|  1.適用範囲 | 
    
    
       
      Q1−1. | 
       
      「耐震性貯水槽の計算」が参考としている基準類および適用範囲を教えてほしい。 | 
    
    
      | A1−1. | 
      『耐震性貯水槽の設計手引き及び管理マニュアル』 
 (財団法人 日本消防設備安全センター、耐震性貯水槽等に関する技術検討委員会) 
を参考に 
・現場打ち鉄筋コンクリート製水槽(角型一層式、自由水面式) 
に対応しています。 | 
    
    
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      Q1−2. | 
       
      FRAME解析結果のデータをFRAME製品で利用することは出来ないのか? | 
    
    
      | A1−2. | 
      可能です。計算実行後、「ファイル」−「名前を付けて保存」を行うことで、データファイルを保存したフォルダに拡張子が”$O1”というFRAMEデータファイルが作成されます。 
保存したFRAMEデータは、Engineer's Studio,Engineer's Studio面内,FRAME(面内),FRAMEマネージャ,FRAME(2D)で読み込み可能です。FRAME(3D)はサポートしておりません。 | 
    
    
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      Q1−3. | 
       
      躯体の半分が地上に露出しているようなタイプの計算も可能でしょうか | 
    
    
      | A1−3. | 
      おそれながら現プログラムでは地下式のみ対応しており、お問い合せのような躯体の半分が地上に露出しているようなタイプ(半地中構造物)には対応しておりません。 
どうぞご了承ください。 | 
    
    
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      Q1−4. | 
       
      浮力の検討を行うことは可能か? | 
    
    
      | A1−4. | 
      可能です。 
「考え方」画面→「浮力の検討」スイッチで「検討する」を選択してください。 | 
    
    
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      Q1−5. | 
       
      土かぶりなしの状態で計算可能ですか | 
    
    
      | A1−5. | 
      土かぶりなし(土かぶり厚=0m)でも計算は可能です。 | 
    
    
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      Q1−6. | 
       
      部材端結合=タイプAで、短辺/長辺>0.4 または 鉛直/長辺>0.4 の場合に、端部側版の四辺固定支持スラブ以外の検討を行うことは可能か? | 
    
    
      | A1−6. | 
      可能です。 
「考え方」画面に『部材端結合タイプAの計算方法』の選択を設けており、部材端結合=タイプAで、短辺/長辺>0.4 または 鉛直/長辺>0.4 の場合、 
 ・鉛直断面(短辺方向)ボックスラーメン 
とともに、以下の4択のうちから1つを選択して検討可能です。 
 ・鉛直断面(長辺方向)ボックスラーメン 
 ・水平断面ボックスラーメン 
 ・端部側版の四辺固定支持スラブ 
 ・鉛直断面(長辺方向)+水平断面ボックスラーメン | 
    
    
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      Q1−7. | 
       
      ハンチを設けることは可能か? | 
    
    
      | A1−7. | 
      可能です。 
長スパンの上側および下側、短スパンの上側および下側、平面のハンチ部についてそれぞれ寸法入力を設けています。 
なお、ハンチの幅および高さは共通となります。 | 
    
    
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       | 
    
    
       
      Q1−8. | 
       
      配筋の各部位のかぶりは入力が1つしかないが、2段配筋することは可能か | 
    
    
      | A1−8. | 
      2段配筋の入力には対応しておりません。 
      本プログラムで計算する場合は、1段目と2段目の鉄筋の重心位置を算出し、1段として近似していただく方法しかございません。 
    鉄筋の重心位置 
     重心位置=(As1×d1+As2×d2)/(As1+As2) 
      As1:1段目の鉄筋量(cm2) 
      d1 :1段目のかぶり(cm) 
      As2:2段目の鉄筋量(cm2) 
      d2 :2段目のかぶり(cm) 
    この場合、鉄筋の応力度は、入力されたかぶり位置(2段配筋の重心位置)での値になり、最遠鉄筋位置での値ではありませんのでご注意ください。 | 
    
