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Q1. |
前面矢板の腹起しについては応力度照査を行えますが、控え工の腹起しについても同様に照査はできるのでしょうか? |
A1. |
誠に申し訳ございませんが、控え工の腹起しについては照査を行っておりません。恐れ入りますが、別途、お客様側で検討して頂く必要があります。 |
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Q2. |
災害復旧工事の控え杭対応には対応していますか? |
A2. |
対応しておりますが、災害復旧工事基準に普通矢板に関する記述がないため、港湾基準または漁港基準の計算方法を用いて計算する仕様となっております。 |
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Q3. |
矢板の天端に任意で集中荷重を設定することは可能でしょうか? |
A3. |
Ver.2.02では、水平荷重の直接指定に対応しましたので、この機能でも対応は可能になります。鉛直方向には前面矢板壁に鉛直荷重を設定できます。 |
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Q4. |
盛土部の荷重を換算する場合に、載荷範囲を直接指定することは可能でしょうか? |
A4. |
誠に申し訳ありませんが、載荷範囲の直接指定は行えません。
現在盛土寸法において入力可能な項目は、前面矢板と盛土までの距離、盛土高さ、盛土勾配幅となっております。 |
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Q5. |
初期入力の耐用年数のデフォルトで30年になっておりますが、根拠はあるのでしょうか?
耐用年数は基準に明記されているのでしょうか? |
A5. |
漁港・漁場の施設の設計の手引 2003年度 P166には腐食代に関する記述があり、防食期間は、30年を標準とするとあります。
本記述を参考に、デフォルトは30年としています。 |
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Q6. |
腐食率は自動計算でしょうか? |
A6. |
■ 鋼矢板の場合
形状からの腐食断面の内部計算には対応しておりません。
腐食の考慮は、I,Zの低減係数を入力していただくことで可能となっております。
この場合、腐食速度は参考値扱いとなりますのでご注意ください。
⇒ Ver.3より、鋼矢板の低減係数の自動計算に対応しました。
「鋼矢板-設計から施工まで-(2014年版) 社団法人 鋼管杭・鋼矢板技術協会」に記載されている断面性能算定図に準拠し、指定された腐食代から低減率を読み取って計算に使用することができます。
■ 鋼管矢板の場合
形状から腐食断面を自動計算します。
計算手法の詳細については、製品ヘルプの[計算理論及び照査の方法|腐食の扱い|内部計算]をご参考ください。 |
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Q7. |
漁港基準で照査することになるが,液状化時における照査を行う事は可能でしょうか? |
A7. |
大変申し訳ございませんが、現行製品において液状化の検討には対応しておりません。 |
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Q8. |
斜め控え杭式の矢板係船岸の計算ができるでしょうか? |
A8. |
申し訳ありませんが、斜め控え杭式には対応していません。 |
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Q9. |
鋼矢板(ハット型)に対応できますか? |
A9. |
ハット型の断面性能を、基準値−鋼矢板の画面で追加し、初期入力の鋼材Noでその追加した番号を設定する事で対応は可能です。 |
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Q10. |
内部摩擦角と壁面摩擦角について
入力した摩擦角と、土圧係数算出に使用している摩擦角が異なるのはなぜでしょうか |
A10. |
サンプルのSample-PortKumi.F7Bにおいて、港湾基準の組杭形式の場合だと、プログラムは内部摩擦角、壁面摩擦角に部分係数を考慮して以下のように計算しています。
内部摩擦角30°:tan-1(tan30°×0.80)=24.79°
壁面摩擦角15°:15°×0.95=14.25°
部分係数の値は[考え方−前面矢板]画面の地盤種類によって[基準値−設計用設定値−部分係数]画面の入力値を使っています。 |
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Q11. |
必要根入れ長算定係数が3.0/βである根拠は何ですか?
