算は以下の方法で実行されます。
(1)断面の最下点から順に水位を上げて、土石流ピーク流量以上となる水位を求めます。
このとき水位の増分は、断面高さを100で割った値になります。
(2)(1)で求めた水位と、1つ手前の水位の間で、流量の誤差が10^-5以下となる水位を計算結果とします。
マニングの式による流量算出は、河川砂防技術基準の(6-1)式に示されておりますので併せてご確認ください。
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Q1−11. |
入力した側面の寸法と、メイン画面に表示されている形状図の寸法が一致しないが何故か |
A1−11. |
本製品における側面からの形状図は、「非越流部」の側面図について出力される仕様となっております。
一度、形状画面の「非越流部」タブの寸法値をご確認ください。
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Q1−12. |
土石流時で静水圧、堆砂圧ともに水通し天端から土石流水深に等しい高さを下げた高さを用いて計算をするが、製品でそのように計算されているか
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A1−12. |
越流部の計算時には静水圧、堆砂圧ともに水通し天端から土石流水深を差し引いた高さを用いて計算しております。
非越流部の計算である場合は、上記のような計算は行っておりません。
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Q1−13. |
「副堰堤として設計する」と言う機能があるようだが、これを利用して下流側に落差工のような構造物を設けて計算することはできるか |
A1−13. |
副堰堤はあくまでも照査方法は本堤と同じで、そこに副堰堤特有の照査を行う形になりますので、落差工には適用できません。
落差工そのものの計算については、別製品「落差工の設計」にて対応しています。
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Q1−14. |
止水壁の設定を行いたいが、入力画面が表示されない |
A1−14. |
止水壁タブは、以下の場合にのみ表示されます。
堰堤タイプ :透過型以外
堰堤高 :ハイダム(15m以上)
基礎底面 :水平
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Q1−15. |
揚圧力の考慮が行われないが何故か |
A1−15. |
揚圧力はハイダム(堰堤高15m以上)のとき、土石流時、及び洪水時に載荷されます。
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Q1−16. |
形状画面を確定しようとすると、「越流部の天端幅の値が最大礫径の2倍よりも小さくなっています。この値を使用してもよろしいですか?」という確認メッセージが表示されるが、このまま設計してよいのか。 |
A1−16. |
準拠した基準において、「水通し天端幅は、衝突する最大礫径の2倍を原則とする。」という旨の記述があったために、確認メッセージを表示しています。
計算自体に影響はありませんので、そのまま計算実行していただいて構いません。
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Q1−17. |
袖部の水通し天端位置に縦方向の目地がある場合、それぞれのブロックを分けて検討する手法がとられているようだが、そういった手法には対応しているか |
A1−17. |
恐れ入りますが袖部は一体計算となっており、分割施工には対応しておりません。
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Q1−18. |
地盤の許容支持力の初期値の根拠は何か |
A1−18. |
こちらの初期値は、「砂防設計公式集(全国治水砂防協会, 1984.10)」を参考にしております。
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Q1−19. |
ダムの安定計算で極限支持力の計算を行っていないようだが、なぜか |
A1−19. |
本製品で準拠しております基準「建設省河川砂防技術基準」には、支持力について以下のように記載されております。
"砂防堰堤内に生じる最大応力が材料の許容応力を超えないこと。
地盤の受ける最大圧が地盤の許容支持力以内であること。"
したがいまして、本製品では支持力の照査を上記に基づいて行っており、道路橋示方書の直接基礎のように極限支持力の計算は行っておりません。
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Q1−20. |
安定計算で極限支持力の計算はやらなくて良いのか? |
A1−20. |
本製品で準拠しております基準「建設省河川砂防技術基準」には、支持力について以下のように記載されております。
"砂防堰堤内に生じる最大応力が材料の許容応力を超えないこと。地盤の受ける最大圧が地盤の許容支持力以内であること。"