    
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      Q1−9. | 
       
      丸鋼(SR235)に対応しているか | 
    
    
      | A1−9. | 
      丸鋼(SR235)には対応しておりません。 
      現プログラムで丸鋼での計算を行いたい場合は、 
      ・「許容値」で、鉄筋の許容応力度を変更 
      ・「配筋」で、ピッチまたは本数を調整して鉄筋量を近似 
      の入力でご対応くださいますようお願いいたします。 | 
    
    
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      Q1−10. | 
       
      円形の貯水槽に対応していますか | 
    
    
      | A1−10. | 
      Ver.2.0.0より、縦円筒型の貯水槽に対応いたしました。 | 
    
    
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      Q1−11. | 
       
      安定計算に対応しているか | 
    
    
      | A1−11. | 
      浮力の検討には対応していますが、地耐力等の安定計算には対応していません。 | 
    
    
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      Q1−12. | 
       
      SD345とSD295の鉄筋材質が混在するケースの計算は可能か | 
    
    
      | A1−12. | 
      鉄筋材質の設定はSD345またはSD295のどちらか一方のみとしており、鉄筋材質が混在するケースには対応しておりません。 | 
    
    
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      Q1−13. | 
       
      土中で上部がオープン(頂版なし)の構造の検討は可能か? | 
    
    
      | A1−13. | 
      上部がオープン(頂版なし)の構造には対応しておりません。 | 
    
    
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      Q1−14. | 
       
      貯水槽内が水だけではなく泥がある場合、水と泥の単位重量を個別に指定できますか | 
    
    
      | A1−14. | 
      貯水槽内には水だけを想定しており、水と泥の単位重量を別々に指定することはできません。 | 
    
    
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      Q1−15. | 
       
      開口部がある形状に対応しているか? | 
    
    
      | A1−15. | 
      本製品は開口部の設置には対応しておりません。 | 
    
    
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      Q1−16. | 
       
      断面力計算のFRAMEモデルにおいて、ハンチがある場合でもハンチを無視してモデル化していますが、何か考慮するスイッチがありますか | 
    
    
      | A1−16. | 
      本プログラムでのFRAME解析時の本体骨組みモデルにつきましては、 
「道路橋示方書・同解説 W下部構造編(H24.3)日本道路協会」P.211の 
 3)断面力を算出する場合の軸線は、ハンチを無視した部材断面の図心軸線に一致させる。 
の内容を採用しており、ハンチの影響を考慮した骨組みモデル化は行っておりません。 | 
    
    
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      Q1−17. | 
       
      曲げ応力度の計算で、曲げモーメントが正の値なのに鉄筋の応力度σsが負の値となっているのはなぜか | 
    
    
      | A1−17. | 
      本プログラムのボックスラーメンの曲げ応力度計算では、曲げモーメントと軸力が作用する鉄筋コンクリート長方形単鉄筋断面として計算しており、軸力が大きく曲げモーメントが小さいケースでは、全断面圧縮状態となる場合があります。 
また、中立軸位置Xもご確認ください。 
中立軸位置Xが部材高を超えている場合、全断面圧縮状態となっており、鉄筋に圧縮応力度が生じています。 
鉄筋に圧縮応力度が生じている場合、鉄筋の応力度σsは負の値で出力しております。 | 
    
    
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      Q1−18. | 
       
      ボックスラーメンのFRAME計算において、剛域を考慮することは可能か | 
    
    
      | A1−18. | 
      剛域を考慮した計算には対応しておりません。ご了承ください。 | 
    
    
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      Q1−19. | 
       
      浮力に対する検討において、内水重量を考慮に含めないのはなぜか? | 
    
    
      | A1−19. | 
      「耐震性貯水槽の設計手引き及び管理マニュアル H17.6 (財)日本消防設備安全センター、耐震性貯水槽等に関する技術検討委員会」P.50に水槽空虚時において照査を行うよう記述されており、現プログラムでは内水重量を無視して検討します。 | 
    
