RC断面計算「鉄道構造物等設計標準・同解説-コンクリート構造物の不具合」に関する報告
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2000年 9月28日
株式会社フォーラムエイト
サポート窓口 ic@forum8.co.jp |
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1.はじめに |
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本製品の「鉄道構造物等設計標準・同解説-コンクリート構造物」に関連する計算部で不具合があり、全ユーザ様に多大なご迷惑をおかけしてしまいました。大変申し訳ありません。ここに、製品の修正、比較結果について総括的にまとめ、皆様にご報告いたします。 |
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2.不具合の内容 |
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先日、お客様から「鉄道構造物等設計標準・同解説-コンクリート構造物」と「コンクリート標準示方書」の曲げ軸力耐力の値が同じ値で算出されているとご指摘を受け調査を行いました。その結果、準拠基準が「鉄道構造物等設計標準・同解説-コンクリート構造物」の場合に曲げ・軸力耐力を算出する際の収束条件を、本来ならN一定とすべきところ(「鉄道構造物等設計標準・同解説-コンクリート構造物」 6.2 曲げモーメントおよび軸方向力対する安全性の検討)、M/N一定で計算しているという重大な不具合があることが判明しました。 |
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3.修正前後の結果比較 |
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影響の度合いは与えられる曲げ及び軸力により異なりますが、許容応力度法で算出した計算結果NM相関図をご覧頂いたら解りやすいと思われます。 |
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上図のように誤りは、M/N一定の収束条件を使用していました。 |
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4.おわりに |
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今回の不具合はテストの方法に問題がありました。計算単体テスト後の製品テスト時のチェック漏れの為に発生しました。今後はテスト環境及びプログラム構造等についても改善していくよう努力し、製品の信頼性を高めたいと考えます。誠に申し訳ありませんでした。 |
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差分ファイルダウンロードサイト |
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ご質問はサポート窓口まで御願いいたします。 |
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