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アンドロイド |
APPLICATION INFORMATION
2011-No.3 |
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Androidは主に携帯機器で使用されているオペレーションシステム(OS)です。Androidは当初Android
Inc.で開発されていましたが、2005年にGoogle Inc.によって買収されました。現在、Googleによって盛んに研究開発が進められています。AndroidのOSはLinuxをベースとしており、ほとんどのソースコードが公開され、それぞれのライセンスに基づいて取得可能です。
一般市民によってスマートフォンが広く利用されているため、モバイルOS間の競争が激しくなっています。Android以外にも、以下のOSがあります。
- iOS(iPhone・iPad向けにApple Computer Inc.が開発)
- iBlackBerry OS(BlackBerry端末向けにRIMが開発)
- iWindows Mobile 6
- Windows Phone 7
- iPalmOS(HPが開発)
最新の市場情報では、アンドロイドがアメリカで売上首位を獲得し、さらにグローバルに拡大していることを示唆しています。
日本では、主な通信事業者、すなわちNTTDoCoMo、KDDI(au)、SoftBankがAndroid端末を提供しています。
活発なマーケティング活動が行われており、日本でもAndroidのマーケットシェアが拡大すると予想されます。
最近のAndroidの予想以上の成功は、Android上で起動でき、ユーザ自ら端末をカスタマイズできるアプリケーションの、開発者の大規模なコミュニティによるものです。現在約150,000個のAndroid向けアプリケーションが利用可能で、これらはAndroid
Marketを通じて簡単にダウンロード、インストールすることが可能です。アプリケーションは、例えば第三者のウェブサイトや会社の内部など他の手段でも入手可能であり、これはApple
Computer Inc.のiPhoneやiPadとの最も大きな違いとなっています。
AndroidのアプリケーションはJavaで書かれており、マルチメディア、3D、ネットワーク、その他の様々な機能を簡単に管理することのできるライブラリの広い領域へのアクセス権をもっています。ソフトウェア開発キット(SDK)は無料で利用可能で、Androidのアプリケーションを完全に開発するために必要なキットは全て含まれています。ライブラリ、コンパイラ、デバッガのほかにエミュレータも含まれています。
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▲図1. アメリカのスマートフォン市場 |
▲図2. Android2.3(Gingerbread)を起動させているGoogle Nexus S |
現在、フォーラムエイトではAndroidクライアント向けのUC-win/Road for SaaSおよびVR-Cloud(TM)online
serviceを開発中です。UC-win/RoadあるいはUC-1製品をAndroidに移植するためにはかなり多くの作業が必要と考えられます。また、Androidは主にコンピュータよりも動作の遅いモバイル端末によって使用されるため、結果はとても良いとはいえないかもしれません。しかし、Android携帯端末の利用者は急速に増加しているので、フォーラムエイトにとって重要な開発になってくると予想しています。
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※社名、製品名は一般に各社の登録商標または商標です。 |
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(Up&Coming '11 新緑の号掲載) |
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