    
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      Q1−20. | 
       
      プログラムで作成されるFRAMEモデルの支点条件や着目点数を変更することは可能か | 
    
    
      | A1−20. | 
      支点条件や着目点数は内部で自動設定しており、変更することはできません。 
 
本プログラムでは、弊社FRAME製品で読み込めるデータファイル(*.$O1)を作成することが可能です。 
(FRAMEマネージャ,FRAME(面内),Engineer’s Studio等にて読み込み可能です。FRAME(3D)はサポートしておりません。) 
      本プログラムで出力した$O1ファイルを弊社FRAME製品で読み込み、FRAME製品にて支点条件や着目点数を変更していただき、断面力を確認することは可能です。 
ただし、FRAME製品で変更して算出された断面力を本プログラムに入力して断面照査を行うことはできません。 
 
      以下に本プログラムでの$O1ファイルの保存方法、および弊社FRAME製品(例としてFRAMEマネージャ)での読み込み方法を説明します。 
 
■本プログラムでのFRAME製品用データファイル(*.$O1)の出力方法 
計算実行後、「ファイル」−「名前を付けて保存」にてデータファイルを保存します。 
データファイルを保存したフォルダに拡張子が”$O1”というファイルが作成されます。 
 ・「ファイル名称.$O1」→FRAME製品用データファイル 
 
■「FRAMEマネージャ」でのFRAME製品用データファイル(*.$O1)の読み込み方法 
      メニュー「ファイル」−「開く」にて「ファイルの種類=他製品データ(SI対応版) (*.$O1)」を選択して「ファイル名称.$O1」を読み込んでください。 | 
    
    
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      Q1−21. | 
       
      底版に張出を設けた形状は可能か? | 
    
    
      | A1−21. | 
      底版への張出の設置には対応しておりません。ご了承ください。 | 
    
    
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      Q1−22. | 
       
      ヤング係数を変更しても、断面力がヤング係数変更前と変わらない | 
    
    
      | A1−22. | 
      ヤング係数を変更した場合、変位に影響が生じます。 
部材分布バネを考慮する場合など変位が断面力に関係するケースでは、ヤング係数の変更により断面力値も変わりますが、本プログラムでは部材分布バネは考慮していないため、断面力値は変化しません。 | 
    
    
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      Q1−23. | 
       
      図面作成を行うことは可能か | 
    
    
      | A1−23. | 
      図面作成には対応しておりません。ご了承ください。 | 
    
    
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      Q1−24. | 
       
      Frameモデルで格点を追加したり、着目点数を変更することは可能か | 
    
    
      | A1−24. | 
      格点追加、着目点数変更はできません(内部で自動的につけています)。 | 
    
    
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      Q1−25. | 
       
      浮力の検討をする場合の許容安全率の初期値が1.2となっているが出典は? | 
    
    
      | A1−25. | 
      「耐震性貯水槽の設計手引き及び管理マニュアル (財)日本消防設備安全センター、 耐震性貯水槽等に関する技術検討委員会」の計算例(P.165)より、「共同溝設計指針
      S61 (社)日本道路協会」P.33を参照し、「安全率Fsは、1.2以上でなければならない」との記述内容より1.2を初期値としています。 | 
    
    
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      Q1−26. | 
       
      「設計条件」画面→「部材端結合タイプ」による断面力計算方法は? | 
    
    
      | A1−26. | 
      部材結合タイプ選択に応じて以下となります。 
       
          ■タイプA(頂版、底版:剛結合)の場合 
          (1) Lx / Ly ≦ 0.4 且つ Lz / Ly ≦ 0.4 の時 
             ・鉛直断面(短辺方向)ボックスラーメン 
             ・上記に係らない端部側板を四辺固定支持スラブ 
             Lx:水平断面の短スパン 
             Ly:水平断面の長スパン 
             Lz:鉛直断面の鉛直スパン 
          (2) (1)以外の時 
             ・鉛直断面(短辺方向)ボックスラーメン 
             上記と以下の何れか一択(「考え方」画面による選択) 
             ・鉛直断面(長辺方向)ボックスラーメン 
             ・水平断面ボックスラーメン 
             ・端部側板の四辺固定支持スラブ 
             ・鉛直断面(長辺方向)+水平断面ボックスラーメン 
          ■タイプB(頂版:剛結合,底版:ヒンジ結合) 
             ・水平断面ボックスラーメン 
             ・頂版:四辺固定支持スラブ、底版:四辺単純支持スラブ 
          ■タイプB(頂版:ヒンジ結合,底版:ヒンジ結合) 
             ・水平断面ボックスラーメン 
             ・頂版:四辺単純支持スラブ、底版:四辺単純支持スラブ 
          なお、縦円筒型の場合、以下の計算を行います。 
             ・水平断面(常時リング、地震時FRAME) 
             ・頂底版円板スラブ(剛結合:周辺固定支持、ヒンジ結合:周辺単純支持) | 
    