したがいまして、本製品では支持力の照査を上記に基づいて行っており、道路橋示方書の直接基礎のように極限支持力の計算は行っておりません。
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Q1−21. |
[移動可能土砂量]画面において、1区間のみの入力とすると、[設計流量]画面が確定できない |
A1−21. |
「移動可能土砂量=自動計算」の場合の移動可能土砂量の入力についてですが、現行製品では複数の区間において土砂量を計算し、その中から最大値を抽出するというケースを想定しております。そのため、2つ以上の区間の入力が必要になります。
恐れ入りますが、区間が1つしかない場合は、「移動可能土砂量=直接指定」として該当区間の値を設定していただくか、または、自動計算でお使いになる場合は区間2にすべての値が0となる区間を設定してご利用くださいますようお願いいたします。
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Q1−22. |
砂防基本計画策定指針2016は対応できるか |
A1−22. |
Ver.3.0.0にて、『砂防基本計画策定指針(土石流・流木対策編)解説』および『土石流・流木対策設計技術指針 解説』2016年版に対応いたしました。
対応内容は、以下の4点となります。
@重力加速度の数値の違い
2007年度 : g=9.8 (m/s2)
2016年度 : g=9.81 (m/s2)
本製品は、重力加速度gの初期値を9.81 (m/s2)と致しました。
A計画捕捉流木量の計算手法
計画捕捉流木量および計画捕捉土砂量の計算に対応しました。
本製品は、計画捕捉量を入力または自動概算し、各種係数を入力することで計算できます。
B非越流部の安定計算を行う断面の取り方
2016年度の基準(国総研資料 905号)のp.15には、以下のような記述があります。
-----(以下抜粋)--------------------------------------------------------
ただし、本指針2.1.3.2(1)解説Aのように土石流ピーク流量を袖部を含めて対応する水通し断面とする場合は、
次の(a)、(b)のとおり堆砂面を想定したうえで、複数の断面で安定計算を行う。
(a) 計算を行う断面において、堆砂面を水通し天端の高さとしても土石流の水深が当該断面での袖部の高さを
上回らない場合は、水通し天端まで堆砂した状態で安定計算を実施する。
(b) 計算を行う断面において、堆砂面を水通し天端の高さとすると土石流の水深が当該断面での袖部の高さを
上回る場合は、袖部を上回らないように堆砂面を下げ、全土石流流体力が、堰堤(袖部を含む)に作用するとして、
安定計算を実施する。
-------------------------------------------------------------------------
本製品は、新たに(b)の手法を取り扱えるように対応しています。
C袖小口断面での安定計算
2016年度の基準(国総研資料 905号)のp.15には、以下のような記述があります。
-----(以下抜粋)--------------------------------------------------------
なお、安定計算を実施する断面の位置としては、(i)〜(ii)が考えられるが、その他、場の条件や堰堤の大きさ等を勘定して、検討位置を設定する。
(i) 袖小口の断面
(ii) 土石流の水深と袖部の高さが一致する断面
-------------------------------------------------------------------------
本製品は、「土石流ピーク流量を袖部を含めて対応する水通し断面とする」構造物である場合、 袖小口の断面における検討を追加で行うように対応しています。
上記に加え、本製品では、従来から「袖部の高さが袖部全高と一致する断面」における検討にも対応しています。
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Q1−23. |
滑動に対する安全率で岩塊玉石のせん断強度は4.0ではないでしょうか |
A1−23. |
『砂防設計の手引き(愛知県)』の中の、『砂防設計の手引き(第V編土石流・流木対策施設)』V-2-8に下記のような記載があり、岩塊玉石は、砂礫として扱われるため、安全率の初期値を1.2としています。
※改行は、資料のままに記載しています。
---------------------------------------------------------------------------
n:安全率(一般に岩盤基礎の場合は,せん断強度が大きくまた十分な圧縮強度が得られるため
高いえん堤とする場合が多く,えん堤の規模等を考慮してn=4.0としている.しかし,砂礫基
礎においては,せん断強度が小さいため一般に式のτ0を無視して計算する場合が多く,また高
い圧縮強度が期待できないため堤高15m未満とするのが原則で,n=1.2としているが,堤高15m
以上とする場合はえん堤の規模等を考慮しn=1.5としている.)