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A11. |
自立矢板の場合、漁港基準のP.216に半無限長の杭として、杭の突出の有無や杭頭条件(自由、固定)によらず、L≧3/βを満足するものとするということが記載されています。この記述を参考に設定値(デフォルト)は3.00にしています。 |
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Q12. |
見かけの震度の算出手法を教えてほしい |
A12. |
漁港基準、港湾基準共に「荒井・横井の提案式」としています。
他の式への変更、または直接入力には対応しておりません。
⇒ Ver.3より、漁港基準、港湾基準の場合に「荒井・横井の提案式」「二建の提案式」「災害復旧の標準式」より選択が可能になりました。 |
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Q13. |
設計矢板長はどこで設定するのか |
A13. |
本製品では、最終的な矢板長(決定値)を計算実行時に表示されます[形状決定]ダイアログにてユーザー様ご自身で入力していただく仕組みとしております。
[形状決定]ダウアログ下方にございます「矢板長」にお考えの数値を入力してください。 |
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Q14. |
頭部コンクリートの重量計算に対応していますか |
A14. |
現行製品(Ver.2.0.2)では対応しておりません。
代用機能として、矢板天端に対し任意の鉛直荷重を設定することができます。
こちらの鉛直荷重は、断面照査の際に利用しています。 |
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Q15. |
矢板を断面変化させることは可能でしょうか |
A15. |
申し訳ございませんが、現行製品(Ver2.0.2)では対応しておりません。 |
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Q16. |
控え杭の検討位置の計算において、構造水深の位置から主働崩壊角の計算を行いたいが方法はあるか |
A16. |
入力画面[考え方|前面矢板]、[前面矢板壁]-[計算方法]内の「□ 主働崩壊面開始位置をM=0地点とする」のチェックを外していただければご希望の計算を行うことができます。 |
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Q17. |
タイ材の設計に用いられている反力の数値が計算結果と異なるようだがなぜか |
A17. |
タイ材の設計において用いる反力は、計算過程の画面においてお客様に設定していただく仕様となっております。
データを計算実行し、2つ目に表示される[タイ材反力]の画面において、採用する計算値のボタンを押下していただくと、「反力(採用値)」の値が更新されます。
用いたい反力と値が異なっている場合は、上記の設定が誤っている可能性が高いですので、こちらを一度ご確認ください。 |
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Q18. |
控え杭を突出杭として設計することは可能か |
A18. |
可能です。
たとえば、製品のサンプルデータを例にとりますと、「Sample-FishP331.F7B」のデータでは、計算を実行し、控え杭の設置位置画面でLdminより小さい値を設定することができます。
ただし、常時、地震時のLaの大きい方の値より短く設置距離を設定することはできません。
(Sample-FishP331.F7Bですと、常時=3.201、地震時=4.771ですので、4.771より小さい値を設定することはできません。)
製品ヘルプの「検索」機能で、"突出杭"と検索していただくと、製品内での扱いをご覧いただけるかと思います。 |
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Q19. |
控え杭の設置位置を決定する画面で、設置距離Ldがある数値以下になると入力できないがなぜか |
A19. |
常時、地震時のLaの大きい方の値より短く設置距離を設定することはできません。
製品が準拠している漁港基準では、
「控え杭式構造において、背後地に余裕がなく、…(中略)…控え杭式でやむを得ず設計しなければならない場合には、矢板の主働崩壊面と控え杭の受働崩壊面の交点を含む水平面を仮想地表面として、それより上には土がない杭頭自由の杭として設計してもよい。(P.443)」
と記述があります。(港湾基準においても、P.1019に同じような内容の表記があります。)
主働崩壊面Laより短い距離にLdを設置した場合、受働崩壊面との交点の計算が行えない場合があるため、製品では最小値を常時・地震時の主働崩壊面位置の最大値としています。
現場の施工状況によっては、「設置距離Ld<地震時La」となるような構造もあるかとは思いますが、製品が準拠している基準類に取り扱いについての記載が無いため、対応していないというのが現状です。 |
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Q20. |
設計震度の計算プログラムはあるか? |
A20. |
国土交通省
国土技術政策総合研究所
港湾研究部
港湾施設研究室
http://www.ysk.nilim.go.jp/kakubu/kouwan/sisetu/
で紹介されているツールがあります。 |
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Q21. |
常時と地震時で残留水位の値を変えて計算を行いたいが、可能か |
