Q1−1. |
活荷重に対応可能か?詳細設計にも適用可能か? |
A1−1. |
初版ではできませんが、初版以降サポートします。また、配筋・断面形状等も詳細に確認できますのでぜひ使用していただきたいと考えています。 |
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Q1−2. |
初期断面力はどのように考慮するか?施工段階を考えると順次初期断面力が変化していくが、それを簡単に考慮できるか? |
A1−2. |
死荷重やプレストレス荷重を考慮することは可能です。しかし、施工順序を考慮した断面力の変化は初版ではサポートしていません。機能拡張として、そのような解析機能の取り込みを予定しています。 |
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Q1−3. |
ファイバーモデルは有限要素法の分割が荒いものと考えてよいか? |
A1−3. |
ファーバーモデルは有限要素法と骨組み解析の中間的なものとイメージされることが多いかと思いますが、ほぼ骨組み解析そのものです。断面を分割することにより、M−φ関係などの断面特性を解析ステップ毎に、常に厳密に自動算定および更新を行っているのが特徴です。骨組み解析の精度を向上させた手法と位置づけられます。 |
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Q1−4. |
3波平均などの照査機能はあるか? |
A1−4. |
初版では照査機能をまったく搭載していません。初版リリース後、解析機能の強化とともに照査機能の充実をはかっていく予定です。 |
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Q1−5. |
固有値解析は可能か? |
A1−5. |
可能です。 |
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Q1−6. |
通常よくレーリー減衰などを用いるが減衰モデルはどのように扱っているか? |
A1−6. |
Takedaモデルなどは履歴が折れ線のため、スライドでご説明したとおり履歴減衰が実験等よりも不足します。これを補うためにTakedaモデルを使用した解析は、減衰モデルを併用し粘性減衰を付加せざるを得ないのが実情です。従って、減衰モデルの選択やそのパラメータ設定に応じて解析結果が大きく異なることがあります。しかし、ファイバーモデルは非線形部材の履歴を忠実に再現するため、非線形部材には減衰(厳密には粘性減衰)を付加する必要はありません。従って、UC-win/FRAME(3D)では等価線形部材や線形動的解析のために、剛性比例型の減衰モデルを用意しています。これは、部材別に減衰を考慮することが可能です。 |
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Q1−7. |
節点数の制限 |
A1−7. |
ソフト側での制限は原則としてありません。ただし、モデル表示などを含めて実際に使用できる目安は、1000点までと考えています。土木構造物では十分な節点数だと思われます。 |
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Q1−8. |
RC部材の最大荷重以降の荷重低下が実験で生じるが、これを解析できるか? |
A1−8. |
可能です。
・かぶりコンクリートとコアコンクリートを分けて断面を作成し、それぞれに応じたコンクリート特性を割り当てる。
・主鉄筋の座屈を適切に定義することで、解析が可能です。主鉄筋の破断を適切に定義すれば、さらに大きな変形まで解析、実験結果の再現が可能です。 |
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Q1−9. |
大変位理論について簡単に説明を。 |
A1−9. |
変形が大きいと微小変位法では正しい解が得られなません。
・変形前の状態で釣り合いを取る微小変位法
・変形後の状態で釣り合いを取る大変位法(微小変位法の反意語として説明)とお考えください。
また、大変位理論は大変位法にさらに収束精度の向上を取り入れ、厳密に幾何学的非線形性を考慮した解析を行うための理論です。 |
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Q1−10. |
ファイバーモデルの断面の分割はどの程度が目安か。どの程度であれば実験結果と合わせられるか? |
A1−10. |
同様にファイバーモデルを用いた解析ツールUC-win/COM3(Fiber)で検証した結果ですが、断面寸法によらず20分割弱と考えています。ただし、非線形性が強く現れる柱の基部での分割の目安です。なお、主鉄筋が座屈するようなレベルの解析においてはもう少し細かいほうがよい場合もあります。 |
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Q1−11. |
RC断面としての履歴モデルを与えることはできないか? |
A1−11. |
ファイバーモデルに基づくため、材料の非線形履歴特性を与えその結果として、断面の履歴特性が評価されることになります。したがって、断面特性、いわゆるTakedaモデルなどを直接与えることはできませんし、断面の履歴特性は事前に確認することもできないことになります。 |