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Q1−24. |
小規模なものでも設計できるか |
A1−24. |
ローダム(15m未満)はもちろんのこと、10m未満の堰堤につきましても設計可能です。
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Q1−25. |
揚圧力の載荷の有無を選択することができますか |
A1−25. |
荷重の組合せ画面にて選択可能です。
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Q1−26. |
洪水時に堆砂圧を考量できますか? |
A1−26. |
荷重の組合せ画面にて選択可能です。
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Q1−27. |
計画捕捉流木量の計算は行えますか |
A1−27. |
計画捕捉量の概算、計画捕捉流木量および計画捕捉土砂量の計算に対応しています。
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Q1−28. |
主堤の場合は、流木止め工の設置に伴う安定計算が可能でしょうか? |
A1−28. |
主堤の安定照査は、土石流時ケースと洪水時ケースに対して行います。
上記ケースで考慮している荷重の中に流木に関しての荷重が含まれていませんが、別途「任意荷重」を設定することができます。
任意荷重は堤体に水平分布荷重や水平集中荷重を設定できます。
お考えの荷重が考慮できるか否かは設計者判断でお願いいたします。
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Q1−29. |
堆砂深の入力を行ったにもかかわらず、安定計算における堆砂圧や静水圧の高さが変わりません。 土石流水深が袖部を上回る場合、堆砂深を下げなければなりませんが、どのようにすれば良いでしょうか。 |
A1−29. |
[安定計算]-[堆砂深(平常時、洪水時) He(m)]は、土石流ピーク流量時における安定計算では用いません。
[形状]-[堰堤タブ]-[水通し断面タブ]-[土石流ピーク流量に対する袖部の越流]を「考慮する」として頂くと、土石流ピーク流量時の土石流水深が袖部の高さを上回った場合に自動で堆砂深が下がります。
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Q1−30. |
堰堤タブの越流部タブで、のり勾配(算出ツール機能)という入力があるが、これは、自動でのり勾配を設定してくれるものではないのか。 |
A1−30. |
これは上下流のり勾配と堤体面積を、指定したのり勾配の範囲で算出し、計算書と同様の形式で出力するものとなっておりまして、のり勾配を自動設定する機能ではございません。 その結果から、設計者様の方で、任意ののり勾配を手入力して頂く必要がございます。
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Q1−31. |
設計水深を水通し天端まで設定させる方法はあるか。 |
A1−31. |
以下の手順で入力してください。 1.[形状]-[堰堤タブ]-[水通しタブ]-[水通し高さに設計水深を使用する]を「●しない」とする。 (これで水通しの高さが設計水深+余裕高に自動設定されないようになります。) 2.[形状]-[堰堤タブ]-[水通しタブ]にて水通しの高さを任意の値に設定する。 3.[設計流量]-[設計流量タブ]-[設計水深]の値を任意の値に変更する。
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Q1−32. |
袖部の検討で割増係数1.50は決まっている数値でしょうか。 |
A1−32. |
袖部の補強の検討は衝突の影響を考慮していることから、短期荷重として照査されることが一般的と考えられるためです。 (参考資料: 宮城県、愛知県の砂防堰堤設計例)
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Q1−33. |
越流部ののり勾配と非越流部ののり勾配が異なる場合、どのように入力すれば良いでしょうか。 |
A1−33. |
非越流部タブに[□越流部と同形状とする]というチェックボックスがございますので、こちらのチェックを外して頂くと、非越流部ののり勾配を手入力できるようになります。
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Q1−34. |
樹木関係で入力する数値は、樹種と胸高直径の平均と最大のどちらを入力すれば良いでしょうか。 |
A1−34. |
最大を入力してください。
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Q1−35. |
水通し断面の計算において、Uのsinθは現渓床勾配ではなく計画堆砂勾配で計算されていますがなぜでしょうか。 |
A1−35. |
砂防基本計画策定指針(土石流・流木対策編)P.32「表−3 渓床勾配θの使い分け」に「土石流ピーク流量を通過させるための砂防堰堤の水通し断面を決定する場合の越流水深(Dd)」として計画堆砂勾配(θp)が示されているためです。
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Q1−36. |
現状、根入れを考慮できないようですが、安定計算に何か支障がございますか。 |
A1−36. |