A21. |
残留水位の値を検討ケース毎に直接変更することはできませんが、計算時に使用している残留水位は基本的に(γRWL×RWL)の値を使用しているため、部分係数をご変更いただくことである程度の対応は可能かと思います。
部分係数は、上部ツールバーの[基準値|設計用設定値|部分係数]で変更することができます。
⇒ Ver.5.0.0より検討水位画面におきまして、各ケース毎に水位を設定できるようになりました。(関連Q47.) |
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Q22. |
普通矢板式係船岸に換算載荷重を考慮することは可能か |
A22. |
現行製品では、普通矢板式の場合盛土の入力を行うことはできません。
恐れ入りますが、一度「自立式」の状態で盛土部分の換算載荷重の値を計 算していただき、得られた換算載荷重を[検討ケース]の各ケースにおいて[前面矢板用 上載荷重]として設定いただければ、考慮自体は可能です。 |
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Q23. |
土圧の直接指定を行った場合、一から荷重値を設定しないといけないのか。
集中荷重を土圧に追加して設定したい場合、どのように入力したらよいか教えてほしい。 |
A23. |
自動計算した土圧強度に、任意の値を追加したい場合の手順は以下のようになります。
---【手順】 ------------------------------------------------------------------------------
(1) まずは直接指定を設定せずに、解析を行ってください
(2) 解析が終了したら、[結果確認|土圧分布表]から土圧強度分布表の画面を開きます
(3) 左下の「CSVファイルに出力」を押下し、任意の名称でファイルを保存します
(4) (1)のデータについて、今度は土圧強度の直接指定を行う設定に変更します
(5) [入力|土圧強度]の画面で、左下の「読込」を押下し、(3)で保存したCSVファイルを読み込みます
(6) 読込みが終了したら、各ケースごとに集中荷重を追加してください
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※CSVファイルはエクセルなどで直接編集していただいてもかまいません。
その場合、保存されているタイトル等は変更しないでください。 |
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Q24. |
土圧計算時の最上層の上載荷重が換算載荷重の値と異なるようだが、何故か |
A24. |
土圧計算時に用いる上載荷重の値は、
換算載荷重+前面矢板用上載荷重
の値となります。[前面矢板用上載荷重]は、各[検討ケース]画面にて設定できますので、こちらの値を一度ご確認ください。 |
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Q25. |
電気防食工法の計算に対応しているか |
A25. |
試片の質量減などからの自動計算には対応しておりませんが、港湾基準(H19)上巻のp.439において、
『D 平均干潮面以下の防食率とし ては、一般に90%が用いられることが多い』
との記載がございますので、[部材]-[前面矢板壁材]において、[腐食低減係数]を0.90と設定いただければ適用は可能と考えます。
⇒ Ver.3より、前面矢板壁への電気防食効率の入力に対応しました。 |
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Q26. |
矢板式の河川護岸の計算は行えるか? |
A26. |
矢板式河川護岸につきましては「矢板式河川護岸の設計計算」(http://www.forum8.co.jp/product/uc1/douro/ya-gogan.htm)という製品がありますので、そちらでご検討ください。 |
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Q27. |
動水圧があるピッチで計算されているが、このピッチは変更できないか。また、動水圧を考慮しないことはできるか。 |
A27. |
[検討ケース]-[変動状態]画面より変更可能です。動水圧の考慮するか否かの設定も同画面で可能です。 |
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Q28. |
動水圧の水深はL.W.Lからか、それともH.W.Lからか |
A28. |
L.W.Lからの水深となります。
(「港湾構造物設計事例集(平成19年 改訂版)」の計算例ではL.W.Lからの水深となっております) |
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Q29. |
[初期入力]にある「施工延長」は計算に影響するか |
A29. |
印刷情報であり、設計計算には使用しておりません。 |
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Q30. |
残留水位R.W.LがH.W.LとL.W.Lから内部計算されているが、直接入力することはできないか |
A30. |
[水位条件]-[検討水位]に内部計算とするか直接入力するかのスイッチがありますので、そちらで設定して下さい。
(関連 Q21) |
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Q31. |
壁面摩擦角を検討ケース毎に設定したいが、可能か |
A31. |
基準値-[部分係数]にて検討ケース毎の係数を設定いただくことである程度は可能です。