    
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      Q1−27. | 
       
      メインメニュー「オプション」→「動作環境の設定」画面の「バックアップファイルを作成する」とは? | 
    
    
      | A1−27. | 
      上書き保存時、または指定した保存ファイル名と同名のファイルが存在する場合に、バックアップファイル(*.F9Q~)を作成するかどうかを指定します。 | 
    
    
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      Q1−28. | 
       
      耐震性貯水槽とは何か。 | 
    
    
      | A1−28. | 
      大規模な地震に耐えうる耐震性能を持つ貯水槽となります。 本製品では、地下に埋設された耐震性貯水槽について、常時及び地震時(震度法)による断面計算を行います。 
       
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      Q1−29. | 
       
      御社がリリースしている「耐震性貯水槽の設計」と「マンホールの設計」では根本的にどのような設計思想の差があるのでしょうか? | 
    
    
      | A1−29. | 
      「耐震性貯水槽の計算」製品(以降、@)と「マンホールの設計・3D配筋」製品(以降、A)について説明します。 
         
        @:耐震性貯水槽の設計手引き及び管理マニュアル(財団法人 日本消防設備安全センター、耐震性貯水槽等に関する技術検討委員会) 
        A:下水道施設の耐震対策指針と解説、下水道施設耐震設計例−管路施設編− ともに(社)日本下水道協会 
       
        また地震時検討について 
        @:震度法 
        A:応答変位法 
        と考慮方法が異なります。 
         
        弊社HPの両製品について詳しく記載しておりますので併せてご参照ください。 
        @:https://www.forum8.co.jp/product/uc1/douro/WaterTank.htm 
        A:https://www.forum8.co.jp/product/uc1/douro/manhole_c.htm
  
       
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      Q1−30. | 
       
      雪荷重を考慮することは可能か。 | 
    
    
      | A1−30. | 
      可能です。「荷重」画面の「死荷重」タブから、雪荷重の入力を行うことができます。
  
       
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      Q1−31. | 
       
      水槽の容量を確認することは可能か? | 
    
    
      | A1−31. | 
      可能です。「形状」入力画面にハンチの体積を考慮しない場合の容量を表示し、ハンチの体積を考慮した場合の容量を()内に表示しています。 
  
       
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      Q1−32. | 
       
      3D図が描画されないのはなぜですか? | 
    
    
      | A1−32. | 
      メイン画面の上部メニューバーから「オプション」-「表示項目の設定」画面より、「描画モード」を設定することが可能です。 こちらの設定を「描画する」に切り替えることで3D図が表示されます。
  
       
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      Q1−33. | 
       
      「設計条件」−「部材端結合タイプ」にある、剛結合とヒンジ結合の違いを教えてほしい。 | 
    
    
      | A1−33. | 
      「耐震性貯水槽の設計手引き及び管理マニュアル (財)日本消防設備安全センター、耐震性貯水槽等に関する技術検討委員会」P.32〜33の内容より、  剛結合:部材端が一体的に作られている場合  ヒンジ結合:部材端が一体的に作られていないで、部材間で曲げモーメントは伝達できないが、複合面のせん断力は伝達できる場合 となっております。
  
       
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      Q1−34. | 
       
      「考え方」―「リングのFRAME分割数」とは何か。 | 
    
    
      | A1−34. | 
      本プログラムでは、入力されたデータから骨組モデルを作成し、断面力を算出,応力度照査を行っています。骨組モデルでは円弧を設定することができませんので、縦円筒型の場合は分割数で分割した多角形を疑似円弧としてモデル化します。 なお、モデルへの荷重を正確に載荷するため、入力値を4倍した値を分割数としています。
  
       
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