構造物の安定計算を行う場合、アーム長を算出する際の支点位置が躯体のつま先側(下流側)となる場合が多いかと存じますが、つま先側を支点とする場合、根入れ長によっては、仮想支持点を考慮すべきか否かという問題が出てくると思います。 しかしながら、砂防堰堤の場合、アーム長を算出する際の支点位置が躯体のかかと側(上流側)となりますので、アーム長を算出する際の支点位置に変化はございません。
根入れによって下流側ののり勾配面上に載荷する土塊重量による鉛直荷重や、土圧が発生いたします。 それらは、根入れ深さによっては大きい作用力となりますので、影響を無視できなくなってきます。 しかしながら、それらは、抵抗側の作用力となりますので、無い状態で安定照査が満たされるのであれば、安全側の設計となります。
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Q1−37. |
整備率100%渓流の最下流堰堤における水通し高さの計算には、土砂含有を考慮した流量Qpも考慮しなければなりませんが、透過型砂防堰堤とした場合、このQpを考慮しないようになっています。 これを考慮することはできないでしょうか。 |
A1−37. |
本ソフトウェアでは、Ver.1時点では、透過型砂防堰堤の場合にこのQpを計算しない仕様となっております。 そのため、堰堤タイプを部分透過型にして頂き、形状をお考えの透過型砂防堰堤と同様となるようにして頂ければ、土砂含有を考慮した流量Qpをこうりょして水通し高さの計算を行うことができます。 [形状]-[堰堤]-[越流部]において、Hbをお考えの透過型砂防堰堤のように下げて頂き、スリット関連の寸法(L1、L2、Is1、Is2)を適宜調整することで、形状の再現が可能です。
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Q1−38. |
非越流部において越流が発生した際、堆砂面を下げて土石流が全て堰堤に衝突する場合の載荷状態で計算することが県の基準に記載されていますが、どのように入力すれば良いでしょうか。 |
A1−38. |
[形状]-[堰堤タブ]-[水通し断面タブ]-[土石流ピーク流量に対する袖部の越流]を「考慮する」とし、さらに[形状]-[堰堤タブ]-[水通し断面タブ]-[土石流が袖部を越流する場合の対応]を「堆砂面を下げる」と頂くと、土石流ピーク流量時の土石流水深が袖部の高さを上回った場合に自動で堆砂深が下がります。
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Q1−39. |
土石流水深が水通し断面を超える場合、堆砂面を下げて計算しますが、安定計算において土石流流体力の作用位置も変わりますか。 |
A1−39. |
はい、お考えの通りとなります。
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Q1−40. |
非越流部の安定計算の位置について、 1.袖小口の断面 2.土石流の推進と袖部の高さが一致する断面 上記2つのケースをそれぞれ検討することは可能か。 |
A1−40. |
1、2共に可能です。 なお、1.につきましては同時計算も可能、2.につきましてはVer.2よりご検討いただけます。
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Q1−41. |
土石流水深が袖高を超える場合は堆積面を下げて計算することは可能でしょうか。 |
A1−41. |
可能です。 [形状]-[堰堤タブ]-[水通し断面タブ]-[土石流ピーク流量に対する袖部の越流]を「○考慮する」とし、[形状]-[堰堤タブ]-[水通し断面タブ]-[土石流が袖部を越流する場合の対応]を「○堆砂面を下げる」とすることで、土石流水深が袖高を超える場合に自動で堆砂面を下げて計算いたします。 上記の設定を行っても土石流水深が低い場合は、堆砂面は下がらず計算がなされます。
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Q1−42. |
袖部の衝撃力の計算結果における「m1:袖部ブロック質量(kg)」はどのように計算されていますか? |
A1−42. |
m1 = 長さ(横方向)の平均値 × 高さ平均値 × 幅(奥行方向)平均値 × 単位重量 × 1000 ÷ 重力加速度g
※長さ(横方向)の平均値は、[袖部の検討]画面における[安定計算時の照査範囲]に基づき、平均値を算出します。
※高さの平均値は、[形状]画面における袖部のH1とH2の平均値を算出します。
※幅(奥行方向)の平均値は、[袖部の検討]画面における[衝撃力算出時の平均幅の扱い]に基づき、平均値を算出します。
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Q1−43. |
流量を任意で設定したいが可能でしょうか。 |
A1−43. |
はい。 土砂含有を考慮した流量Qp、土石流ピーク流量Qspをそれぞれ任意の値に直接指定することが可能でございます。 さらに、上記の2つとは別に任意の流量を設定して越流水深の計算で考慮したい場合は、「任意の流量Qarb」に任意の値をご入力ください。
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Q1−44. |
土石流シミュレーションからエクスポートしたデータの読み込み方法を教えてください。 |
A1−44. |
エクスポートしたデータは、砂防堰堤の設計・3DCADのデータと同じ拡張子ですので、ファイルメニューの[ファイル(F)]-[開く(O)...]から読み込んでください。
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Q1−45. |