⇒ Ver.3より、常時・地震時ごとに壁面摩擦角を設定していただくことが可能になりました。 |
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Q32. |
地震時の上載荷重が5.0(kN/m)となっているが、何かの基準に記載があるのか |
A32. |
港湾構造物設計事例集(上巻:1-5)の記述により、初期値を常時の1/2程度としています。
また、災害復旧工事の設計要領の設計事例でも、常時を10.0、地震時を5.0として計算されています。
道路橋示方書などでは地震時を0.00としていますので、適宜設計者様のご判断でお願いします。 |
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Q33. |
港湾基準適用時の、許容変位量の根拠を教えてほしい |
A33. |
港湾基準には許容変位量の具体的な数値が記載されておりませんので、漁港基準の値を初期値として設定しております。
漁港基準p.454をご覧ください。 |
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Q34. |
任意荷重を設定したが計算結果に反映されない |
A34. |
任意荷重の下端位置が、入力されている地層の最下層よりも下で設定されている場合、正常に計算できません。
任意荷重の範囲は入力されている地層の範囲内に収まるように入力してください |
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Q35. |
横方向地盤反力係数を自動計算したいが有効にするには? |
A35. |
控え工の種類を「組杭」以外にしてください。 |
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Q36. |
港湾基準H11年度を適用しての設計は可能か |
A36. |
製品としては港湾基準のH19、H30に対応しており、H11の港湾基準には対応しておりません。
H19、H30とH11の最も大きな違いは、「部分係数法」の適用の有無と考えますが、これについては[基準値]-[設計用設計値]-[部分係数]画面よりすべての部分係数を1.00としていただければ、部分係数を考慮しない設計を行うことは可能です。 |
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Q37. |
部材断面力の最大値、最小値はどこで確認できるか |
A37. |
計算書における形式ごとの出力箇所を以下に記載します。
○普通矢板式○
1) フリーアースサポート法
最大曲げモーメントのみ表示しています。
2) たわみ曲線法
フレーム解析の結果から、最大曲げモーメント、最小曲げモーメントを抽出して計算書に出力しております。
○自立矢板式○
慣用法で計算を行い、地中部最大、仮想海底面の曲げモーメントを出力しております。 |
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Q38. |
タイロッド式鋼矢板壁の控え杭の設置位置は、鋼矢板壁からの主働崩壊面と控え杭からの受働崩壊面がタイロッド位置より上で交わるように決めますが、土地の形状の制約によりそのようにできないケースの場合、
前面矢板の主働崩壊面と控え杭の受働崩壊面の交点を含む水平面を仮想地表面として、それより上には土がないと考えて、杭頭自由の杭として設計を行うことはできますか? |
A38. |
可能でございます。
計算実行ボタンを押して頂きますと、いくつかのダイアログを経て、計算実行となります。
下記の2つのダイアログにおいて、お客様がお考えの設定が可能でございます。
・「控え杭の設置位置」ダイアログ
控え杭の設置位置を設定することができます。
内部計算した必要配置距離を表示していますが、この位置より前面側に設置することが可能でございます。
・「控え杭用仮想地盤面」ダイアログ
「控え杭の設置位置」ダイアログにて内部計算値と異なる設定をした場合、控え杭用の仮想地盤面G.L.を任意の値に設定することができます。
設計に用いる仮想地盤面G.L.を入力してください。 |
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Q39. |
永続状態/変動状態の2ケースの「外力の計算」で、根入れ長計算用と応力計算用の計算がされていますが、どうして2つに分けて計算しているのでしょうか? それぞれ何が違うのでしょうか? |
A39. |
平成19年港湾基準では、材料係数アプローチによる部分係数法となっています。
本製品の[基準値]-[設計用設定値]-[部分係数]画面にありますように、「根入れ長計算」「応力計算」で部分係数の扱いが異なることから、2つに分けて計算しています。 |
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Q40. |
土の単重γ、摩擦角(φ、δ)が、それぞれのケースにより値が異なる箇所があるのですが、どのような計算で求めているのでしょうか? φについては、有効土圧σ’vを考慮したとしても同じ値になっていました。どの式で求めているのでしょうか? |
A40. |
平成19年港湾基準では、材料係数アプローチによる部分係数法により求めています。 |
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Q41. |
ロウの方法を用いて根入れ長を検討する際に、シミラリティナンバーωを計算していますが、その計算に用いるIhは、どの図表から値を持ってきているのでしょうか? |
A41. |
[考え方]-[前面矢板]画面にて、入力できるようにしています。 |
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Q42. |
