また一か所や片側だけ、あるいは広範囲なのか、また痛みが広がっているのか。痛み止めの薬を飲めば治るのか、薬を飲んでも治らないのか。痛みの観察には、次の3つのポイントがあります。
- どのくらい強いか
- どのくらいの時間続くか
- 薬を飲んで治るか「頭痛」「腰痛」「肩や首の痛み」
……カラダのどこかに痛みを感じた時に は、1〜3を意識して観察しましょう。そうすることで、痛みが出る時のパターンが見え、危険な痛みなのかそうではない痛みなのかも、判断しやすくなります。
痛みの観察でいちばん重要なのは「いつもと違う」かどうか。慢性的に 痛みを感じている人でも、「いつもより強い」「いつもより長く続く」「いつもより広範囲」などの変化があった場合は注意が必要です。
例えば頭痛の観察では「締めつけるような痛み」「鈍い痛み」「拍動するような痛み」があります。「こめかみ」「目の奥」「首の近く」「片側だけ」など部位もいろいろありますが、もっとも注意が必要なのは、どんどんひどくなる頭痛で、「吐き気」や「嘔吐」などがひどかったり、ろれつが回らない、茶碗を落とすなどいつもと違ってくる。また、けいれんなどが起こると頭蓋内の出血や髄膜炎、脳腫瘍による頭痛である場合が考えられます。突然に今まで経験したことのない人生最悪の頭痛も要注意です。低気圧や月経、睡眠不足などからくる頭痛で、薬を飲めば治るものは心配する必要はありませんが、血圧が高い人が強い頭痛を感じた場合、血圧が極度に上がっている可能性があるのですぐに受診が必要です。
カラダみつめる習慣は1冊のNOTEで始められます。毎日ほんの数分自分のカラダに意識を向けることで、ストレスによる自分のカラダの反応パターンを知ることができ、ストレスとうまく付き合っていけると思います。
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