土石流シミュレーションからエクスポートしたデータを本ソフトウェアで編集し、再度土石流シミュレーションにインポートすると、どのようなデータが反映されますか。 |
A1−45. |
堰堤の高さです。土石流シミュレーションにおける砂防堰堤は、高さの情報のみ使用するため、そのような仕様となっています。 土石流シミュレーションと連携する場合、本ソフトウェアは、決定された堰堤高に対して詳細な形状を検討できるツールとして用いることができます。
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Q1−46. |
積雪など基本の荷重にない荷重はどのように入力すれば良いでしょうか。 |
A1−46. |
任意荷重画面にて任意荷重として定義し、荷重組合せ画面にて荷重ケースに適用してください。
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Q1−47. |
袖部の勾配を垂直にすることは可能でしょうか。 |
A1−47. |
はい。Ver.2.0.4にて対応しております。
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Q1−48. |
特定の荷重を考慮しないようにすることは可能でしょうか。 |
A1−48. |
はい。各荷重ケース画面にて対象の荷重のチェックを外して頂きますと可能でございます。
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Q1−49. |
水通し断面の決定時と安定計算時で土石流水位が異なるのはなぜでしょうか。 |
A1−49. |
それぞれにおいて検討する水位条件を設定できるためとなります。
水通し断面の決定時は、[設計流量]-[設計流量タブ]-[水通し断面決定時における越流水深の選択]、安定計算時は、[荷重組合せ]-[越流部/非越流部タブ]-[土石流水深の選択]で設定可能です。
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Q1−50. |
水通し断面の決定時と安定計算時で土石流水位が異なるのはなぜでしょうか。 |
A1−50. |
それぞれにおいて検討する水位条件を設定できるためとなります。
水通し断面の決定時は、[設計流量]-[設計流量タブ]-[水通し断面決定時における越流水深の選択]、安定計算時は、[荷重組合せ]-[越流部/非越流部タブ]-[土石流水深の選択]で設定可能です。
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Q1−51. |
左右のうち一方のみ袖折れを設定したい場合はどのようにすれば良いでしょうか。 |
A1−51. |
袖折れの有無を設定する[□袖折れの設定]は左右共通の設定でございますが、袖折れを設定したくない方の袖の設定を下記の通りとして頂ければと存じます。 ・[水通し〜折れ部 b(m)] : 入力下限値(形状入力により異なるため割愛) ・[高さ h(m)] : 0.000 ・[角度 θ(m)] : 0.0
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Q1−52. |
任意の流量のみで計算を行いたい場合、どのように設定すればよいでしょうか。 |
A1−52. |
下記の通りに設定をしてください。
- [設計流量]-[越流水深の選択] : 自動計算
- [設計流量]-[水通し断面決定時における越流水深の選択] : 任意選択-任意の流量に対する越流水深
- [荷重組合せ]-[各ケース]-[土石流水深の選択] : 任意選択--任意の流量に対する越流水深
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Q1−53. |
「砂防基本計画策定指針 平成31年4月3日に上記指針に基づく計画・設計事例の解説(第3版)」には対応していますか? |
A1−53. |
Ver.2.0.0より「ケース5:流木整備率のみが100%を下回る渓流の最下流に設置された既設不透過型砂防堰堤における流木対策」に対応しております。
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Q1−54. |
袖部の折れ位置を変更するにはどの画面で設定するのか。 |
A1−54. |
[形状]-[堰堤]-[袖部]の「水通し〜折れ部b(m)」で折れ位置を設定してください。
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Q1−55. |
清水の対象流量をQ、土砂含有を考慮した流量をQpと表記している理由な何か。 |
A1−55. |
適用基準および参考文献に記載しております『土木設計施工マニュアル(砂防編)「宮城県」』の巻末資料を参考にしていることに因ります。
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Q1−56. |
袖折れの「高さh」はどこからの高さか。 |
A1−56. |
ブッロク1のH2からの高さになります。
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Q1−57. |
メイン画面に表示されている3Dモデルを、ファイルに保存できるか。 |
A1−57. |
メイン画面の3D形状でマウス右クリックを行い、メニューより「エクスポート」を選択します。 「3DSファイル」「DXFファイル」「DWGファイル」から各種ファイル形式で保存することができます。
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