水平方向地盤反力係数の算出方法を教えてください。
道路橋示方書の算出方法と異なるのでしょうか。 |
A42. |
各適用基準における算出方法は以下の通りです。
【港湾基準】
S型地盤: ks= 592N^0.654 (kN/m2.5)
C型地盤: kc= 540N^0.648 (kN/m3.5)
(港湾の施設の技術上の基準・同解説 下巻 (平成19年9月) p.629 より)
【漁港基準】
kh=3900N^0.733 (kN/m3)
(港湾の施設の技術上の基準・同解説 下巻 (平成19年9月) p.629 より)
【災害復旧工事】
kh=69101N^0.406 (kN/m3)
(災害復旧工事の設計要領 (平成20年版) p.918 より)
Nは地層入力画面における平均N値です。 |
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Q43. |
Ver.4.0.0の改訂内容において、港湾基準H30対応となっているが、旧基準(H19)での計算はできるか? |
A43. |
可能でございます。 |
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Q44. |
組杭の軸力式の出典を教えてください |
A44. |
『漁港・漁場の施設の設計の手引 2003年度版』社団法人全国漁港漁場協会のP.76にございます。 |
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Q45. |
横方向地盤反力係数のヘルプにおいて、下記のような記述がありますが、漁港基準の根拠が港湾基準P629で見当たりません。
>【港湾基準】
>S型地盤: ks= 592N^0.654 (kN/m2.5)
>C型地盤: kc= 540N^0.648 (kN/m3.5)
>(港湾の施設の技術上の基準・同解説 下巻 (平成19年9月) p.629 より) |
A45. |
漁港基準 P.214に漁港基準における横方向地盤反力係数の決定方法が記載されており、続くP.215に図4-3-4「杭の水平載荷実験から逆算したkh値」がございます。
漁港基準においては、その図4-3-4に従ってkhを導出する必要がございます。
しかしながら、この図だけでは、詳細な値を導出することができません。
そこで、港湾基準P.628から始まる「(b)横山の提案」にある図が同等であったため、続くP.629 表2.4.12の上から3つ目の項目にある当該相関式を採用した次第でございます。 |
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Q46. |
港湾基準P.377や漁港基準P.113に
「海底面下における粘性土の地震時の土圧を算出する場合、海底面における見かけの震度k'を用いて土圧を求めるが、海底面下10m以下においては、震度を0として土圧を求めてよい。
ただし、海底面下10.0mにおける土圧が海底面における値より小さい場合は、海底面における値を用いる。」
と記述されていますが、海底面における値を用いるのではなく、粘性土層の上面における値を用いるのが一般的と考えます。
『港湾構造物設計事例集 平成30年改訂版』の計算例でも粘性土層の上面における値を用いていますが、矢板式係船岸の設計計算は、このような計算方法に対応していませんか。 |
A46. |
上記の計算方法は、Ver.5にて対応しました。
港湾基準P.377や漁港基準P.113に記載されている方法が誤りである可能性や、その方法を求められる可能性を否定できないため、弊社製品では、港湾基準および漁港基準に記載の方法と、港湾構造物設計事例集の方法を選択できるようにいたしました。
入力方法や詳細な仕様につきましては、製品ヘルプをご覧ください。 |
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Q47. |
検討ケース毎に水位を変更したいが可能か
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A47. |
Ver.5.0.0より検討水位画面におきまして、各ケース毎に水位を設定できるようになりました。 |
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Q48. |
本製品において、骨組解析結果を見たことがあるが、今回の業務のために作成したデータでは、骨組解析結果が出力されなかった。なぜか。 |
A48. |
骨組解析結果が出力されるのは、たわみ曲線法にて計算した場合のみとなります。 フリーアースサポート法のみで計算した場合は、骨組解析結果が出力されません。 ご了承ください。 |
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Q49. |
計算実行を行うと下記のメッセージが出ますが、仮想支持点はどのように設定するのでしょうか?対処法について教えてください。 >エラー:検討ケース[地震時]にて、仮想支持点>構造水深となっております。 >対 策:仮想支持点は構造水深以深として下さい。 |
A49. |
[検討ケース]-[常時]画面および[検討ケース]-[地震時]画面におきまして、[前面矢板の扱い]という項目がございます。 こちらの中の[□仮想支持点を直接与える]という入力項目にチェックを入れますと、その右の入力欄に入力されている標高に仮想支持点を設けます。 上記の入力が構造水深を上回っている場合、エラーが発生いたします。 仮想支持点を適切な標高に設定して頂くか、[□仮想支持点を直接与える]のチェックを外して内部計算とすれば、エラー無く計算ができます。 |
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Q50. |
