フォーラムエイトでは、ユニークな福利厚生サービスを社員に提供しています。毎週、“ノー残業デー”の水曜日の午後5時から1時間にわたって行われる「ピルビスワークストレッチ」もその一つです。
8月28日の夕刻、東京本社のセミナールームでは、テーブルを後ろに下げた広いスペースに、Tシャツやスポーツウエアに着替えた社員が次々と集まってきました。
モバイルスピーカーからテンポのよい音楽が流れる中、いよいよストレッチ講座がスタート。講師の「息を吐いて、おなかをへこませる。はい、息を吸って、おなかを膨らませましょう」と、最初は呼吸を整えながらのゆったりした動きを何度も繰り返します。
「今、背中がそって骨盤が前傾している姿勢です。下半身の力が抜けていきます」と、体がリラックスするまで時間をかけていきます。そして、「内ももでボールを挟むように、力を入れていきます」というように、リラックスしつつも力を入れる部分が増えていきます。
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リラックスしながらも力を入れていくポーズが増えていく |
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開始から30分もたつと「骨盤を緩めて」「今度は仙腸関節を緩めて」「はい、足上げ20回」と、ストレッチのハードさはピークに。ようやくおとずれた休憩時間に、受講者は息を弾ませていました。
そして後半には、スクワットや背伸びなど、立った姿勢でのエクササイズなどが続き、1時間はあっという間にすぎていきました。
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力を出し切って前半が終了 |
後半はスクワットや背伸びなど立った姿勢で |
講師を務めるのは、日本に「エアロビクス」をもたらした立花みどりさんと、お嬢さんの荒川恵里奈さん。明るく、はきはきとした感じがそっくりです。独自の「立花メソッド」をもとに行う、即効性のあるボディーメイキングや、エクササイズの指導には定評があり、有名人やセレブの顧客も多い有名人です。
この日の講師は荒川恵里奈さんが務め、東京本社には15人の社員が集合。テレビ会議システムを使って、福岡や宮崎、沖縄の各拠点にも中継され、合計14人がテレビ越しに参加しました。
「プログラミングなど、長時間、イスに腰かけて行う社員は前傾姿勢になりやすく、上半身と下半身をつなぐ動脈が圧迫されて血行が悪くなります。腰痛や肩こりに悩んでいる人も多いです。そこでストレッチで日ごろ縮んでいる筋肉を伸ばしたり、骨盤を緩めたりすると、脳も活性化してきます」と荒川さんは語ります。
「プログラミングなど、長時間、イスに腰かけて行う社員は前傾姿勢になりやすく、上半身と下半身をつなぐ動脈が圧迫されて血行が悪くなります。腰痛や肩こりに悩んでいる人も多いです。そこでストレッチで日ごろ縮んでいる筋肉を伸ばしたり、骨盤を緩めたりすると、脳も活性化してきます」と荒川さんは語ります。
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TV会議システムで各拠点もストレッチに参加 |
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参加者の一人、システム営業グループの白M裕司さんは「外回りの営業も、重い荷物を背負って歩くことが多いので、やはり前傾姿勢になりがちです。ストレッチのおかげでスッキリしました」と笑顔で語ります。
「体がほぐれると、心もほぐれるようですね。ピルビスワークストレッチの講座が始まった1年前は、皆さん『しーん』という感じでしたが、今は雰囲気がずいぶん明るくなりました」と荒川さんは感想を語りました。
フォーラムエイトの福利厚生サービスはこのほか、毎週月曜日に整体師によるマッサージを実施しており、予約すると一人20分ずつ受けられます。また、会社の外に出かけて仕事と余暇を楽しむ「ワーケーション」というイベントも、9月に京都府舞鶴市で実施しました。社員のニーズに合わせた多様性あふれた福利厚生の導入が今後も続きそうです。
(取材・執筆:家入 龍太)
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