計算書の方で支点反力の計算結果が出力されているが、どのように計算を行っているか。 |
A50. |
仮想ばり法の計算結果(矢板の骨組モデルを作成して骨組解析を行った結果)から最大曲げモーメントやせん断力を抽出して出力いたします。 仮想ばり法の計算結果は、計算結果確認モードで仮想ばり法の結果画面を開くことで確認して頂けますが、計算書上に出力されません。改善して参ります。 一方、たわみ曲線法の結果につきましては、骨組解析結果の計算書出力に対応しています。 |
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Q51. |
道路橋示方書・同解説 IV下部構造編における横方向地盤反力係数の算出に対応していますか。 |
A51. |
はい、対応しています。 |
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Q52. |
矢板式係船岸の設計計算と矢板式河川護岸の設計計算を比較した際に前面矢板長および根入れ長が大きく異なる場合があるが、原因として何が考えられるでしょうか。 |
A52. |
根入れ長の計算方法が異なるため、あくまで同一の入力状態における一例となりますが、水平震度の取り扱い方が考えられます。 矢板式河川護岸の方ではChangの式を用いて根入れ長を求めているため、水平震度が根入れ長の計算結果に影響を及ぼしません。 矢板式係船岸の方では、タイ材取り付け点に関する主働側と受働側のモーメントのつり合いや、主働側と受働側の土圧及び水圧の合力から根入れ長を求めているため、水平震度が計算結果に影響を及ぼします。 |
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Q53. |
矢板天端位置に水平方向の集中荷重を入力していますが、結果を見る限り反映されておりません。何か入力に問題があるのでしょうか。 |
A53. |
普通矢板におきましては、[考え方]-[前面矢板]画面に、[タイ材より上の外力の扱い]という入力項目がございます。
上記の「フリーアースサポート法」と「たわみ曲線法」がいずれも「●無視」となっておりましたため、タイ材の取り付け位置以深にのみ任意荷重が載荷できる状態となっておりました。
従いまして、上記の入力を「●考慮」として頂くことで、矢板の天端に水平方向の任意荷重を載荷することが出来るようになります。
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Q54. |
矢板の耐用年数として100年以上を設定したい。 |
A54. |
現状、2桁(〜99)まで入力できるようになっておりますので、腐食速度を調整して頂ければと存じます。
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Q55. |
荷重抵抗アプローチを用いた部分係数法に対応しているかと思いますが、設計内容を安全側にするためにその部分係数を変更することは可能でしょうか。 |
A55. |
[基準値(K)]-[設計用設定値(D)...]-[部分係数(港湾基準・H30荷重抵抗アプローチ)]にて変更することが可能でございます。
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Q56. |
牽引時の計算は、可能でしょうか。 |
A56. |
はい、可能でございます。 [初期入力]画面におきまして、[検討ケース]-[□牽引時]にチェックを入れてください。
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Q57. |
計算のために作成した骨組モデルをエクスポートできませんか。 |
A57. |
[オプション(O)]-[Frameモデルの出力]を『出力する』として頂くと可能でございます。 出力先は、現在のデータが保存されている場所となりますが、デフォルトのインストール先にあるサンプルデータ(C:\Program Files (x86)\FORUM 8\SheetPileQuaywall5\Data)のようにアクセス権が必要な場所にある場合、正常に生成されない場合がございますので、デスクトップなどアクセス権の必要のない場所にデータを置いてご使用ください。
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Q58. |
地層の入力画面で[γ'=γsat-γw]ボタンの「γw」は、どこの値が計算に用いられていますか。 |
A58. |
[水位条件]-[検討水位]画面の「水の単位体積重量」が計算に用いられています。
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Q59. |
津波引き波時の「朔望平均干潮面 L.W.L」は、どこで設定できるか。 |
A59. |
[検討ケース]-[津波引き波時]画面の「海水が最も低くなった水位 G.L.」が「朔望平均干潮面 L.W.L」と同等で、そこで設定できます。
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Q60. |
前面矢板壁の鋼材の断面性能を編集することは可能でしょうか。 |
A60. |
はい、可能です。 [基準値]-[鋼材]-[矢板壁]の各画面より、鋼材の編集や追加を行うことができます。
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Q61. |
仮想海底面はどのように算出していますか。 |
A61. |
矢板背面に働く主働土圧強度と残留水圧強度の和が矢板前面に働く受働土圧強度と等しくなる位置として算出しています。
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Q62. |
変位量の算出方法が「港湾構造物設計事例集(平成30年改訂版)」と違いますが出典はありますか。 |
A62. |
変位量の算出は、「港湾構造物設計事例集(平成30年改訂版)」を出典としています。 しかし、仮想海底面から上の片持梁としてのたわみ量の算出方法が異なるため、本製品と設計事例集で違いが生じています。 どちらも「構造力学公式集」を参照していますが、本製品では三角形荷重による算出、設計事例集では集中荷重による算出としています。
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Q63. |
漁港基準の場合に、旧基準(2003)と新基準(2015)で計算に影響はありますか。 |
A63. |
本設定による計算部への影響はありません。計算書の出力内容が変更されます。
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Q64. |
控え杭設置検討範囲とは、どのような値ですか。 |
A64. |
この値は設計計算には関係ありません。しかし、控え杭の設置位置を検討する上で、制限範囲を設ける必要があるため、この範囲を指定していただいています。 設計される控え杭の設置位置が、かなり後方になることが予想される場合は、その距離を見込んだ範囲を入力して下さい。
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Q65. |
基準値:鋼矢板の調整係数mが1.2, 1.0となっていますが事例集では降伏応力度/許容応力度で1.64, 1.09ではないでしょうか。 |
A65. |
本製品では、「港湾の施設の技術上の基準・同解説 平成30年5月」のp.1124 表−2.4.1「矢板壁の応力照査に用いる部分係数」をもとに、調整係数mが設定されています。 変更の際は、[基準値]-[設計用設定値]-[部分係数(港湾基準H30・荷重抵抗アプローチ)]画面より、変更いただくこととなります。
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Q66. |
牽引時で控え工の検討は可能でしょうか。 |
A66. |
牽引時での控え工の検討には対応していません。 永続状態で牽引力を考慮した反力を入力することで、「永続状態」を「牽引時」として検討できるものと思われます。
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Q67. |
地表面天端高を任意に設定することは可能ですか。 |
A67. |
[初期入力]画面の「地層」にて、「地表面天端G.L.を設定する」をチェックしていただき、任意のG.L.(m)を入力していただくことで可能です。 ※「地表面天端G.L.を設定する」のチェックを外した場合、「地表面天端=前面上部工天端高」となります。
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Q68. |
自立矢板式の止水矢板の設定は可能ですか。 |
A68. |
大変申し訳ございませんが、対象構造物は係船岸ですので、背面側(矢板を挟んで陸側)に矢板天端まで土がある護岸形状が必須になります。
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Q69. |
各部材のヤング係数は、どこで入力するのでしょうか。 |
A69. |
[基準値(K)]-[設計用設定値(D)]-[材質テーブル]画面における各材質のタブに入力をご用意しております。
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Q70. |
前面矢板壁のタイ材の傾角はどのように入力するのでしょうか。 |
A70. |
タイ材の傾角は時計回り(右下がり)を+として入力して下さい。
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Q71. |
牽引時の水位はどこで入力するのでしょうか。 |
A71. |
牽引時の検討水位は永続状態(常時)と同値としているため、永続状態(常時)で値を入力して下さい。
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Q72. |
港湾基準の自立矢板式でエプロン勾配をありにした場合、勾配の途中から水平地盤とすることは可能でしょうか。 |
A72. |
エプロン勾配を任意の高さで水平地盤にすることはできません。 設定した勾配を固定のまま控え工設置検討範囲まで伸ばした形状となります。
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Q73. |
メイン画面に表示されている2D描画モデル図や3Dモデル図の描画色は変更できるか。 |
A73. |
画面上部にあります[オプション]-[表示項目の設定]画面で変更することができます。
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Q74. |
メイン画面に表示されている3Dモデルを、ファイルに保存できるか。 |
A74. |
メイン画面の3D形状でマウス右クリックを行い、メニューより「3Dデータファイル保存」から保存することができます。
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Q75. |
残留水位を内部計算とした場合、どのように計算しますか。 |
A75. |
R.W.L=L.W.L+2/3×(H.W.L−L.W.L)で算出します。
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